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S邸リノベーション。34「完成気密測定&通電完了!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(2018.12.6)

完成気密測定を行いました!そして通電しました!

12/9の完成前見学会の前に通電できて本当に良かったです^^

照明の感じと室内の暖かさを感じてもらえればと思います。

12/9当日はだいぶ冷え込むという予報です!
これは僕からすると超ラッキー♪なんです^^

なぜなら、超高気密高断熱住宅の性能を体感しやすいから!

当日はエアコンは使用せず、電気ストーブ数台のみで暖房する予定です。
(クリーニング前のためエアコンは使用不可)

果たして電気ストーブ数台で家全体がどれほど暖まるのか!?

そして、その「暖かさ」はどのようなものなのか?
(足元と頭の温度差は?1階と2階の温度差は??)

冷え込みの厳しい日にぜひ体感してみてください^^

きっと家づくりの参考になると思います。

(お気をつけてお越しください。)

S邸の壁の断熱材は厚16cm以上の超高断熱仕様!
断熱性は一般的な新築よりも数段性能の高いUA=0.35!

「雲見室」から。
窓枠に腰かけてゆっくり外を眺めてみたい。

階段のアイアン手摺も見どころのひとつ。

狭くなりがちな階段室に「広さ」を与える。
(通常はアイアン手摺部分は幅13cmの腰壁になることが多い)

床と壁の取り合いに「巾木」がないだけで空間はとてもシンプルになる。
スッキリしていて気持ち良い。

また、巾木の上はホコリが溜まりがち。
その解消にもなっている。
(掃除機などをぶつけて汚れることには要注意)

居室の戸の上には「明かり取りランマ」を。
「子供がまだ起きているか」などの気配を柔らかく伝える建築的装置。

…………….

さて!

完成気密測定が完了しました^^!

工事完了時の気密性能を測定する重要な検査です。
(そわそわドキドキ)

ちなみにエスネルデザインでは完成時だけでなく、中間時にも気密測定をしています。

理由は、中間時に測定してみないと手直しが出来ないからです!

※中間気密測定時の気密値(C値)は1.2でした。

S邸リノベーション。31「中間気密測定!」

石膏ボードを張る前であったことから「完成時はC=1.0弱になるだろう」と想定していました。

実際はどうだったのでしょうか??

結論から言うと、完成気密測定の結果はC=0.7でした!

概ね想定通りで、大工さんとホッと肩をなでおろしました(^^;)

※コストをかければさらに気密性を高めることは可能だが、中古リノベーションは費用対効果が重要であるため、それぞれのリノベーション計画によって目指す気密性は異なる。

※中間時と完成時のC値の差が0.5も変わることは稀。
 ここまで気密が良くなったのは「中間時から手直しを施したこと」が大きく影響している。

中古住宅の気密リノベーションは千差万別です。

・性能をどこまで求めるか。


・コストはどこまで出せるか。


・バランスの良い気密方法はなにを選ぶか。


(そもそも気密測定をするかどうか。)

など建主様の要望によってベストな答えは変わってきます。

また、断熱改修だけしても気密が疎かであれば体感できる暖かさは減少してしまいます。
(ex.厚い掛布団でも穴が開いていれば寒い)

「中古住宅を直して快適に住む。」ことは実は非常にハイレベルであるということ。

中古リノベーションをお考えであれば、専門技術を持っている建築士に相談されることをお勧め致します。

完成気密測定と照明の様子でした^^

現在、現場はほぼ完成!!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

もう少し空きはあります^^

ご連絡お待ちしています♪

…………….

S様、もうすぐ御宅が完成致します。

超高断熱高気密のリノベーション住宅です。

大変お待たせ致しました。

住まわれてからの感想をお聞きできるのが今から楽しみです^^

今後とも何卒宜しくお願い致します。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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S邸リノベーション。33「外壁板張り完了&内装クロス仕上げ!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(11月末頃)

外壁杉板張りが完了し、内部のクロス仕上げが進んでいます!

一般部分は縦張り、角地側に向いた右側は壁をふかし、横張りに。
この張り分けがS邸のデザイン(個性)です^^

巨大FIX窓が上下にならぶ南面。
水平に伸びる窓と外壁の横張りが呼応していて気持ち良い。

敷地(角地)から生まれた張り分けデザイン。
『理由あるデザイン』を心がけている。

きれいに納まった杉板横張りとサッシ。
マットなステンクギも良い感じ^^

暗くなりがちな玄関には玄関戸上に明かり取り窓を設置。
(もちろん高断熱仕様!)

屋根先も完成^^
「雨どい・破風・軒天・換気部材」の色を統一し、スッキリした印象に。

屋根先の内部。
しっかりと換気経路が取られているかを監理する。

…………….

内部はクロス仕上げが完了しました!

こうだったのが、、、

こう!!

「白+大開口」はまるで美術館のよう^^

工事中にしか味わえない静寂の状態。
大きな感動があった。

自然光で生まれる陰影がとても綺麗。

枠回りの角もとてもきれいに仕上げて頂いた。
(内装屋さんありがとうございました)

無垢の床材を使用した薄い窓台と白い壁の相性がとても良い。
無駄なものがなくスッキリしている。

吹き抜けから来る自然光が優しく室内に広がる。
(ここもS邸の大きな魅力のひとつ!)

「雲見室」にはアイアン手摺が設置されました。
繊細でとても綺麗^^!

端部を壁内に入れ込む手間のかかる納まり。
その手間のお陰でとてもきれいに仕上がっている。

反対側の端部も。 、、最高です(>_<)!
(金物屋さん、大工さんありがとうございます!)

アイアン手摺は階段にも。
細く透過性のあるアイアン手摺を用いることで階段を広く感じさせることが出来る。
(新築でも有効!)

これらはなんでしょう??
一石二鳥の家具アイテムです。

答えは見学会で^^

スカッとシンプルな引き戸まわり。
これから取り付く「あの」引き戸もとても楽しみ^^

【秘訣】僕の実家「引戸の引き手。」

…………….

外壁と内装の様子でした^^

現在、現場はほぼ完成!!
(あとは細かい造作や照明・建具取付などを残すのみ)

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

まだまだ空きはありますよ^^!

ご連絡お待ちしています♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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『住学6回目』終了!「断熱リノベーション&空間のグラデーション!」

ゆうです^^

12/2(土)に住学第6回目が開催されました!

「断熱リノベーション
 &空間グラデーション!」

今回も熱量がハンパなかった!!
「住学ショック」受けまくりでした!

この日は晴天に恵まれ絶好の住学日和?でした^^

紅葉した落ち葉が残る散歩道。気分はパリ?

今回の会場は新潟市万代のガルベストンさん♪
最高の会場でした^^!

会場窓からのこの景色!
窓一面に紅葉した木々が広がる。

夕方の陽も相まっていきなり大きな感動が。
(こんなとき「あぁ俺は建築が好きなんだな」と再確認する。)

2階のレストランの様子

ソファでサッシの下枠が消える。とてもきれいで感動した。

余談でした!

さてさて住学本編へ^^

徐々に集まる住学メンバー。
新しい方の参加も増え、会の広がりを感じる。

校長のサトウ工務店の佐藤さんの挨拶で住学第6回目スタート!

1時間目は、宮崎建築、宮崎さんによる

「大工工務店、ひとつのかたち」

木造住宅 新潟県 阿賀野市 新築 リフォーム 宮崎建築

とても優しい人柄の宮崎さん。
話をする機会も多いようで発表には慣れていらっしゃる様子でした^^

宮崎さんの断熱改修(断熱リノベーション)のお話、本当に勉強になりました!

築数十年の家の断熱改修は技術的にもコスト的にも本当に大変!

「どこまでコストをかけるか?」


「どこまで性能を高めるか?」



などお客様の要望や建物を見てそれぞれベストな答えを探していきます。

また、

「いざ解体してみたら想定と異なっていた!」

ということも日常茶飯事。

そんな中、必要になる能力は

現場の大工さんが断熱施工のことを理解していること。

断熱は本当に奥が深いです。

ただ断熱材を厚く施工すれば良いわけではなく、
気密防湿構造など、様々な要因を加味してベストな施工を検討します。

新築住宅では、断熱は設計者が検討し決めるのですが、リノベーションではそうはいきません。

「壊して作る、既存を活かしながら作る」
専門的な判断がリアルタイムで必要になるので、造る大工さんが断熱を理解されていることが求められます。

宮崎建築さんはそこが大きく秀でているんです!!

知識と経験。

僕もS様邸で断熱改修をしていますが、S邸は築21年(まだ浅い)で全面改修です。

宮崎さんがやられている
「築数十年の家部分改修」は別次元のものです。

※部分改修…断熱改修しない部分を活かしながら一部を断熱改修する工事。
(断熱の境目の工事が非常にシビアになる!)

その分野で宮崎さんは間違いなくトップランナー!

知識があれば出来るわけではありません。

「築数十年の部分断熱改修」知識経験を持った大工さんが必須だと今回お話を聞いて再認識しました。

宮崎さん!専門的で具体的なお話、ありがとうございました!

真剣にメモを取られている方も多数。

そして意見交換タイム♪
紘大さんのファシリテーションのもと、皆さん意見が弾んでいました^^

みんな良い顔!

…………….

さて!

続いての2時間目は、エヌスケッチ、井口さんによる

「豊かな空間を求めて」

一級建築士事務所エヌスケッチ_Home

住学6回目、満を持して登場の井口さん^^
バリバリ本格派の建築家です!

井口さんの建築の紹介。
とても繊細できれいな建築でした。

設計ダイアグラムや隣家への配慮、そして

いかに「外」を「中」につなげるか。

『空間(プライバシー)のグラデーション』

を重視しているということを語られていました!

熱量ハンパなかったです!

井口さんの建築、いつか体感してみたいと思いました^^

また、話の後半は林業について!

井口さんは林業への関心がとても高い方で林業に関するたくさんデータを基に様々な話をしてくださいました。

「エネルギーとして林業を真剣に考える。」


「薪ストーブと地元の森のつながり。」


「薪ストーブを考えることは暮らしの本質を考えることにつながる。」

林業とキノコ栽培の話など知らないことが多くとても勉強になりました。

井口さん、ありがとうございました^^!

意見交換タイム パート2。

気になったことはフセンに書いてあとで全体で共有!

今回は発表者と参加者のトークセッションも!
意見の掛け合いがとても面白かったです^^

…………….

そしてその後はいつも通りの懇親会へ^^!

住学はここからが本番♪

今回も様々な方といろいろな話をすることが出来ました。

内容は濃すぎるのでまとめきれません(^^;)

サトウ校長とスズキ教頭による熱いトークも笑

今回の住学も最高でした^^

宮崎さん!井口さん!紘大さん!ありがとうございました!

為になる話ばかりで本当に勉強させて頂きました。

今後とも宜しくお願い致します!

…………….

次回予告!

すでに住学第7回の開催が決まっています^^!

発表者は「あの方」と「あの方」!!
来年の住学も楽しみです^^!

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S邸リノベーション。32「内装ボード&外壁板張り!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(11月中頃)

内部の石膏ボード張り外壁の板張りが進んでいます!

家の中の壁は「石膏ボード」という下地材の上にクロスや塗装などがなされています^^

断熱気密工事が終わり、石膏ボード張りの工程へ。

幅2.5m高さ1.7mもある特大FIXサッシ
この「雲見室」から見る景色がS邸の魅力のひとつ。

石膏ボード張りや棚板の取り付けが進む室内。

角にはクロスがゆがまないよう樹脂のコーナー材が巻かれる。

その後、パテ塗りへ(ボードのつなぎ目、ビス穴を埋めていく)。

「下塗り、中塗り、上塗り」と塗っては乾かし削りを繰り返し、壁下地を平坦に仕上げていく。
まさに職人の技。
(内装屋さんありがとうございました!)

階段上の『こもれるロフト』の製作も順調♪

特に壁の「角(出隅)」は丁寧にパテ塗りされ仕上げられていく。

アウトセットの引き戸の枠も付きました。

今回は「壁と天井の境目の化粧材(廻り縁)」「壁と床の境目の化粧材(巾木)」も設けない非常に厳しい納まり。

手間はかかりますが、その分空間はスッキリきれいにまとまります。

反対に言えば、

「空間がスッキリきれいに感じられるほど、その裏には職人さんたちの苦労がある。」

と言えます。

…………….

外周りの「杉板外壁張り」も仕上がってきました^^!

「通気胴縁」の上に杉板が張られていく。

通気の目的は
①壁内に入り込んだ雨水を排水するため。
②夏場の熱気を排出するため。
③室内(壁内)の湿気を排出するため。

など家の耐久性に対して非常に重要な役割を果たす。

万が一、通気が取れていないところがないように、通気胴縁を二重にしています。(縦横クロス通気)
(※オリジナルは前職「オーブルデザイン」さんより)

(外壁縦張りの場合は通気胴縁が横になり水切れしづらくなるため。外壁横張りの場合、通気胴縁は縦のみでも可)

通気を二重にすることで、通気が取りづらいサッシ周りなどでも確実な通気を確保し、雨水・湿気が留まることがないよう計画している。

大工さん、小雨の中ありがとうございます!

外壁にはステンレスの平頭クギ
杉がシルバーグレーに変化することを見越して、ピカピカしていないマットなステンクギを選んだ。

抜けづらいようスクリュー加工が施されたクギ。
杉板は乾燥により反る。
その際に抜けづらいようクギの選定にも気を使う。

防水紙を突き抜けないよう長さも考えて指定してある。

大工さんにより一本一本丁寧にクギが留め付けられていく。
板外壁はとても手間がかかる外壁。(汎用外壁であれば施工はより簡単)

しかし、その手間があるからこそ『時間が経つに連れ魅力が増していく外観』が出来上がると思っています。

板の張り合わせ部は『そぎ継ぎ』(斜めに切り落として板を接ぐ手法)をし、雨水が入りづらいよう仕上げる。
(木口から水を吸いづらいよう接着剤も併用)

外壁板は丸ノコで一枚一枚丁寧にそぎ継ぎされていく。

反射が抑えられた平頭のステンクギ。
シルバーグレーに変化していく杉板ととても合う^^

サッシ上端は通気と排水の為、隙間を空ける。
汎用外壁でも行うが、杉板はより水気を避ける工夫が求められる。

赤身の多い秋田の杉板。
節もあるが節抜けが起きない「生き節」がほとんど。
良質な材料を大工さんが手配してくれました。(感謝!)

12/1…………….

外壁が全て張られました!とても素敵です^^!

一般部分は縦張り、角地側に向けた右角は壁をふかし、横張りに。
この張り分けがS邸のデザイン(個性)。

敷地(角地)から生まれたデザイン。
『理由あるデザイン』を心がけたい。

詳しくはまた次回に^^

…………….

内装と外装の工事の様子でした^^

現在の現場は完成間近の駆け込み!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

現在、数組様からご来場のご連絡を頂きましたがまだまだ空きはありますよ^^!

ご連絡お待ちしています♪

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