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【ZZのエスネル-04】初回プラン提案①「2階リビングと1階リビング。」敷地環境の活かし方。

ゆうです^^

ZZのエスネルの初回プラン提案のについてご紹介♪

いつものように初回は複数プランを提案。

今回顕著なのは、1階リビング案と2階リビング案の両方を提案させて頂いたこと。

敷地の可能性を追求して行った結果のご提案。

果たして、M様のご感想はいかに^^

M様から頂いたご要望は、1階リビングでした。

「感覚的にリビングは1階かなと。」

ご夫婦そろって1階リビングが良いというご要望でした。

その他のM様のご要望はこちら^^

【ZZのエスネル】要望ヒアリング。「初回プラン準備完了!」

プランニングの主なポイントは、

・リビングにご主人の書斎を希望。


・間口がタイトで奥に長い敷地。



・南側隣家が近接。

M様の敷地。

南側(右側)の家が近く、背が高い。
しかし、東(奥)・北(左)・手前(西)には視線が抜ける。

設計力が試される敷地条件。

「どこに視線を抜こうか」とワクワクする^^

初回プレゼンは、複数案プラン・ゾーニング図・収納検討図、など提案する図面の枚数も多くなる。

「基本プラン作成+整理・準備」でかなりのエネルギーが必要。

1枚1枚、想いを込めて色を塗る。
そこでどんな暮らしが送られるのかを想像しながら。

ゾーニング図。

「視線の抜け」と「採光」を考慮しながら、ゾーン(室のかたまり)の適切な配置を検討する。

南からリビングへの採光量が少ないため、吹抜けなど2階から光をどう確保できるかが大きなポイント。

ゾーニング図には、敷地の性格を整理して建て主様に伝えるという役割もある。

ゾーニング図の説明後、具体的なプランへ。

1階リビングの「プランA」。



エスネルデザインでは、素直に敷地を読み、素直にプランを作ることを心掛けている。

求めるのは「究極のスタンダードハウス」

それは奇抜さや見た目のデザインではなく、シンプルな形から生み出される。

イニシャルコスト、ランニングコスト、メンテナンスコストを含めたトータルコストを意識すると、自ずと家はシンプルな形になっていく。

シンプルな形は、耐震・断熱・気密にとっても効果的。

これらの調整、整理整頓こそが「デザイン」なのだろうと感じている。

【プランコンセプト】

・「面積の最適化(最小化)による家族密度の向上」
 +「住にかけるコストの最適化」


・「異なる居心地、異なる居場所」を複数設ける。
 (座る、腰を下ろす、腰掛ける、木々を眺める、空を眺める、)

・東、西、北の視線の抜けを愉しめ、リラックスできる空間を作る。


・収納は適材適所の充実させ、暮らしやすいように。


・シンプルな総二階でコストパフォーマンス、メンテナンス性を高める。

これらは、敷地やプラン、リビングの位置に寄らず、全ての提案に通じるエスネルデザインの根幹の思想。

(延べ床面積約25坪の小さな家♪)

「プランA」1階。

小さな家を広く感じさせるポイントは、室内の視線を通すこと。

左上から右下にかけて、対角線上に壁のない連続した空間を作り、その先に窓を設けることで「抜け」を作り出す。

窓からの光や景色により「空間の先」が感じられ、面積以上の広さを感じられる。

同様に「上下の視線の抜け」も重要。

吹き抜けを効果的に設け、光や抜けを確保する。

南側の隣家越しに得られる採光を考慮しながら、窓高さ屋根形状を検討する。

設計士には「外観から作り始めるタイプ」と「内部から作り始めるタイプ」がいる。

僕は「内部から作り始めるタイプ」。

窓の配置も、内部に自分を置き、どこに窓が欲しいかを考えていく。

外観の綺麗さやモダンさも大切。

しかし、僕は「内部の心地良さ」を優先した設計を重視している。
(両立を目指しながら)

プランの組み立てもシンプル。

「コンパクトな家族の間」+「広々マルチWIC・玄関収納」+「抜け」

実はシンプルほど奥が深い。

仕切り壁なく開放的な間取りが作れるのは「超高断熱」性能があってこそ。

断熱性なく、開放的な間取り・大きな吹き抜けを作っても暖まりづらい家になってしまう。

また、開放的な間取りを設計するには緻密な「構造設計」が必要。

壁・柱をどれだけ抜けるか、耐震等級を確保しながら構造計算を進める。

エアコンや換気など空調設計も重要。

性能・設備・間取り・耐震、、全ては有機的に絡みあっている。

その全てを考慮し、ベターな重心を探っていくことこそ「設計」。

「プランA」2階。

中央の吹き抜けから採光を1階リビングへ導く。
午後は反対側の窓からの採光も得られるように。

東・西・北の景観は主に2階から愉しむという形。

ご主人の書斎がリビングと同一階にならない点は検討事項。

「マルチWICの配置の別パターン案」「2階トイレなし案」などもご提案。

様々な可能性を紹介し「自分たちにあった暮らし(価値観)」を検討して頂く。

自分たちにあった暮らし・価値観は、具体的なプランを見るまで、自分でも自分の本心に気付いていないことも多々ある。

そこに「複数案を提案する理由(価値)」がある。

楽しみながら共に作る家づくりを。『複数のプランを提示する』

設計事務所の仕事『初回に複数のプランを提出する意味・効果。』

…………….

長くなってきたので、続きはまた次回に^^

初回プレゼン後の感想をM様がブログに書かれています♪

第一印象や検討の軌跡がとても参考になります。

「こういうふうに感じられたんだ」と知ることが出来て読んでいて楽しい^^

M様の家づくりブログ、お勧めです♪

初回プラン提案① – 設計士とつくる あたたかい ちいさい おうち

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、2歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【ZZのエスネル】要望ヒアリング。「初回プラン準備完了!」

【プラン検討】HS・ZZのエスネルのプラン検討中。「オリジナル方位記号・構造と間取りを同時に考える。」

【ZZのエスネル】エスネルデザインがマンガになった!!+Daily Livesさんのインスタ紹介。

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ケンチク探訪♪ 33『「桂の平屋」見学(大平木工さん)』風景を取り込む木製引戸の魅力。

ゆうです^^

先日、住学番外編で大平木工さんの桂の平屋を見学させて頂きました。

立地環境・景観が素晴らしく、木製引戸がそれを室内に取り込む。

「与えられた環境を活かす」設計に、とても大きな感動を覚えました。

大平木工さんの建築は大地の芸術祭香港ハウスに続いて2軒目。

あのとき受けた刺激がよみがえります^^

1年前に住学で訪れた香港ハウス。
香港のデザイナーと大平さんの共同設計で建築された。

ケンチク探訪♪ 16&新潟観光大使。53『香港ハウス見学 at 大地の芸術祭2018!』

大平木工さんHPより。

大平木工さんは津南にあり豪雪地の設計を熟知されています。

もし豪雪地に家を建てるのであれば、豪雪地の設計士に依頼したいもの。

屋根の勾配、設備の設置位置、雨どいなど、雪の苦労を知っている当事者ならではの設計配慮がこらされているから。

「桂の平屋」は十日町。
秋晴れの気持ち良い日だった。

豪雪地の建築は見ているだけで勉強になり面白い。
自然に対し無理のない設計を行うことを学ばされる。

経年変化した杉板外壁の家々がとても凛々しい。

桂の平屋に到着♪
青い空に群青の外壁が映える。

テレビアンテナの高さから積雪量が伺える。
(豪雪地、恐るべし)

見学は住学メンバーで。
大勢で見ると様々な角度からの意見・感想が共有できとても参考になる。

小さな平屋のスケール感が素敵。
サイズも形も自然と調和していて気持ち良い^^

室外機や給湯器は屋根の下・奥に設置される。
これも豪雪地の工夫。

積雪や吹き込みを防ぐために「閉じる」と、
室外機の効率を下げないように「開く」のバランスが求められる部分。

そのバランスは設計者の経験によるところが大きい。

玄関ポーチ。
全面杉板張り+クリア防腐塗装。

天井と壁の間の隙間(目透かし)が綺麗。
そして、玄関戸は造作!

大平さんの「設計熱」が感じられる部分^^

そして、玄関を開けると、、、

どーーん!!

田園+山々+空の景色が広がる。
人工物はほぼ見えない。

最高のロケーション。
別荘のよう。
(羨ましい、、)

サッシは木製造作。
錠もシンプルで格好良い。

よく見てみると、引戸の上下の枠が見えない!

外から見た様子。
室内から枠が見えなかった理由は「枠の分レールを下げているから」。

これは「隠し框」と呼ばれる建築手法^^

網川原のエスネルでも「隠し框」を使っている。
サッシの存在感が薄れ、内外が一体化する。

こういったディテールの積み重ねで感動する空間は生み出される。

【秘訣】家を広く使う秘訣は「複数の居場所を設ける」こと。-case.網川原のエスネル-

住学メンバーもいろいろと興味津々。
大平さん、お誘いありがとうございました♪

リビングと連続しつつ、程よく閉じられたキッチン。

造作洗面台。
設備の選定やタイル、コンセントの種類・設置などにセンスが光る。

そして、素晴らしいディテールを発見しました!

引戸の引手に注目!

こ、これは!!

明かり取りライン引手!!



「大平さん、これはまさか、、」

と伺うと、

「村松さんの設計から参考にさせて頂きました。」

と!!

こんなに嬉しいことはありません^^

親戚に子供が生まれたような?

なんというか「身内感」を感じ、とても暖かい気持ちになりました♪

明かり取りライン引手の詳細図。
どなたでも気軽に利用して頂ければ幸いです。

【網川原のエスネル‐36】造作建具製作!手掛けと明かり取りのデザイン。

サトウ工務店の佐藤さんも

「詳細を人から褒められるととても幸せを感じる。」

とおっしゃられていました。

そのあたりはこの本↓に詳しく書かれています^^

ケンチク探訪♪ 32『「寺泊の住宅」見学(サトウ工務店さん)』「デザイン納まり図鑑」発売!

なんと言ってもこの場所が最高の贅沢であり御馳走。
惚れ惚れして長時間滞在してしまった。

引戸を開け放ち、外と中が一体化した心地良さは写真や文章では伝えきれない。

しかし、誰しも経験したことはあると思う。

「こんな素敵な場所で暮らせたらな。」

と思いにふける。

これだけ素敵な体験すると、ついつい「設計に取り入れたい」という欲が出てくる。

しかし、注意しなければならないのは、大開口引戸がこれだけ有効に働く条件はシビアだということ。

・景観が素晴らしいこと。
(隣家までの距離があること。素敵な自然・庭があること。)


・周囲の人から見られる心配が少ないこと。
(隣家の窓などがあると心の開放感は減少してしまう)

また、

・開放して気持ち良い季節は春と秋の日中の短時間であること。


・引戸の気密性に対するケア。

なども考慮に入れる必要がある。

ここまで素晴らしいロケーションはそうそうない。

条件を考慮せず安直に設計に取り入れないよう注意したい。

また、エスネルデザインでは「空間のアウトソーシング」という考え方を提唱している。

限られた予算、条件の中で「内外の連続による心地良さ」は外へ委託するという選択肢もあり。と考えると少し気が楽になるかもしれない。

「空間のアウトソーシング。」必要十分な家づくりを。

しかし、大開口引戸で内外が連続した空間には理屈を超えた心地良さがある。

「気密性」「コスト」などを吹き飛ばす魅力がある。

そこで設計士は揺れる。

それが心苦しく、またそれがとても愉しい。

…………….

大平さん、見学させて頂きありがとうございました^^

とても心地良くて「引戸の魅力」を再認識しました。

明かり取りライン引手も採用ありがとうございます♪

今後とも何卒宜しくお願い致します。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、2歳の息子と遊ぶこと。

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【関連記事】…………….

ケンチク探訪♪ 16&新潟観光大使。53『香港ハウス見学 at 大地の芸術祭2018!』

「空間のアウトソーシング。」必要十分な家づくりを。

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設計事務所の仕事『第三者による工事監理「工事監理報告書」作成。』

ゆうです^^

エスネルデザインでは、設計と施工を分離した家づくりを勧めています。

それは、施工者ではない第三者である設計者が適切に工事を監理するため。

工事完了後に「工事監理報告書」をお渡し、施工記録が保存できる仕組みを提案しています。

設計者(設計事務所)施工者(工務店)を分離し、設計者が工事監理を行う家づくりの大きなメリットは主に2つ。

1.図面と相違ない施工が行われること。


2.第三者へ説明できる資料が残ること。

1つ目の「図面と相違ない施工が行われること」は主に性能面。

完成後の仕上げなど見える部分の相違は建て主様も気付かれるかもしれません。

しかし、壁の中など見えなくなってしまう部分は完成後は誰も確認できません。

具体的に言えば、

・耐震(基礎、耐力壁の施工)

・断熱(断熱材の施工精度)

・気密(気密シートの施工精度)

についての工事監理が特に重要です。

世の中には、設計者が監理せずとも真面目に知識も施工精度も高い家づくりをされている工務店さんもあります。

しかし、棟梁が優れた方だったとしても、家は一人で造るものではありません。

下請け大工さん、協力業者さん、数々の人が携わりながら家づくりは進んでいきます。

中には、知識不足・精度の低い施工もあるかもしれません。

また、どんなに頑張っていても人間はミスをする生き物。

これまでの経験上、それらを痛感しています。

業務量にゆとりがあり、知識も豊富な現場監督がいればまだ良いですが、現在の家づくりは一人の監督が何棟も(時には十何棟も)掛け持ちしているケースも多々。

そもそも「工事監理」は現場監督の仕事ではありません。

工事監理は設計者の仕事。

工事監理とは「設計図書と現場が相違なく施工されていることを確かめること」なので設計者によって行われるべき。

しかし一般的な家づくりでは、設計者が現場に行く機会は多くはない。

設計者は設計業務を優先し、現場監督が片手間で工事監理を行っているのが現状です。

「施工品質の崩壊と独立した工事監理。」

少し辛口になってしまいましたが、この辺りは今まで「改善すべき」と強く感じていた部分。

多くの設計者は、本当はもっと現場に行き工事監理を行いたいと思っている。

しかし、それをする時間はない。

一言で言えば「棟数を追う家づくりの弊害」でしょうか。

設計と施工を分離した家づくりは、

「設計者が工事監理を責任を持って行える。」

「是正すべき点があれば強くそれを主張できる。」
(施工店の従業員でないので忖度などする必要がない)

「設計者が建て主様の完全な味方になれる。」

そこに設計事務所の価値がある。

設計事務所の価値は「設計力」と「工事監理の密度」。

また、設計と施工の分離は、公共事業では当たり前に行われています。

「専門家がそれぞれ専門の仕事を行う。」

「一社に判断を委ねず、ダブルチェック体制を確保する。」

エスネルデザインでは、設計と施工を分離した、第三者である設計者が工事監理を責任を持って行う家づくりを推奨しています。

【網川原のエスネル‐11】配筋工事監理!「第三者監理の重要性」

【網川原のエスネル‐06】工事請負契約締結!「設計と施工の契約分離のススメ。」

豊かな暮らしのつくり方。01ー『もちはもち屋に。』ー

メリットその2の

「第三者へ説明できる資料が残ること。」

これは、家を売る際に値下がりしづらいようにという価値。

中古住宅を買う側になって考えてみると、

特に欲しい情報は

①寒い家でないか
(断熱気密はしっかりしているか)

②耐震性は問題ないか

③施工はちゃんとしているか

①②は図面などから読み取れます。
また、長期優良住宅認定など公的な証明があればなお良し。

そして、③を「工事監理報告書」が担保する。

①②③が資料としてある中古住宅とない中古住宅であれば、当然ある家のほうが価値が高いでしょう。

リノベーションを計画する場合も、それら資料のありなしは歴然の差。

その建物への信頼度は格段に異なります。
(資料の量・質は中古住宅購入の決め手になり得る)

新築を建てることがハイリスクになってきている今の時代、

建てるのであれば売ることも想定して建てることをお勧めしています。

豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー

豊かな暮らしのつくり方。19-1 ー『家は売ることを想定して建てる。』ー

…………….

さて、前置きが長くなってしまいました(^^;)

(工事監理についての話はついアツくなってしまいがち、)

今回は、

「工事監理とは具体的にどんなことをするの?」


「工事監理報告書とはどんなものなの?」

についてご紹介したいと思います。

土留め擁壁の施工。
地業、配筋、コンクリートの確認。

【網川原のエスネル‐05】RC擁壁-コンクリ打設。

地盤調査。

【網川原のエスネル‐07】地盤調査と地縄張り。

地盤改良、防湿シート、捨てコン、基礎配筋1。

【網川原のエスネル‐09】地盤補強「柱状改良工事」!

【網川原のエスネル‐10】砕石・捨てコン打設!「フラットスラブ」のメリット。

基礎配筋2。

基礎配筋3。

【網川原のエスネル‐11】配筋工事監理!「第三者監理の重要性」

【網川原のエスネル‐12】配筋工事監理-2「是正後の確認と型枠監理」

基礎コンクリート打設。

【網川原のエスネル‐13】コンクリート打設!「一体打ちの高基礎!」
【網川原のエスネル‐14】基礎型枠ばらし「鏡面の打ち放しRC基礎」

土台敷き、アンカーボルト確認。

【網川原のエスネル‐15】祝上棟!①土台敷き「引抜金物と土台気密」

上棟監理。

【網川原のエスネル‐16】祝上棟!②通し柱・梁設置「金物工法のメリット。」

【網川原のエスネル‐17】祝上棟!③床・登り梁・屋根「水平構面の重要性。」

屋根施工監理。

【網川原のエスネル‐19】屋根工事「エスネルデザインの3次防水屋根!」

屋根防水、屋根材施工。

【網川原のエスネル‐22】3次防水屋根完成!「ゴムアスルーフィング・雪止めアングル・棟換気。」

耐力壁施工、断熱施工監理。

【網川原のエスネル‐23】耐力壁の工事監理!「耐震設計の基本・監理のポイント・モイスの防火性能。」

【網川原のエスネル‐24】外張り断熱材施工!「ダブル断熱のメリット・綺麗な現場・僕の天職。」

防水紙設置、基礎断熱施工。

【網川原のエスネル‐25】防水紙施工と基礎断熱施工。

サッシ取付、防水処理。

【網川原のエスネル‐26】サッシ取り付け「窓周りの防水」と「家で重要なものの順位」。

外壁施工、通気層確認。

【網川原のエスネル‐28】杉板外壁施工!「大工の職人技と通気層の重要性。」

内側断熱材施工。

【網川原のエスネル‐27】壁内断熱材施工。万が一を想定した設計を。

気密シート施工。

軒天、内部下地、気密、耐力壁。

気密施工、床板張り。

雨どい、換気扇フード防水、中間気密測定。

【網川原のエスネル‐29】ガルバ雨どい・屋根通気・外気収納・謎の床の穴。

【網川原のエスネル‐30】「中間気密測定!」-気密施工のポイント-

石膏ボード張り。

【網川原のエスネル‐31】「造作ソファの生地選び」窓周りと石膏ボード張り。

内部造作、塗装下地。

内部塗装、外部階段。

【網川原のエスネル‐32】「塗装・洗い出し土間・木製外部階段。」家を設計するとは

外構、設備配管工事。

【網川原のエスネル‐34】植栽・石積み完成!家は緑で命が宿る。

外構、設備、建具。

【網川原のエスネル‐36】造作建具製作!手掛けと明かり取りのデザイン。

照明、コンセント、設備類。

エアコン、設備類。

完成後仕上げ監理。

完成気密測定。

【網川原のエスネル‐37】「残暑の日射遮蔽ゼロ体感見学会」開催!

土間コン、アイアン手摺。

【網川原のエスネル‐42】木塀・土間コン・アイアン階段・住学番外編。

これらをまとめた報告書を引渡し時に提出いたします。

…………….

設計も工事監理も、手間や時間のかかる大変な仕事。

しかし、家は家族の人生を左右する一生に一度の大切な買い物。

やりすぎはありません。

どれだけ技術が進歩しても、多くの人が関わりながら家は「現場」で造られます。

一棟一棟時間をかけて丁寧に設計・施工・監理していくことが「ゆとりある豊かな暮らし」につながると感じています。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

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【関連記事】…………….

【網川原のエスネル‐11】配筋工事監理!「第三者監理の重要性」

【網川原のエスネル‐06】工事請負契約締結!「設計と施工の契約分離のススメ。」

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新潟観光大使。85『工場の祭典!三条ものづくり学校「産地の祭典」2019』

ゆうです^^

今年もこの時期がやってきました。

工場の祭典2019!

エスネルデザインの事務所がある三条ものづくり学校では

特別会場として産地の祭典2019が開催中です♪
(10/4~10/6)

一年前が懐かしい^^

エスネルデザインがものづくり学校に入居することを決めた直後のイベントだった。

新潟観光大使。65『工場の祭典!三条ものづくり学校「産地の祭典」』

工場の祭典HPより…………….

「燕三条 工場の祭典」は、金属加工をはじめ、鍛冶や木工などの技術が集まる新潟県燕三条とその周辺地域で開催されるイベントです。

製品を産み出すKOUBA(工場)や、農業に取り組むKOUBA(耕場)、地元の産品に触れ、購入できるKOUBA(購場)

普段は一般公開されていない数多くのKOUBAの扉が開かれ、見学や体験をすることができます。

燕三条 工場の祭典

期間中、燕三条の100以上の会社がKOUBAを開き一般見学を受け入れている。

三条ものづくり学校も工場の祭典モードに変身♪

新潟観光大使。63『廃校リノベーション!「三条ものづくり学校」。』

(あれ?香川照之さん?)

105ギャラリーにて開催されている写真展「工場の写祭-ハレとケ-」(無料)。

…………….

学校玄関には「鎚起銅器」の展示も。

鏡の展示台がとてもモダン。
「底部まで見てもらいたい」と店主さん。

…………….

いざ、会場(体育館)へ。

事務所から会場まで徒歩1分。(ほぼ一番乗り)
会場に駐車できるなど、入居者特権をフル活用♪

燕三条だけでなく全国のメーカーが集結する。

三条のアウトドアメーカー「CAPTAIN STAG」さん。

右奥のアウトドアソファがとても座り心地が良かった!
デザインも良い♪
(危うく衝動買いする寸前、(^^;))

三条の印刷屋「プログラフ」さん。
印刷ムラをあえて行ったデザインノートの販売。

燕市のステンレス鋳物鍋「リロンデル」さん。
フタが隙間なくピッタリと閉まることに感動。

凧(イカ)の製作師さんも♪
(なぜイカかは聞いてみてください)

漆の器をアウトドア利用にという会津若松の「関美工堂」さん。

住宅水栓でもお馴染みの「カクダイ」さんの「ダレヤシリーズ」。
(おそらく「これやったの誰や!」から、)

 ご希望の方がいらっしゃれば住宅で採用できます♪

本屋さんも。
個性ある本が並び「ある本」に興味を惹かれた。

移動本屋「ブックスはせがわ」さん。

…………….

そして、圧倒的に惚れ込んだのがこちら!

金属加工の「タケダ」さんのステーショナリーたち。

アルミ削り出しのメジャー。
サイズも質も価格もどれも良く、本気で欲しくなった。

男は「削り出し」に弱い?

スタッフさんから、製作の苦労・開発の経緯など詳しいお話を聞く。
ものづくりは、製品が出来るまでの物語がとても面白い。

リーフレットも素敵。
プロモーションの仕方もとても勉強になった。

アルミニウム メタルメジャー

…………….

さて、写真を載せたものの中から「あるもの」を買いました^^

それは、、、

こちら!

これが面白かった!
30cm角の大判、フルカラーで税抜1,800円は割安。

世界の動物たちが実物大で描かれている。

実物大のシロクマとハイタッチ♪

カラーリングもとても綺麗。
息子がはしゃぐ姿が頭に浮かんだ♪

「実物大!世界のどうぶつ絵本」

プレゼントにもお勧め^^

知識にもなるし、絵や色を眺めているだけでも面白い。

2歳前後の右脳を育てる時期のお子様に特に良いかも♪

「ぞうさん!」「きりんさん!」

と、親子で驚きながら一緒に読みたい。

帰ってから息子と3回読みました。

喜んでくれたようでなにより♪

「産地の祭典2019 at 三条ものづくり学校」

おすすめです♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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趣味:旅行、カフェ、夕日、2歳の息子と遊ぶこと。

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【関連記事】…………….

新潟観光大使。65『工場の祭典!三条ものづくり学校「産地の祭典」』

新潟観光大使。63『廃校リノベーション!「三条ものづくり学校」。』

新潟観光大使。71-2【報告】『工場蚤の市2019開催!三条ものづくり学校。』

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【NMのリノベ】現地内覧「既存住宅の魅力」とAFTERプラン。+AMEYA AISUさん。

ゆうです^^

New Project!
「NMのエスネルリノベーション」

の計画が進んでいます。

現在「インスペクション→基本プラン→施工店見積り」の最中。

W様が選ばれた既存住宅はリノベーション向きの魅力ある住宅でした。

S邸リノベーションに続き、二棟目のリノベーション計画。

前回の工事で学んだことも多く、どこまでやれるか今からワクワクしています^^

【S邸Web内覧会⑥】「プロ撮影による完成写真たち。」

さて、今回の建築地は僕にとってほぼ未開の地であった加茂市。

加茂と言えば、5月に加茂川に大量のコイノボリが泳ぐあの景色。

初めて見たときは感動しました^^

街と川がとても近い。
水深が浅く遊んでいる子供たちをよく見かけた。

近くに加茂山もあり、自然と街がコンパクトに融合していて良い感じ♪

いつか家族でリス公園にも行ってみたいですね。

W様が購入検討中の既存住宅はこの川のすぐ近く。

加茂は「越後の小京都」とも呼ばれており町屋が立ち並ぶ。

町屋の改修というと安藤忠雄氏の「住吉の長屋」が頭に浮かんだ。

当該建物に到着。

築24年。木造2階。延べ面積約28坪。
前面道路東向き、南西北は建物で囲われている。

ほんとに「住吉の長屋」みたい、

人、入れるのかな(^^;)
(安藤さん、教えてー)

1階手前はインナーガレージ。

「ああしようか、こうしようか」

と妄想が膨らむ。

間取り図。(下が道路側)

1、2階の柱や壁が上下で揃っている→素直な構造。
タテ・ヨコの耐力壁も取れそう。

プランを見た限りでは比較的リノベーションに向いている。

玄関。
玄関の断熱改修をどうするかがひとつのポイント。

リノベーションはまず建て主様の目的を知ることから。

・コスト優先なのか


・性能優先なのか


・内装、設備優先なのか

リノベーションはやろうと思えばどこまでも出来るため、予算の中で「何にどこまでやるのか」を考える必要がある。

玄関側から道路側を見る。

採光をどれだけ取り入れられるかも大きなポイント。

既存住宅を見るとき、内装・設備など変えられる点よりも、隣家との距離・壁の位置など変えづらい点に着目して、リノベーション向きかどうかを考える。

プランのご要望もお聞きして、間取りの変更でご要望が叶えられるかどうか、またご予算等と合わせ、この建物を購入すべきかどうかを一緒に検討していく。

リノベーションプラン案。
採光が確保しやすい2階にLDK+水廻りを。

耐震補強と同時に「どれだけ開放的な空間が造れるか」を想像する。

1階のキッチンは現状では辛うじて北西から光が入ってくる程度。
(それでもこの採光はありがたく、活かすべきポイント)

1階のお風呂は新しめのユニットバスが入っていた。
この下がどうなっているか。
(構造材に腐り、シロアリなどはいないか)

1階の浴室は断熱改修が難しい。
浴室を2階にすることでそれを解消し、コストダウンすることも考慮している。

2階へ。

2階の前面道路側にはとても心地良い空間があった♪

「ここはとても魅力的だ。」

「ここに居場所を作ろう。」

と、ワクワクが高まる。

具体的には網川原のエスネルで造った畳スペースを設けたい。

【秘訣】家を広く使う秘訣は「複数の居場所を設ける」こと。-case.網川原のエスネル-

窓は天井付近まで上げ「採光の確保」+「空への視線の抜け」を叶えたい。

障子を閉めた雰囲気もとても素敵だった。

光の抜け・水廻りとの動線を考慮し、暮らしやすいプランが出来そうな手応えをつかんだ。

…………….

まずはリノベーションの第一段階(間取り検討・魅力確認)クリア。

第二段階はインスペクション(住宅診断)。

雨漏りの有無、基礎や構造の傾きなど詳細な診断を行いながら「その建物が健全かどうか」を確認する。

安心して「購入+リノベーション」を行うために。

NMのエスネルリノベーション、順調に進んでいます。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【おまけ】…………….

W様がAMEYA AISUさんに連れて行ってくれました^^

商店街の一角にあるAMEYA AISU(アメヤアイス)さん。

お隣の「青木飴屋」さんの倅さんが2018年にオープンされた。
(青木飴屋さんは1897年創業の老舗)

【AMEYA AISU】加茂の商店街にカッコいい「アイス」の店が誕生【アメヤアイス】

頂くのは2度目。
前回の初回面談時にW様から頂いたぶり。

【NMのリノベ】初回面談「リノベーション相談」@ministock-08!

滑らかな舌触りが特徴的でとても美味しい^^

とてもお洒落な店内。

昼間から一杯頂く♪
(麦茶を)

このグラス格好良いなー!

AMEYA AISUさん、W様、ご馳走様でした。

また食べに来ます♪

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、2歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【NMのリノベ】初回面談「リノベーション相談」@ministock-08!

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【秘訣】家を広く使う秘訣は「複数の居場所を設ける」こと。-case.網川原のエスネル-

ゆうです^^

僕は自分では居場所を大切にする設計士だと思っています。

小さな家である「エスネル」には、心地良い複数の居場所を点在させています。

家の大きさは面積だけでは決まりません。

様々な居場所があることが家を広く使える秘訣です。

エスネルデザインが提案する家は「トータルコストを抑えた小さな家」

その理由は、

・ハード(家)よりもソフト(家族の暮らし)にお金をかけられるように。


・家計にゆとり(選択肢)が持てるように。


・無理のないコストで超高断熱の家が持てるように。

など。

旅のテーマであった「幸せとはなんなのか」から発想して家を考えています。

小さな家であっても、家事など過ごしやすくするには収納量は必須。

玄関や洗面洗濯室は広く取ります。

では、どこで面積を押さえるかと言うとリビング。

具体的に言うと、

「ダイニング中心+小さなリビング(くつろぎスペース)

というバランス。

これは常々、家族団らんは「家族そろっての食事→食後」にあると考えているから。

網川原のエスネルでは、リビングとダイニングを密接させ、密度を高め、LDKに中心をつくった。

【秘訣】家族団らんってなに?団らんの正体とは!?

【秘訣】家族団らんリビングの秘訣「リビングに中心があるか」

ただリビングを小さくすれば良いわけではありません。

重要なポイントは「そこに居場所があるかどうか。」

具体的に言えば、座れる場所が複数あるかどうか。
(=座りたいと思える場所、自然と腰を下ろせる場所)

△な例。
リビングは広いが、座れる場所が少なく、ソファとダイニングで視線が分断され、LDKに中心のない間取り。

…………….

前置きが長くなりました(^^;)

ここからが今回の記事のメイン。

網川原のエスネル複数の居場所をご紹介致します♪

一般的な夫婦のポジション。
(モデル協力:相方)

こういう過ごし方も。
(ダイニングには友人・お子様が座っていたり)

来客時も複数ある居場所により、多様な過ごし方が出来る。

畳スペースは小さな家の縁の下の力持ち。
柔軟性があり、大人数時にも融通が利く。

写真協力は実際の建て主であるK様ご夫婦♪
(とても楽しかったです。K様ありがとうございました^^)

引渡し時の様子。
小上がりに腰を下ろすのはFPの昆さん

自然と腰を下ろされた姿に少し感動(狙い通り^^)。
ダイニングとも会話の出来るほど良い距離感。

そして、一人でくつろいでも良い。

窓辺ソファから植栽を眺める。
「季節」を感じる居場所。

壁を背にしたソファは、縁に寄りかかることも出来る。
(これがなかなか心地良い♪)

【秘訣】心地良い居場所は「窓辺」に生まれる。-桜の襖と季節の飾り-

【秘訣】窓辺の心地良さ「海カフェドナの海ソファ」と家族で過ごす夕日。

小上がりに座ってみたり。

サッシの下枠を隠すことで、窓がないような外との一体感が生まれる。

畳はなにも考えず、ごろんと横になれる気楽さがとても魅力♪
(フローリングと柔らかさの違い、心理的な差)

日曜日のお父さん?
隣に子供たちがいても良い感じ。

階段も居場所のひとつになっている。
外を見ても良いし、ダイニングと会話しても良い。

小さな家は「兼ねる」ことで広く暮らせる。

窓辺はお子様にも人気♪
(見学会にて)

【網川原のエスネル‐39】見学会を終えて。お子様の素直さから学ぶ居心地。

吹き抜け上部の窓からも空を眺めることが出来る。

キャットウォークも兼ねた「雲見室」。
(アイアン手摺設置前)

窓台は「座って良し」「腰を下ろして見ても良し」の高さに。
(親御様に安全を確認頂きながら)

階段上段に座って眺めるも良し。

ダイニングや畳、ソファと会話も出来る。

複数の居場所はイコール「複数の距離感」を生み出す。

幼少期、思春期、成人、新たな家族と、、

ライフステージに合わせた距離の取り方が出来ると空間の包容力は増していく。

…………….

小さな家でなくとも「複数の居場所」があると家は楽しい。

(ちなみに「床下」という居場所もある)

クッションを置けば居場所は作れる。

しかし、それだけでは足りない。

座りたいと感じる居場所には「素敵な景色」「会話できる人」が必要。
(またはゲーム?スマホ?)

くつろぎ方は自由♪

素敵な「居場所ライフ」を^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【おまけカット】…………….

床下でワクワク談義(住学番外編にて)。

奥様の化粧台。
朝の準備もゆとりあり♪

夫婦で楽しく料理♪

幸せな家づくりを☆

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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窓辺で寛げる家、自然から癒される家を。「居場所を大切にする設計士。」

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【荻曽根のエスネル‐09】造作キッチン。「手書きの要望書の暖かみ。」

ゆうです^^

荻曽根のエスネルのキッチンは造作キッチンになりました。

造作キッチンのメリットは、システムキッチンでは出来ないことが叶えられること。
(仕様、形状、サイズなど)

そして、究極にシンプルなキッチンにした場合、コストダウンが図れることです。

荻曽根のエスネルでは、究極のキッチンに挑戦しました。

究極にシンプルなキッチン。

究極にカスタマイズ出来るキッチン。

究極にコストダウンを図ったキッチン。

大げさに言いましたが、どれだけ省けるかに挑みました^^



「シンプルで使いやすいキッチンが作りたいです。」

という奥様のご要望メモ。

食洗機なし。

引き出しなし。

扉なし。

棚もなし。

あるのは、天板・シンク・水栓・コンロのみ。

(最終的には、壁面の棚やナベフタ用タオルバーもなくなった)

「不便では?」

と思われる方もいるかと思いますが、タネあかしをすると、

住んでから自分でカスタマイズしていく。

という道を選ばれたということでした^^

これはとてもお勧め出来ることだと思っています。

キッチンは家の中最大の作業場

実際に立ってから「手が届きやすい位置に棚を設ける」など、完成してからカスタマイズしていくほうがより使いやすいキッチンになるかもしれません。

ネット通販の進化でキッチン用品の種類も増え、購入も手軽になったことも手助けします。

食器棚の奥様メモ。
サイズやイラストが詳細に書かれていて、深く検討された様子が伝わってくる。

キャスターラックは最終的にキッチン下部に設置することとなった。

量販店が増え、キャスターラックは選択肢も豊富。

無印良品さんの「ステンレスユニットシェルフ」などで、キャスターやワイヤーバスケットを組み合わせ、オリジナルのラックを作ることが出来る。

これぞ本当のオリジナルキッチン♪

ステンレスユニットシェルフ・ステンレス追加用ワイヤーバスケット幅56cmタイプ用 通販 | 無印良品

シンクの前には大きな窓も(2階LDK)。
検討の為に作られた「折れるメモ」がとても素敵^^

キッチン窓の外には大きな空が広がる。

そして、S様はシンクに特にこだわられました。

シゲル工業さんのJS15シンク。
(画像はシゲル工業さんHPより)

シンク幅約83cmのワイドタイプ。

シンク内に3つ段差があり、まな板・水切り・カゴ・作業プレートなどを組み合わせて、多彩な使い方が出来る。

シゲル工業さんHPの動画がとても分かりすい。

ただし、見ないほうが良いです。

なぜなら、

欲しくなっちゃうから。
(僕は欲しくなりました笑)

そして、完成したキッチンの図面がこちら^^

本当に究極にシンプル。
方立てに天板が乗っているだけ。

しかし、それで良いんですね。
ここから自分でカスタマイズする楽しみがあります。

コンロの種類や設置位置などS様奥様は大変悩まれました。
(そもそも造作にするかどうかから)

そのあたりは奥様のブログに詳しく書かれています^^

設備編 2 台所について① 造作キッチンに決定するまで : おうちづくり日記

設備編 2 台所について② 造作キッチンについて : おうちづくり日記

設備編2 台所について③ : おうちづくり日記

建て主様の生の声・想いは本当に参考になります。

S様、ご検討お疲れ様でした。

キッチンが完成するのが今から楽しみですね♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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