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【注意点】冬場の基礎コンクリート打設って大丈夫??

ゆうです。

先日、これから家の工事が始まる友人から

「冬場の基礎コンクリート打ち込みって大丈夫なの?」

「凍ったりしない?なにか注意点ある?」

という質問を受けたのでこのブログで詳しく回答しようと思います^^

冬場の基礎コンクリート打ち込みの注意点は大きく3つあります。

それは、

1.コンクリートがちゃんと固まるか。

2.上棟時までに上棟の重さに耐えられるコンクリート強度に達しているか。

3.施工は問題ないか。余計な費用はかからないか。

ひとつひとつ詳しく話すと、

1.コンクリートがちゃんと固まるか。

冬場は氷点下になることがあります。

氷点下になったときにコンクリートが凍ってしまわないか。

建築基準法には、
「コンクリート打込み中及び打込み後5日間は、コンクリートの温度が2度を下らないようにし、養生しなければならない。」

と書いてあります。

コンクリートの温度が2度以下になると、コンクリートの固まるスピードが極端に遅くなります。

また最悪の場合、コンクリートが凍り、凍害を起こし、必要な強度が出なくなってしまうこともありえます。

そうならないように、

きちんと基礎コンクリート打ち込み後は養生をして、コンクリートの温度が下がらないよう措置する必要があります。

具体的には、ブルーシートや毛布などで基礎をすっぽり覆います。

それでも温度が足りないような厳寒期の場合は、ヒーターなどを使用して必要な温度を保ちます。

(コンクリート打ち込み中は養生できないため、打ち込み日が氷点下にならない日を選ぶなど注意が必要です。)

新潟・長岡・柏崎の冬場の平均気温。(2013-2017過去4年間平均)
積雪がある時期(12月中旬~3月中旬)は4℃を下回る。
1月~2月末までは2℃を下回っている。
この時期は特に注意しなければならない。


2.上棟時までに上棟の重さに耐えられるコンクリート強度に達しているか。
 
コンクリートは時間と共に強度が出てきます。

ちなみに、コンクリートは「乾いて」強度が出るのではなく「水と化学反応して」強度が出ます。

暖かければ早く強度が出ますが、気温が低いと強度が出るまでに時間がかかります。

養生期間を長めに取れれば良いのですが基本的に現場は工程をつめて動きます。

基礎コンクリートを打ってから5日間養生し、型枠をばらして最短で上棟する場合、基礎の養生期間は合計7日ほどです。

その7日間で、上棟時にかかる重さに耐えられるだけの十分な強度が出るようにコンクリートの配合量を調整する必要があります。

これを強度補正と言います。

コンクリートは配合によって強度を変えることができ、その強度を指定することができます。

冬期以外の通常の季節には「呼び強度24~27N/mm2」という強度でコンクリートを発注することが一般的ですが、冬期は強度が出るまでに時間がかかってしまうため、その強度に+3ほどして「呼び強度27~30N/mm2以上」で発注します。

(強度27N/m㎡・・・10c㎡角のコンクリートで27トンに耐えられる強度。)
(冬期・・・平均気温8℃未満、夏期・・・平均気温25℃以上)

全国生コンクリート工業組合連合会HPより。
7日後の圧縮強度(設計強度に対する発現割合)は、
外気温21℃のときは約60%発現するのに対して、
外気温4.5℃のときは約40%しか発現しない。

3.施工は問題ないか。余計な費用はかからないか。
 
極寒の中での鉄筋組みや型枠施工は大変な作業です。

僕ら設計者が現場を監理するのも一苦労です。

施工スピードや精度はどうしても他の季節よりも悪くなります。

そうなると、余計に手間賃がかかります。

また、積雪が多いようであれば除雪の手間賃を見る必要もあります。

コンクリート打ち込み前に型枠内に積もった雪をバーナーで溶かす手間もあります。

「雪の降る日に外で鉄筋を組む作業」想像をして頂ければ、どれだけ大変かがわかると思います。



【まとめ】

一番の対策は、
厳寒期のコンクリート打ち込みを避けること。

建てる会社にとっては、年間何十棟するうちの一棟かもしれませんが、

貴方にとっては一生に一度のマイホームのはずです。

なにも厳しい時期に基礎コンクリートを打ち込む必要はないと思います。

しかし、建てる会社はこういったことは言いません。

なぜなら、お客さんが「ある時期」を避ければ、その時期の現場の仕事がなくなり、逆に違う時期に現場の仕事が集中してしまうからです。

年間何十棟も建てている会社であればなおさらですよね。

僕(エスネルデザイン)はどうするか。

まずは、厳寒期の基礎コンクリート打ちを避けられないか建て主さんと相談します。

よほど完成時期にしばられてるような状況でなければ、避けたほうが建て主さんのメリットになると考えるからです。

年間着工棟数を追わない家づくりだからこそ出来る提案です。

また、状況を見てですが、

厳寒期の基礎コンクリート打ち込みも行います。

(氷点下になるような時期は避けます。)

それは、適切な設計者判断工事監理を適切にする自信があるからです。

追って、打ち込んだコンクリートの配合量の資料や、現場の状況を報告書にまとめて報告します。

これも年棟数を追わない家づくりだからこそ出来る提案です。
(年間何十棟も建てていたら細かな検討や現場の監理は疎かになりがちです。)

補正指示や監理や報告などを建て主に約束できない会社であれば、厳寒期の基礎コンクリート打ち込みはおすすめしません。

全てはケースバイケースですが、厳寒期の基礎コンクリート打ち込みに関しては大まかにこんなところです。

ちなみに、、

今年の新潟は異常気象。

寒気の影響で例年になく平均気温が2℃を下回る日が多い。
それだけ注意してコンクリート打ちをする必要がある。
マニュアルに沿うのではなく、その年ごとの気象条件を見極め、適切な設計者判断をしていきたい。

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いなか日記。68『雪の和島トゥールモンドで夫婦の時間を。』

ゆうです。

我が家にはあるルールがあります^^

それは子育てに忙しくても『月に一度は夫婦でデートする。』というもの。

家族の時間と同じくらい夫婦の時間も大切にしたいなと。

同じ価値観を持つ相方と、協力してくれる義母義父には日々感謝です。

今月のデートは『和島トゥールモンドのレストラン「バーグ」』へ。

和島トゥールモンドは夫婦デートの定番。

お金と時間が許せば毎回ここに来たいと思える場所。

僕らの結婚披露パーティーもここでさせてもらった思い入れのある場所。

何度も来ているが実は冬の来店は初。
今朝、雪が良い感じに降っているのを見て、
「よし!トゥールモンドいこう。」と思った。

入り口の薪ストーブも本格稼動。
電気を使わない原始的な暖かさはなぜか心が温まる。

レストランの扉を開けて感動した。
一面の雪景色が切り取られていた。

「あ、冬が一番いいわ。」

と思ったら、馴染みの店員さんも「僕も冬の景色が一番好きですね。」と。

新緑も田植えも稲穂も紅葉もいろいろな風景を見せてくれるが、雪景色が一番心を振るわせた。

曇りなのと逆光気味なので自然とモノトーンに映る店内。
(実際はここまで暗くはない。)

稲穂の時期のトゥールモンドはこちら^^
 →新潟観光大使。22『和島「トゥールモンド」。』

地元長岡産の安納芋のポタージュ。
「トゥールモンドのスープの中で一番好きかも。」と相方。

馴染みのスタッフの青柳さん。
カップル時代、結婚披露宴、妊娠中、出産後、、今後は息子も連れて来るんだろう。
人生を共に歩んでいるような不思議な感覚になる。(勝手に)

雪が積もったベランダ。
ペアガラスは空調で暖まっていて窓際でも寒くはなかった。

サーモンのリエット、自家製赤しそのソース添え。
スタッフさんが調理法から食材まで丁寧に説明してくれる。
それが料理をさらにおいしく感じさせる。
「サービスは最後の調味料」ですね。

魚料理。銀ヒラス、寺泊産ゆず胡椒と焦がしバターのソース添え。

銀ヒラスはスズキ目に属する白身魚で南半球で取れる高級魚だそう。
調理法(ポワレ:蒸し焼き)もあるが、とても身が柔らかくほろほろとくずれた。
身の旨味もソースもとてもおいしかった。

「最近一番好評頂いている当たりの一皿です。」とスタッフさん。

平日ランチの13:30からの回は人が少なくとてもゆっくり出来る。
静かにゆっくり過ごす昼下がりはとても心地が良い。
夫婦二人で来るにはおすすめの時間帯。

肉料理。デュクセルと越の鶏、胸肉のミキュイ、ラビオリ仕立て。
デュクセルは玉葱や椎茸をみじん切りにして炒めたソース。
ミキュイ(半生)の鶏肉はとても柔らかかった。

「トゥールモンドは野菜がたくさん食べられていいね。」と相方。

食後の一杯。砂糖入れがマカロンのようでかわいい。

これに焼きたてパンがついて一人2,500円。
料理も景色もサービスも価格も良くて最高。家から近いのに幸運を感じる。

雪のトゥールモンドおすすめです^^
特に新潟の雪を知らない関東の人には、関越自動車道から近いし良いんじゃないかな♪

知られざる「秘密のレストラン」と言った趣きもとても良い感じです。

おまけ…………….

雪のトゥールモンドの様子をムービーに撮りました。

雪がしんしんと降る様子には心が洗われますね。

おまけのおまけ…………….

相方が料理の写真を一枚にまとめていました。

相方は写真を撮るのが上手い(構図とか)。
僕より相方のほうがセンスある。

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新潟観光大使。32『ブルボン本社と柏崎のケーキ屋「ファリーヌ」。』

ゆうです^^

前回書いたの原酒造「酒彩館」に行ったあと柏崎を少しドライブ♪

初めて訪れたケーキ屋「ファリーヌ」さんはめちゃくちゃオシャレでセンスが良くて感動しました!


原酒造さんからブルボン本社までは車で数分。
どちらも柏崎駅前の中心街にあります。

ブルボン本社ビル(2015年完成)。

ブルボンは1924年に柏崎で創業した。もうすぐ100周年。
田舎町の柏崎の中心に、都会的でモダンなこの建物が立ちそびえる感じは正直とても「浮いている」のだが、この建物からの刺激で街に化学反応が起きることを秘かに期待している。
皆さんは「ブルボン」と言えばなにを思い浮かべるでしょうか^^
若い人は「プチシリーズ」?
柏崎花火で上がるプチクマくん花火はとても人気♪)
それとも「アルフォート」?
僕ら地元柏崎民が思い浮かべるのは(たぶん)、
「ルマンド」か、
(少し前にアイスになって話題になった。)
「エリーゼ」あたりかと^^
これを食べて育ちました。地元の誇りのお菓子ですね。

柏崎を少しドライブ。

柏崎市民文化会館(2012年完成)。
ちなみに会館の愛称は、、

「アルフォーレ。」
全国公募から選ばれ、由来はフランス語のart(アール:芸術)とforêt(フォレ:森)を組み合わせた造語だそう。

ブルボンのアルフォートと似ているのはオマージュかな^^
(母は先週ここでベートーベンの第九(歓喜の歌)を120人で歌った。)

駐車場には旧日本石油の赤レンガ倉庫を模した公園管理棟が建っている。
1899年、日本最古の製油所として建設された日本石油のレンガ倉庫はかつては5棟あり、中越沖地震で被災したことでその役目を終えた。
 →新潟観光大使。21『柏崎市西山町「草生水まつり」。』

…………….

さてさて、目的のケーキ屋「ファリーヌ」さんへ。

原酒造とブルボン本社とアルフォーレとファリーヌさんは徒歩圏内。
(柏崎観光ルートになるか!? )

入り口からしてすでにセンスの良さがにじみ出ている!
アルミスコップがこんなにかっこよく見えるなんて!
(実物でないと伝わらない空気感があった)

どーん!
ネットでこの店内写真を見て「行こう!」と思った。
インテリアが動機付けになることもある。

日常的にいろいろな建築を見ているけど、

「ここ最近で一番感動したかも。」(内装・小物・デザインに)

と感じた店内でした^^

お菓子が並ぶ。
東本町のほうで5年、この場所に移転してこの1月でちょうど1年経ったそう。
気さくな店長さんといろいろお話ができた^^

一番人気商品のスコーンはこの日はすでに売り切れ!(相方ショック!)
天気の良い日は早々になくなってしまうそうです。

So フォトジェニック!
(これぞ「インスタ映え?」)

ルクルーゼの鍋はインテリアとして新たに買ったのではなく、
店長さんが鍋好きでずっと愛用していたものを並べているんだとか。

とてもオシャレだし、見た目のインパクトがすごいし、これを見にだけでも行きたくなる。(特に建築好きは)

それがただの内装ではなく、愛用していたものだと知って鍋たちがさらに素敵に見えた。

お菓子だけでなくプリンやジャムも作られている。

オシャレな小物たち。
アラジンのトースターの雰囲気がとても良い。

スコーンはなかったので、店長さんのおすすめのケーキを二つ購入。

めちゃくちゃしっとりとしていておいしかった!(お世辞なしで感動)

調べてみると「ファリーヌ」とはフランス語で「米粉」という意味だった。

しっとり感の秘密がわかってなんか嬉しい^^

と、思って材料シールを見返したら「小麦」って書いてあった笑
(しっとり感の秘密はきっと「バター」ですね!上の写真に書いてあった。)

ファリーヌさんおすすめです♪

おまけ…………….

このあと僕の実家に息子を見せに行ってきました。

母の手編みのニット帽をプレゼントしてくれた^^
なんと昨晩編み上げたんだとか。すごい!

じいじもばあばも孫の前では特別幸せそうな笑顔になる♪

それを見て僕も幸せになる。
(たぶんお互いにそう思ってるんじゃないかな)

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新潟観光大使。31『柏崎、原酒造「酒彩館」と越の誉。』

ゆうです^^

週末は家族3人で柏崎の僕の実家へ。

その前に柏崎の原酒造「酒彩館」で内祝いのお酒を買いに行ってきました。

原酒造さんは、創業200年以上の柏崎の酒蔵で、「酒彩館」は酒蔵に併設する公式ショップです。

2010年に建て替えられ現在はモダンな雰囲気に生まれ変わりました。

入り口から入ったところ。酒彩館と新しい酒蔵が並ぶ。

看板商品は『越の誉』 。
「郷土の誉れとなる愛される酒を造りたい。」という想いが込められている。

蔵に書かれた「な」の書体がかわいい。「なべや」という屋号なんだそう。

入り口には大きな杉玉が!
杉玉は造り酒屋の看板として軒先に吊るされるもので、杉の葉の枯れた色を示すことで酒の熟成度を表現している。

息子も上機嫌♪

外周りを一通り見学してから建物の中へ。
(いつも相方には「早くいこーよー」と急かされる、)

広く開けたモダンな店内。
ちょうどすいている時間帯でゆっくり見学ができた。

原酒造の特別商品『銀の翼』
全生産量の数%しか造っておらず柏崎でも特約店のみの販売となっている。
出来上がる11月が毎年の楽しみ^^
今年は友人が僕の誕生日に大吟醸をプレゼントしてくれた。
 →いなか日記。56『銀の翼と名前入りの絵本。』

越の誉には『幸せを呼ぶ酒』という副題がついている。
大切な仲間と味わいたいお酒。
 →いなか日記。54『初雪と祝い酒。』

発泡する日本酒の「あわっしゅ」
酵母の出す天然の炭酸ガスが米の甘さと相まっておいしい。
最近では特別な日に頂きました。(気分はシャンパン?)
 →いなか日記。60『一級建築士合格発表!祝賀会で「わだの」さんへ。』

日中国交正常化を果たした角さんの写真が。
日中共同声明の式典では原酒造のお酒が乾杯酒として振舞われた。

「角さんとこの酒が中国との仲を取り持ったのかー」

僕が生まれる前の話だがとても誇らしく感じる。

観光ツアーのお客さんが大勢来られて、奥の試飲スペースでいろいろなお酒を呑んでいた。(うらやましかった!)
聞くと、白根の農家さんたちの集まりだそう^^

雪に包まれる中庭。
酒彩館では音楽の演奏会も開かれる。モダンな店内で庭を見て酒を呑みながら音楽を聴く。
なかなかの贅沢ですな♪

お目当ての内祝いの酒を購入^^
選んだのは柏崎の特別な酒「銀の翼」の大吟醸。
けんさんめぐみちゃん送ってるからお楽しみに!

おっちゃんに直筆で名入れしてもらった^^
達筆!話すと「最初は一番へたくそだったんだ。」って。
いろいろな話が聞けて楽しかったです♪

「越の誉」のスペシャルおちょこも頂きました。
これから家での晩酌はこれで飲もう♪

…………….

冒頭に「2010年に建て替えられた」と書きましたが、

原酒造さんは2007年の中越沖地震(震度6強)で被災し建物の半分以上が倒壊しました。

築 70 年の木造土壁の蔵(幅18m、全長65m)は大きくひしゃげ、その壊れ方は木造の構造のテキストに載るほど悲惨なものでした。

おそらく多くの人が「もう駄目かも、、」と思ったことでしょう。

しかし、原酒造さんは復活しました。

「酒彩館」でのイベントやあわっしゅのような新しい酒造りなど精力的に活動されています。

僕は地震を経ていっそう原酒造さんの「ファン」になりました。

きっと柏崎の中には僕と同じような想いの人がたくさんいると思います。

原酒造さんありがとうございました^^

「越の誉」「銀の翼」は僕の世界一好きな日本酒です。

これからも呑んだ人を幸せにするお酒を造り続けてください。

ファンの一人としてずっと応援しています。

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【秘訣】「月々の返済額」新築時と35年後で別に考える。

ゆうです^^

住宅ローンの月々の返済額を決めるときの秘訣。

貴方はどのようにして月々の返済額を決めますか?


失敗しない返済額の決め方の秘訣をお伝えします。

返済額は、

「営業マンのセールストーク」によって決められることが多いのではないかと思います。
(僕も営業時代はそうしていました。)

営業マン「年収から計算して安全な月々の返済額を算出します。」

営業マン「『返済比率(年間返済額÷年収)』というものがありまして、これが25%~30%ほどであれば銀行さんが「大丈夫」と判断してくれます。その範囲内で借入額を決められる方がほとんどです。」

ここで建てる人が、
家づくりが初めてでお金のことより家のことを考えたいモードに入っている場合、

「へー♪」と感心し、

営業マンが算出した借入額をそのまま「上限予算」と考え、その範囲内で家づくりをすれば「安心」と思い込んでしまうんです。
 →詳しくは豊かな暮らしのつくり方。07-4 ー『適正返済比率は!?』ー

別に営業マンは騙しているわけではありません。

銀行が25~30%以内なら融資OKしてくれるというのも本当です。
(最近はもっと高い返済比率でも貸してくれます。)

しかし問題は、その借入額が貴方の暮らしに適正かどうかは営業マンも銀行マンも判断してくれません。

あくまで「自分で」判断するしかありません。

今回はその判断のヒントをお伝えしようと思います。

難しい計算はありません。感覚的なものです。

質問します。
(シミュレーションで出た月々の返済額を「○万円」、これから建てる新築を「その家」とします。)

「貴方は35年後も築35年のその家に家賃として月に○万円を支払えますか?その金額は妥当ですか?」



「あるオーナーからその家を借りるとして、月々○万円×35年間の賃貸契約を結びますか?」

これは、新築建築を不動産投資ビジネスと考えたとき、その計画に投資する価値があるかどうかを判断するための質問です。

※35年後に土地建物の価値がゼロになると想定。
 建物の価値はゼロ(むしろ解体費を考慮すればマイナス)になる。
 土地の価値はゼロにはならないだろうが、35年後もその土地に住み続けるとすれば最終処分するのは50~60年後。そのときには解体費分の価格でしか売れないかもしれない。という厳し目の想定をすれば借入返済総額=家賃支払総額と考えることができる。

以上を踏まえた上で、では理想的な月々の返済額とは?

おすすめ月々返済額は、


(「新築時に払ってもいいと思える額」+「35年後に払ってもいいと思える額」)÷2



例えば、

「新築時はこの家に家賃12万円払ってもいいな。35年後は老朽化するし家賃6万円くらいかな。」

と考えれば、

(12万+6万)÷2=9万円

が月々の返済額として良いのではないでしょうか。

あくまで感覚的なものでしかありませんが、こういう考え方も面白いと思います^^



『35年後、新築住宅が老朽化することをイメージする。』

これが豊かな暮らしを作る秘訣ですね♪

おまけ…………….

具体的な計画で考えてみる。

世帯年収650万(夫+妻)のとき、

返済比率15%を目標にすると、
 (豊かな暮らしのつくり方。07-4 ー『適正返済比率は!?』ー

借入可能額は、約2700万円。 ※35年間、1.4%固定

月々返済額は約8.1万円。 


例)

借入2700+自己資金500万=3200万

土地1000万+建物2000万+諸費用200万=3200万

※ちなみに諸経費を除いた3000万全額借入の場合は、月々返済額は約9万円になる。
 頭金を含めた総費用全額を借りたと考えたときの返済額を家賃と想定するほうがより正確。

おまけのおまけ…………….

上記はあくまで厳し目に考えた場合。

実際は、新築で35年+リノベして30年=計65年間住むとすれば、

新築時3000万+リノベ600万=3600万円

全額借入だとすると、金利を含めた総返済額は約4500万円。

65年間(780ヶ月)で割ると、月々金額=5.8万円。

(新築時・・・35年間、1.4%固定。リノベ時・・・10年間、3%固定)

65年間、月々家賃5.8万円で高性能な新築に住めるのなら、一生賃貸暮らしより割りにあうかもしれない。

ただし、天変地異で想定外の出費が発生したり、思わぬ事態で65年間すみ続けられなかったりするリスクはある。

なのであくまで計画は悲観的に考えること

そして、悲観的な想定をした上で新築住宅が完成したら、楽観的に住むこと

これも豊かな暮らしを送る秘訣ですね^^

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豊かな暮らしのつくり方。17 ー『家を建ててからかかる費用の差。』ー

ゆうです^^

前回、建物にかかる「諸経費」の話をしました。

ここまでは割と知られている話。ポイントはここからです!

貴方は「家を建ててからかかる費用を正確に把握していますか?

それは、家の広さによってどれほど違ってくるのでしょうか?

僕が常々「小さな家を。」「リノベーション」と言っているわけが、今回の話を読めばより伝わるかもしれません^^

最初に結論を話すと、


「大きな家から小さな家に変更したときの金銭的メリットは工事費だけではない」ということです。

では『家を建ててからかかる費用』とはなにがあるのでしょうか。

それは、

保険、税金、光熱費、金利、35年後修繕費、
そして解体費です。

具体的な金額を見てみましょう^^

35年間の合計金額を、延べ床面積40坪の家と24坪の家で比較してみます。
(金額はざっくりです。)

火災保険
 100万(40坪)/ 60万(24坪)

固定資産税(建物)
 300万(40坪)/ 210万(24坪)

光熱費(冷暖房費※全館24h空調)
 350万(40坪)/ 210万(24坪)

35年後修繕費(外壁・サッシ・屋根等)
 600万(40坪)/ 360万(24坪)

 →『新築30年後にかかる費用。』


解体費
 120万(40坪)/ 70万(24坪)
工事費の差も踏まえると、
工事費(坪単価40万とする。坪差=16坪)
 +640万(40坪)/ ±0万(24坪)
金利(工事費640万を35年1%で借入したとき)
 +120万(40坪)/ ±0万(24坪)

これらを合計すると、、
 2230万(40坪)/ 910万(24坪)

その差=約1300万円!
24坪の家を40坪に増やす場合、
メーカーから出る見積もりを比べると面積分の640万円だけが増えるように見えます。

しかし、

35年間のトータルコストで比較すると、640万円のおよそ倍の約1300万円がかかるということ。

工事費を除くと、1300万-640万=660万円が余計にかかってくるということ。

この660万円は、価値として残らない660万円です。
(建物分の640万円も35年後にはほぼ無価値ですが、)

単純計算ですが、坪単価を出してみると、
660万円÷坪差(16坪)≒40万円/坪

家の面積を1坪増やすごとに40万円余計なお金がかかるということです。

例えば、33坪の家なら、24坪の家と比べて、
40万円×坪差(33-24)≒360万円余計にかかる。

逆に言えば、面積を減らせれば、

1坪あたり40万円を浮かせることが出来るということですね。

話をまとめると、

家の面積を減らすことは、工事費を下げる以外にも、

保険、税金、光熱費、金利、35年後修繕費、解体費を減らすことができる!

ということです^^

豊かな暮らし=『ゆとりある家計』を実現するために。

自分と家族の未来のために。

真面目に『住にかかるお金』について考えてみてください^^

お手伝いできることがあれば力になります。

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豊かな暮らしのつくり方。16 ー『建物以外にかかる諸経費とは。』ー

ゆうです^^

家を建てようとするときにかかるお金は、工事費だけではありません。

諸経費と言われるその他の費用が掛かってきます。

ざっくり「諸経費」とはなにがあっていくらぐらいかかるのでしょうか?

ちなみに工事費は「工事請負金額」と言われます。

これは、工務店さんに支払う金額ですね^^家にかかる材料費・施工費の合計です。

住宅を建てる場合、その工事費のほかにもいろいろなお金が必要になってきます。

税金や登記費用や融資費用など。

結論から言うと、諸経費はおよそ200万円ほどあれば足りるかと思います。

その内訳は、
(ざっくりです。ケースバイケースです。)

・もろもろの登記費用・・・約25~30万円
 表題登記・抵当権設定登記・保存登記・所有権移転登記など →司法書士・土地家屋調査士へ
 →新潟観光大使。27『森山事務所(司法書士)』

・土地の仲介手数料・・・約40万円
 土地売買価格×3%+6万円 →不動産屋へ
 ※仲介ではなく、売主から買う場合はかからない。

税金・・・約20~30万円
 不動産取得税・固定資産税精算金 →県・市へ
 (土地価格と買うタイミングによる)
 (土地、建物金額や軽減措置にもよる)

融資費用・・・約50~100万円
 手数料・保証料・つなぎ融資金利など →銀行へ
 (借入額やローンの種類による)
 

その他費用
・地鎮祭初穂料・・・約2万円
・水道加入金・・・約5万円
・印紙税・・・約5万円(契約金額による)

などなど。ざっくりこんなところです。

基本的にこれらの諸経費は現金(頭金)で支払うのが一般的ですが、これら諸経費も含めて借りることができる住宅ローンもあります。
(頭金ゼロ、全額ローンというもの。)

当然ですが、これら諸経費も考慮した上で予算を決める必要があります。

順番としては、

1.年収や預金などの「収入」と生活費などの「支出」を生涯分算出し、老後まで問題なく家計が破綻しないかを確かめる。(ファイナンシャルシミュレーション)



2.その計画内で家にかけられる金額を算出する。




3.かけられる金額から上に挙げた「諸経費」を引く=建物と土地に掛けられる金額




4.3で出た金額の範囲内で土地と建物にかけるお金のバランスを見極める。

1~4までをちゃんと検討してから、建てる会社や土地を探し出すことが大切です。

もちろん初めのうちは、総合展示場や見学会にいろいろ行ってもいいでしょう。

しかし、そのまま流れで契約するのではなく、どこかで一度立ち止まって1~4までを検討してみてください。

特に1をどれだけ精度高く厳し目に検討できるかが、将来家計が苦しくなるか楽に暮らせるかの分かれ道です^^

(営業マンの言いなりでは甘めになる可能性大ですよ。)

→「家にかかるお金」の秘訣のオススメ記事はこちら
 ・豊かな暮らしのつくり方。07ー『家づくりは資金計画から。』ー
 ・豊かな暮らしのつくり方。07-2 ー『総予算の求め方!』ー
 ・豊かな暮らしのつくり方。07-3 ー『適正借入金額は!?』ー
 ・豊かな暮らしのつくり方。07-4 ー『適正返済比率は!?』ー
 ・豊かな暮らしのつくり方。14 ー『新築30年後にかかる費用。』ー

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読書日記「天才の証明」中田敦彦(オリラジ)

オリエンタルラジオのあっちゃんが書いた「天才の証明」という本を読んだ。

既存のお笑いの世界からネットのユーチューバーの視点まで。

一度売れて頂点に立ち、そこから転落して底を見た目から。

なぜ、どういう戦略から「パーフェクトヒューマン」は生まれたのか。

刺さる言葉も多く、とても面白かった。

冒頭に、「目的を間違うな。」という話がある。

あるアイドルの「センターになりたい。なれずに苦しんでいる。」と言ったことに対し、あっちゃんは、

「なんのためにセンターになりたいの?本当になりたいの?」

「たぶん違うよね。そうじゃないよね。」

「目的はファンを楽しませること、エンターテイメントで人を喜ばせることでしょ。」

「君は本当はそれがしたいんでしょ。」

「センターはその手段のひとつでしかないよ。それにこだわるより自分の個性を活かしたほうが早いよ。」

と。

僕はAKBの指原莉乃さんのことが頭に浮かんだ。

彼女は飛び抜けて可愛いわけでも、歌がうまいわけでもなかった。

しかし、バラエティーでのトークの才能があった。

バラエティーで才能を開花させた。

そういうエンターテイメントの方法もある。

アイドルだからって、アイドルらしさ(センターとか)にこだわる必要はないんだと思った。

(指原さんはバラエティーで才能を開花させた結果、認知度が上がり、結果としてセンターになってしまった!すごい!)

住宅も同じだと思った。

「新築は目的ではない。手段のひとつ。」

では目的は?

『家族や仲間と豊かな暮らしを送ること。』

目的を間違ってはならない。

本のタイトルの「天才の証明」とは、

「『自分に合っていること、得意なことに気づきその道で開花すること。』それが天才である。」というメッセージ。

…………………………..

「天才とは、一握りの限られた人たちのことではありません。誰の中にも才能は眠っています。あなたも天才の一人です。自分の中の『天才』を発揮できる場所を探すことを諦めないでください。」(本文引用)

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一人ひとりが天才であることを示す。

それこそが天才の証明だと。

そのために、それぞれが自分の特性を掴むことに真剣に取り組むべきだと。

…………………………..

「人間が、それぞれ微妙にスペックを変えて存在しているのはなぜか。
 協力させるためです。協力したときにこそ力が発揮されます。
 大切ないのは、自分がどういう起用のされ方をすれば最も活躍できるか。それを自覚することなのです。」(本文引用)

…………………………..

「全ての業種は「正統」と「異端」がせめぎ合っている。異端が正統になり、また新しい異端に駆逐される。」

「絶対的に正しいことはなく、価値観は常に更新される。」

「コミュニティーが変われば価値観は異なる。」
「どこで自分の才能が発揮できるかは、その価値観にウケるかどうかを分析して考えなければならない。」
と言ったことも書かれていた。

…………….

また、今日までのお笑いの歴史を分かりやすく解説・分析してあるところもあり、単純に読み物としても面白かった。

ドリフからユーチューバーまでの変遷。

その時代ごとに流行ったテレビ番組と絡めての説明はわかりやすくまた懐かしくて面白かった。

そして、時代背景や文化の変遷を読み解き、なぜその時代にこれがウケたのか、なぜそれは廃れたのか、これから先はなにがウケるのかを分析して実践しているあっちゃんにはとても興味を持った。

ところどころに裏話もあり面白い。
(武勇伝は、まさかDragon AshのGreatful Daysがモチーフだったとは!)

…………….

パーフェクトヒューマンもそんな分析から生まれたものだった。

「藤森のラップは、韻の踏み方がシンプルでわかりやすい。」

「プロから見れば「ラップじゃない」と言われるかもしれないが、視聴者はそんなに高度なことを望んでいるわけではない。」

「わかりやすくシンプルなほうがウケる。」

これはハッとさせられた。

建築でも同じようなことがある。

「この納まりはこう。このデザインが格好良い。」

などプロ受けの良いデザインはあるけれど、住む人は本当にそこを求めているのか。

その細かいデザインに何万も出すことを望んでいるのか。

全部が全部ではないが、

「もっとわかりやすくシンプルでいい。」

と改めて思った。

僕ら設計士が気にすべきことは、同業者からの視線ではなく、住む人の幸せだから。

…………………………..

「『ほどほどのクオリティー』と『オリジナリティー』がすごくいいあんばい。」
(本文引用)

…………………………..

「本業×○○」でオンリーワンになる。という話。

キングコングの西野さんは

「お笑い」×「アート」

渡辺直美さんは

「お笑い」×「ダンス・音楽(洋楽)」

僕はなんだろう。

「住宅設計」×「ファイナンシャルプラン」

「住宅設計」×「旅(世界一周)」

「住宅設計」×「いなか暮らし」

それぞれ磨きをかけてオンリーワンになっていこう。

あっちゃんはキングコング西野さんのことを

「行動アート」

と評していた。

「モノの表現だけではなく考え方や思想、活動も含めてアート。」

制作した絵本だけではなく、プロモーションや活動、ブログでの広報、その他のイベント開催など、まるまるひっくるめて行動すべてでアートを表現していると。

その通りだと思った。

僕も、設計した住宅だけでなく、『豊かな暮らし』という生き方や行動を通して、その全部を提案として発信していきたい。

『家ではなく、暮らしを提供したい。』というエスネルに込めた願いの通り。

…………….

「旧大陸と新大陸」という話があった。

旧大陸は現在のテレビのフィールドで、新大陸はネットのユーチューバーたちのフィールド。

新大陸は、秩序なくいきなり現れた。

芸歴や上下関係や業界の慣例など全く関係なく。

旧大陸の人は新大陸を冷ややかに見ている人もいるが、旧大陸はいまやジリ貧だ。

十代はテレビよりもユーチューバーにあこがれている。

危機感のある旧大陸の人は、時代の変化を敏感にとらえ新大陸への上陸を考える。

旧大陸で弱いことが新大陸へ進むモチベーション(危機感)になる。

住宅業界で考えれば、旧大陸が「新築」で、新大陸が「リノベーション」か?
はたまた「賃貸」か?

自分が「狭間」世代にいるという幸運を活かそう。

そしていろいろ試していこう。

もちろんすべてはサービスを受ける人の幸せのため。

これからの時代、変わっていく価値観を敏感に感じ行動に移していこう。

…………………………..

本を読み終わって。

中田敦彦というひとに継続的な興味がわいた。

有り体に言えば、

中田敦彦のファンになった。

ひとは、他人の経験や想いに触れるとファンになるんだろう。

特に「頑張って失敗しながら努力し結果を出した。まだこの先も挑戦していく。」といった懸命な姿勢に。

これは、キングコング西野さんの「プペル」でも、AKBでも体感していた。

『感情移入』

(または「共感」「感化」)

これがこれからのキーワードなのかもしれない。

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我が家の失敗談と反省。「なぜ小さな家か。」

僕は常々「小さな家を。」「リノベーション。」「住にかかるコストの圧縮を。」と伝えています。

なぜか。
それは我が家の失敗があったからでした。


我が家とは僕の実家のこと。

僕の両親は40代に入って中古住宅を購入しました。
17年前のことで、築2年経ったある工務店のモデルハウスでした。
(現在築19年)
我が家の家購入で良かったことは、

・それまで社宅で賃貸費用を抑えられていたため頭金を貯められた。
・高気密高断熱住宅を推進していた工務店の建てた家だったため、現在でもそこそこ問題なく暖かい暮らしが出来ている。
※Q値(断熱性)=2強。C値(気密性)=2強。
 断熱が重要視されていない当時としては最先端のハイスペックグレードだった。
・そのハイスペック住宅を中古で安く購入できた。
 (高価格過ぎて2年間売れず。→父(建築士)が適性に割引交渉したらしい)
我が家の失敗(厳しかったこと)は、

・子供が3人とも大学まで行った。
 (習い事や部活も積極的にさせてくれた→出費)
・老後のお金の計画をあまり考えていなかった。(たぶん)
・中越沖地震で被災し、家が半壊になりそれなりの修繕費がかかった。
実家に子供が入って二世帯暮らしをすることはなく、42坪の家で二人で暮らしている。

二人で暮らすには42坪は広い。(掃除や暖房やメンテ大変)

1階には年に数回しか使われない来客用和室もある。


今考えると、もう少し小さな家でも良かったかなと。

我が家の失敗を要約すると、
「いろいろあって、老後のお金が足りていない!」
ということ。
(正確には把握していませんし、何歳まで生きるかで変わります。)
もちろん必要であればフォローするつもりですが、
僕も奨学金の返済や僕の子供のためのお金の貯金でなかなかいっぱいいっぱい。
(なにより自分の仕事で収入を稼がないと!)
ここから僕ができる反省(家づくりで失敗しない秘訣)は、
『住宅を購入する前にファイナンシャルプランを立てること。そこから導き出される住宅予算内で住宅を購入すること。』
『ファイナンシャルプランは悲観的(安全率を高め)に考えておくこと。』
これからの時代は僕らの親の世代よりも格段と未来が読みづらくなりました。
年功序列や終身雇用や年金などは甘めに考えていてはいけません。

また、天変地異が起きた場合に想定外の費用がかかるかもしれません。


FPの昆さんも「リスクは想定を超える」と言っています。
 →昆さんブログ「住宅ローン破たん、誰もが当然想定外
悲観的に考えたとしても、きっと現実は想像の上を行くほどお金の足りなさを感じることでしょう。
人間どんな状況でも「お金たりないなー」と思うものです。
だとすれば出来ることは、
ざっくり言えば、
「住宅にお金を掛けすぎないこと。」

=月々の返済にゆとりを持つこと。
その手段が「小さな家」や「リノベーション」ということですね。
ゆとりある豊かな暮らしを送るために
住宅の計画は慎重に進めてみてください。
…………….
話は変わりますが、僕含め子供3人をここまで育ててくれた両親へは感謝しかありません。
自分の子供が生まれてからより一層そういう気持ちが大きくなってきました。
「失敗談」なんて過激な表現をしましたが、今も両親はどちらも自分の趣味をしながら楽しく暮らしています。
これからは「親子+孫の3世代でいろいろと旅行に行けたらいいな」と秘かに考えています^^
出来るうちに出来るだけ恩返し+思い出づくりするぞー!

と、その前にまずは自分の仕事を軌道に乗せて安心させることからですね(^^;)
頑張っていこう!
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エッセイ。「『面倒くさい』の克服法。」

先日、3Dパース(スケッチアップ)をひとつ完成させた。

完成して「『面倒くさい』の克服法。」ということを思いついた。

僕は現在、来年度の独立に向けていろいろと準備をしている。

具体的なサービス内容(提案する住宅の詳細など)はもちろんのこと、

そのプロモーション、開業のための事務手続き、

営業場所、暖房費シミュレーションなど新たな技術の獲得、

などなどやることは山ほどある。

ホンネを告白すると「面倒だな、億劫だな。」と思ってしまうこともある。

その中のひとつが「3Dパース」を覚えることだった。

実はこれはここ数年ずっと

「やらなきゃなー。」

と思っていたのだが、なかなか億劫でやれていなかった。

・今現在必要に迫られていない。

・3Dパースソフトはたくさんあり選ぶのが億劫

・実際の操作が面倒くさそう

などの理由から学ぶのを保留していた。

しかし、図面(2D)や住宅模型の限界も感じていた。

伝えやすさ、日当たりや実際の人間の視点から見た内観など3Dパースのメリットはひしひしと感じしていた。

そして、一念発起したのが去年の年末。

3Dパースをとても上手に使われているサトウ工務店の佐藤さんに教えを請いに伺ってきた。

そしてそれから自分で練習し、なんとかある物件のパースを作ることができた。
 →プランの凹凸でコストが増える!初3Dパース(スケッチアップ)

まだまだラフで完璧ではないが、

スケッチアップはやってみたら簡単にできた。

数年間「やらねば」と思っていたことは、数日で出来てしまった。

そのときに思った。

『なにかにチャレンジするとき、一歩目を踏み出すときのポイント』がある。

まず、

『やってる人の様子を見る。』こと。

そして、

『「やれそうだ♪」と自分で思う』こと。

理想を言えば、


『「面白そう!楽しそう!」とワクワクする』こと。

これがチャレンジの前にあれば、一歩目はとても軽くなる。

億劫でなくなる。

例えば、ネットでやっている人の動画を見てみる。

まずは遊び感覚で。

上手になるのは先の先の先でいい。

まずは「簡単そう、自分にもできそう、楽しそう」

と自分で感じる。

これは、3Dパースに限らず、独立もそうだし、ダイエットもそうだし、習い事もそう。

そして、『子育て』にも通じると思った。

『子供のチャレンジ精神を育てる秘訣』として意識していようと思った。

父親がいろんなことに興味を持ち、楽しみながら挑戦する背中をたくさん見せよう。

面倒くさいの克服法。

面倒くさいに「勝つ」のではない。

正直、人間は弱い心にはなかなか勝てない。

一度や二度ふんばって勝てたとしても継続できない。
(ブログやダイエットや運動が続かないなど。)

面倒くさいに「勝つ」必要はないんだ。

いかに「面倒くさくはなさそうだ、簡単そうだ、楽しそうだ♪」

自分を騙せるか、思い込めるか。

そして、できればチャレンジしたことやチャレンジの結果を第三者に褒めてもらう。

自分のために必要であれば多少強引にでもいい。
(このブログも始めた頃は、相方や妹や友人に(無理やり?)感想を聞き、いろいろ褒めてもらいました笑)

それが、『チャレンジ→継続』の秘訣。

『面倒くさいの克服法』なのかなと思った。

先日作った3Dパース。
よく見ると、窓ガラスは作っていない(ただの開口)。
完璧を目指そうとしていた自分を「ラフでいいからまずやろう。」と勇めた。
そんな機会を作ってくれた友人に感謝^^