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S邸リノベーション。31「中間気密測定!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(10月末頃)

いよいよ中間気密測定です!

気密測定の前に内部の報告を^^

床材が張られ始めました!

今回の床はパインの無垢材
やっぱり無垢材は素敵ですね^^

エスネルデザインではヒノキやパインなどの「針葉樹系」の無垢床板をお勧めしています。
針葉樹は柔らかく傷つきやすいですが、その分裸足のときの足触り暖かさがとても良いです^^
(柔らかい≒空気層多い≒熱伝導率低い≒暖かい)

また、経年変化に耐えられる魅力も無垢材ならでは。
(新建材の突板フローリングとは異なります。)

【秘訣】突板フローリングの経年変化。

そして、窓枠にも床板を使うというアイデアを^^!
「無垢材」「インテリアの統一性」があり「コストも抑える」ことを考えた結果、考えついたアイデアです^^
(大工さんからお墨付きも♪)

大工さんが一から作る階段も作業が進んでいる。

階段上にはなにやら床のような場所が^^
なにかと言うと、、、

階段上の「こもれるロフト」
見学会でぜひ見て頂きたいポイントのひとつ^^

外部の報告も。

21年経ったラワン無垢板の破風はまだまだ健全だったため再利用。
落ちかけていた塗装を剥がし(左)、新たに浸透系の防腐塗装を施した(右)。

劣化していた雨どいも新しいものに交換^^

…………….

さて、いよいよ気密測定についてです^^!

築21年の低気密の家は気密リノベーションでどれほど性能が上がったのでしょうか!?

きれいに張られた2階天井の気密シート
断熱材の施工もバッチリです^^
(壁の気密は外張り耐力壁と外張り断熱材で確保)

天井の気密シート施工は柱一本一本に気密テープ処理をしていくためとても手間がかかる。
これをどれだけ丁寧に行えるかが気密のポイント。
施工を設計士(僕)が監理し、施工不良や漏れを防いでいく。

「配線」「筋交い」などシートを貫通するものは様々。
漏れのないようダブルチェックが重要になる。

ピン!ときれいに張られた気密シート。
「雲見室」の視線の抜け間も良い^^!

いよいよ気密測定開始!
機械で室内の空気を外に捨てていき、圧力差・風量などから隙間相当面積を算出する。
(測定中は建物は閉めきる)

内部の圧力が下がるため、天井のシートがパンパンに下がってくる!

この膨らみを見るだけでも気密が取れていることが分かる。
(低気密であれば隙間から空気が入ってくるためこうはならない)

測定中に手を当て隙間風がないかを調べ、その都度気密処理をしていく。
(M大工さんありがとうございます!)

さて!測定の結果はというと、、、

C=1.2でした!

中古住宅の気密リノベーションであること。
 (根太などの貫通材が多いこと等)

石膏ボードを張る前であること。
 (ボードを張れば押さえ効果で気密は上がる)

などから現時点でC=1.2であれば十分です^^

大工さんとS様と共にホッと肩をなでおろしました。

(コストをかければさらに気密性を高めることは可能だが、中古リノベーションは費用対効果が重要であるため、それぞれのリノベーション計画によって目指す気密性は異なる。)

中古住宅リノベーションで気密測定を行うことはとても稀です。
(新築でも測定されないことのほうが多い)

しかし、測定をしなければ曖昧になってしまいます。

エスネルデザインでは気密測定をすることをお勧めしています。
(特に1棟まるごとのフルリノベーションの場合は)

ひとつの山場を終えたS邸。
これで「耐震」「断熱」「気密」改修工事が完了した。
これから「外壁」や「内部造作」に進んでいく。

…………….

以上、中間気密測定の様子でした^^

現在の現場は完成間近の駆け込み!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

現在、数組様からご来場のご連絡を頂きましたがまだまだ空きはありますよー^^!

ご連絡お待ちしています♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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S邸リノベーション。30「大工さんの技!床下地の調整。」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(10月中頃)

改めて大工さんの技に感動しました!

S邸は元々床に傾きがありました!

インスペクションの結果「完成当時からの傾き」であることが分かっていました。
(当時の施工者のミス)

S邸リノベーション。12「インスペクション実行『室内③床下』。」

現場では床の傾きを直すため、下地をひとつひとつ調整し直すというとても手間のかかる作業を行っております(>_<)

床の下地材(根太)。

水平を見ながら下地の高さを合わせていく。

水平になるように合わせては調整しを繰り返していく。

とても細かく大変な作業。
リノベーションは大工さんの腕と気持ちが命だと改めて実感。
(M大工さんありがとうございます!)

完成時には見えない部分に職人の魂が込められています。

下地を全て調整したのち、床合板が張られる。

「雲見室」が形になってきました^^
吹き抜けから1階に光を導きます。

大開口のFIX窓。
1枚ガラス(ペア)で出来る大きさとしては最大級!

雲見室からの眺めだけでも一見の価値ありです^^

1階天井下地も出来てきました^^

1階にも大開口のFIX窓×2ヵ所!
水平に広がる視界が気持ち良い^^

外周りは防水シートが施工完了。

防水層を貫通するスリーブも入念に防水処理。
丁寧できれいな施工です^^

通気胴縁下には防虫アミを設置。
虫だけでなくコウモリなどの侵入も防ぐ。

S様と電気屋さんと大工さんと設計(僕)で立会いコンセント打合せも実施^^
S様、平日の夜にありがとうございました!

…………….

10月中頃の現場の様子でした^^
(ブログの更新が遅い、)

現在の現場は完成間近の駆け込み!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

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【秘訣】K様の住宅設備「キッチン・トイレ・浴室」

ゆうです^^

網川原のエスネル住宅設備が決まってきました。

建て主様であるK様がブログで検討の様子をまとめられました。

とても参考になります。
僕も勉強させて頂きました^^!

まずはキッチンから^^

キッチンは、ウッドワンさんのsu:iji(スイージー) 。

ウッドワンの無垢材のキッチンはエスネルのインテリアとも良く合うためお勧めです^^
(ただし、金額は張ります、)

K様のブログはこちら^^↓
(とても詳しく書かれています!)

住宅設備の選定 ~キッチン編(その1)~ : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

住宅設備の選定 ~キッチン編(その2)~ : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

続いては浴室^^

浴室はTOTOさんのサザナです。

浴室はメーカーごとの差が少ないため、フィーリングで決められることも多いです。

K様は奥様がTOTOの浴槽の形がしっくりきてTOTOに決められたそうです^^

浴室照明が電球タイプのため自分で簡単に交換できるのも嬉しいです♪
(一体型タイプの場合、照明交換には電気屋さんに依頼する必要がある)

K様のブログはこちら^^
(こちらも内容が濃い!)

住宅設備の選定 ~浴室編~ : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

最後はトイレ^^

トイレはリクシルさんのサティスS(1階)とプレアスLS(2階)。

K様はトイレはかなりこだわられていました!
(2階に設置するかどうかから)

【プラン】2階にトイレは必要か?メリットとデメリット。‐case.網川原のエスネル‐

最終的には「1階はタンクレス」「2階はタンク式」になりました^^

タンクレスは見た目がきれいで奥行きも少なくて良いですね。

タンク式も
「2階設置でタンクレスだと水圧が足りない場合があるがタンク式ならその心配がない。」
(水圧が足りない場合、別途ブースターが必要)

などメリットがあります。

詳しくはK様のブログをご参照あれ^^

住宅設備の選定 ~トイレ編~ : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

K様は「検討」がとても得意な方。

ご自身でエクセルシートを作られ、綿密な他社比較をされていました。
(費用、メリットデメリット比較など)

現在のメーカーの仕様については確実に僕より詳しいと思います(^^;)

そんなK様に家づくりの依頼先としてエスネルデザインを選んで頂けたことは本当に光栄です。

K様、ありがとうございます。

もう少しで図面が完成いたします。

(家具などはもう少し打合せが必要になります。)

これからも楽しみながら「良い家(暮らし)」を共に作っていければと考えています。

今後とも何卒宜しくお願い致します^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【関連記事】…………….

【キッチン・トイレ・浴室】新潟市ショールーム巡り。

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S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

ゆうです^^

S邸リノベーションですが、
12月9日()完成見学会を開くことが決まりました^^!

エスネルデザインの完成見学会!一日限定です!

家の詳細はまた追ってさせて頂きます^^
が、非常に特殊な見学会のため事前アナウンスを!

「完成見学会」と最初に書きましたが、訂正します!

完成前見学会です(^^;)

現在猛ラッシュで工事進行中のS邸。

・12/9時点で工事が完了していない部分があります。
(大工工事・内装工事・外まわりは完成予定)

・通電が間に合わない可能性があります。
(電気が使えない→暖房も出来ない(T_T))

【追記!】
通電が間に合いました!!
暖房してお待ちしております^^
(大工さんありがとうございます!)

※今回「完成→引渡し」がすぐのため完成見学会は行わない予定でした。

しかし、S様のご厚意で「完成前」ではありますが、見学会を開かせて頂くこととなりました!

(S様、本当にありがとうございます。)

そのため暖房や電気が使えないなど不備があることをお許し下さいm(__)m

内装工事も進行中!

また、特殊な見学会のため、前日までに事前連絡を頂ければ幸いです。

メールまたはインスタからメッセージください^^
 会場の場所を追ってお知らせ致します。
(新潟市「新潟中央IC」から車で5分の場所です。)

・オープン時間は9:30~16:30の予定です。
(駐車場の混雑を調整するため、およその到着時間をお教え頂ければと思います。)
 
メールアドレス:yuichi.mu1110@gmail.com
インスタ:https://www.instagram.com/yuichi.escnel_design/

「エスネルデザインゆうに会ってみたい、話を聞いてみたい。」という方、大歓迎です^^

「雲見室」の居心地をぜひ感じに来てみてください♪

「雲見室」完成パース。
幅2.5m、高さ1.7m巨大FIX窓は圧巻!

…………….

S邸の詳細は追って書いていきます!
興味がある方は今までの記事↓をご覧頂ければ嬉しいです^^

設計事務所の仕事『3Dパース作成・空間検討』‐case.S邸‐

設計事務所の仕事『プランの作成・収納検討』‐case.S邸‐

設計事務所の仕事『模型作成・日当たり検討』‐case.S邸‐

エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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ケンチク探訪♪ 22『最も好きな建築「ランプリール」さん』

ゆうです^^

僕が新潟で最も好きな建築を紹介します。

新潟市のパティスリーランプリールさんです。

自然の中にさり気なく佇む外観も、素朴で力強い内観も、もちろんお菓子も全て好きです。

数年通い続けている大切な場所です。

ついに書いてしまいます、、

好きすぎて書くのを躊躇していました(^^;)

それは魅力を伝えきる自信がないから。

ぜひ行ってみてください。

素敵な時間が過ごせると思います。

ランプリールさんHPより。

おそらくここまで好きである理由は、

「その建築の中で心地良い時間を何度も過ごしてきたから。」

素晴らしい建築はたくさんありますが、そうそう何度も行って長時間は過ごせないもの。

それが出来るのもパティスリーであるランプリールさんの魅力ですね。

設計はDesign Room Amanoさん。

僕がアマノさんの建築を語るなんておこがまし過ぎるので、写真中心にご紹介させて頂きます。

【新緑の夕方】…………….

隠れるように森の中に佇む。

シルバーグレーの杉板外壁に緑が映える。

季節の良い時期は境界線がなくなり、内外がひとつになる。

素朴でとても力強い建築。

それは小手先のデザインではない素材自体が持つ力がとてもきれいに整えられているから。

【冬の陽だまり】…………….

庭木の変化から四季を移ろいを感じる。

冬は薪ストーブの炎がとても素敵。

端正なプロポーション。
水平に伸びる線は本当にきれい。

【秋の夕暮れ時】…………….

夕日で出来る木の陰が建物に映る。

とてもドラマチックな瞬間。

夜の空間もまた良い。

【スイーツたち】…………….

右端の「ランプロール」がお勧めです^^

ランプリールさんでスイーツを食べながらゆっくり過ごす時間はまさに「至福の時間」。

【おまけ(スケッチ)】…………….

素材も、周辺環境も、窓の取り方も、プロポーションも、、、

全てが気持ち良い空間です。

店舗建築ですが

「こんな家をいつか建てたいな。」

と思うほど心地良い建築です。

家づくりを考えている方も、そうでない方も

ランプリールさん

本当にお勧めのお店です。

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【関連記事】…………….

網川原のエスネルのK様もブログで書かれています^^

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原惣右エ門工房見学vol.4【斑紫銅完成・その他】-唯一無二の表札プロジェクト-

ゆうです^^

いよいよ今回が原惣右エ門工房見学の最終回です。

紫銅焼された銅器が斑紫銅に仕上がるまでをご紹介します。

おまけの写真集もありますよ^^

前回、銅器が焼かれ、銅に酸化皮膜が形成されました。

原惣右エ門工房見学vol.3【紫銅焼!斑紫の秘密】-唯一無二の表札プロジェクト-

焼かれた銅器は手作業により4~5工程の磨きが行われ、原さんによって炎のユラメキ模様が整えられていきます。

磨き後の銅器がこちら。

原さんにより炎の模様が整えられた。

赤い部分が酸化皮膜が強く残った部分。
その部分を自然な形で残るように磨いていく。

そして、磨き後の銅器を特殊な薬剤に漬け込んでいきます。

漬け時間は条件によりまちまち。
様子を見ながら色の変化を見極めていく。

「夏よりも冬のほうが温度管理が難しい。」

と原さん。

十分に色が変化し、酸化部分が紫色に変わったら斑紫銅完成です。

炎の部分は色だけでなく艶感も異なり銅器に奥行き感を与えている。

人工的でない自然的な模様。
ひとつひとつ手仕事されたことが伝わるデザイン。

原さん、何日も見学させて頂きありがとうございました^^

とても楽しく勉強させて頂きました。

僕は鋳物のことをほとんどなにも知りませんでした。

今回、どのように鋳物が出来るのかを見させて頂き、鋳物への愛着がわきました。

また一柏崎市民として、市内に原惣右エ門工房さんがあることを誇らしく思いました。

具体的に表札を依頼する際にはまた宜しくお願い致します^^

僕もこれから頑張ります!

【おまけ写真集】…………….

扇風機も「斑紫」模様!?

「晴雲」の刻印。

銅の釜(常温)

加熱後。

【薬剤つけ込みの動画^^】


-「超高断熱の小さな家」escnel design-

【関連記事】…………….

原惣右エ門工房見学vol.1【鋳込み】-唯一無二の表札プロジェクト-
原惣右エ門工房見学vol.2【蝋型鋳込み→表札!】-唯一無二の表札プロジェクト-

原惣右エ門工房見学vol.3【紫銅焼!斑紫の秘密】-唯一無二の表札プロジェクト-原惣右エ門工房見学vol.4【斑紫銅完成・その他】-唯一無二の表札プロジェクト-
原惣右エ門工房の斑紫銅 at 柏崎。『唯一無二の表札プロジェクト。』

原惣右エ門工房さんHP。

原惣右エ門工房 – 五代晴雲|新潟県無形文化財

鈴木亮平さんが書く「新潟モノ物語」

炎が生み出す美 “斑紫銅”の技を継承する柏崎の鋳物師

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【秘訣】家は「キッチン(=母)」中心に。

ゆうです^^

相方から網川原のエスネルのプランを褒められました。

理由は
「キッチン(=母)」が家の中心
になっているから。

「キッチンから家のほとんどが見えること。」

それがとても良いという感想でした^^

相方いわく、

「奥さんがキッチンにいる時間は長い。」


「だから、キッチンから家の全体が見えるととても良い。」


(子供の世話も、家族の会話も。)

それと、

「玄関(=来客者)からリビングが丸見えじゃないほうが嬉しい。」


「玄関は安らぐためにも囲ってあると良いな。」

網川原のエスネルは「それが叶えられている」ということでした。

また、

(自分の経験上)お母さんが楽しんでいる家は家族も楽しい♪」

「家の空気感は家事をするお母さんの気分によって作り出される。」

だから「キッチンから家全体が見えたらとても良い。」

ということでした。

とても本質的な話だと思いました。

今後もプランニングの指標にしていきたいと思います。

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インスタグラム始めました♪

ゆうです^^

最近、インスタグラムを本格的に始めました。

書き手も読み手もブログよりもライトに使えるので良いですね♪

僕のページはコチラから^^
https://www.instagram.com/yuichi.escnel_design/

ブログとは違った投稿もしていますので良ければフォローしてみてください^^

…………….

素敵なお言葉を頂くことも。

コミュニケーションしやすいのもインスタの良いところですね^^

フォローお待ちしています♪

https://www.instagram.com/yuichi.escnel_design/

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S邸リノベーション。28「防水処理・床気密・外張り断熱!」

ゆうです^^

S邸の工事報告です。(10月上旬)

外周りの防水処理や床の気密処理がまとまってきました。

そして、外張り断熱材が張られました!

前回、床に断熱材が吹き付けられたところをお伝えしました^^

S邸リノベーション。27「床断熱材施工!UB設置。」

今回はその上の気密処理です。

断熱材の上に気密シートを貼っていく。
(通常、リノベーションで気密シートまですることはほぼ無い。)

エスネルデザインでは新築と同等(またはそれ以上)の性能を出す『断熱気密リノベーション』をお勧めしています。

「リフォームだから」と曖昧にするのではなく、
断熱性はUA値を計算して、気密性はC値を実測して、明確な数値で性能を示します。

(S邸の断熱性は一般的な新築よりも数段性能の高いUA=0.35!

気密シートを貫通する配管周りは気密テープで塞ぎ気密を取る。

とても大変なのが柱周りや壁付近。
ハッキリ言うと、リノベーションで気密を取るのは新築よりも数倍手間が掛かり難しい。

逆に言うとリノベーションには大工さんの腕や経験が必要ということ。

そしてなにより誠実さ・真面目さが必要。

気密処理は単純作業の繰り返し(テープ処理)。

「このくらいでいいか、、」

と思ったら数値は出ません。

今回、齋藤建築さんにはとてもきれいに気密処理をして頂きました。

中間気密検査が楽しみです^^(ドキドキ)

…………….

さて、外周りでは耐力壁「モイス」が張り上がりました^^

サッシも設置された。
白いテープは、、、?

両面テープになっていて防水シートとサッシを密着する。
では、木材(奥行6cm)はなんのため、、、?

ヒントはこちら^^↑

外張り断熱材を張るための段差調整材でした^^
断熱材は最高断熱性能を誇るフェノールフォーム(厚6cm!)

図面の赤い部分が外張り断熱材になる。
内側の断熱材と合わせると断熱材の厚みは16cm以上!
これが新築よりも高断熱性能になる理由です^^

断熱材の断面を見るとこう。
「外張り断熱」と言っても材の種類や厚みによって性能は様々ですが「フェノールフォーム・厚6cm」は最高レベルの断熱仕様。

その上から防水シートを張っていく。
エスネルデザインでは信頼性の高いタイベック(デュポン社)を指定している。

【秘訣】「タイル外壁ってどうなの?」35年後の張替えを想像する。

サッシ周りも両面テープでしっかりと防水処理がなされた。

…………….

玄関ドアも設置されました^^

厚さ約7cm超高断熱木製ドア(スウェーデン製)です。
(熱貫流率 0.85w / ㎡・K)
風合いと性能の両立ですね^^(値段は高い)

…………….

S邸では計画のメインである「断熱」「気密」工事に入りました。

リノベーションならではの難しさもあり、その都度大工さんと打合せしながら工事を進めています。

断熱・気密は最終的には現場の精度が命です。

工事監理者と施工者が一体となり精度を守っていきます。

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原惣右エ門工房見学vol.3【紫銅焼!斑紫の秘密】-唯一無二の表札プロジェクト-

ゆうです^^

原惣右エ門工房見学vol.3はいよいよ紫銅焼きの工程です!

原惣右エ門さんの代名詞である「斑紫銅」の秘密に迫ります。

鋳込みもでしたが、紫銅焼の作業、最高に格好良かったです!!

今回もまずこのムービーを見てみてください!

言葉より伝わります。

この日も暑い夏の日でした。

原惣右エ門さんの工房。和瓦と板張りの外観がとても凛々しい。
海が近い柏崎の建築。

打ち水された石段に涼を感じる。

おさらいですが「斑紫銅」とは紫色の斑模様が浮かんだ銅鋳物のこと。

原惣右エ門工房さんが得意とする伝統技法です。

銅に炎のユラメキを転写させる。

同じ模様は二つとない世界でただ一つの銅器。

「伝統工芸日本金工展」で賞を取られている作品も。

その炎のユラメキのような模様はまさに「炎」から生まれます。

先日鋳込んだ花器(右)と鋳込み後、数工程の磨きを経てピカピカに仕上げられた花器(左)

鋳込み後の銅器はヤスリやサンドペーパー等で表面を磨いていく。

粒子の粗さの違うサンドペーパーを何種類も使い分けていく。

磨き上げられた銅の花器。このままでも十分魅力的。
工房の光と影がその魅力を引き立てる。

ここから銅器を焼き入れしていきます。(紫銅焼き)

高級品である国産の炭を使用し焼き上げる。

海外産の安い炭など他の方法もあるが、原惣右エ門工房さんでは質の高い国産の炭でしか出せない斑模様にこだわられている。

火のついた高温の炭を器の下部へ。

火のついていない炭を上部へ。
温度差を利用して下部と上部の模様の濃淡をコントロールする。

酸化作用により徐々に銅は黒色へ。

時間差で下部の炎が上部にまで広がっていく。

銅の表面が溶け始める約800℃あたりまで一気に加熱し、 様子を見て取り出す。

季節、気温、炭・銅の状態などで取り出すまでの時間は様々。
長年積み重ねられた経験による職人技。

炎から取り出され、急速に色が変化する様子がとても魅力的だった。

炎により表面に黒い酸化皮膜が形成された。

焼き具合の違いにより、酸化皮膜が剥がれやすい部分と剥がれにくい部分に分かれ、それがあの「斑紫」模様になっていく。

時間と共に自然と剥がれる部分も。

これをさらに磨き上げ、炎の模様が作り上げられます。

その様子はまた次回に^^

【次回予告カット】…………….

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【関連記事】…………….

原惣右エ門工房見学vol.1【鋳込み】-唯一無二の表札プロジェクト-
原惣右エ門工房見学vol.2【蝋型鋳込み→表札!】-唯一無二の表札プロジェクト-

原惣右エ門工房見学vol.3【紫銅焼!斑紫の秘密】-唯一無二の表札プロジェクト-原惣右エ門工房見学vol.4【斑紫銅完成・その他】-唯一無二の表札プロジェクト-
原惣右エ門工房の斑紫銅 at 柏崎。『唯一無二の表札プロジェクト。』

原惣右エ門工房さんHP。

原惣右エ門工房 – 五代晴雲|新潟県無形文化財

鈴木亮平さんが書く「新潟モノ物語」

炎が生み出す美 “斑紫銅”の技を継承する柏崎の鋳物師