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【S邸Web内覧会⑥】「プロ撮影による完成写真たち。」

ゆうです^^

S邸はプロのカメラマンさんに写真撮影を依頼していました。

凛とした空気感の伝わる素敵な写真が出来上がりました。

12月半ばの大荒れの時期の中、撮影日は晴天!

本当にありがたかったです^^

青空が巨大FIX窓に映り込む。

カメラマンは先輩設計士の方々も依頼されているYさんに。

一日中家に張り付いて、時間や位置を変え、何枚も撮影して頂きました。
(Yさんありがとうございました)

とても綺麗な写真たち。さすがプロ!
Yさんとは縁があり「いつかぜひ」とお言葉を掛けて頂いていた。

伸びやかな吹き抜け。
吹き抜けがあると空間が豊かになり暮らしにゆとりが生まれる。

奥様の要望でキッチンはセミクローズドに。
キッチン横のゴミ箱置き場も良い感じ^^

巾木のないスッキリとした室内。
右側の窓からは吹き抜け越しに外が望める。

引き手のない引き戸。
アウトセット引戸は縦枠も巾木もなくシンプルに。

こもれるロフト。 空間の質にメリハリを持たせた。

階段を広くするアイアン手摺。

北側の脱衣室にも高窓を取り自然採光を確保した。

家族のウォークインクローゼット。
「洗濯を干す→たたむ→着替える」などが一部屋で行える。
いざというときにはお客様用の寝室にも。

そしてS邸の目玉はこちら。

大開口FIX窓の雲見室。
景観と採光を取り込む。

夕暮れ時。

日没後。

時間毎、季節毎に様々な表情を見せてくれる。
こんな空間が家にあっても良い。

外観。

外壁は無塗装の杉板外壁。
これからの経年変化が愉しみ。

縦張り(フラット張り)と横張り(重ね張り) のコントラストが良い感じ^^

本当に素敵な家が出来ました。

建築家の吉村順三さんは、

「建築家が幸せを感じるのは、
 建てた家に、家族の明かりが灯っているのを見るときだ。」

というようなことをおっしゃっていました。

家は、完成時よりもそこで家族が暮らしているときが一番魅力的。

家は、時間と共に魅力が増していく。

S邸がこれから素敵に年を重ねていくのが今からとても愉しみです^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【関連記事】…………….
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【S邸Web内覧会⑤】「小国和紙の優しいランマ。」

ゆうです^^

S邸Web内覧会その⑤は「小国和紙のランマ」

光が優しく透過する自然素材手仕事製のランマです。

S邸でひとつ夢を叶えることが出来ました^^

それは「小国和紙」さんの和紙を使うこと。

5年以上前から練っていた構想を形にすることが出来ました。

ただ使いたかったわけではありません。

和紙の特性が、部屋と部屋をつなぐ役割に適していると考えていたからです^^

和紙の特性をまとめていきます。

和紙の特性その①

光を柔らかく透過させる。

向こう側の光が優しく透過し、室内を明るくする。

部屋から部屋へ光を透過させることで、
1階の居室や中廊下・玄関ホールなど、暗くなりがちな場所に明るい部屋から自然光を導くことが出来る。

行灯のように優しく広がる光。

和紙の特性その②

視線は透過させない。

和紙ランマ設置前の工事中の様子。

これはこれでとてもシンプルで格好良い。
しかし、視線や音や空気が仕切れないというデメリットがある。

和紙を張ることで適度な境界を作りプライバシーを確保することが出来る。

和紙の特性その③

ほどよく反射し室内に馴染む。

和紙は透過率100%ではないため、白く反射し、白い壁や天井にとても良く馴染む。

また、ポイントが夜。
上の写真は透明ガラスFIX窓。

透明ガラスだと、昼は光や視線が透過して広がりを感じ気持ち良いが、夜は真っ暗になってしまうという点に少し難がある。
(特にランマとして部屋と部屋の境界に使用する場合)

適度に反射する和紙だとこう。
和紙の部分が真っ暗にならず、適度に明るくなる。
(戸の引き手部分の暗さと対比すると分かりやすい)

使用した和紙は3匁というとても薄いもの。
和紙の厚さを替えることで反射率を調整することも可能。

上の写真を裏側から見る。
ランマを透明ガラスにするのも良いが、昼夜のトータルバランスを考えると僕は和紙をお勧めする。

和紙の特性その④

風合いがとても良い。

端部まで丁寧に巻かれた和紙。

さらに言えば、手漉きの小国和紙さんならではの魅力は

物語が込められていること。
物語を感じることが出来ること。

これは工業製品ではない手仕事のモノならでは。

このランマに貼られた和紙がどのようにして作られたのか。

そのあたりはまた追ってお伝えしたいと思っています^^

物語を知ると、そのモノの魅力を段違いに感じることが出来ます。

予告カット。
職人さんの動きは無駄がなくいつもても惚れ惚れする。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【関連記事】…………….
(5年前のブログから)

『小国和紙生産組合さんへ。優しい灯りを考える。』

『小国和紙生産組合さんへ②。柿渋、透かし、京唐紙、、、』

『小国和紙生産組合さんへ③。和紙工房見学。ありがとう工房長♪』

『小国和紙生産組合さんへ④。和紙シェード製作へ。』

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【S邸Web内覧会④】「カーポート・階段手摺・アイテムたち。」

ゆうです^^

S邸Web内覧会その④はカーポート階段手摺の紹介。

引渡し前に、見学会時にはなかったカーポートが設置されました^^
朝から夕方までの一日仕事。
良い天気で良かった。
カーポートの折半屋根。
柱・梁が立て込まれ仮固定。

屋根の留め付け作業。
職人さんご苦労様です。
無事に完成しました^^
カーポートが建ち、凛々しさが増したように思います。
サッシや土間コンと色が揃っているのが良い感じ。
植栽が整備されるのも楽しみです。
…………….
続いて階段について^^
アイアン手摺を使用し、広さを出した階段室。
手摺は「L型ブラケット」とすることでブラケットに手が当たることがなくスムーズに手を滑らせることが出来るように。
無垢の松の手摺材を大工さんの技で連続させてもらう。
「手触りが良いこと」「流れるように手摺を掴めること」
手で触れる部分はとても大切。
手摺は特に丁寧に設計したい。
大工さんにミゾを切ってもらった階段板の滑り止め
「脚が滑りづらいように」だけでなく「段先の視認性の向上」、そして「手仕事感」
『工業製品では生み出せない暖かさ。』を家には持たせたいと思っている。
…………….
定番のアイテムたち。

杉板外壁に光が広がるレトロな「玄関灯」。
玄関は特に「暖かみ」が大切になる部分。
「おかえりなさい。」
と家が出迎えてくれるような優しい玄関を意識して作っていきたい。
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【関連記事】…………….

【素材】エスネルで使われるアイテムたち①「紙巻器・タオルバー・水栓・照明」

【素材】エスネルで使われるアイテムたち②「和紙・ロールスクリーン・PC板・造作ポスト。」

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【S邸Web内覧会③】「見学会の小話と旅ノート。」

ゆうです^^

見学会の当日の振り返りを少し。

晴天に感謝旅ノートへの興味に感激♪

でした^^

まずは天気!

全く期待していなかったのですが晴れました^^!

どーーん!!

ちなみに前日はと言うと、、

大寒波到来!!
積雪!しかも足場残ってる!!(夕方無事解体)

「雪やばー!!」
と内心かなり焦りました(^^;)

見学会当日は晴れてくれて本当に感謝です!

太陽さん、会えて嬉しかったよ^^!!

ちなみに、別日の写真撮影日も引渡し日も晴れてくれた。
荒れた冬のさなか本当に感謝(T_T)

旅中、オーストラリアで買った壁飾り。

飾り付けなど相方がサポートしてくれた。

…………….

さてさて、見学会来場者の中で最も滞在してくださったのはT様でした^^
(この日が初対面)

じーっくりと見て頂きました!

一番なにを見られていたかと言うと、、、

旅ノート!!

家の中を見学されるに(数十分?)奥様がじーっくり見られていました♪

こんなにじっくり見て頂いたのは初めてだったので嬉しいような恥ずかしいような、でもとても嬉しかったです^^

その後もゆっくりじっくりご見学頂きました^^

ちょうどすいていた時間帯でいろいろ質問もして頂きゆっくり話をすることが出来ました。

ご主人はこのブログを毎日見てくださっているとのことで、あんなことやこんなこと、隅々までエスネルのことを知ってくれていました^^

そのせいかずっと前から知り合いだったような全く初めてお会いした気がしませんでした。

嬉しかったです^^

(T様、家族3人で過ごす寝室とても良いですね!また子育ての秘訣を教えてください♪)

(杉板外壁もお勧めですよ^^下に経年変化の様子のリンクを貼っておきます。)

夕方には住学でお世話になっているY際さんも見学に来てくれました^^

「2階も見させてもらいますね。」

「ごゆっくりどうぞー♪」

、、、

、、、

何分経っても下りてこない。

そして、物音すら聞こえない、、、

(消えた??)

と思い2階に行ってみると、、

いた!!

「こもれるロフト」に置いていた旅ノートをこれまた熟読されていたのでした笑

いやー嬉しい限りでした^^

(我ながらよくここまで細かく書いたなーと思います)

ご見学頂いた皆さま、重ね重ね大変ありがとうございました。

またお会い出来ることを楽しみにしております^^

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【秘訣】「おすすめ外壁は板張り。」35年間のメンテ・費用を考える。

【秘訣】杉外壁の経年変化「柏崎の海沿い探訪」。

【秘訣】杉外壁の良い点・悪い点「メンテ・目地/腐朽・クギ浮き」

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【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」

ゆうです^^

S邸Web内覧会その②は「窓」について。

「たかが窓、されど窓。」

窓の種類や位置の違いで「暮らし」は劇的に変わります。

S邸は東南に向けて大開口を計画しました^^

それが外観・内観のデザインの個性になっています。

エスネルデザインでは「自然採光」の確保をとても大切にしています^^

僕の考えですが、

「朝の時間を自然採光が広がる室内で過ごせるかどうか」

は家族の「性格」や「その日のやる気」や「幸福度」に大きく影響してくると考えています。

(朝日を浴びると脳内にセロトニンが分必され、頭も気持ちも活性化される)

具体的には、

・朝起きる際に寝室が朝日で明るくなるか。


・家族の朝食時には電気を付けなくともダイニングは明るいか。

これだけで暮らしの満足度はとても高まると思っています。

(早朝の眠りの妨げにならないよう朝日の量は遮光カーテン等で調節可)

2階寝室の場合、自然採光を取り込むことは比較的簡単です。

ポイントはダイニングに自然採光を呼び込めるかどうか。

エスネルデザインでは、ダイニングに自然採光を導くために「吹き抜け」をお勧めしています。

「白木の床材(ヒノキ、パインなど)」「白い壁」も光を反射させ、室内を明るくするのを手助けする。

キッチンに吊戸棚も設ける場合、キッチンが暗くなりがち。
自然採光を取り入れられるよう窓を適切に計画する。

窓(光)の「量」についての話でした。

ここからは「窓の位置」「壁の切り取り方」についての話を^^

窓を天井いっぱいに設置することでより多くの光を室内に取り入れることが出来る。

窓を壁に付けて設置する場合も同様。(窓の角と壁天井の角を合わせる)

光を取り入れるだけでなく、

・室内の見た目をスッキリさせる。
・外の景色を綺麗に取り込む。


などにも効果的。

さらに、FIX窓の窓枠を出来る限り壁内に埋め込ませることによって「ガラスしかないような」「壁がくり抜かれたような」とてもスッキリした窓まわりを作ることが出来る。

こういった細部に設計と施工の手間と工夫が隠れている。

窓枠(板)を窓の下のみにしているのも窓まわりをスッキリさせるため。

壁や天井をそのまま窓につなげる。

壁がくり抜かれたような開口部。

床付け窓も同様。
窓下に壁を設けず、床をそのまま窓と連続させることで床に光が広がる。
ホールなど暗くなりがちな部分には特に有効。

暗くなりがちな北面の洗濯室には高窓を設け、明るさを確保する。

洗濯室には、浴室の窓(東面)からも光を入れられるよう窓の位置に工夫を凝らす。

特に家事をする部屋は暗いと気分が上がらない、、
「自然採光」や「視線の抜け」を使い、心も明るくしたい^^

北面の洗面台には大開口のFIX窓を設け明るさを確保した。
朝の歯磨きや洗面は出来るなら自然光の中で行いたいもの。

明るさ確保の工夫は2階の居室も同様。

天井・壁付けとし、明るさとスッキリ感を出す。

吹き抜けに面した子供室には吹き抜けの窓が望めるように室内窓を設けた。

最後に「窓の種類」について。

賛否両論あった「個室にFIX窓」
(一般的には個室は開けられる窓を設ける)
(今回はS様のご意向でFIX窓に※僕も賛同)

エスネルデザインではFIX窓を推奨しています。

理由は、

・気密性の経年変化が少ないこと。

引き違い窓などは可動部のパッキン等の劣化により、気密性が落ちることがある。
FIX窓であればそのリスクを低減できる。

※どの程度気密が落ちるかは正確には不明。
※開き窓などレバーで締め付けるタイプであれば気密の低下はある程度抑えることが出来る。

・断熱性が高いこと。

サッシ枠(樹脂部分)が少なければその分、断熱性は高まる。
(ガラスよりもサッシ枠のほうが断熱性が低いため)
サッシ枠が少ないことは枠の結露のしづらさにもつながる。

・レール等の掃除が不要なこと。

凹凸が多ければその分ホコリが溜まりやすくなる。
特に引き違い窓はレールにゴミや泥が溜まりがち。
(→トイレや浴室にはFIX窓はお勧め。)

・見た目がきれいなこと。

壁がくり抜かれたように見えるFIX窓は外の景色をきれいに取り込む。

・コストが低いこと。

可動部がある窓と比較するとひとつの窓で数万円違うことも。

そして最大の理由は、

・超高断熱住宅だと一年を通して窓を開ける機会がとても少ない。

これは今までの建て主様に聞き取りをした結果です。

超高断熱住宅は、一年を通して冷暖房している期間がとても長くなります。

通風が心地良いのも5月や9月の一時のみ。

その時期であっても日中家にいないこともあり「窓を開けることがとても少ない」という声を多数の方からお聞きしました。

※T様も「FIX窓で良かった。」とおっしゃられていた。

【お客様の家】築2年のT様邸に訪問②「住んでからの感想・反省」

また、FIX窓のデメリットとしては「窓外側の掃除のしづらさ」が挙げられます。

これは、
・どの程度の頻度で窓の掃除をするか
・市販の長めの拭き掃除用具で対応なるか

などを検討し、建て主様のご意向を踏まえながら決めていくことになります。

また、もちろんですが全ての窓をFIX窓にすることはありません。

必要に応じて開き窓を設け、外とつながれるよう配慮します。

新緑のそよ風を感じたり、外気温から季節の変化を知ったり、鳥や虫の音を聞くことは暮らしをより豊かにします。

ほとんどの窓を「開き窓」で提案する建築会社が多いと思います。

それが「常識」的です。

しかし、設計に目的と理由があれば、「常識は非常識」となり「非常識が常識」となるということを前職の所長から学びました。

窓一つとってもこれだけ(もっと)検討や工夫する点があります。

設計士の使命は、それらを徹底的に検討し、理由を持ってお勧めすることだと考えています。

眺望の良いFIX窓って「本当に気持ち良い!」ですね^^

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【関連記事】…………….

【秘訣】窓の選定方法②『窓の種類と気密性。』

【秘訣】窓の選定方法①『樹脂サッシとアルミ樹脂サッシ。』

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【S邸Web内覧会①】「完成ダイジェスト!」

ゆうです^^

先週末に無事、S邸の完成前見学会を終えることが出来ました!

雪あり!曇りあり!晴れあり!の最高の見学会日和になりました♪

完成したS邸の様子をダイジェストでお届けいたします^^!

ご来場頂いた皆様、冷え込みが厳しい日にお越し頂き大変ありがとうございました。

初めてお会いする方や遠方から来て頂いた方など、多くの方々にご見学頂き本当に嬉しかったです^^

前日大雪でしたが当日は晴れ間が!!

さて!
今回はダイジェストでお伝え致します!

(内容が濃すぎて簡単にはまとめきれない(^^;))

ではでは!

【家族の間】(=LDK)

大開口からの朝日が広がる。

ディスプレーたち^^

相方に手伝ってもらいました(感謝!)

【雲見室】

光に導かれるように雲見室へ。

どーーん!!

雲を見るのも、空を見るのも、雪を見るのも、、とても良かった。

「ぼーっと出来る場所」って意外と家にないもの。

その場所を提案したいという想いがエスネルにはある。

そして、一番好評を頂いたのが、、、

【こもれるロフト】

階段上のデッドスペースを利用したご主人の「隠れ家」

老若男女とわず「こもる人」続出♪

このロフトも雲見室と同様に
『「体験」を形にしたい』という想いから生まれたアイデア。

【その他】

「引手のない引き戸」「透過ランマ」

機能と見た目を両立したデザイン。
とてもきれいに出来ました。

床材を使用した窓枠。
インテリアが無垢材で統一される。

床は「パイン材」
白く柔らかい表情が空間に暖かみを与える。

大工さんが造る無垢材の「階段手摺」
継ぎ目に職人の技が光る。
手が触れる部分は優しく、風合い良く作ってあげたい。

横と縦に張り分けられた杉板外壁。
シルバーグレーになる経年変化が愉しみ。

今回はダイジェストでお届けしました^^

これから詳しくまとめていきます。

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追伸…………….

網川原のエスネルのK様から素敵なお菓子を頂きました!
とても美味しかったです^^
K様ありがとうございました。

そして、K様がブログでS邸見学時のことをまとめられています!

建て主様目線の感想とても参考になりました^^

ぜひ♪

S邸リノベーション完成前見学会 : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

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S邸リノベーション。35「完成前見学会開催!S邸の見どころ♪」

ゆうです^^

いよいよ本日、S邸の完成前見学会を開催いたします!

超高断熱住宅として生まれ変わったS邸の見どころをまとめました^^

いやー新潟、初雪降りましたね!

昨日準備で現地に一日にいたのですが、柏崎よりも新潟市のほうが降っていてちょっと焦りました(^^;)

しんしん降る雪と杉板外壁。
「高断熱住宅の完成を祝ってくれてる?」

実はこの日(8日)は足場解体予定日。
果たしてこの天気で足場は外れるのか、、!?

さて!S邸の見どころ紹介です^^!

見所その1.「雲見室」!

雲見室あらため「雪見室」!
幅2.5m高さ1.7m巨大FIX窓から春夏秋冬、季節の景色を眺めることが出来ます^^

雲見室3Dパース

アイアン手摺は検討し当初案よりスッキリシンプルに仕上がった。

ぜひ窓枠に座って外を眺めてみてください^^

見所その2「こもれるロフト」!

階段室上部のデッドスペースを有効活用し「ロフト」を設計した。
面積が限られる「中古リノベーション」ではこうしたスペースの有効活用がポイントになる。

屋根裏部屋のように造りは敢えてラスティックに。
素材感を出し多少ラフにも使えるよう計画した。

書き物をしても良し、読書しても良し、ゲームしても良し♪
ご主人の秘密の書斎(アジト)です^^

これ、良いですよ♪

こもり感を体感してみてください^^

見所その3「杉板外壁」!

縦張りと横張りに張り分けられた杉板外壁。
潔く無塗装のまま。
いずれはシルバーグレーに変化していく。それも楽しみのひとつ。
(塗装のイニシャルコスト・メンテナンスコストも不要)

角地に向けて横張り部分を造った。
単一の素材でも張り方や壁の凹凸によって外観に表情を与えることが出来る。

12/8夕方。足場も無事に撤去されました!
(足場屋さんありがとうございました!)

見所その4「超高断熱仕様」!

これが最大の見どころ(感じどころ)です^^!

厳寒期(予報は気温3-4℃)の超高断熱の家はどのような暖かさなのでしょうか?

言葉やデータで伝えることも出来ますが、これはもう体感するのが一番です。

厳寒期に暖かさを体感できる機会は滅多にありません。
ぜひこの機会をご活用ください^^

データ(速報)もご紹介♪

【暖房前】天井・壁・床とも11℃程。建物は冷え込んでいる。

【暖房後】天井・壁・床とも17℃程にまで上がった。
(暖房は電気ストーブ×2台+ハロゲンヒーター×2台を7時間程)

ポイントは温度ではなく、温度差!
天井・壁・床の温度差は0.6℃(ほぼない)

【暖房後リビング吹抜下】
床:約19℃、壁:約19-20℃。

【暖房後リビング吹抜上】
壁:約21℃、天井:約21℃。

吹抜あるリビングの床と天井の温度差が2℃程。
なかなか良い数値です^^!

(低断熱低気密の場合、天井に暖気が集まり床は冷え込み、温度差は大きくなる)

※今回は暖房ゼロから7時間暖房した時の結果ですが、
実際の暮らしは24時間連続暖房するので、家全体が暖められ床・壁・天井に蓄熱されるようになると、床と天井の温度差はもう少し小さくなると思われます。


その他の見どころ

引き手のない引き戸!

明かり取り窓が引き戸を兼ねる。
「手掛けが深い」+「誰でも使いやすい高さに手を掛けられる」

S邸の模型や僕の世界一周旅行時の建築スケッチノートの展示も。

予約者の皆さま、会場でお待ちしております。

足元が悪いことが予想されますのでお気をつけてお越しください。

【予約者様へ「完成見学会」の事前説明】…………….

・工事中のため木くずなどが完全に取りきれていない部分があります。

・残りの作業があるため、室内に工事器具が置いてあります。
(建物前に仮設トイレやゴミ袋が置いてあります)

・電気ストーブで暖房しているため室温は低めになっています。

・引渡し直前のお客様の御宅ですのでご配慮のほう何卒宜しくお願いいたします。

・質問がありましたらお気軽にお声掛けください^^

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PS.見学会は相方(妻)と夫婦二人でご案内させて頂きます。
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S邸リノベーション。34「完成気密測定&通電完了!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(2018.12.6)

完成気密測定を行いました!そして通電しました!

12/9の完成前見学会の前に通電できて本当に良かったです^^

照明の感じと室内の暖かさを感じてもらえればと思います。

12/9当日はだいぶ冷え込むという予報です!
これは僕からすると超ラッキー♪なんです^^

なぜなら、超高気密高断熱住宅の性能を体感しやすいから!

当日はエアコンは使用せず、電気ストーブ数台のみで暖房する予定です。
(クリーニング前のためエアコンは使用不可)

果たして電気ストーブ数台で家全体がどれほど暖まるのか!?

そして、その「暖かさ」はどのようなものなのか?
(足元と頭の温度差は?1階と2階の温度差は??)

冷え込みの厳しい日にぜひ体感してみてください^^

きっと家づくりの参考になると思います。

(お気をつけてお越しください。)

S邸の壁の断熱材は厚16cm以上の超高断熱仕様!
断熱性は一般的な新築よりも数段性能の高いUA=0.35!

「雲見室」から。
窓枠に腰かけてゆっくり外を眺めてみたい。

階段のアイアン手摺も見どころのひとつ。

狭くなりがちな階段室に「広さ」を与える。
(通常はアイアン手摺部分は幅13cmの腰壁になることが多い)

床と壁の取り合いに「巾木」がないだけで空間はとてもシンプルになる。
スッキリしていて気持ち良い。

また、巾木の上はホコリが溜まりがち。
その解消にもなっている。
(掃除機などをぶつけて汚れることには要注意)

居室の戸の上には「明かり取りランマ」を。
「子供がまだ起きているか」などの気配を柔らかく伝える建築的装置。

…………….

さて!

完成気密測定が完了しました^^!

工事完了時の気密性能を測定する重要な検査です。
(そわそわドキドキ)

ちなみにエスネルデザインでは完成時だけでなく、中間時にも気密測定をしています。

理由は、中間時に測定してみないと手直しが出来ないからです!

※中間気密測定時の気密値(C値)は1.2でした。

S邸リノベーション。31「中間気密測定!」

石膏ボードを張る前であったことから「完成時はC=1.0弱になるだろう」と想定していました。

実際はどうだったのでしょうか??

結論から言うと、完成気密測定の結果はC=0.7でした!

概ね想定通りで、大工さんとホッと肩をなでおろしました(^^;)

※コストをかければさらに気密性を高めることは可能だが、中古リノベーションは費用対効果が重要であるため、それぞれのリノベーション計画によって目指す気密性は異なる。

※中間時と完成時のC値の差が0.5も変わることは稀。
 ここまで気密が良くなったのは「中間時から手直しを施したこと」が大きく影響している。

中古住宅の気密リノベーションは千差万別です。

・性能をどこまで求めるか。


・コストはどこまで出せるか。


・バランスの良い気密方法はなにを選ぶか。


(そもそも気密測定をするかどうか。)

など建主様の要望によってベストな答えは変わってきます。

また、断熱改修だけしても気密が疎かであれば体感できる暖かさは減少してしまいます。
(ex.厚い掛布団でも穴が開いていれば寒い)

「中古住宅を直して快適に住む。」ことは実は非常にハイレベルであるということ。

中古リノベーションをお考えであれば、専門技術を持っている建築士に相談されることをお勧め致します。

完成気密測定と照明の様子でした^^

現在、現場はほぼ完成!!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

もう少し空きはあります^^

ご連絡お待ちしています♪

…………….

S様、もうすぐ御宅が完成致します。

超高断熱高気密のリノベーション住宅です。

大変お待たせ致しました。

住まわれてからの感想をお聞きできるのが今から楽しみです^^

今後とも何卒宜しくお願い致します。

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S邸リノベーション。33「外壁板張り完了&内装クロス仕上げ!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(11月末頃)

外壁杉板張りが完了し、内部のクロス仕上げが進んでいます!

一般部分は縦張り、角地側に向いた右側は壁をふかし、横張りに。
この張り分けがS邸のデザイン(個性)です^^

巨大FIX窓が上下にならぶ南面。
水平に伸びる窓と外壁の横張りが呼応していて気持ち良い。

敷地(角地)から生まれた張り分けデザイン。
『理由あるデザイン』を心がけている。

きれいに納まった杉板横張りとサッシ。
マットなステンクギも良い感じ^^

暗くなりがちな玄関には玄関戸上に明かり取り窓を設置。
(もちろん高断熱仕様!)

屋根先も完成^^
「雨どい・破風・軒天・換気部材」の色を統一し、スッキリした印象に。

屋根先の内部。
しっかりと換気経路が取られているかを監理する。

…………….

内部はクロス仕上げが完了しました!

こうだったのが、、、

こう!!

「白+大開口」はまるで美術館のよう^^

工事中にしか味わえない静寂の状態。
大きな感動があった。

自然光で生まれる陰影がとても綺麗。

枠回りの角もとてもきれいに仕上げて頂いた。
(内装屋さんありがとうございました)

無垢の床材を使用した薄い窓台と白い壁の相性がとても良い。
無駄なものがなくスッキリしている。

吹き抜けから来る自然光が優しく室内に広がる。
(ここもS邸の大きな魅力のひとつ!)

「雲見室」にはアイアン手摺が設置されました。
繊細でとても綺麗^^!

端部を壁内に入れ込む手間のかかる納まり。
その手間のお陰でとてもきれいに仕上がっている。

反対側の端部も。 、、最高です(>_<)!
(金物屋さん、大工さんありがとうございます!)

アイアン手摺は階段にも。
細く透過性のあるアイアン手摺を用いることで階段を広く感じさせることが出来る。
(新築でも有効!)

これらはなんでしょう??
一石二鳥の家具アイテムです。

答えは見学会で^^

スカッとシンプルな引き戸まわり。
これから取り付く「あの」引き戸もとても楽しみ^^

【秘訣】僕の実家「引戸の引き手。」

…………….

外壁と内装の様子でした^^

現在、現場はほぼ完成!!
(あとは細かい造作や照明・建具取付などを残すのみ)

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

まだまだ空きはありますよ^^!

ご連絡お待ちしています♪

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S邸リノベーション。32「内装ボード&外壁板張り!」

ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(11月中頃)

内部の石膏ボード張り外壁の板張りが進んでいます!

家の中の壁は「石膏ボード」という下地材の上にクロスや塗装などがなされています^^

断熱気密工事が終わり、石膏ボード張りの工程へ。

幅2.5m高さ1.7mもある特大FIXサッシ
この「雲見室」から見る景色がS邸の魅力のひとつ。

石膏ボード張りや棚板の取り付けが進む室内。

角にはクロスがゆがまないよう樹脂のコーナー材が巻かれる。

その後、パテ塗りへ(ボードのつなぎ目、ビス穴を埋めていく)。

「下塗り、中塗り、上塗り」と塗っては乾かし削りを繰り返し、壁下地を平坦に仕上げていく。
まさに職人の技。
(内装屋さんありがとうございました!)

階段上の『こもれるロフト』の製作も順調♪

特に壁の「角(出隅)」は丁寧にパテ塗りされ仕上げられていく。

アウトセットの引き戸の枠も付きました。

今回は「壁と天井の境目の化粧材(廻り縁)」「壁と床の境目の化粧材(巾木)」も設けない非常に厳しい納まり。

手間はかかりますが、その分空間はスッキリきれいにまとまります。

反対に言えば、

「空間がスッキリきれいに感じられるほど、その裏には職人さんたちの苦労がある。」

と言えます。

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外周りの「杉板外壁張り」も仕上がってきました^^!

「通気胴縁」の上に杉板が張られていく。

通気の目的は
①壁内に入り込んだ雨水を排水するため。
②夏場の熱気を排出するため。
③室内(壁内)の湿気を排出するため。

など家の耐久性に対して非常に重要な役割を果たす。

万が一、通気が取れていないところがないように、通気胴縁を二重にしています。(縦横クロス通気)
(※オリジナルは前職「オーブルデザイン」さんより)

(外壁縦張りの場合は通気胴縁が横になり水切れしづらくなるため。外壁横張りの場合、通気胴縁は縦のみでも可)

通気を二重にすることで、通気が取りづらいサッシ周りなどでも確実な通気を確保し、雨水・湿気が留まることがないよう計画している。

大工さん、小雨の中ありがとうございます!

外壁にはステンレスの平頭クギ
杉がシルバーグレーに変化することを見越して、ピカピカしていないマットなステンクギを選んだ。

抜けづらいようスクリュー加工が施されたクギ。
杉板は乾燥により反る。
その際に抜けづらいようクギの選定にも気を使う。

防水紙を突き抜けないよう長さも考えて指定してある。

大工さんにより一本一本丁寧にクギが留め付けられていく。
板外壁はとても手間がかかる外壁。(汎用外壁であれば施工はより簡単)

しかし、その手間があるからこそ『時間が経つに連れ魅力が増していく外観』が出来上がると思っています。

板の張り合わせ部は『そぎ継ぎ』(斜めに切り落として板を接ぐ手法)をし、雨水が入りづらいよう仕上げる。
(木口から水を吸いづらいよう接着剤も併用)

外壁板は丸ノコで一枚一枚丁寧にそぎ継ぎされていく。

反射が抑えられた平頭のステンクギ。
シルバーグレーに変化していく杉板ととても合う^^

サッシ上端は通気と排水の為、隙間を空ける。
汎用外壁でも行うが、杉板はより水気を避ける工夫が求められる。

赤身の多い秋田の杉板。
節もあるが節抜けが起きない「生き節」がほとんど。
良質な材料を大工さんが手配してくれました。(感謝!)

12/1…………….

外壁が全て張られました!とても素敵です^^!

一般部分は縦張り、角地側に向けた右角は壁をふかし、横張りに。
この張り分けがS邸のデザイン(個性)。

敷地(角地)から生まれたデザイン。
『理由あるデザイン』を心がけたい。

詳しくはまた次回に^^

…………….

内装と外装の工事の様子でした^^

現在の現場は完成間近の駆け込み!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

現在、数組様からご来場のご連絡を頂きましたがまだまだ空きはありますよ^^!

ご連絡お待ちしています♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-