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【網川原のエスネル‐32】「塗装・洗い出し土間・木製外部階段。」家を設計するとは

ゆうです^^

網川原のエスネルは、塗装工事が始まり、洗い出し土間が仕上がり、木製外部階段の製作が進んでいます。

AEP塗装の良い緊張感と、木の暖かみが織り合った優しい空間が仕上がっています。

網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

詳しくはコチラをご覧ください^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

日の当たる南面(8/5 9:40)。
2階の屋根や大きな下屋が夏の日射熱を遮ってくれている。

玄関ポーチの土間コンクリートが打たれた。

洗い出し仕上げ。
あえて荒々しく仕上げてもらい、砂利や植栽との調和を考えた。
(滑り止め効果も兼ねる)

塗装工事も始まった。
まずはクギ穴・目地をパテで埋め、平滑に仕上げていく。

木部との取り合いは養生(マスキング)をし、下塗りから。

出隅は特に気を遣いながらパテで角を出していく。
これが綺麗な窓周りを作り上げる。

塗装屋さんの道具たち。

エスネルデザインの標準色はオフホワイト系。

寒々しくならないよう、緊張感の中に暖かみを混ぜる。

白の空間にアウトセット引戸の鴨居(ツガ)が映える。

巾木は最小限寸法。
綺麗さと施工性・コストのバランスを考慮。

トイレの窓から良い光が入っていた。

この窓は見学会での見どころのひとつ^^
トイレの引戸を閉めなくて良いよう間取りに工夫を施してある。
(リビングから視線が外へ抜ける)

キッチンの側板の製作もスタート。

担当は道川大工さん^^
(手間のかかる部分、ありがとうございました)

壁に棚の原寸図を書き、確認。
バランスを見て、棚の出を現場で調整。

家具のようなキッチンが良い感じに出来上がってきています^^
(家具屋さん製ではなく、大工さん製なのがポイント)

跳ね出し階段も徐々に出来てきた!

浮遊感のある階段板。

小さな家にとって階段の位置はとても重要。

動線を分断しないか。スペースを取り過ぎないか。
上手く空間に馴染ませられるよう検討を繰り返した。

この階段のアイデアはサトウ工務店さんの「タトウノイエ」から。
(サトウさんありがとうございます^^)

ケンチク探訪♪ 15『東中島の家(加藤淳さん)・タトウノイエ(サトウ工務店さん)見学会。』

跳ね出し階段は壁から段板が出るので、気密処理が大変。
一段一段、丁寧にテーピングして頂いた。
(中村大工さんありがとうございます)

木製外部階段も出来上がってきた^^
杉やホワイトウッド等ではなく、耐久性のあるウエスタンレッドシダーを使用。

大工さんの手仕事により木が組まれていく。

パッキンで土間から浮かせることで、木が水を吸いづらいよう配慮。

新旧の木製外部階段。
仮設階段くん(左)、今までありがとう!

木製外部階段の図面。

木製外部階段のメリットは

・風合いが良い(木の外壁と馴染む)。

・下部を外収納に使用できる。
(子供自転車、冬タイヤ、除雪用具、菜園道具など)

・基礎立ち上がりにシロアリの蟻道が出来ていないかを目視点検できる。

代案は「コンクリート階段」。

メリットは、
・木製よりもコストが低い。
・耐久性抜群。
(シロアリの蟻道を目視点検できるよう配慮必要)

見た目の好みもあります。

完成!
これからルーバー+扉が付く^^

…………….

エスネルデザインの家は、大工さんの手仕事が主役です。

大工さんの技や汗をもっと知ってもらいたい。

そしてその分、家に愛着を感じて頂きたい。

それは、建て主様の幸福感につながり、ひいてはその家の長寿命化につながっていく。

設計士は、図面を書いて現場を見て終わりではなく「その先」まで設計するものでありたい。

「設計」「監理」そして「発信・伝える」。

それが広義での「家を設計する」ということだと考えています。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

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【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

ゆうです^^

9/7()-8()
網川原のエスネルの完成見学会を開催します。

エスネルデザイン新築第1棟目の完成見学会。

エスネルデザインのコンセプトモデルである網川原のエスネルは見どころ満点^^

ただ今より予約受付スタートです!

完成見学会の詳細はコチラ^^

【日時】9/7(土)-8(日) 9:30~16:30

【場所】新潟市中央区網川原
 ※詳細場所はメールで地図を送らせて頂きます。

ゆっくりご見学頂くため、組数限定・事前予約制の見学会とさせて頂きますm(__)m
(先着順)

※1コマ2組様まで(相談可)。
(ご検討中の方には先行予約を頂いています)

ご予約の時間帯はコチラ^^

9/7(…………….

①9:30~11:00
 :残り0組(予約埋まりました)

②11:00~12:30
 :残り0組(予約埋まりました)

③13:30~15:00
 :残り0組様(予約埋まりました)

④15:00~16:30
 :残り0組様(予約埋まりました)

9/8(…………….

①9:30~11:00
 :残り1組様

②11:00~12:30
 :残り1組様

③13:30~15:00
 :残り0組様(予約埋まりました)

④15:00~16:30
 :残り0組様(予約埋まりました)

参加ご希望の方は、

・お名前
・ご来場人数
・希望時間(9/7 or 9/8+①②③④)
・駐車場の要不要
・携帯電話番号(緊急時連絡用)

をご記入の上、メール頂ければ幸いです。
現地地図をご連絡させて頂きます。

メール:yuichi.mu1110@gmail.com

※2日以内に返信がない場合、受信不良の可能性がありますので、お手数ですが下記の携帯電話までご連絡頂ければ幸いですm(__)m

携帯電話:080-4577-1985

皆様からのご連絡お待ちしております^^

…………….

さて、今回は網川原のエスネルの見どころをご紹介^^

【見どころ①】間取り

延べ床面積28坪の中に生活しやすい工夫が散りばめられている。
(吹抜けを除くと26坪)

【玄関は広々3帖】
充実のコート掛け・シューズクローゼット!

…………………………..

【マルチWICも広々4帖】
マルチWIC=洗面・脱衣・洗濯・化粧・タオル下着収納・パントリー

…………………………..

【キッチン周りの収納も充実!】
+【キッチンとマルチWICの家事動線】
造作カップボード+パントリー+外気収納がキッチン近くに^^

…………………………..

【リビング周りの収納も充実!】
+【密度高く過ごせる「家族の間」】
・収納は細かく適材適所に収納♪
・ダイニングテーブルと畳スペースの密度の高い空間。
・キッチンから子供の遊び場が見える配置を。

「小さな家」を勧めるエスネルデザインの正にコンセプトモデル!

約7.5帖の大型吹抜けも見ものです!

【秘訣】「家づくりは現状の不満から始まる!」vol.1【収納量①「玄関・キッチン」】

【秘訣】「家づくりは現状の不満から始まる!」vol.2【収納量②「洗面脱衣・リビング」】

【秘訣】「家づくりは現状の不満から始まる!」vol.3【家事手間・動線】

【秘訣】家族団らんリビングの秘訣「リビングに中心があるか」

【秘訣】家族団らんってなに?団らんの正体とは!?

設計事務所の仕事『3Dパース完成』‐case.網川原のエスネル‐

【見どころ②】大型床下収納

1階の床下は高さ1.4mの大型収納!

外壁の耐久性・メンテナンス性・収納力・空調経路など様々なメリットを兼ね備えた床下収納。


「自転車」「雪かき用具」「客用布団」「アウトドア用品」「季節の飾り」「スポーツ用具」「子供の思い出ボックス」「漫画・本」「冬用タイヤ」「生活用品ストック」など何でも収納できてとても便利^^

【お客様の家】築1年のI様邸に訪問②「整頓された暮らしと床下収納の実力。」

【秘訣】エスネルデザインの基礎「高基礎」の3つの大きなメリット。

【見どころ③】大工さんの技。

・杉板外壁





【網川原のエスネル‐28】杉板外壁施工!「大工の職人技と通気層の重要性。」

・造作ポスト





【網川原のエスネル‐21】大工さんの造作ポスト!「杉のポストは外壁と一体化する」



・造作手摺

取付金物は、K様選定の真鍮黒塗のもの。



【職人技】造作エスネル手摺!「世界でみつけたあの掴み心地を。」

施主支給品 : 設計事務所と長く愛せる家を建てる
【網川原のエスネル‐33】造作手摺完成!最後の仕上げは「想い」と「思い出」。

その他にも「造作洗面台」「造作テレビ台・収納」「造作階段」など大工さんが造られたモノは多岐に渡ります。

空調用の床スリット。

木製外階段(下部収納)。

造作跳ね出し階段。
(アイアン手摺も見どころだったが、見学会には間に合わなかった、、泣)

また、建具屋さんや家具屋さんによる「造作ラックDテーブル」「造作ソファ」「造作建具」なども見ごたえ抜群♪

追ってブログで紹介していきます^^

【職人技】造作ラックDテーブル製作開始!「阿部仏壇製作所さん見学。」

【網川原のエスネル‐31】「造作ソファの生地選び」窓周りと石膏ボード張り。

【見どころ④】窓の切り取り方

窓の切り取り方(設置位置)によって空間は、開放感も、明るさも、景色も、変わる。

「光」と「景色」にこだわるエスネルデザインの「窓」をぜひ窓を見て頂きたい。

ソファ真横の窓からの景色もお楽しみに^^

【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」

ケンチク探訪♪ 20『フラワーホームさん見学(伊礼さん設計)』

この他にも見どころはたくさん^^

ヒノキ無垢の床。

【エスネルの仕様】床材:「国産無垢ヒノキ」

定番のアイテムや照明たち。

【素材】エスネルで使われるアイテムたち①「紙巻器・タオルバー・水栓・照明」

そして、ハイスペックな基本性能。

超高断熱:UA=0.24

【「超高断熱」とは】網川原のエスネルの断熱性はUA=0.24

【快適性】なんのための超高断熱?「家中暖かく快適に暮らすため。」【全館空調のススメ】

【経済性】なんのための超高断熱?「冷暖房費を抑えるため。」

【健康】なんのための超高断熱?「体への負担(寒暖差)を減らすため。」

【秘訣】「ダブル断熱」のススメ。3つの大きなメリット。

構造計算による耐震等級3
(長期優良住宅認定)

【秘訣】構造計算された家を。「耐震等級3」を勧める理由。

…………….

長くなってしまいました(^^;)

しかし、生みの親としては魅力は語りつくせないほどあります。

それだけ、悩んで、決断して、現場を見て、愛情を持って創り上げた家です。

次回の完成見学会は早くても半年以上先です。

興味がありましたらお気軽にご連絡頂ければ幸いです^^

(※建築業者さん向け見学会は別途計画中。詳しくは住学FBページにて)

【網川原のエスネル完成見学会内容】…………….

【日時】9/7(土)-8(日) 9:30~16:30

【場所】新潟市中央区網川原

※組数限定・事前予約制の見学会(先着順)

【時間】

9/7(土)…………….

①9:30~11:00
②11:00~12:30
③13:30~15:00
④15:00~16:30

9/8(日)…………….

①9:30~11:00
②11:00~12:30
③13:30~15:00
④15:00~16:30

※残りの枠数はトップをご確認頂ければと思います。

参加ご希望の方は、

・お名前
・ご来場人数
・希望時間(9/7 or 9/8+①②③④)
・駐車場の要不要
・携帯電話番号(緊急時連絡用)

をご記入の上、メール頂ければと思います。
(現地地図をご連絡させて頂きます)

メール:yuichi.mu1110@gmail.com

※2日以内に返信がない場合、受信不良の可能性がありますので、お手数ですが下記の携帯電話までご連絡頂ければ幸いですm(__)m

携帯電話:080-4577-1985

皆様からのご連絡お待ちしております^^

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

ゆうです^^

エスネルデザイン的自由研究「日射遮蔽に適したロールスクリーン」調査のおまけ②です。

今回が2019サーモ研究の最終回!

最終回は我が家の様子を。

杉板外壁の温度日陰の土間コン温度のご紹介♪

地中冷熱のパッシブな冷房(補助)を模索中です。

外壁の温度については、特に面白い話はありません(^^;)

〈8/15 13:30〉気温35℃ほど(柏崎)。

【南面】
窯業系サイディング(日向):約52℃。
日陰部分は約42℃。

北面(日陰部分):約42℃。

杉板外壁西面(日向):約57℃。
日陰:約43℃。

杉板外壁北面(日陰):約42℃。

表面温度が高くても、蓄熱性や熱伝導率は素材によって異なる。
(耐久性なども異なる)

また、外壁裏に「通気層」があること、その奥に厚い断熱層があること、など、表面温度だけ見ても良し悪しの比較はなんとも言えない。

…………….

さて、
興味深かったのがここ^^

作業小屋の床温度。
シャッターは開いていて空気の行き来はある。

しかし、日射が全く当たらないと大きな温度差が生まれる。

日向:約58℃。日陰(作業小屋内):約36℃
(差20℃以上!)

作業小屋内に入るだけでひんやり気持ち良い。
触ると冷たく心地良い。

内部床温:約33℃

空気が連続しているのになぜこんなにも温度差があるのか。

それは地中の冷熱が効いているから。

地中の温度は年間を通して約16℃ほど。

直射光も反射光も少なければ、地面の温度は地中熱の16℃に寄っていく。

豪農の家や蔵などが涼しいのは地中冷熱の影響が顕著だから。
(豪農の家≒広い土間+日射遮蔽)

言うなれば自然の床冷房

そして、新築でもこの地中冷熱を利用することが出来る^^

それが「基礎断熱+床下利用」。

基礎断熱の床下は夏期とても涼しくなる。

そこに床下エアコンなどで風を送り込み、地中冷熱で冷えた基礎に触れさせることで空気温度を冷やす(熱交換)。

逆に風を送らないと床下が湿気ってしまい、最悪カビが生える可能性も!
(「基礎断熱+床下不使用」方式はそこに注意)

床下エアコンがあれば送風も簡単♪

一石何鳥にもなる床下エアコン。

お勧めです^^

たまたま発見した葉っぱ。
手で摘まんでいるほうは破れて水分が行き渡っていない。
(破れた葉:約39℃、健常な葉:約35℃

同じように見えるが、サーモグラフィで見ると温度差は一目瞭然♪
(植物の蒸散による冷却機能はすごい)

息子が昼寝する畳の間。

低断熱住宅であっても「遮光カーテン+連続冷房」していれば、快適な室内環境を作ることは割と簡単^^
(天井-床温度差:約3℃)
(冷房費はかかる、)

※冬はそうはいかない。
(低断熱だと冬は天井-床の温度差は大きくなる。連続暖房で無理やり快適範囲に持っていくことは可能、)

S邸リノベーション。19「サーモグラフィ調査③『築35年の我が家』。」

…………….

以上で今年の自由研究の報告は終わりです^^!

目新しい発見は少なかったかもしれませんが、自分で実験してみることでひとつひとつ「知識」が「経験」に変わっていく気がしています。

今後も「純粋な興味」を大切にしていきたいですね。

今年の自由研究、最後までお読み頂き大変ありがとうございました!

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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【関連記事】…………….

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査③「実験結果報告!10円玉の温度はいかに!?」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ①「RCの学校の温度・ガルバリウム屋根の温度」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

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【網川原のエスネル‐31】「造作ソファの生地選び」窓周りと石膏ボード張り。

ゆうです^^

網川原のエスネル9/7・8完成見学会を開催予定。
(土曜日から予約受付開始!)

さて、今回は造作ソファ窓周りについて。

設計士と建て主様の想いのこもったソファがもう少しで完成します^^

網川原のエスネルには造作ソファが設置されます^^

ソファはエスネルデザインのお勧め。

「窓から見る景色」+「ソファ」

は最高に心地良い組み合わせ。

椅子に座るとも、床に腰を下ろすとも異なる、

包まれるように深く腰掛けるときの落ち着き感。

「ソファ」は他にない心地良さを持っています。

ケンチク探訪♪ 20『フラワーホームさん見学(伊礼さん設計)』

【秘訣】「空を見る窓」「緑を見る窓」心地の良い居場所を。〈+旅スケッチ〉

新潟観光大使。70『柏崎の名所。「恋人岬」とカフェ「シーガル」』

造作ソファが置かれるのは前面道路側の窓辺。

「真横に窓」があることが大きなポイント。

心地良さが数倍異なる。

黒の牛革(本革)の生地サンプル。

生地を検討されるK様。
K様は安価な布張りではなく、高価な本革張りを選ばれた。
(本革を選ばれる気持ちとても分かります!)

「メンテナンスをしながら長年、味を楽しみたい。」

とK様。

合皮のサンプルも用意したが即効で検討除外に笑

馬革のサンプル。
牛革に比べるととても柔らかい。

その分、管理はシビアなのかもしれないが、この柔らかさはとても魅力的^^

本革は布と異なり「拭き取りが出来る」「ホコリが溜まりづらい」など衛生的なメリットもある。

クッションの硬さも実物を試して検討。
K様の好みで硬めのウレタンが選ばれた。

完成して座らせて頂くのがとても楽しみ^^

K様がどんな種類・色の革を選ばれたかは見学会でご覧頂ければと思います♪

ソファが置かれる台。

大工さんに「肘掛け&収納棚」を造ってもらった。
(まるごと家具にせずにコストダウンも図った)

造作ソファの図面。

座面の高さ、奥行き、厚み、など実際のソファを座り比べて検討を重ね、最適と考えるソファが完成した。
(本当に楽しみ^^)

キッチンからの景色。

3Dパースとの比較。

これから階段が取り付けられる。
(リアルタイムでは設置完了済み)

マルチWIC(洗面+洗濯+脱衣+化粧+パントリー)。

北側だが、高窓のお陰で良い光が入り明るい^^

3Dパースとの比較。

設計事務所の仕事『プラン修正・収納計画』‐マルチWICとは‐

中村大工さんがナニカを大量に造っていました。

ビスの穴を埋める「木栓」

穴あけも、ビス締めも、木栓造りも、全て手作業。

これを知っているのといないのでは、家への愛着は異なってくる。

そういう「モノが作られる物語」の掛け橋になりたい。

キッチンも徐々に仕上がってきた。

先日、NKのエスネルのO様にご見学頂いた際、奥様に




「天井の高さと棚の高さが理想的です。我が家もこれと同じようにしてください。」

というとても嬉しいお言葉を頂いた^^

O様、ありがとうございました。

次回のプラン提案打合せのほう何卒宜しくお願い致します。

トイレ手洗い用の棚。
狭い場所ほど、壁を掘り込んだりと詳細な設計をしていく。
(大工さん、施工ありがとうございます)

天井や壁に石膏ボードが張られる。
窓の輪郭が強まってきた。

段違いに張られる石膏ボード。
目地を不揃いにすることで、塗装のヒビが入りづらいよう工夫して施工する。

天井と連続する窓。
日光による陰影がとても綺麗。

壁沿い・天井沿いに設置される窓は光を室内に導きやすい。

光が入りづらい室であっても、窓の位置縦長・横長などの工夫で、明るさや開放感は大きく変えることが出来る。

【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」

窓には、窓下に台(板)を設けているものと、、

台を設けずに、四周石膏ボード巻き込みのものがある。
それぞれ用途があり、綺麗さがある。

特に四周石膏ボード巻き込みの窓は、景色を切り取る窓としてとても綺麗。
(塗装後もお楽しみに^^)

外構の打ち合わせも完了。
(K様とEN GARDEN WORKの小川さん^^)

ソファから「緑」を眺めたい。

今からとても楽しみです。

…………….

家づくりは本当に多くの人が関わり、協力し合いながら進んでいきます。

良い家が出来るかは、設計や施工の腕もさることながら、それらの人と人との関係性や思い遣りで決まるのかもしれません。

こんなやり取りを見させて頂けるのが本当に幸せ。

網川原のエスネルは本当に良い家だと思います。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
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趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^
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【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ①「RCの学校の温度・ガルバリウム屋根の温度」

ゆうです^^

前回まで、エスネルデザイン的自由研究!

日射遮蔽に適したロールスクリーンの調査をお伝えしました。

今回はおまけ♪

RCの学校周辺の温度ガルバリウムの屋根の温度をご紹介します^^

実験の日時は前回と同じ8/14。
(三条市の最高気温39.5℃!

ロールスクリーンの実験と同時並行で様々なモノのサーモ画像を撮っていたのでした^^
(汗だく)

※注意※
今回のサーモ画像は前回までほど色と温度を合わせていません。
色だけでなく数値を見たほうが正確です。

〈10:10〉
事務所到着後(空調前)。
南面の外壁や床に熱が貯まっているのが分かる。
(RCは熱容量がとても大きい)

日射遮蔽をしていないとこれらが冷えるまで床暖房のような状態、

外へ。
日向アスファルトは約64℃!
照り返しが暑いわけだ(^^;)

対して、日陰は約37℃。
(差=27℃)

日陰が涼しい理由は、

①直射が当たらないこと。

②地面からの放射が少ないこと。

レンガ(日向)は約61℃。
対してレンガ(散水)は約42℃
(差=約20℃)

「打ち水」は②を和らげる効果があることが分かる^^
(東京五輪は水撒き続ける?)

どんどん熱を吸うRCの建物。

アスファルトは約61℃。
芝生は約42℃。

同じ日向でも蓄熱性や蒸散などでこれだけ温度は異なる。

土間コン(日向):約65℃。
土間コン(日陰):約46℃。
RC建物(日陰):約39℃

同じコンクリートであっても、日射を遮るかどうかで温度は全く変わる。

金属の屋根は約66℃。
木の木陰は涼しげ♪

屋根に採用しているガルバリウム鋼板の温度変化を調べてみる。
色によってどれだけ温度は変わるものか。

※エスネルは「通気層」+「厚い断熱材」が付くため、屋根材の温度の上がりやすさが室温に影響することはほぼ無い。

日射照射前(約32℃)。
温度差なし。

地面に置き日を当てる。
(地面から浮かせて置けばよかった、)

置いた直後。
左の耐摩GLの温度が普通のGLよりも低い。

「厚みが違うのかな?」と思いメーカーに問い合わせてみると「サンプルの厚みはどれも同じです。」との回答。

〈30分後〉
一番温度が高かったもので約69℃(ワインレッド)
一番温度が引くかったもので約49℃(シルバー)

屋根に採用している「耐摩GLシリーズ(写真左)」は白・シルバー系以外、同程度の温度だった。

室内(日陰)に持ち込む。

耐間GLのほうが熱を残している。
(そういう塗装?それもやっぱり厚み(蓄熱量)が違うんじゃ?)

〈30分後〉
全て室温と同じ温度に。
金属は熱しやすく冷めやすい。

工場など断熱材がない建物には屋根の遮熱性は効果的かと思うが、住宅ではそれほど目くじらを立てる必要はないと思われる。
(それよりも好みの色・コスト等を優先して良い)

3階の天窓付近。

天窓は明かりが取りやすく便利だが、夏はとても暑くなる。
天井面は壁面の何倍もの光=熱が入ってくる。
(北向き設置+遮光カーテンなど配慮が必要)

防水性やメンテナンスコストにも難があるため、エスネルデザインではよほどのことがないと勧めない。
(メーカーによるメンテコスト:10年で数万/1個とか)
(足場を掛ける必要があればもっと)

※施設等であれば良い(コストは大勢で負担)。
ものづくり学校のこの天窓も館内を明るくするのに大きく役立っている^^

3階の廊下。
床温度:約36.4℃。

真下の2階の廊下。
床温度:約35.5℃。

真下の1階の廊下。
床温度:約32.2℃。
(日陰効果+地中冷熱による冷却効果)

地中冷熱による冷却などパッシブな冷房効果は住宅にも応用できる。
(基礎断熱+床下エアコンによる送風など)

こういった知見は形を変えて住宅提案を改善していってくれる。

日射のある窓辺の熱。
(サーモ画像のグラデーションが綺麗♪)

アルミサッシ(室内側)
温度は約50.5℃。

アルミサッシ(屋外側)
温度は約51.5℃。 

アルミの断熱性は非常に低く、ほぼそのまま熱を通していることが分かる。
(熱伝導率がとても高い)

…………….

〈14:00〉(空調し始めてから約4時間後)

「蓄熱性の高いRC+低断熱アルミサッシ」であっても冷房すれば割とすぐに快適レベルにまで冷える。
(冷房設定温度26.5~27℃程)
(日射遮蔽がレースカーテン程度であっても)

→カーテンなどによる日射遮蔽が多少曖昧であっても大きな問題にはならない。
(事務所の窓は南側に大開口、西側は無し)

=日射遮蔽が多少曖昧であっても快適性は問題なくクリアできるということ。
(西側はある程度遮蔽したほうが良い)

あとはどれだけ冷房費を低減できるかの問題。

→手間をかけて頑張りすぎなくてもよい。
(毎シーズンつけたりはずしたり、コストをかけたり、)

それよりも連続空調が出来る環境かどうかのほうが要因として大きい。
(→空気の流れに配慮した設計+高断熱性)

…………….

前回からロールスクリーンやその他の熱についてまとめてきましたが、

「日射遮蔽」

なかなか奥が深いです^^

カーテンには「日射遮蔽」機能のほかにも

「デザイン」や「快眠のための遮光性」「開け閉めしやすさ」など求めるものは多岐に渡ります。

「反射」「吸収」「透過」などは置いておいて

シンプルに「好きな色・柄・種類」を選んだほうが毎日楽しいかもしれませんしね^^

(家の大部分の壁や屋根は超高断熱で熱の出入りを抑えていますし)

網川原のエスネルのK様がどんなカーテンを選ばれるか今から楽しみです♪

K様、これから家を建てられる皆様、ご検討の参考になれば幸いです。

(サーモ記事、おまけがあとひとつ続きます)

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査③「実験結果報告!10円玉の温度はいかに!?」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ①「RCの学校の温度・ガルバリウム屋根の温度」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

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【網川原のエスネル‐30】「中間気密測定!」-気密施工のポイント-

ゆうです^^

網川原のエスネル9/7・8完成見学会を開催予定。
(数日後に予約受付開始予定)

さて、今回は気密施工・中間気密測定について^^

高気密住宅である網川原のエスネルの気密性はどのくらいだったのでしょうか!?

気密化の施工ポイントもご紹介します。

世の中には「高気密住宅」とうたっている住宅でも、気密測定が行われていない住宅もあります。

また、完成時に気密測定を行わず、建築途中の中間気密測定のみ。

もしくは、中間はせず、完成気密測定のみ。という場合も。

測定をしないのはもっての他ですが、

「中間気密測定のみ」の場合、中間時から完成までの間の気密処理が問題なく行なわれたかが不明。
(中間後に設備工事などで穴が空きやすく、その気密処理が重要)

「完成気密測定のみ」の場合、良い数値が出れば問題ないが、悪い数値であっても後の祭り。
完成時からやれることはほぼありません。

気密施工の王道は「中間時」「完成時」のどちらも気密測定を行うこと。

中間時は、施工精度の確認のため。

完成時は、性能の証明として。

気密測定の費用は一回1.5~2万円程。

何千万円の家を建てるのに省く部分ではありません。

エスネルデザインでは「中間時」と「完成時」に気密測定を行い、品質を確認して建物をお引渡ししています。

足場が外れました^^

上棟時が懐かしい。

数ヶ月でゼロから家が建つ。
毎回思うが「建築」とはとてもダイナミックな行為。

「100年後の風景を造る。」

そんな気持ちで設計に臨んでいる。

『建築』というダイナミズム。建てるという行為。

気密施工の様子をご紹介^^

綺麗に充填された断熱材(グラスウール)。
断熱材の施工精度も重要な監理のポイント。

気密施工の最重要ポイントが「窓まわり」。

数量が多いこと、入り隅(角)の気密シート施工に精度が求められることなどとても気を張る部分。

また、気密シートは「防湿」の役目も果たしている。

窓周りの気密(防湿)が甘いと、
「結露」→「壁内に水が浸入」→「壁内にカビ発生」という事態を引き起こすリスクも。

気密測定をすることはそう言ったリスクをつぶす意味でもとても重要。

【秘訣】壁内にカビ発生。「中古住宅購入時の注意点」

最高に綺麗な窓周りの気密シート処理。
これには驚いた!
(過去最高の綺麗さ)

よほど几帳面な大工さんでないとこうはならない。
小林棟梁、脱帽です!

シワ、たるみが一切ない。
驚愕の施工精度。

ここまで綺麗でなくても気密は出る+少したるんでも良いように窓まわりにゆとりのある設計をしている。

それでも綺麗だと見ていてとても気持ちが良い^^

シートの上からしっかりとテーピングし、サッシとシートを連続させる。
(テープの張り方も本当に綺麗!ありがとうございました!)

窓周り詳細図。

「気密処理」や「枠の見え方の調整」など窓周りは設計者の想いが強く反映される部分。

とても大切な図面です。
(施工される大工さんに現場で直接説明する)

断熱材も気密シート施工もとても綺麗(感動)。

重要ポイントその②は「梁などシートを貫通する部分」の気密処理。

ここはテーピングが肝。
「高い技術力」ではなく「根気」や「誠意」が求められる部分。

気密施工の肝は「テープを綺麗に張ること。」

とても単純^^

言ってしまえば、経験がなくても誰にでも出来ること。
(今まで気密住宅施工経験のない工務店さんと多々仕事をしてきた)

しかし、誰にでもは出来ない。

「建て主様への想い」「自分の仕事への誇り」があって初めて、一枚一枚きれいにシワ無く張りきることが出来る。

(あと「設計者の監理・助言」と「気密測定」)
(気密測定は「中間テスト」のようなものかも)

重要ポイントその③は「コンセントまわり」の気密処理。

 コンセントも数が多いため、一箇所に少しの漏れが一棟で大きな漏れにつながる。

 また、ここの気密施工の担当が大工さんでなく「電気屋」さんであることも多く、現場に入る職人さん皆が意識高く気密化に取り組むことが必要になる。
(設計者がこんこんと伝えることが重要。)

コンセント用の気密カバー。

テーピングをして気密シートとカバーを一体化させる。

重要ポイントその④は「配線まわり」の気密処理。

ここもコンセント同様、数量が多く気密性への影響が大きい部分。
愚直にテーピング処理をしていく。
(「ケーブルをまとめて一箇所で抜かない」などポイントも多々)

赤丸部分はこれから「棚」が取り付く部分。
気密シートを張る前に下地を設置しておく必要がある。

一部、石膏ボードの施工も始まった^^

天井と窓が連続していると光が天井に広がるのがよく分かる。

勾配天井にも気密シートが張られ準備万端!

天井裏に断熱材「セルロースファイバー」も吹き込まれた。
厚さ40cm以上の超高断熱仕様)

気密測定をしてくれる「にいがた住宅センター」さん。
施工店による測定でなく、第三者による測定であることが重要。
空気を外へ送り出し、建物内の圧力を下げ、外と圧力差を作る。
風量、圧力差、温度差による補正などから建物の隙間が算出される。
(ある内外圧力差を作るために要した風量から隙間を算出)

いよいよ測定開始!
(一同緊張の瞬間、)

Ag-工務店の渡邊さんが最後まで隙間がないか見て回ってくれた^^
(雲見室でポージングする渡邊さん)

減圧中!

室内が減圧され、大気圧により気密シートが押されてくる。
この様子を目視して張りの弱いところなど漏れが無いかリアルタイムで監理する。
結果は、C値=0.3(1回目)、0.4(2回目)、0.4(3回目)。
(徐々に落ちるのは、減圧によりシートが少し緩むため)
隙間の面積で言うと、約50c㎡。
ちょうど名刺1枚分ほど^^
家1棟の隙間、これだけ。
石膏ボードを張る前でC=0.4前後であれば十分です^^
(隙間を名刺1枚分から名刺半分にまで減らす意味はあまりない)
大工さんの綺麗なシート施工の賜物。
小林棟梁、ありがとうございました!
、、、
とは言え、中間気密検査はあくまで施工中の精度の確認。
ここから、設備工事やクギ打ちなどにより隙間が出来る要因は多々。
気を緩めず、本番である完成気密測定時に良い数値が出るよう、現場と監理の努力は続きます^^
現場の方々、今後とも何卒宜しくお願い致します!
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

S邸リノベーション。31「中間気密測定!」

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【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査③「実験結果報告!10円玉の温度はいかに!?」

ゆうです^^

前回から、エスネルデザイン的自由研究!

日射遮蔽に適したロールスクリーンの調査

をお伝えしています。

今回はいよいよ結果発表編!

各ロールスクリーン裏の10円玉は何℃になったのでしょうか!?

実験の概要や途中結果はこちら^^

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」
【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

今回は実験を再開したところから!

ではでは!

ガラスにロールスクリーンサンプルを設置し、室内側中央に10円玉を垂らし、温度を測定した。

〈13:30〉1日で一番暑い時間帯(外気温約39℃)
(10円設置から約1時間経過)

「コルト(ネイビーブルー)」
10円温度:34.6℃
ロールスクリーン温度:約37.5℃

※10円温度=10円の窓側面の表面温度
※ロールスクリーン温度=ロールスクリーン中央部温度

…………………………..

「コルト(ホワイト)」
10円温度:34.0℃
ロールスクリーン温度:約34.6℃

反射:67.7%、吸収:3.7%、透過:28.6%
SC値:0.34

…………………………..

「コルトエコ(アップルグリーン)」
10円温度:34.5℃(周囲温度:約37℃
ロールスクリーン温度:約37.0℃

…………………………..

「コルトエコ(ホワイト)」
10円温度:34.3℃(周囲温度:約35℃
ロールスクリーン温度:約36.0℃

反射:63.5%、吸収:2.7%、透過:33.8%
SC値:0.39

…………………………..

「コルトシークル(ネイビーブルー)」
10円温度:35.1℃(周囲温度:約38℃
ロールスクリーン温度:約40℃

…………………………..

「コルトシークル(ホワイト)」
10円温度:34.0℃(周囲温度:約36℃
ロールスクリーン温度:約37℃

反射:37.1%、吸収:60.5%、透過:2.4%
SC値:0.36

10円の青い部分がなんか四角い、
(セロテープの張り方が悪かったかな、)

「トリアスプレーン(サックスブルー)」
10円温度:34.0℃
ロールスクリーン温度:約37℃

…………………………..

「トリアスプレーン(ホワイト)」
10円温度:33.1℃
ロールスクリーン温度:約35℃

反射:71.7%、吸収:3.7%、透過:24.6%
SC値:0.30

…………………………..

「ジーア遮熱(ピンクベージュ)」
10円温度:33.0℃
ロールスクリーン温度:約37℃

…………………………..

「ジーア遮熱(ホワイト)」
10円温度:32.6℃
ロールスクリーン温度:約36℃

反射:71.4%、吸収:28.6%、透過:0%
SC値:0.19

…………………………..

結果をまとめると、

10円の温度が低かった順

①「ジーア遮熱(ホワイト)」
10円温度:32.6℃
(SC値=0.19…1位)

②「ジーア遮熱(ピンクベージュ)」
10円温度:33.0℃

③「トリアスプレーン(ホワイト)」
10円温度:33.1℃
(SC値=0.30…2位)

④⑤⑥「トリアスプレーン(サックスブルー)」
10円温度:34.0℃


④⑤⑥「コルト(ホワイト)」
10円温度:34.0℃
(SC値=0.34…3位)

④⑤⑥「コルトシークル(ホワイト)」
10円温度:34.0℃(周囲温度:約36℃
(SC値=0.36…4位)

「コルトエコ(ホワイト)」
10円温度:34.3℃(周囲温度:約35℃
(SC値=0.39…5位)

⑧⑨「コルトエコ(アップルグリーン)」
10円温度:34.5℃(周囲温度:約37℃

「コルト(ネイビーブルー)」
10円温度:34.6℃


⑩「コルトシークル(ネイビーブルー)」
10円温度:35.1℃(周囲温度:約38℃

意外や意外、、

遮光(濃色)のコルトシークル(ネイビーブルー)が最下位とは!!
(秘かに推していたのに)

繰り返しになりますが、

この実験は非常に荒い方法で行っています(^^;)

・冷房のムラ

・ロールスクリーンの設置のムラ

・直射光でなく反射光のみ

など正確性についてはなんとの言えません。

ただ、大まかな傾向は掴めたかなと^^

エスネルデザイン的結論をまとめると、

夏期の日射遮蔽の適したロールスクリーンは、、、

SC値が低いものが効果が高い!

今回のもので言えば、
SC値=0.19の「ジーア遮熱(ホワイト)」や
SC値=0.30の「トリアスプレーン(ホワイト)」が良さそうです。

コストパフォーマンスまで考慮すると「トリアスプレーン(ホワイト)」が良いでしょうか。
(言い切れませんが、)

(この結論、実は昨年の実験ですでに結論づけていた(^^;))

【秘訣】夏の日射熱調査⑦「遮光ロールスクリーンってどのくらい日射熱を防ぐの?」

この結論は想定していたのですが、

・僕が「遮光」ロールスクリーンの効果にある程度満足していること。

・「遮熱」の透過の影響はもう少し大きいと推測したこと。

などから「遮光と遮熱の効果って実際どうなの?」→「実験して確かめよう♪」と思ったのでした。

なんとなく「遮光(真っ暗)」だと日射熱を最大にカットできる気がしませんか(^^;)?

ただし、可視光の波長と赤外線の波長が異なることは分かります。

近年の「遮熱」ロールスクリーンは「遮光」のものよりも赤外線の反射が大きいのでしょう。

とは言え、「遮光」と「遮熱」のどちらが良いのかはなんとも言い切れません。

・遮光は日射熱を吸収し、吸収した熱は室内に放出される。
→主に「空気」の温度が上がる。

・遮熱(透過)は床壁などに光が当たるため、床壁などを直接暖める。
→主に「床壁」の温度が上がる(蓄熱)。

違いは、

・「空気」はエアコンに直接入れられるため、冷やしやすい。
(10℃前後の冷たい熱交換機に直接触れさせる)

・床壁は冷房後の空気(26~27℃)の空気に触れるのみのため、冷やしにくい。

この差がどれほど影響するのか。

また、窓の内側設置の場合、遮熱ロールスクリーンが反射した日射の何割かは窓ガラスのLow-E(反射金属膜)により、室内に再反射される。

この程度がどれほど影響するか。

それらは分かりません。

ただ、僕の実感として「遮光ロールスクリーン」+「冷房」で暮らして特に不満は感じていません(低断熱住宅)。
(部屋は十分快適レベルまで冷える)

…………….

それらを踏まえて、今回の話を締めたいと思います^^

最後にアドバイスを送ります。
(昨年記事からの引用)

日射遮蔽はしなくても良いです。
(ロールスクリーンはなんでも良いです♪)

「ここまで言ってそれー!?」

って感じですよね(^^;)

、、、

この続きは昨年の記事をご参照ください♪

【おまけ】…………….

アルミブラインドの場合。

反射はそこそこで吸収は大きい。
→夏期の遮熱用としてお勧めではない(室内設置の場合)
(室外設置の場合、遮熱効果は高い)

※木製ブラインドはデータ見当つからず
 吸収も低そうで反射も高い?意外と良いかも?
 コストが高いこと、羽を拭く手間等とのバランスも要検討。

…………….

マニアックな話を最後までお読み頂き大変ありがとうございました。

夏も冬も出来る限り快適に・経済的に過ごしたいものですね。

また、面白い話がありましたら紹介させて頂きます^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査③「実験結果報告!10円玉の温度はいかに!?」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ①「RCの学校の温度・ガルバリウム屋根の温度」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

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【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

ゆうです^^

前回から、エスネルデザイン的自由研究!

日射遮蔽に適したロールスクリーンの調査

をお伝えしています。

今回からいよいよ実測編!

各ロールスクリーンはどれほど日射熱を遮ったのでしょうか!?

戦われる選手たちはこちら^^!

左上「コルト」(汎用品)
反射:67.7%、吸収:3.7%、透過:28.6%
SC値:0.34
(SC値…日射カット後の日射熱の割合(少ないほうが日射熱をよりカットする))

中上「コルトエコ」(透過性優先)
反射:63.5%、吸収:2.7%、透過:33.8%
SC値:0.39

右上「コルトシークル」(遮光)
反射:37.1%、吸収:60.5%、透過:2.4%
SC値:0.36

左下「トリアスプレーン」(遮熱)
反射:71.7%、吸収:3.7%、透過:24.6%
SC値:0.30

右下「ジーア遮熱」(遮光+遮熱)
反射:71.4%、吸収:28.6%、透過:0%
SC値:0.19

それぞれの詳細は前回を記事をご参照♪

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

まずは実験準備の様子から^^

ダンボールをカット!
(全部その場で思いつき)

ロールスクリーンの裏に貼り付け!


窓に直付けすると、ガラスからの熱の「伝導」を受けてしまうため×。
→少し隙間を空け、実際の設置環境に近づける。
(離れ距離が最適か不明など荒い実験であることは否めない)

ロールスクリーンがガラスに触れないよう気をつけて、ダンボール部分をガラスに貼り付ける。

それぞれの遮光度(透過度)がこちら^^

(写真の具合で実際と異なる可能性あり)

「コルト」透過:28.6%
色でも透過度が異なることが分かる。

「コルトエコ」透過:33.8%
(透過にも「光を透過」と「背景の像を透過」など様々なタイプがある)

 「コルトシークル」透過:2.4%

 「トリアスプレーン」透過:24.6%

「ジーア遮熱」透過:0%

外から見るとこんな感じ♪

直射日光が当たらない位置に設置。

…………….

ではでは、いよいよサーモ画像を!

と、言いたいところですが、具体的にサーモ画像を見て頂く前に「サーモ画像を見るときの注意点」を↓

S邸リノベーション。17「サーモグラフィ調査①『注意点』。」

注意点は、

「表示温度に誤差があること。」


「温度差の印象操作が容易にできてしまうこと。」

でした^^

ではでは!

話の前にもうひとつ前提条件の説明を。

温度バー(サーモ画像の右端にある温度と表示色の関係を示したバー。上の画像では最高40℃~最低33℃)の温度設定は変えることが出来る。

これを固定(すべて同じ最高温度~最低温度)してそれぞれのサーモ画像を比較するのもひとつの方法だが、今回はパッと見の分かりやすさを優先するため、

:33℃以下

水色:35℃ほど

黄色:37℃ほど

赤:39℃ほど

白:40℃以上

と表示されるよう温度バーの最高温度と最低温度を画像ごとに調整した。
(詳細な温度数値を見なくてもなんとなく感覚的に読めるように)

ではでは!

〈10:20〉
実験前の各ロールスクリーン。
それぞれ温度差は無し。

窓に貼り付け直後。

周辺の様子。
アルミ枠シングルガラスから熱が伝導しているのが分かる。

〈11:30〉(開始から1時間)
 ロールスクリーンに熱の差が見られ始めた。

傾向として


「白」は「濃色」に比べ、熱が上がっていない。
(白は反射が高い+吸収が少ない)

・右上の「コルトシークル」(遮光)の温度が他よりも高いことが顕著。
(左上の「コルト」吸収3.7%に対し「コルトシークル」は吸収60.5%

しかし!

これでは、ロールスクリーンの表面温度は分かっても、ロールスクリーンを透過した熱の量は分からない!

この状態だと「吸収」は見て取れるが「透過」+「吸収後の再放射」が読み取れない(+_+)

(「ロールスクリーンの温度が高い=遮熱性低い」ではない。)

実験方法の再検討が必要!

〈参考〉
外付けロールスクリーン「ソヨカ」の光学特性。

一見、日射遮蔽には「白」が良さそうだがそうではない。

なんと、白は日射遮蔽率最下位!
(日射熱取得率が一番高い)

理由は「白」は反射は高いが「吸収」が低く、「透過」が高いから。

逆に一見、良くなさそうな濃色の「ボトルグリーン」は日射遮蔽率第2位!

理由は、反射率は低いが「吸収」が高く、「透過」が低いから。

(ちなみに、日射遮蔽率第1位は「シルバー」)

〈余談〉
「可視光(光)」の透過率と「赤外線(熱)」の透過率はどの色も概ね近似している。
しかし、「赤」は可視光の吸収は高いが赤外線の吸収はそれより大きく少ない。
→遮光性が良くても熱は通している。

事務所のカーテン(白)。
カーテンの表面温度は低いが、これは「吸収」が鈍いだけで「遮熱」しているわけではない。

…………….

ということで、

「なにかロールスクリーンの裏の放射熱をキャッチ出来るモノはないか、、?」

と考え、思いついたのがこちら^^

十円♪(青銅:銅95%)
銅は他の金属に比べて熱伝導率が高い。

日向が約45℃の直射時に、10円は約39℃。
日陰は約31℃、日陰の10円は約34℃。

これなら熱をキャッチ出来るかも^^

ということで、、

各ロールスクリーンの中央に10円をぶら下げてみた♪

ロールスクリーン同様、伝導が起きないよう少し距離を取って。

〈12:50〉
実験再開!

1時間ほど置いてみて10円の温度はそれぞれどうなっていたのか?

その結果は、、、!?

、、、

長くなってきたので次回に続きます^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
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趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査③「実験結果報告!10円玉の温度はいかに!?」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ①「RCの学校の温度・ガルバリウム屋根の温度」

【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

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【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

ゆうです^^

ただ今エスネルデザインでは夏の自由研究中!

今年は
日射遮蔽に適したロールスクリーンの調査。

適したカーテンの「色」は?

適した「反射率」「吸収率」「透過率」は?

「遮光」「遮熱」の違いって?

これから数回にわたって調査結果を報告していきます^^

夏の冷房費を抑えるためには日射を防ぐことが効果的^^
(室温上昇が抑えられ快適性も上がる)

最高気温39.5℃(三条)を記録した8/14の日向・日陰の温度差。

アスファルト   :約64℃
舗装レンガ(日向):約55℃
舗装レンガ(日影):約37℃

日射遮蔽がいかに効果的か分かる。

…………….

エスネルデザインでは夏の日射遮蔽に内部に遮光遮熱ロールスクリーンを使用することを推奨しています。

理由は、

・そこそこ効果がある。


・外部設置より劣化しづらい。


・設置手間が少なく、上げ下げが容易。


・収納スペースに困らない。(つけっぱなし)


・コストもそこまで高くない。

など総合的なバランスから。

最大効果を狙えば「外部ロールスクリーン」や「すだれ」など窓ので日射をカットできるモノが良い。

しかし、コスト高、取り外し手間、収納問題、劣化、、などいまいちな点も。

僕はすだれの風合いが好きでここ数年、夏の日射遮蔽に使っていたのですが、取り外し・保管が面倒になり、遮光ロールスクリーンに変えました(^^;)

ロールスクリーン、めちゃくちゃ楽です笑
(朝日の量を調整し、快眠も手伝ってくれる♪)

遮光ロールスクリーンの効果などについては昨年の自由研究をご参照^^
(反射光の熱の影響などとても良い学びになった。)

【秘訣】夏の日射熱調査①「窓の適切な日射遮蔽方法は?」

【秘訣】夏の日射熱調査③「室内の日射熱調査いろいろ」

【秘訣】夏の日射熱調査④「ロールスクリーン有り無しによる室温差の比較。」

【秘訣】夏の日射熱調査⑥「室内へ侵入する熱『直射光』と『反射光』【詳細】。」

…………….

前回の自由研究の終わりに、「遮光」「遮熱」について触れていました。

光の特性には「反射」「吸収」「透過」がある。

簡単に言うと、

「遮光」はロールスクリーンが「反射」+「吸収」することで、「透過」を減らすもの。
(主に吸収を高める)

目的は「光」をカットすること。

「遮熱」は主に「反射」性能を高めたもの。
(透過が高いものも低いものも様々ある)

目的は「熱」をカットすること。

デメリットとしては、

「遮光」は光(熱)をロールスクリーンが吸収するため、熱が室内に放出されやすい。

「遮熱」は透過した熱が床や壁に蓄熱される、コストが高い。

など。

また、ロールスクリーンの「色」によって「反射」「吸収」「透過」の性能は変わってくる。

それらを「総合的に見てどれが適しているのか?」を知ることが今回の自由研究の目的です^^
(コストも踏まえ)

実験場所はエスネルデザインの事務所。

…………….

今回は、実験の概要説明を。

【概要・条件】…………………………..

目的:各ロールスクリーンの遮熱性の調査

調査方法:各ロールスクリーンの温度測定

調査日:2019.8.14 11:00~14:30

場所:新潟県三条市

平均気温:32.9℃、最高:39.5℃、最低:25.9℃

建物性能:シングルガラス+RC造

冷房器具:エアコン(設定温度27℃)

…………………………..

この日はフェーン現象でものすごい暑さだった。

全国トップ10の1位~7位を新潟県が独占!

性能差が顕著に見えるので実験にはありがたかった^^

【注意点】…………….

この実験はあくまで超簡易的に行ったものです。
(低コスト、手間のかからなさなどを優先)

・直射でない面での実験であること
(実験場所は直射のない南面。本当は直射のある西面が理想)

・シングルガラスであること
(現在の一般住宅を想定すればペアガラス+Low-Eが理想)

・冷房のムラあり

・ロールスクリーンの設置にムラあり

・そもそも実験方法が最適か不明

など正確性に欠けます(^^;)
(正確な実験は研究室の実験棟などでしか行えない、)

あくまで僕が「おおまかな傾向」をつかむ為の実験。

勘違いや測定ミスの可能性もあるため、話半分程度にお読み頂ければと思いますm(__)m

【実験準備の様子】…………….

TOSOさんのロールスクリーンのサンプルを用意。
(メーカーにこだわりはない)

【エントリーNo.1】…………….

リーズナブルな汎用品である「コルト」
(参考価格:¥25,100)

反射:67.7%、吸収:3.7%、透過:28.6%
SC値:0.34

※SC値(遮蔽係数)…どれだけ日射熱を遮ったかの割合。
(「透過+吸収後の再放射」を加味)

【エントリーNo.2】…………….

「エコ」という名で遮熱性を売りにしている「コルトエコ」
(参考価格:¥34,500)

反射:63.5%、吸収:2.7%、透過:33.8%
SC値:0.39

数値を見てみると、反射はコルトよりも低い(SC値も高い)!

「どこらへんが(遮熱)で、どこらへんが「エコ」なんですか?」

とメーカーさんに聞いたところ、

「薄いもの(透過性を優先したもの)の中では遮熱性が高い商品です。」

うーむ、なるほど。

コルト(汎用品)よりもエコでも遮熱でもないのか、、
(そして割高)

実験前から選択肢外かな(^^;)

商品名って怖いですね!

【エントリーNo.3】…………….

「遮光」タイプの「コルトシークル」
(参考価格:¥31,600)

反射:37.1%、吸収:60.5%、透過:2.4%
SC値:0.36

コルト(汎用品)に比べると、透過がほぼない。
そして、反射が少なく吸収が大きい。
(SC値はほぼ近い)

実は実験で知りたいのは正にここ。

「遮光」の透過の少なさ+吸収の多さ




「遮熱」の反射の高さ(+透過の多さ)

がどのように室内への放射に影響するのか。

【エントリーNo.4】…………….

「遮熱」タイプの「トリアスプレーン」
(参考価格:¥36,300)

反射:71.7%、吸収:3.7%、透過:24.6%
SC値:0.30

コルト(汎用品)に比べると、反射が高い。
そして、透過がある。
(SC値も少ない)

透過せず吸収する「遮光」VS反射し透過する「遮熱」

この対決が今回の一番の見どころ^^

【エントリーNo.5】…………….

「遮熱」+「遮光」タイプの「ジーア遮熱」
(参考価格:¥50,200)
(いわゆる価格高めの高付加価値商品)

反射:71.4%、吸収:28.6%、透過:0%
SC値:0.19

コルト(汎用品)に比べると、反射が高い。
(トリアスプレーンと同程度)
そして、透過がない。
(SC値は非常に少ない)

「透過ゼロ→SC値が少なくなる」ことが分かる。

…………….

以上、5組×2色=計10色の皆さんで戦って頂きます^^!

さて、どんな結果になるやら?

光を透過しない遮光がやっぱり一番?

高付加価値商品はコスト増以上のパフォーマンスはない?

ダークホース「遮熱」の効果はいかに!?

案外、汎用品が一番トータルバランスが良い?

超大穴のコルトエコが、、、それはないか(^^;)

次回から具体的にサーモ画像を見ていきます^^

乞うご期待!

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査①「実験概要。反射・吸収・透過。」

【秘訣】夏のロールスクリーンの遮熱効果調査②「実験開始!ロールスクリーンの表面温度。」

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【秘訣】夏の遮熱効果調査おまけ②「杉板外壁の温度・地中冷熱利用の可能性。」

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いなか日記。121『2019夏の思い出。家族と海と。』

ゆうです^^

今回はこの夏の思い出を。

夏は海や山や花火や、、いろいろアクティブな思い出が残る季節。

子供が小さな頃のこの「愛しき日々」。

これが今だけであることをかみ締めつつ、日々楽しくて過ごしていたいですね。

いなか暮らしの我が家は山の中にあり、海もとても近い。

そのため

「夏だ!海だ!山だ!」

とはあまりならない(^^;)

海の家の県外ナンバー車を見て少し羨ましく思えたり?

我が家の裏にはお墓がある(相方の)。
そんな「単世代で終わらない暮らし方」に心を惹かれる。

この夏、息子と散歩がてら、何度も墓参りした♪

「海に入る」という感覚を忘れつつあったが、息子に海遊びを伝えたく家族で海へ^^

家から15分の出雲崎「天領の里」
整備された海水浴場ではないため空いていてとても良い。

そして、海がとても綺麗♪
一部、砂でなく貝殻の白浜のところも^^

河口にかかる大橋。
夕日時もとても素敵。

新潟観光大使。12『出雲崎、天領の里の夕日。』

テントやタープを張っている家族連れも多々。
小さな子供がいる家族にはお勧めの場所^^

海チェアリング♪

息子と初サッカー!

遊具もある♪
息子も楽しそうでなにより^^

…………….

8/17に開催された地元西山町の「草生水祭り」へ。

西山は大昔に石油が出ていた。(日本初?)
エネオスの起源はなんと西山♪

新潟観光大使。21『柏崎市西山町「草生水まつり」。』

…………….

8/18、海カフェドナさんで開催されたphokaさんのライブに♪

西山町在住のphokaさんはなんと友人の妹さんだった!
(友人はNYでカメラマン。芸能一家!)

夕日に染まる杉板外壁がとても良い感じ♪

夕日とサーファー。
いいねー♪

夕日を見ながら音楽とか最高すぎ^^

phokaさんの音楽は優しくて、心に訴えかけてきて、とても素敵でした。

忙しい日々の中にゆっくり心を整えられる機会になりました。

phokaさん、ありがとうございました。

応援しています^^

…………….

家族と過ごす夏の日々。

とても幸せな時間ですね♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

新潟観光大使。12『出雲崎、天領の里の夕日。』

新潟観光大使。21『柏崎市西山町「草生水まつり」。』