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【秘訣】突板フローリングの経年変化。

住宅の床材は多岐にわたります。

それらは無垢材突板フローリングに大別されます。

無垢材と突板(つきいた)フローリングはどう違うのでしょうか。

徐々に色あせする突板フローリング。
無垢材は、字のごとく無垢の板でつくられたフロア材です。
無垢材とは、フロア一枚がすべて本物の木の板であるということ。
ヒノキの無垢材の床。無塗装。
写真でも質感や厚みが伝わると思う。

反対に、突板フローリングとは、合板を基材とし、表面に天然の化粧板(突板)を接着剤で張り合わせたものです。

特徴は、

・合板などを基材としてあるので、膨張収縮反りなどが生じにくい。

・ユニット(幅10cmのフロア材が3列合わさったもの)になっているため、1枚1枚張る無垢フロアに比べて施工が楽

安価である。(無垢フロアの1/3以下)

・ウレタン塗装など、表面保護加工がなされている。

などがあげられます。

現在、建てられている住宅のほとんどに突板フローリングが使用されているのではないかと思います。

いわゆる新建材(安い・楽・クレーム少)です。

 
突板フローリングの多くは、天然板の部分はなんと厚み0.3mmほど。

そのため、時間が経つと、、、

厚0.3mmの突板部分がはがれてくる。
(写真は施工から30年以上経過したもの)

はがれてくるのは人や椅子の移動でよく摺れたりする場所。

やはり薄い。

無垢のヒノキのフロアの断面。厚み15mmが全て本物の木の板。

僕は床材は無垢材フロアをお勧めしています。

突板フロアよりも高価ですが、なんと言っても質感が良い。

そして、無塗装で楽しめる。

通常フロア材は、汚れづらく傷つきにくいようウレタン塗装などがされています。

しかし、そうすると、木の質感や吸放湿性は失われてしまいます。

無塗装のヒノキの床をはだしで歩いたときの

あの「サラっ」とした感触。

あの気持ち良さを伝えたい。

そして、時間が経てば経つほど味を増していく無垢材の魅力を伝えたい。

…………….

家の第一印象は床材の質感で決まるのではないか。
(使用される面積もとても大きい)

見た目、手ざわり、香り、、、人間の五感に訴えかける。

特に子供の感性を育てる上で最高の刺激だと思う。

家の質感を上げたい場合、まずは床材にこだわることがポイントだと思います。

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S邸リノベーション。15「インスペクションの種類。」

ゆうです。

今回は「インスペクション」について。

実はインスペクションにも種類があるんです。
 

国交省作成のインスペクションの説明資料より。

「インスペクション(住宅診断)」という言葉は、中古住宅を検討する人にとって、これから徐々に聞きなれてくると思います。

2018年4月から中古住宅取引の際にインスペクションの説明が義務化されるからです。

※説明の義務化であり、インスペクションの実施自体が義務化されるわけではない。

これは、国が中古住宅の流通を促進させたいという狙いからで、

「空き家問題の解消」や「環境負荷の低減」などの目的があります。

もちろん、優良な中古住宅の情報が増えれば、購入を検討する人にとっても良い話ですよね。

ただし!

「インスペクションがされていればその物件は大丈夫か」というとそうではありません!

インスペクションには大きく2種類あります。

①2018年4月に説明が義務化されるいわゆる「インスペクション」

②耐震診断や断熱性診断など、詳細なインスペクション

わかりやすいよう
①を「インスペクション」、②を「耐震断熱診断」と呼ぶことにします。

義務化に伴い、これからいろいろなインスペクション業者が現れるでしょう。

しかし「インスペクション」には注意が必要です!!

はっきり言えばインスペクションに過度の期待をしてはいけません!

インスペクションはざっくり言えば、

あくまで劣化・不具合の目視確認がメイン

ということなんです。

言い換えれば、

構造の確認や断熱性の確認をするわけではない。

ということ。

例として、小屋裏空間を調べた場合で比べてみると、

梁などの構造材に腐りなどの劣化がなければインスペクションでは「OK」とされます。

反対に、耐震診断では、

・梁の大きさに問題はないか。

・小屋裏の水平構面の強さは足りているか。

など、構造的な安全性を確かめるための詳細な確認をします。

また、断熱診断では、

・断熱材の種類や厚みはどれほどか

・窓や玄関戸の種類や性能はどれほどか

・施工精度の具合はどうか

など、その家の断熱性を確認します。

耐震診断や断熱診断には、知識や経験、詳細な計算が必要になります。

どちらが優っているかではなく、

「購入検討している人がどこまで求めるか。」がどの調査をするかの選定のポイント。

「雨漏りや設備の不具合がなく、とりあえず不良品でないことがわかれば十分。」
(工事する気はそもそもない)

と考えれば、インスペクションのみで良いですし、

「構造や断熱性(快適性や光熱費がどれくらいかかるか)もちゃんと知りたい。」

と考えれば、耐震断熱診断まで必要になるでしょう。
(もちろん調査費用は違います。)

ちなみに現在は、インスペクションすらされずに中古住宅の売り買いがされている状態。

なんの調査もせずに中古住宅を買うことがどれだけリスキーかという話ですよね。

はっきり言ってお勧めしません。

築年数の浅い物件ならまだしも、築20年以上の物件は耐震性や断熱性になにかしらの問題があるでしょう。
(新耐震基準が2000年から。断熱性のレベルが上がってきたのはここ数年)

…………….
2018年4月から説明が義務化される「インスペクション」のまとめ

目視等を中心とした非破壊による現況調査を行い、安全性や日常生活上の支障がでる劣化等の有無を把握しようとするもの。

○調査対象は、基礎・壁・柱などの「構造耐力上主要な部分」や、屋根・外壁・開口部などの「雨水の浸入を防止する部分」(のうち目視可能な部分。)

○耐震性や省エネ性など住宅の性能についての調査・判断は基本的にされない。
…………….

言い換えれば、

「インスペクション」は、

工事なしで中古住宅に住むことを想定した場合の最低限の調査。

「耐震断熱診断」は、

中古住宅を買ってリノベーション工事をした上で住むことを想定した場合の詳細調査。

と言えるでしょう。

住まい手の要望によってどの調査を選ぶのかが分かれます。

僕は、築20年以上の建物には、

耐震断熱診断+リノベーション工事をお勧めします。

…………….
では、S邸ではどうだったのでしょうか。

具体的なお話はまた次回に。

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エスネルデザインの『SDGs』【詳細「経済性に与える影響」】


SDGsの詳細編の第二弾。 →SDGsの概要編はこちら


今回は「経済性(支出)に与える影響」について書こうと思います。





住宅を建てるとはどういう影響があるのか。


社会のことを考えた家づくりとは。



…………………………..





前回の「環境に与える影響について」はテーマがテーマだけに少し重くなってしまいました。



今回は、少しライトに身近なテーマであるお金のことについてまとめようと思います。







僕はこれまでも何度か書いていますが、



『住宅にかかる支出を抑えたい。』



『支出を抑えられる暮らしを提案したい。』



と考えています。





それは、これからの時代



家を建てることはとてもハイリスクなこと!になってくるからです。







簡単に言うと、今後は、



・経済衰退→収入減少



・地価下落→資産形成不可能



なため、新築を建てるメリットが薄れてくる可能性が高いということ。





また、



住宅ローンの借りすぎによる家計の圧迫が切実になってくる可能性が高いということ。



ローン期間は常に債務超過状態となり、



「ローン支払いが出来ない→住宅を売っても完済できない→破綻」



となってしまうリスクが高いということ。



(また、現在の年収をいつまでもらえるかわからなく、退職金や年金も当てにならない時代だということ。)









そんな時代の家づくり(暮らしづくり)とは?





僕は「自分で家を建てるならどんな家にするか」と悩みに悩んだ末、



数パターンの選択肢にたどり着きました。



それは、





中古住宅を買ってリノベーション





・親と同居し二世帯暮らし





・新築するなら小さくて高断熱な家を







です。

※もっと詳しい話は「豊かな暮らしのつくり方(家づくり入門編)」を参照






それぞれにメリット・デメリット。適性・不適性があり、



どの選択肢を選ばれるかは住まい手の状況や考え方によります。





ただ、これからの家づくりは





『住にかかるトータルコストを抑えること』





は最優先で検討すべき事項でしょう。







…………………………..



そして、さらに大きなテーマとして、





『住にかかるトータルコストを抑えること』は、





『豊かな社会をつくっていくこと。』





につながっていくと考えています。





『住にかかるトータルコストを抑えること』で行動の選択肢が増え、豊かで楽しい社会がつくられていくと信じています。

(→様々な社会問題も解決しやすくなるでしょう)




例えば、光熱費やメンテナンスにかかるお金が浮けば、





・家族で旅行に行けたり、

  →経済の活性化
  →子供への刺激・成長
  →家族の思い出、ストレスの発散


・自分の趣味にのめりこめたり、

  →地域行事への参加
  →コミュニティーの深化、広がり
  →ストレスの発散

・子供の習い事や、親の介護にもゆとりがもてたり、



、、、





例を挙げずとも、お金にゆとりがあれば、

心にゆとりができ、活動の幅が増え、経済や地域振興は加速していくでしょう。








逆に言えば、『住にかかるコスト』がその足かせになっていないか。



・家は必要以上に大きすぎないか

  →イニシャルコスト増
  →ランニングコスト増
  →メンテナンスコスト増
  →税金、保険コスト増




・断熱性は低くないか

  →ランニングコスト低減

  →ストレスの少ない快適な温熱環境
  →健康状態の維持、改善
  →電気代アップへの対応




・耐震性は低くないか

  →地震時の安全性の確保
  →地震後の修繕費用の低減
  →地震後の資産価値を守る




・メンテナンスは簡単か、費用のかかりづらいものを選定しているか

  →換気扇、冷暖房、外壁、窓、水周り、、、


、、、







『住にかかるトータルコストを抑える工夫』は多岐にわたります。



建築時の工事費だけを比べるのではなく、



詳細な仕様や思想など、設計者の考えを比べ、



自分たち家族にとってより良い豊かな人生が送れる家を提案してくれる設計士に出会えれば幸運ですね。



そのためには、まず自分自身が家づくりに関して勉強する必要があります!

(そうでないとプロの言い分に簡単にまるめこまれてしまう)


家族の豊かな人生のために頑張って(楽しんで)勉強してみてください^^
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エスネルデザインの『SDGs』【詳細「環境に与える影響」】



SDGsの詳細編。 →SDGsの概要編はこちら





住宅を建てるとはどういう影響があるのか。



社会のことを考えた家づくりとは。








住宅(建物)を建てることは、




環境に与える影響。』





経済性(支出)に与える影響。』





がとりわけ大きい。









今回は「環境に与える影響」について書こうと思います。







『ライフサイクルアセスメント(LCA)』という言葉がある。



簡単に言うと、



「ある製品に対して、製造→使用→廃棄するまでに掛かったトータルの環境負荷を算出して、製品の良し悪しを評価する手法」のこと。





製造時にかかるエネルギーだけでなく使用時にかかるエネルギーも考える。



実際、建設時にかかるエネルギーよりも居住時にかかるエネルギーのほうが何倍も大きい。





自ずと、




『住宅で消費するエネルギーを減らしたい。』







というテーマが見えてくる。



このテーマを突き詰めていくと、

単に「断熱性を高める」ということだけでなく、




「エネルギーをどう得るか。」





端的に言えば、「原発をどうとらえるか。」という大きな問題にもつながってくる。





…………………………..

※原発について書きますが、原発の是非を問う主張は含みません。
 あくまで「住宅と原発のつながり」を書こうと思います。
…………………………..



今は直接、原発に対して「Yes or No」を議論している段階だが、
(感情的な議論の段階とも言える)


原発「No」であれば電気代を上げる必要がある。

(日本にエネルギー資源がないのだからしかたがない。)
(自然エネルギーは不安定で普及率もまだまだ)


電気代が上がるとなれば、直接、原発に対しての議論の次は、

電気代アップに対して「Yes」か「No」かの議論の段階になる。


電気代アップは「No」という人が多いだろう。



問題は、その時に断熱性が低い家だと、電気代アップが大打撃になってしまうということ。



電気代アップ→暖房費の節約→快適な環境の損失→→健康寿命の短縮



となってしまう可能性がある。


(正直、今の世の中には断熱性が十分でない家の方が多い。

 これは新築であっても同様。
 電気代が上がったときを想定した断熱性まで言及している設計士は少ない。)





そうすると、原発「Yes or No」は、電気代アップ「Yes or No」に議論がすり替わる恐れがある。



全く目的が異なる。これでは本末転倒だ。






そういったことにならないためにも、

冷暖房のエネルギーをなるべく低減できる(=電気代アップに比較的対応できる)高断熱の家を建てることは有意義なことだと思う。


光熱費のためだけでなく、地球の環境のためにも。



冷静な議論のためにも。









…………….


住宅が持つ社会的責任はとても幅広くとても大きい。


そして、その影響は長時間である。

(建築から解体まで数十年)




また、住宅の設備の選定は、実は環境的(→政治的)な主張をはらんでいる。


例えば、深夜電力を使ったエコキュートを選ぶ人は「原発Yes」を表明していることになるのかもしれない。

(深夜電力は原発ありきのシステム)



「そこまで考えていなかった。」


「営業の人はなにも教えてくれなかった。」




では、なんでも調べられるこの時代済まされないだろう。






例えが極端になったが、住宅はそれだけ大きなテーマも持っているということ。


デザインや使い勝手だけではないということ。


「社会に与える影響がとても大きいんです。」ということを伝えたくてリスキーな内容ですが書きました。



社会、世界のために自分はなにができるのか。


そういう判断基準で家づくりを考えてみることもまた有意義なことでしょう。
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エスネルデザインの『SDGs』【概要】



最近、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を知った。



「地元を良くしよう!」と頑張っている友人が教えてくれた。









SDGs(エスディージーズ)とは、2015年に国連サミットで採択された2030年までに達成するべき社会的・世界的な目標のことで、





例えば、





『貧困をなくそう。』





『質の高い教育をみんなに。』





『安全な水とトイレを世界中に。』





『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。』





など合計17の目標が掲げられている。






僕はSDGsとは、





『社会や世界のためにどんな貢献ができるか。』ということだと認識した。








エスネルデザインは社会に対してどんな貢献ができるのか。





僕は『経済的負担の少ない暮らし』を提供したいと考えている。





また、『快適で健康的な暮らし』を提供したいと考えている。





そのために、小さな家・中古リノベーション・二世帯暮らしで、


高い断熱性(→低い光熱費と快適な環境)を持った家を提案する。





その結果、



家庭(→社会)にゆとりができ、行動に選択肢が増え、より豊かな暮らしが広がっていくと考えている。





他のSDGsと比べると少し具体性に欠けるかもしれないが、



衣食住の1つである『住』が担う役割はとても大きく広範囲にわたるため、これで良いと思っている。



様々な活動のまさに『基礎』となる部分だと思っている。





…………….



今の『住』にかかる費用は相対的に割高になってきている。



それは経済成長が鈍化しているから。(収入が増えずに物価は上がっているから)


これは人口減少する日本である程度しかたのないこと。



しかし、それに気づいて対策を講じている人はあまり多くはない。



今でも当たり前のように親世代と同じような家を新築する人は多い。



現在の状況や未来は親世代の頃とはだいぶ変わってきているにも関わらず。







僕はそのギャップを埋められるような答え(暮らし)を提案したい。



または「ギャップが起きているんだよ」と言うアナウンスをしていきたい。



それぞれの家族の豊かな暮らしのために。



ひいては日本の豊かな未来のために。







…………….




もう一つのテーマは『個人の幸せの追求。』




『自分のやりたいことを仕事として成果を得る。そして僕個人も家族も幸せに暮らす。』





そういうことがどんどんと増えていけば社会はもっと豊かで楽しいものになる。



人間、好きなことをしているときが1番能力を発揮できるし、幸せを感じることができる。





今までは、個人で事業を成り立たせることは難しかったかもしれないが、これからの時代はいろんなハードルが低くなってそれが可能な時代がきている。



(このブログがまさにそう!個人がメディアも持てるなんて!)



個人のやりたいことを仕事として頑張った結果、個人が幸せになれることを身をもって証明していきたい。





目的は以上。



『社会の幸せ』『個人の幸せ』を達成すること。









…………….


そして、アプローチは2つ。




『住宅を設計し提案すること。』





そして、




『世界一周の旅の話をすること。』





この2つのアプローチを通して僕のSDGsを達成していきたい。







自分の行動が、個人の幸せに、そして社会の幸せに直結する。



そう考えるだけでワクワクする♪


あなたのSDGsはどう?

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いなか日記。57『素敵なプレゼントたち「積み石」。』

ゆうです^^

ベビーが生まれて友人や親戚から素敵なプレゼントを頂く機会が増えました。

実用品はとても助かるし、赤ちゃん用品は今まで全く知らなかったものも多くプレゼントから学ばされています。

そんな中、一緒に世界を旅した友人からとても素敵なプレゼントを頂きました。


その名も「tumi-isi(積み石)」

石の形をした積み木です。

商品の発想もだが、パッケージングもオシャレ。
iPhoneのように「箱を開ける行為」を大切にしている姿勢を感じる。

誰でも(特に男の子は)川原の石を無心で積み上げた経験があるはず。

カラーもいろいろ。吉野の杉やヒノキを使用している。
だったらやっぱり無塗装(プレーン)だよね!

白木のヒノキは質感が良い。針葉樹は柔らかく暖かい。
住宅のフロア材もまずはヒノキの無塗装をお勧めしている。

tumi-isiの製作は「A4(エーヨン)」というデザイン会社。

…………….A4/エーヨンとは(HPより)​…………….
奈良県・東吉野村を拠点に活動するプロダクトデザインレーベル。
さまざまなジャンルの職人たちとデザイン・試作・製作を行い、少量から中量生産のプロダクトを発表しています。 ​
製作から卸、店頭や展示会に立っての販売、流通まで一貫してものづくりを行うことで、すべての現場に「厚み」のあるものづくりを考えています。 ​
…………………………..

プレゼントしてくれたのは世界の建築を一緒に見て回ったけんさん

帰国後、自分で設計事務所を立ち上げ、東京で活動している。

僕も負けていられない。いつも刺激を受ける。

tumi-isiのHPを見たら全て「SOLD OUT」だったよ!

けんさんどうやって買ったの?
まさかラスト1個だったってことはないよね??

しかも結構お高い! けんさん、、、ありがとう。

さっそく遊んでみた!

正直やってみる前は

「これ、子供には難しくない??」

と少し疑念を持っていたが、やってみると意外と簡単に積める!

多少雑にもガツガツ積むことができた。

これなら子供にも簡単にできそうだ。

きっと何回もの試行錯誤の末に絶妙な角度が導き出されたのだろう。

光に当てると面と面の陰影がとてもきれい。
おもちゃであり芸術品のよう。しかも何度でも遊べる。

こんな絶妙なバランスにも積むことができた。
これは子供も大人もハマってしまう!

息子と遊ぶ風。

相方は僕よりハマっていた。
「一番小さい石を一番下にしだしたらハマった証拠だよね♪」

けんさん、素敵なプレゼントをありがとう^^

大切に息子と遊ばせてもらうよ。

メールでも書いたけど、最終的にはうちの床の間に納まるのではないかと笑

…………….おまけ…………….

こちらも素敵なプレゼントを頂きました♪

紙袋いっぱいのおむつケーキ!

友人が友人からもらったものだが、ベビーの肌に合わなかったようでなくなく使用を断念。

「誰かに使ってもらいたい!」ということで連絡をくれました。

しゅんちゃんゆきさんありがとう^^!

たくさんあるから仲間のベビーたちと分け合って使わせてもらおうかな♪

いまからこれを配るのが楽しみだよ^^

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ケンチク探訪♪ 07『井土巻のコートハウス(サトウ工務店さん)』

ゆうです。

お世話になっているサトウ工務店さんの完成見学会に行ってきました。

冬の暖かい日差しが入り込む中庭のある素敵な家でした。

スッキリと整えられた室内。大きな窓や間接照明が良い感じ。

実はこの家の隣には、南側に2階建ての家が迫って建っています。

普通にプランしたら1階のリビングへの日射はあまり見込めない敷地です。

南側に白い家が迫って高く建っている。
シャープでモダンな外観。サトウさんらしい設計。(外構工事はこれから)

そこでこのお宅は、日を取り入れるために中庭を設け、リビングを敷地の北側に寄せてプランすることで日射を確保していました。

隣家と離すことでこれだけ日が入る。

日射は明るさや快適さだけでなく、冬は『暖かさ(暖房)』としても働きます。

冬の日差しを上手に取り入れることは暖房費の節約にもつながるんです^^

もちろん、夏場は庇やブラインドなどで日射を遮り、室内が暑くなることを防ぎます。

このあたりの話はサトウさんのブログが丁寧に説明しているのでぜひ♪
(トップ画像に僕が写っています笑)

「冬の日射取得と夏の日射遮蔽、もちろん耐震等級3」

※要注意なのは、新潟は11-12、3月頃は日射は見込めますが、厳寒期の1-2月はほとんど見込めません。(あっても一瞬)
太平洋側のように常に日射熱を取り入れられるわけではないので日射取得への過度な期待は禁物です(T_T)

昼寝や来客が泊まれる「小上がりスペース」も良い感じ。
窓の切り取り方がとてもきれい。こういうところが設計者のセンス。

でも冬の一瞬の日差しって幸せを感じれますよね^^

僕は日当たりの良し悪しで人間の性格や感情はだいぶ変わってくると思っています。

設計する上で「耐震性」や「断熱性」はもちろん重要ですが、『日当たり』についても大切にして設計したいものです。

サトウ工務店さんの井土巻のコートハウスを見て、改めてそれを感じさせてもらいました。

サトウさん、お忙しい中いろいろお話させて頂きありがとうございました^^

…………….おまけ…………….

サトウ工務店さんは、壁に「モイス」という吸放湿性のある材料を張られています。
(調湿作用があり、雰囲気も良い。)

それをきれいに切って「バスマット」として来場者にプレゼントされているんです!
(いわゆる珪藻土バスマット)

しかもお客さんだけでなく僕のような業者側の人たちにも!

お言葉に甘えてありがたく頂いちゃいました^^

相方や義母がとても喜びました。
(市販のものだと5000円はするとか!?)

しかも、お手入れ方法まで丁寧に書かれている。
こういうところにサトウさんの優しい人柄を感じる。

いつも刺激を頂いています!サトウさんありがとうございました^^!

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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「社会問題から家を考える。」

『今後の社会問題から家を考える。』という家づくりのアプローチ。
これまで度々考えてきた。
これから建てる家はどんな家が適切なのか。
「今」ではなく、『未来』から逆算して考えてみる。
2017年ベストセラーの「未来の年表
僕は読んでいないが本によると、
未来の年表には、
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に 
2021年 介護離職が大量発生する 
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する 
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ 
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える 
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
と書いてある。(amazon内容紹介より)
なんとなく、
「少子高齢化だし、そうなるんだろうなー。」
と思っている人が多いだろう。
しかし、
僕を含め、リアルにこれらの「やばさ」を感じている人はほとんどいないのではないか。
(それはしょうがないことなのかもしれない。
 未来の未体験のことは人間想像できないものだから。)
しかし想像できないからといって、
ぼんやりと行動していては生活が上手くいかなくなるリスクが高いということ。
その最たる例が『住宅の購入。』
ざっくり例えると、(金銭的な話)
車の購入が、今後3年間の生活に影響を及ぼすとすれば、
住宅の購入は、今後30年間の生活に影響を及ぼすと言っていいかもしれない。
費用的にはおよそ10倍以上だし、もっとかもしれない。
(初期費用+金利+税金+修繕費、、、)
30年以上の生活に影響を及ぼすならば、
30年後の未来をある程度想定して、住宅を購入する必要があるということ。
視点を変えて。
未来の年表に書かれていることが実際に起こったらどうなるのか。
考えてみる。
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に 
 →少子高齢化の加速。経済縮小の加速。
2021年 介護離職が大量発生する 
 →経済縮小の加速。親の家と自分の家のデュアルライフ問題。
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する 
 →孤独死の増加。介護、医療、社会保障費の圧迫。心の病問題。
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ 
 
 →他同様
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える 
 →病院も無くなれば田舎消滅の加速。主要都市への人口集中の加速。
  それに伴い、田舎の地価の暴落。消滅可能性都市の顕在化。
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
 →空き家は増えるが利用者は減る一方。税金逃れから不動産を手放す人の増加。
  悪循環でどんどん田舎から人がいなくなる、、、
…………….
僕は、田舎が好きで田舎に住んでいますが、
一方で本当は「コンパクトシティ化」について真剣に考えなければならないと思っています。
それは、田舎にはインフラ維持のための費用(税金)がかかっているからです。
その費用はこれから町の財政を割に合わないほど圧迫していくでしょう。
人口も減り、お金も減る。
ならば、密度を維持するために、町を小さくして集まる。
(=コンパクトシティ化)
これはひとつの解決策でしょう。
しかし、これを声を大にして言えない事情があります。
それは、田舎にずっと住んできた人たちがいるからです。
僕の家族で言えば、義父や義母です。
義母の家系は、この地で7代生活を続けてきました。
家の裏には先祖代々の墓もあります。
それらの想いを考えると、
単に経済的な理由で、
「田舎を捨てて町へ移りましょう。」
とはなかなか言えないのも事実です。
この問題はもう少し時間をかけながら検討していきたいと考えています。
…………….
話がそれました。
未来の社会問題をピックアップすると、
老後のお金
健康、医療費
エネルギー(発電)
介護
待機児童
家族との時間(生活の質)
環境問題(温暖化や子供のアレルギー)
貧困
、、、、
もちろん想定しきれない問題もあるでしょう。

では、現時点でできることとは?
僕ができる提案は、(住宅に関して)
『住にかかるコストを抑えること。』
です。
具体的には、
親と同居し、二世帯暮らし
または、
中古住宅を購入しリノベーション
新築するのであれば、
質の高い小さな家
これらの方法によって、住コストを抑え、
将来の様々なリスクに対応しやすくしておく。
僕は「住宅」ではなく、豊かな「暮らし」を提案したい。
あなたの暮らしづくりの参考になれば幸いです。
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いなか日記。56『銀の翼と名前入りの絵本。』

ゆうです^^

初雪も降りいよいよこれから冬本番ですね。

寒くなるにつれて、鍋がしたくなったり、温泉に行きたくなったりそわそわしています。

我が家の作業小屋も冬の野菜であふれています。

冬野菜を見ていると仲間と鍋がしたくなる。

庭の木々も冬支度。
お義父さんによる冬囲い。(枝が雪に耐えられるように紐で吊っている。)

先日、南魚沼市の現場に行ったときの山の様子。
雪が半分掛かりかけている状態の山を初めて見た。

…………….

先週末はいつもの友人と、地元の魚と地元の酒を頂きました。

柏崎にある居酒屋「さすか」
地魚盛り合わせは新鮮で量もあり大満足。焼きウニも濃厚で辛口の久保田によく合った。
(刺身は左からコチ、ブリ、スズキ)

その友人から誕生日プレゼントとして「銀の翼」の大吟醸を頂きました!

先日今年の初物が出たばかりで、しかも大吟醸は限られた店にしか置いていない限定物。

僕が一番好きなお酒です。

銀の翼は「地域の文化が香る地酒」をコンセプトに1998年に初めて作られた。
辛すぎず、甘すぎず、香り高すぎず、口当たりが優しく料理の邪魔をしない。
そんな柏崎人の市民性を表しているようなお酒。

…………….

翌日、うちと友人家族で洋食堂「エボリエ」へ。

柏崎市鯨波にある国道8号線沿いのお店。
友人にオススメされ初めて訪れた。

広々としてオシャレな店内。
奥に家族用の座敷スペースがありとても助かった。

相方は、オムライスランチセット。
チーズ入りでトロトロ・ふわふわでおいしかった。

僕は、きのことチーズのミートソースパスタセット。
温玉とチーズときのこの相性ばっちり!量も多くて大満足。

ベビーは良い子で寝ていてくれてました。
(パパイヤ期が始まり、最近苦戦中、、。 )

このあとみんなで先日出産した友人のいる病院へお見舞いに。

友人のベビーはこつぶでとってもかわいかった。

親も子供も同級生。これからも一生よろしくね^^

落ち着いたら家族みんなで遊びに行こう!

今年の仲間内の出産はこれで5人目。

年内にあと一組出産がある。これまでみんな安産。

かつみき!今年ラスト出産ファイトー!

…………….

話は変わりますが、

先日、友人がわざわざうちまでプレゼントを届けてくれました。

作者の松岡さんは長岡市出身で地元にアトリエを構え活動されているそう。
世界各国で自然観察の旅をして絵本を描いているそうで少し親近感がわいた。

嬉しかったのは、わざわざ友人が松岡さんに名前入りのイラストを描いてもらってきてくれたこと!

こういう想いは人の心を打つ。

家まで来てくれたのもそうだし、本当にありがたい。

りょーくん、まーちゃん、あー君!

絵本ありがとう^^!

これからも仲の良い家族どうしで一生よろしく!

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エッセイ「まず行動すること。」


32歳の誕生日を迎え、来年の潮風マラソンで42kmに挑戦することを決めた。

今日、ランニング練習として最寄のコンビニまで走ってきた。


「ランニングして来る。」と相方に言ったら、

「コンビニでミルクティー買ってきて♪」


と言われたからだ。


「最寄のコンビニ」と侮ることなかれ。

僕の家から最寄のコンビニまでは約4km。

往復で8kmある。(山なのでアップダウンもある)



練習初日から8kmはきつかったが、

ひーひー言いながらミルクティーを買ってきた。





思ったことがある。



『「まず行動すること」が大事である。』



ということ。



「42km走る。」


と公言してから、まわりから


「42kmは大変だよ。」


「本当に走れるの?」


などご心配の言葉を頂いた。




僕は思い出していた。


「世界一周する前も同じようなことを言われていたなー。」と。



人間、経験のないことには漠然とした不安を感じるもの。


それは、他人の行動に対しても同じ。



独立に対してもまわりの反応は同様だった。



親や、勤め人の知人からは、


「本当に大丈夫なの?」


「やめたほうがいいんじゃないの?」


と不安の声を受けることが多い。


逆に、独立開業している知人からは、


「いいね!ようやくか。頑張れよ♪」


「独立するなら早いほうがいいぞ。独立してから成長するんだ。」


「俺も独立する前は不安だったけど、なんとかやれてるから大丈夫だよ。」


と全く逆の反応を頂くことが多い。





今日、走ってみて思った。



『行動すれば、課題が見えてくる。』



逆に言えば、『行動しないと、明確な課題はつかめない。』



今日、つかんだことは、


・筋肉が足りない。ランニングに必要なランニング筋をつける必要がある。


そして、


・8km走れた。これを5回続ければ40kmだ。→行けそうな気がする。




行動したからこそ、具体的な体感として、目標までの距離が見えた。


必要な課題が見えた。


何よりモチベーションがあがった。


誰かが言っていた。

「やる気が出てから行動するのではなく、

行動するからやる気が出るんだ。」と。




行動せずに、頭で考えて不安に思っているよりも、


行動してから、足りないものを実感し、

課題を知り、訓練し、再チャレンジし、クリアする。



その繰り返しで、人間は成長して行けるんだろう。