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いなか日記。64『大雪の翌日の景色。』

ゆうです^^

一昨日から新潟は海岸部を中心に記録的な大雪となりました。

今日は台風一過ならぬ『大雪一過』で快晴!

通勤路には『試練のあとの祝福』のような景色が広がりました。

一昨日、昨日は大雪でみんな雪かきや渋滞でてんてこ舞い!

新潟市で80センチ以上の雪が積もるのは2010年以来8年ぶりだそう。

2010年はちょうど新潟市で働いていたのでその時のこと思い出がよみがえります。

今回の大雪でも電車が止まったり、休校になる小学校があったり。

きっとそれぞれの人にとって、数年後に思い出される特別な日となったのではないでしょうか。

我が家のトイレからの風景。

柏崎(我が家)でも積雪80~100mほど。

朝早く起きて除雪してくれた義父に頭が上がらない。

庭が広いと駐車はいいが除雪は大変。

冬囲いされた植物はこんなかわいい形に。
アルベルベッロのトゥルッリのような妖精フォルム♪

…………….

さて、今日の午前は雪が落ち着き、新潟の1月にはめずらしい快晴の日となりました^^

新潟の1月に青空は滅多にない。トイレからの風景も新鮮な趣き。

広がる雪原。天国のよう?

常緑樹は樹氷のように。

落葉樹には『雪の華』が咲く。

繊細な雪の彫刻。
つらさと感動のこのギャップがあるから雪国暮らしはやめられない。

その地に住んでいる人しか見られないタイミングの景色がある。
条件もシビアで『観光』はできない。こういうものにとても価値を感じる。

ただよう廃墟感。人がいなくなった世界のよう。

絶望的な除雪、渋滞のあとの素敵なプレゼントでした^^

ありがとう。感動しました♪

おまけ…………….

私事ですが、先日たまたまテレビを見ていたら2018年の占いで1位でした^^!

星座(12)×血液型(4)=48通り →1/48

「大躍進の年 やること全てうまくいく」

「必ず大きな花を咲かせるでしょう」

これはもう最高の独立の年になりそうだー^^!

うれしー♪

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S邸リノベーション。18「サーモグラフィ調査②『現地調査』。」

S邸のサーモグラフィ調査の続きです。

いよいよ現地調査の報告です^^

この日は午後から晴れ間が差し出し調査日和となりました♪


※サーモ画像を見る際には注意が必要です。まずは注意点をお読みください。
 →S邸リノベーション。17「サーモグラフィ調査①『注意点』。」

さてS邸のサーモ調査ですが、『目的』はなにかというと、


・断熱リノベーションしないで住む場合、室内がどのような温まり方になるかを示す。


・断熱材の欠損などがないかを調査する。

といったところです。

ただ最初に告白しておきますが、今回あまり有益な報告にはならないかもしれません(^^;)

前提条件と合わせてお伝えすると、

・外気温:約6℃(15時:7℃~17時:5℃)※2017.12.23新潟市

・無暖房状態から、石油ストーブで30分間暖房し、室温を16℃程まで上げた。
 (その状態のサーモ画像。)

「有益な報告にならないかも」と言った理由は、

・暖房時間が短い。
 本当は、1~2日暖房したあとに測るのが理想的。
 (そうしないと壁や床や天井の表面温度が安定しない。)

・暖房器具が石油ストーブである。
 石油ストーブは高温を吹き出すため、どうしても部屋の上部が暖まりやすく床面が温まりづらい。

S邸は現在電気契約を止めているためしかたのないことで、
僕はこの日、車にダルマストーブを積み、そのストーブで暖房したのでした(^^;)
(ダルマストーブ:乾電池で動く石油ストーブ)

二人乗りの双太郎の助手席にダルマストーブが乗っている様子はさぞおかしかったと思います笑

…………….

さてさて、以上が前提条件でした。

それでは具体的な報告です。

※簡単にですがS邸のリビングの現状はこんな感じです。
(インスペクション時に撮影)

【暖房前】

室内の表面温度はおおむね8℃ほどと表示されている。

放射温度計では4.8℃。サーモ画像に3℃ほどの誤差あり。→注意点

リビング床温は5℃ほど。(多少日射あり)

和室(畳下に断熱材なし)の床はリビング(断熱材あり)より低く、3.4℃。

外気と土間コンクリートで接している(室内と外の境に断熱材が入っていない)玄関床は3.1℃。
玄関は断熱施工がしづらく家の中で一番冷えやすいところ。
ここをどう断熱改修するかが断熱リノベーションのポイントのひとつ。

ここから30分石油ストーブで暖房した。

【暖房後】

評価の前にもうひとつ前提条件の説明を。

温度バー(サーモ画像の右端にある温度と表示色の関係を示したバー。上の画像では最高32℃~最低14℃)の温度は変えることができます。

これを固定(すべて同じ最高温度~最低温度)してそれぞれのサーモ画像を比較するのもひとつの方法ですが、今回はパッと見での分かりやすさを優先するため、

青・・・不快温度。


黄色・・・問題ない快適温度。


赤・・・暖かい温度。

として表示されるよう温度バーの最高温度と最低温度を画像ごとに設定しました。

具体的には、

表面温度18℃を水色に →水色より青いと体感で寒い(不快)

表面温度23℃を黄色に →問題なし

なるように温度バーの最高温と最低温を設定しています。

なので、詳細な温度数値を見なくてもなんとなく感覚的に

「ここが不快そうだなー。」「ここは問題なさそうだなー。」

と読めるようにしました。

ではでは話を戻して、

リビング(東面)のサーモ画像。
(エアコンはついていない。樹脂のため表面温度が他より高くなっている。)

天井(スポット4):26℃
壁上部(スポット1):23℃
壁下部(スポット2):18℃
床隅(スポット3):14.4℃

・上下温度差が10℃以上あること。
・足元が14℃ほどであること。
 より「不快」な状態であることがわかる。

この家に断熱リノベーションせず住んだ場合、日中暖房せずに、帰宅後石油ストーブをつけた30分後はこのような状態だということ。

築20年以上で石油ストーブをメインで使用している家はこういう状態の家が多いと思われる。

30分暖房後の室温は16℃ほど。まだまだ寒い。
石油ストーブ(水分を出す)のため湿度も高まりサッシに結露が始まる。

放射温度計でも測ったがサーモ画像と大きな誤差はなかった。
(こういう誤差があったり合ってたりするバラツキが格安サーモカメラのやっかいなところ、、)

一番冷たくなるサッシ(アルミ)の下枠は9.9℃。
室内16℃、72%のとき、結露が始まる温度(露天温度)は約11℃ほど。
サッシが11℃より冷たいため、枠に結露が起きる。

結露自体を極端に恐れる必要はないが、結露が極端に進むとカビの発生につながる。
そして一番怖いのは、目に見えない壁の内部が結露すること。
壁内が結露し続けると、柱の腐朽やシロアリ被害につながる。
(古い家は気密性が低いため、換気が進み、図らずも壁内が結露しづらい場合がある。一番危ういのは中途半端な知識と施工で建てられた中気密の家。)

リビングの掃き出し窓。
掃き出し窓の下部は他の部分より冷えることがわかる。
(付近の床まで冷えが伝わっている)
(画像右下の床が赤いのはストーブがあるため)

ストーブから遠いキッチン奥の床隅は結露が起きそうなほど冷えている。
(スポット3:12℃)

…………….

【2階個室】

現状はこんな感じ。

インスペクションをしてもらったアズ建築事務所の佐藤さん。

こちらも30分かけて石油ストーブで暖房した。
(運んだり寒い中待ったり、一人で大変だったなー(><)!)

壁上部(スポット3):21℃
壁下部(スポット2):18℃
床隅(スポット1):12.3℃

おおむねリビングと同様の結果。
(「不快」な状態であることがわかる。)

押入れ側(北西面)。
天井(スポット4):28℃

壁上部(スポット1):23℃
壁下部(スポット2):18℃
床隅(スポット3):16℃

色を見ての通りだが、
石油ストーブでは、天井ばかり暖まり床が暖まらないことがわかる。
足元が(頭より)暖かいことが快適に感じる条件なのに真逆の状態。
石油ストーブは火力が高く即効性があるが、快適性から言うと△。
ここに石油ストーブの暖房としての限界を感じる。
ガスストーブでもそうだが、火力が強いとどうしても上下で温度ムラがおきやすい。
快適性を考えると、やはり
『高断熱高気密+エアコン暖房(24時間)』が理想だろう。
エアコンは吹き出し温40℃前後で、空気と一緒に壁や床などを暖める。
壁や床などが暖かくなると、放射熱により人間は暖かく感じる。
※人間の体感温度は「空気の温度」と「壁などからの放射温度」をそれぞれ同量程度感じている。
 そのため、空気温がいくら高くても壁などの放射温が低ければ不快さを感じる。
(空調された車内がいまいち快適でないのは放射温の影響。暖房空気が暖かくてもボディやガラスなどが冷たいと不快に感じる。冷房も同様。)
エアコンにより、空気と共に壁などの内装材も快適温(22~24℃)で維持されていると、人間はとても快適に感じる。
…………….
今回の結果としては(測定条件がいまひとつな感じはありますが)、

断熱リノベーションしないで住む場合、室内がどのような温まり方になるかは示せたと思います。(ある程度)

また、リビングと個室を調査したところ、大きな断熱材の欠損も見当たりませんでした。

(調査範囲が狭いのでなんとも言えない。)
こういったサーモグラフィ調査が中古住宅の購入の際の情報のひとつになれば理想的なのですが(リノベーションなしでそのまま住むことを想定する場合)、
実際は、屋外と室内で温度差をつけないと調査できないので、なかなか条件は厳しいです。
調査にそれなりの費用もかかるため、現実的には中古購入前にこうした調査をすることは難しいです。(当面は)
そうなるとやはり、『断熱リノベーションをする』ことを前提とした中古住宅探しが良いのかもしれませんね。
さて、今回の調査で、

『暖房時間が短い。』ことと、

『暖房器具が石油ストーブである。』ことが、調査条件をいまいちなものにしていました。

その反省を活かし後日、築35年オーバーの我が家で、

エアコン暖房で、暖房時間もじっくりとって暖房した部屋のサーモグライフィ調査をしてみました^^!

その報告はまた次回に♪

おまけ…………….

【玄関ホール】

※注意!
「青・・・寒い。赤・・・暖かい」の温度バー設定ではありません。
温度差を色で伝えやすいよう、温度バーの温度間隔を狭くして極端に色の差を出しています。

赤=暖かい(快適)ではないことに注意。
赤(スポット3:10.7℃)、青(スポット2:8.7℃)で色から受ける印象ほどの温度差はない(差2℃)。

なにが伝えたかったかというと、
「梁が入っている部分の壁(スポット2)」と「梁がない部分の壁(スポット1)」に温度差が見られるということ。

これがいわゆる『熱橋』でサーモカメラを使うと断熱性が低いところを可視化することができる。
(※ただし、実際の温度差は0.6℃ほどで問題になるほどのものではありません。)

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S邸リノベーション。17「サーモグラフィ調査①『注意点』。」

皆さんはサーモグラフィーカメラというものをご存知でしょうか^^

写真を取ると温度が色分けされ温度分布が可視化できるカメラです。

このカメラを使うと、建物の温度分布が調査できます。

精度の高いものは何十万円もするため日常的に使用することは難しいのですが、

近年、スマホに接続してしようできる割安のサーモカメラが販売されてきました。

「FLIR ONE サーモカメラ」3~4万円ほど。

先日、現在勤めている事務所のものを借りて、S邸のサーモグラフィ調査に行ってきました。

また、築35年オーバーの我が家の様子も調査しました。

次回からその報告をしていこうと思います^^

…………….

今回はそれに先立ち、サーモカメラで撮った画像を見るときの注意点をお伝えします。



①表示される温度の精度にバラツキがある。

高精度のサーモカメラだと精度が高いのでしょうが、割安のFLIR ONEは精度にばらつきあり、±3~4度ほどの誤差がでます。
なので、正確な温度把握という使い方ではなく、相対的な温度差を見るのに適していると言えます。

暖房前のS邸リビングのサーモ画像。
暖房していないので、当然壁も床も天井もほとんど同じ温度。

上の画像の左側の窓下の温度(スポット1)は8度と出ていますね。

では、同じ部分を精度の高い放射温度計で測ってみると、、、

4.8度です。およそ3度の差がありますね。

これは、センサーの精度や放射率等の細かい設定の違いから発生する誤差です。

やっかいなのはこの誤差が常に一定ではなく、


温度が合っているときもあれば、4度ズレるときもある。

ということ。

なので、あくまでサーモカメラはおおまかな温度(差)をつかむものと考えておいたほうが無難です。

(正確な温度が知りたい場合はカメラではなく放射温度計で測る)

続いての注意点は、

②温度差の印象操作が容易にできてしまう!

実は『精度』よりもこっちのほうがはるかに注意が必要です!

どういうことかと言うと、、、

このサーモ画像を見てどう思われたでしょうか。

「床が冷たそう!」「足が冷えそう!」「不快そう!」

と言ったところではないでしょうか。

では続いてこちら。

どうでしょうか。

「床まで温まっていそう。」「断熱性が高いのかなー。」「快適そう。」

といった感じでしょうか。

気づかれた方もいると思いますが、

これ、同じ温度状態の写真なんです!!

タネあかしをすると、

温度の色分けを変えているんです。

上の3枚は全て同じ画像を編集しているものです。

右下の赤四角で囲ったところが最低温度の設定です。

最低温度を何度にするかを変えることで、

同じ温度でも青く表示したり、黄色く表示したりすることが操作できるんです。

便利な機能ではあるのですが、

読み手にもそれなりの知識や経験がないと第一印象で勘違いを起こしてしまいます。

意図的に勘違いを起こさせることも容易ということです!

本当は低断熱住宅なのに、操作したサーモ画像をパッと見せられて、

「当社の住宅はこれだけ暖かいんですよ!」

と言われても気づけないですよね。

サーモ画像に、温度バー(右端の温度と表示色の関係を示したバー)があればまだ良いほうです。

温度バーがあれば、まだ読み解くことができます。

しかし、温度バーがなく文章のみで説明されたサーモ画像には注意が必要です!

これからサーモカメラが一般的になるに従い、サーモ画像を見る機会が増えていくかもしれませんが、これだけ頭の片隅に入れておいてください。



『サーモ画像を見るときは注意が必要。』

①表示された温度が正確でない場合がある。

②実際の温度と表示された色の印象に差がある場合がある。

…………….

と、予想したとおり長くなってしまいました。

サーモ画像を載せる場合、勘違いを起こさせないよう温度などの条件をわかりやすく説明する必要があり、そこが難しいところですね。

S邸のサーモ調査の報告は次回に続きます。

S邸外観写真。(温度バーなし。無暖房)
建物表面が温まっているかのようなサーモ画像になっている。
(とても冷たい空の温度と、外壁温度にある差を極端に示しているため)

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エッセイ。「アイルトン・セナの言葉『自分に誠実に精一杯生きる。』」

旅ブログのほうに「僕の人生を変えた本。『人生の地図』」という記事を上げた。

久しぶりに読み返した本の中で特に惹かれた言葉があった。

F1レーサーのアイルトン・セナの言葉だった。

『理想を語ることは簡単だが、自ら実践するのはすごく難しい。

だからこそ、とにかくどんな時でも、ベストを尽くして生きなければいけない。

その結果、うまくいく時もあればそうでない時もある。

間違いを犯すこともあるだろう。

でも少なくとも、自分自身に対しては誠実に、

そして、自らの描いた夢に向かって精一杯生きていくことだ。』

…………….

僕はここ数日少し悩んでいた。

根拠のない不安に少しやられていた。

現在勤務する設計事務所の仕事と、

ありがたくエスネルデザインに相談をしてくださったS様邸のリノベーション、

そして、子育て、ブログ、新築営業、4月以降の生計、、、

やらねばならないことの優先順位が頭の中でメチャクチャになっていて

正直テンパっていた。

その結果、頭の中がまとまらず、プレッシャーから不安に陥っていた。

「このままではまずい!」と思い、

この週末は『人生の地図』を読み返していたのだった。

そこでアイルトン・セナの言葉を読み、頭の中が徐々にまとまっていった。

iPhoneにメモした文章のコピペ…………….

どう生きるのか。原点。

今日のメシを食うことに囚われていると本質を見失ってしまう。

メシを食うことはまずは忘れていい。

自分のやりたいこと

自分のやれること

誰かのためになれること

それを第一に考え行動しよう。

幸い住む場所も米もある。借金はない。

自分のために、そして自分を選んでくれる人のために、

遠回りのようだがたぶんそれが一番の近道。

まずはブログで家づくりに関するお役立ち情報を発信していこう。

それと、新築の営業活動に焦るのではなく、S様邸のリノベーションに集中してそれを最優先として臨もう。

S様の家を助けられるのは世界で俺ただ一人だけ。

S様家族の「住」生活をより豊かにできるのも俺ただ一人だけ。

一番大切なことに一番力を注ごう。

それを続けた結果、感謝が生まれ、収入になり、自分の家族に還元される。

優先順位を間違わないように。

焦るたびに思い返そう。

「上手くいかないこともあるだろう。

でも少なくとも、自分自身に対しては誠実に、

そして、自らの描いた夢に向かって精一杯生きていこう。」

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建築の新たな取り組み!『住学(すがく)』開校!

ゆうです^^

このブログでも度々登場しているサトウ工務店さんと、
ネイティブディメンションズさんが中心となり、
新潟の建築業界に新たな取り組みが始まります!

その取り組みとは「住まいの学校!」略して[住学](すがく)です。

サトウ工務店さんブログより…………….

建築士・職人・一般の方や学生など、どなたでも参加できる自由な開かれた学校です^^

定期的に開催し参加者全員が生徒であり、時には先生にもなります。

記念すべき第一回は、桐生建設さんとあかがわ建築設計室さんのモデルハウスにて開催。

この2棟を見学させて頂き、各社の代表さんにレクチャーいただきます。
(その後飲み会^^)

 「この学校でキミたちは何がやりたいの?」と疑問に思われると思います。

参加は無料で、先生にも謝礼なしの完全ボランティアです。

  「誰にどんなメリットがあるの?」「ただの暇人?」そう思われるかもしれません。

なぜ、なんのために始めるのか? そうソコが一番大事。

今現在、弊社規模の建築会社はどこもめっちゃ忙しい。

でも・・・ これってあと何年続くと思います?

今後も継続的に仕事を確保するために、今のうちから考えて行動しなくてはならない。

そのための一つの行動がこの[住学]の開校なんです。

キーワードは[リンク][シェア]

そして、この[住学]にはもう一つ大事な[裏テーマ]があります。

でも、これはあくまでも[裏]なので参加して頂いた方だけにお教えいたします。
(飲み会でね♪)

参加者みんなが楽しんで、参加者みんなにメリットがある。

そんな学校になるはずです。

まずは「楽しむ!」 ココからスタートです^^!

多くの皆様のご応募をお待ちしております^^

…………………………..

この計画を実は年末の忘年会で話していたのでした^^

そしてその日、僕も『リンク』と『シェア』の効果についていろいろ考えていました。
 →ケンチク探訪♪ 10『サトウ工務店さんへ。幸せの錬金術。』

一生懸命に良い仕事をしている人に光が当たる時代。

資本力(広告・CM)がものを言わした時代は終わりがきています。

ただし、光を当てるにはそのための行動(仕掛け)が必要。

この「住学」は『光を当てる仕掛け』になるのではないかとワクワクしています^^

(もちろん単純に「楽しめる」会にもなりそう^^)

縁あって僕も初期メンバーの一人ということで声を掛けて頂きました。

今からドキドキ・ワクワクです♪

新潟の建築業界の新たな取り組み『住学』に乞うご期待^^!

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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S邸リノベーション。16「耐震診断とダクトの汚れ。」

ゆうです。

S邸のインスペクションを行った後日、リノベーション工事をして頂く齋藤建築さんと一緒に『耐震診断』を行ってきたのでその一部を紹介します。

前回、「インスペクション」と「耐震診断」の大まかな違いを書きました。

「インスペクション」は、

工事なしで中古住宅に住むことを想定した場合の最低限の調査。

「耐震断熱診断」は、

中古住宅を買ってリノベーション工事をした上で住むことを想定した場合の詳細調査。

ということでした。

今回S様のご要望は、

工事なしのままで良いという事ではなく、



『性能は新築と同等以上で、支出は抑えた住まいが欲しい。』

ということでした。

その選択肢として、S様は

『中古住宅+断熱耐震リノベーション』

を選ばれたのでした。

「中古住宅+リノベーション」はまだまだメジャーな選択肢ではありません。

S様は元住宅メーカー会社勤務で現在は不動産業に携わっているため『中古住宅+リノベーション』という選択肢を選べたんだと思います。

良い意味で『新築住宅慣れ』していて『あら熱』が取れていたのでしょう。

…………….

ということで、S邸はリノベーション工事は必須条件でした。

来春から、断熱・耐震リノベーションを行っていく予定です。

では、どのような断熱・耐震リノベーションを行えば良いのか。

現在の建物の状況を調べ、足りないものを補っていく必要があります。

まずは床の高さのズレの再確認。 床下に潜り高さがズレていた原因を突き止めた。
 →S邸リノベーション。12「インスペクション実行『室内③床下』。」

コンセントボックスをドライバーではずし壁内を確認する。
この当たりは通常の中古インスペクションでは行われない。
リノベーションを前提とした『大工さんによる工事のための診断』になる。

壁の下地である石膏ボードの厚みが一般的な厚さと同等であることが確認できた。(厚12.5mm)
電気工事の施工レベルも問題ないこともわかった。
ここからどの程度の電気工事(補修)が必要になりそうかを推測する。

中古リノベーション工事は、実際に壁を壊したりしてみないとどの程度の直しが必要になるのかがわからないことが多い。

そうすると「予定の工事金額では足りない!」ということもありえてくる。

その度に建て主さんに追加で金額を請求することは両者とも苦しい。

そういったことができるだけ少なくなるよう、大工さんはカンと経験を生かし、ポイントを調査することで全体を想像し、リノベーションの計画・見積もりに反映していく。

こういうことは、新築住宅だけをしている大工さんにはできない。
(カンと経験がないから)

そして本日の調査のメイン。

『2階の床の下地の調査』です。

調べてみると、下地に合板が使われておらず、そのまま床材が張られていた。
(床材は「突き板フローリング」だった。)

この仕様だと、地震に対しての強度が十分でない。

(厳密にダメ・地震に耐えられないということではなく、あくまでS様が求める耐震レベルには足りていないという意味。)

床の強度について簡単に説明すると、

家を「紙の箱」と考えたとき、

2階の床は箱のフタにあたります。

フタがコピー用紙のように薄ければ、地震など横向きの力がかかったときに、簡単に箱がひしゃげてしまいますよね。

そうならないように、フタ(床)には強度が必要なんです。

(構造計算をしていない家はそもそもこういう検討をしていません!
 これは現在の新築住宅でも本当によくあること。
 リノベーションに限らず、新築する場合も必ず「構造計算(許容応力度計算)」はしてもらいましょう!)

屋根も同様にフタの役割を果たす。
屋根の下地も必要な強度に足りておらず、フタに強度を持たせるための耐震補強工事を必要とすることがわかった。

このようにリノベーションには、

こういった『現地調査』と、

調査に基づいた『改修設計』と、

実際の『工事』を精度を持って行うことが必要になってきます。

リノベーションは設計施工ともに高いレベルが求められるんです。

今までは
大工さんのカンや経験だけで、なんとなくリフォーム工事が済まされていたケースがほとんどです。

それだけでなく『計算に基づいた改修設計』が必要なんです。

そもそも耐震・断熱改修は全くせずに、
壁紙の貼り替えや、キッチンなどの設備の入れ替えだけするリフォームが往々です。(現在も)

※これは住み手の要望にもよるのでなんとも言えない部分もあります。
 「リフォームしたいけど予算はない!」となると、どうしても見える部分やキッチンなどが優先されがち。
でもそれだと、住んでから寒くて居心地が悪かったり、地震の際に危険に晒されたりしてしまいます!

この当たりは中古住宅の流通の促進とともに情報が増え、断熱耐震リノベーションの重要性は一般的になっていけば良いと思っています。

1階の天井と2階の床の間の「ふところ」と言われる空間。
ホコリが梁にこびりつき汚れているのが分かる。

現在僕が勤める設計事務所では勧めていないが、
壁やふところの内部を冷暖房の空調経路に使用する空調方式がある。
(床下の暖気を壁を通して2階の部屋に運ぶとか)

そういった『見えないところ』を空調の経路とする場合は、経年変化で内部が汚れるリスクを考慮する必要がある。

よごれづらいように工夫するか、汚れても掃除できるようにするか。

こういった『建物の経年変化』を知らないと危険な設計をしてしまうことになる。

特に、住む人が吸う「空気」は、耐震性能と同等かそれ以上に慎重に考えなければならない。

この汚れを経由した空気は吸いたくないですよね。

汚れの様子を見て『経年変化を考慮した設計』の重要性を再確認した。

中古住宅を調査することは、新築住宅を提案する際にもとても大切なものを教えてくれる。

この機会を与えてくださったS様に感謝です。

ふところを覗くために取り外した換気扇。

排気ダクト内は黒いススでこんなにも汚れていた。
恐らくタバコのヤニ等の油とホコリが固まったものだろう。

・排気(外に捨てる)用の換気扇なので室内にはあまり影響がないこと。

・人体にどれほど影響があるかわからないこと。

等より実際には大きな問題はないと思われるが、

『経年変化でこれだけ汚れが発生する。』ということを知っていることが、

安全な住宅設計をするための必要条件のひとつだろうと思っている。

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新潟観光大使。28『柏崎「白鳥の大池」。』

ゆうです^^

先日、息子と相方と3人で地元柏崎市にある『白鳥の大池(長嶺大池)』に行ってきました。

白鳥も人もたくさん集まっていて心がほっこりしました♪

…………….にいがた観光ナビより…………….
柏崎市には、冬になると白鳥が飛来する大きな池が3つあります。
中でも長嶺大池は、400羽以上の白鳥が越冬することで知られています。
トイレや遊歩道、駐車場なども整備されており、白鳥を間近で観察できる環境となっています。
●白鳥の種類:オオハクチョウ・コハクチョウ
●最大飛来数:約400羽
●エサやり:可能/持参のみ
…………………………..

昔に比べ、駐車場やトイレや東屋も整備されて観光しやすくなった。

池をぐるっとまわれる遊歩道もあり、散策しながら白鳥を観察できる。

相方は小さいときから義父に連れられてよく来ていたそう^^

連れられた側から連れる側へ。

主役は次世代へバトンタッチ♪

田舎には季節の変化が感じられる場所がたくさん♪

子供の頃はデジタル的なものばかりではなく、

こういう原始的な感性を育ててあげたいな。

この時期、家族で白鳥を見に大池に遊びに来てみませんか?

おすすめですよ^^

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エッセイ「これからの生き方。」

これからの時代の豊かな生き方を考える。
まず、時代背景から。
・人口が減少し、経済は縮小していく。
・必要不可欠なものはみんなある程度手に入れた。物欲は落ち着き消費は減少していく。
そんなこれからの時代のなか『豊かな暮らしを送る』とは?
ポイントは『幸せのシフトチェンジ』だと思う。
(これは意識的にできるものではないのかもしれないが、
 幸運なことに僕は自然とできたらしい。)
なにを幸せに感じるか。
『ものより、体験・思い出に幸せを感じる。』
『家族、仲間、自然と過ごすことに幸せを感じる。』
『「お金」よりも「時間」があることに幸せを感じる。』
『一年の移り変わり、草花や夕日に幸せを感じる。』

世界一周の旅中もだし、

旅から戻り相方の実家(田舎)で二世帯暮らしを始めてからも、

今までに感じたことのない様々な幸福観を経験した。

いまそれが僕の『豊かな暮らし』のベースになっている。

、、、
なにに幸せを感じるかは人それぞれだが、
共通して言える幸せを感じるためにすべきことは
『不要な支出を抑えること。』
だろう。

そして同様に、

『収入をできるだけ長く得続けること。』
も大切だと思う。

お金はもちろん大切。

貧すれば鈍す。

必要な量は得る必要がある。

しかし、

「お金やお金で買った物そのものに幸せを感じる価値観ではこれから危うい」んだと思う。


…………….

人生の3大支出は、

『家。』

『子供。』
『老後。』

『家。』
家は必要以上に大きくなくていい。

30年以上未来のことを考えるのは至難。

リスクを抑えるためにも必要以上のものは省きたい。

『子供。』
僕はまだまだこれから考えていくことだが、
現時点では必要なお金はできるだけかけてあげたい。

しかし、お金をかけずとも学べることは多いと思う。(特に田舎は)

そういう視点を親が忘れず(思い出し)、子育てに活かしていきたい。

『老後。』

そもそも老後とはなにか。

僕は「定期収入が乏しくなってから」を老後というんだと思う。
(貯金額ではなく定期収入)

または「やりがいを感じられるものがなくなってから」を老後というんだろう。
(やりがいがあるうちは誰でも老後ではない!)

そうならないために、自分の仕事(ビジネス)を持つ。

生涯現役。

そうすれば「老後」はなくなる!

収入が途絶える「老後」を心配する必要がなくなり経済は循環する。

やりがい、感謝、幸福感も循環する。

個人のため、そして社会のためにも

やりがいと収入を得られる「自分の仕事」をできるだけ長く続ける。

…………….

「豊かな暮らしを送るためにはどうすればいいのか」考えてみた。

たぶん数年後には考えが改まるような気はするが、

定期的に文章にしてみることはとても有意義なことだと感じている。

世界一周時のブログを見返すと本当に面白いから。
 →「僕の旅について。-プロローグ1ー」は特にオススメです。
(ちょっと恥ずかしいけど)

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いなか日記。63『2018年新春!我が家の正月。』

ゆうです^^!

あけましておめでとうございます!

皆さま2018年の正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

今日から仕事始めの人の多いと思います。今年も一年良い仕事していきましょう!

義父作成の門松。毎年自分で作っている(すごい)。

さて、

今年の正月ですが、実は僕がここ数年ずーっと達成したいと願っていたことを叶えることができました!

それは、、、

おばあちゃんにひ孫を抱いてもらうこと!

僕の祖母は1月4日で満92歳になります。

数年前に足を骨折してからは外出することも少なくなり、気丈で畑仕事に熱心だった祖母は以前に比べると少しパワーが少なくなったように感じることもあります。

僕もいい歳になり『家族をつなげていくこと。』を意識し始めたときから、

おばあちゃんに僕の子を抱っこしてもらいたい!

と考えるようになっていました。

おこがましいですが、それが孫に出来る最大の祖母孝行ではないかと。

しかし、子供は天からの授かり物。

焦らず自然体でその日を待っていました。

そして!

この正月についに僕の子を祖母に抱っこしてもらうことができました^^

よかった!

これができなかったら一生後悔するところだった!

「おばあちゃん、これからも若いパワーをどんどん与えていきますんで、まだまだ元気で長生きしてくださいね。」

「妹たちや他の孫たちの結婚・出産もこれからだし、楽しみはまだまだたくさんあるよ!」

…………….

別の日には母方の祖父母の家にも挨拶に。

じいちゃん。
89歳のじいちゃんは戦争体験もあり「大和」という息子の名前をとても喜んでくれた。

歳とともに減っていった親戚みんなの集まりも、次世代が生まれていくことでまた新たに活気を取り戻すと思う。
それも全てじいちゃんばあちゃんがいてくれるから。

首がすわってきてこんなこともできるようになりました^^
(「こまりマユはパパ似だね」とよく言われた。)

背筋が得意で「3ヶ月なのに顔がこんなに上げられてすごいね!」と言われることも。
寝返りもそろそろかな。日々の成長がとても楽しい。

元旦には母に連れられてキリスト教会のミサへ。

お世話になった神父さんにも息子を紹介することができた。

大きな祝福をもらえたかな?

※僕とキリスト教については旅ブログで
 →「クリスマスミサ☆聖パトリック大聖堂と宗教。」

神父さんは御歳95歳。

僕が赤ん坊の前からもずーっと祭壇に立ち続けている。

この日のミサも滞りなく済まされていた。
(約1時間。歌あり朗読ありで基本立ちっぱなし。)

道はいろいろあれど、『生涯現役』ということはとてもすごいことだと感じた。

良い意味での『不満足』、『不至』がないと体と心を維持し続けることはできない。

「まだなにか世の中や子供たちに対してやれることがある」

というような『強い使命感』がないと不可能だろう。

僕は2つ好きな言葉があり、

『足るを知る』

『不至』(造語。足るを知らない)

という言葉。

旅の最中に頭に思いついた。

この相反するようで、絶妙に調和するような2つの感覚が人生を豊かにしていくのだろうと僕は思っている。

『家族』

『仕事』

『暮らし、家』

などいろいろなことを考えられた正月休みになりました。

今年はいよいよエスネルデザイン独立の年。

今まで以上に頑張って参ります。

まだまだ至らないことばかりの僕ですが

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

我が家の飾り床の間も新春バージョン。
玄関先に『お出迎えする飾り棚』があるってとても素敵だと思う。