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S邸リノベーション。24「解体③床下地のやり直しと金物調査」

ゆうです。

S邸の解体報告その③です。

床下地のやり直しと金物の検査→是正について。

中古住宅は確認点&修正点がたくさんです!

外壁を剥がし終えたS邸。
(22年経過の既存防水紙はおおよそ問題は無いようだった)

さて、S邸は床が傾いているという問題が発覚していました。

S邸リノベーション。11「インスペクション実行『室内②床』。」

インスペクションの結果、最低部と最高部の差は5cm以上あることが分かりました。

考えられる原因として

①地震によって基礎の上の構造が傾いた。


②地盤沈下によって基礎ごと建物が傾いた。


③完成時から傾いている。(施工不良)

がありましたが床下を調査し「床下地の取り付けに間違いがあった」
(→③完成時から傾いている(施工不良))
であることが分かりました。

S邸リノベーション。12「インスペクション実行『室内③床下』。」

③であれば「床下地を直せば直る」話になります。

(原因が①や②の場合、床の傾きだけでなく、基礎や構造体へのダメージが考えられるため大問題→中古購入はお勧めできない。ということになっていた可能性あり)

床を剥いだ1階の様子。
この取り付け高さにズレがあったため床が傾いていた。
【ビフォー】

これが、、、

【アフター】
床下地(大引き)の高さを水平に直し、束(大引きを支える部材)を木製から調整の効く金属製に交換した。
(とても細かい作業。齋藤建築さんありがとうございます。)

2階の床下地(根太)。

2階も同様に床下地の高さ違いがあり、検討した結果これも”全て”設置し直すことに。
リノベーションは本当に手間のかかる作業が多い。

「中古+リノベーションであれば安くなる」と安易に考えるのは危険です。
正しく施工し直すと手間は新築の何倍もかかります。

多くの会社がリノベーションに手を出さないのは、
新築に比べて設計も施工も多大な手間がかかるから。

しかし、良い状態(=屋根や構造の傷みが少ない)の中古住宅であればリノベーションは、限りある資源を有効に利用することにつながります。

そして、新築同等(またはそれ以上)の性能まで高めた上で新築より安く済ませられる可能性があります。

S邸はそういう計画です。
(建物の劣化が少なかった+間取りの大きな変更が少なかったため実現できた。)

S邸リノベーション。21「工事スタート!超高断熱のS邸の性能。」

撤去されたグラスウール(断熱材)
通気層も防湿層もなかったが、カビは見当たらなかった。

その他…………….

浴室周りの土台。
水漏れにより一部が腐朽していた→新規土台に交換。

金物の調査。
正しく施工されていないものがほとんどだった。
金物の入れ替え・設置し直しなど、一箇所一箇所確認し現場に依頼する。

筋交い(地震に耐える部材)は金物施工されていなかった。
(ゼロから構造補強をし直す計画のため期待はしていなかったが)

金物施工が義務化されたのは2000年。
(この建物は1996年築)
今までの地震から、筋交いは金物施工しないと地震時に効果を十分に発揮できないことが分かっている。

基礎と土台をつなぐアンカーボルト。
既存の座金が小さいものだったので、地震時に土台がめり込みにより耐えられるよう大きなものに交換する計画とした。

また、ナットが緩んでいる箇所も見られた。
(→これから新築を建てるなら緩みづらいナット+座金を選定したいもの)

座金交換後。

構造柱となっていた床柱(2階の梁を支えていた)。
一般的には床柱は化粧柱(構造柱でない柱)であることが多いため撤去する予定だった。
しかし、撤去できない構造柱であることが分かり計画を変更することに。
(柱は新規柱に入れ替える)

リノベーションは、解体(構造材を確認)してから間取りが確定する。
そのため、解体後に「間取りを検討し直し→変更」する必要が出ることもあり気が抜けない。

リノベーションも新築も考え方(構造・断熱など)は同じですが、やり方は全く違うことを身を持って学んでいます。

解体してみないと工期やコストがはっきり分からないこともあり、新築以上に非常に難しい工事であることを痛感しています。

(S様には何度もご検討頂きお手数をお掛けしております、)

しかし、大変なことも多いですが、その分やりがいを感じます。

構造補強案が定まりひとつの山場を超えましたが、まだまだ工事は続きます。

これからも気を引き締めて監理していきます。

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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ケンチク探訪♪ 21『Ag-工務店さん関屋下川原の家(加藤淳さん設計)』

ゆうです^^

先日、Ag-工務店さんが建てられた家の完成見学会に伺って来ました。

自然素材の納まりなどとても丁寧に施工された建物でした。

別日にはAg-工務店さんの事務所にも伺わせて頂きました。

これから設計と施工で協力し合えればと思う工務店さんです^^

Ag-工務店さんは新潟市の新津にある工務店さんです。

新潟の注文住宅『Ag-工務店』(旧:渡部建築)

ネットや雑誌などで拝見していたのですが、お会い出来たのは住学で。

住学第三回伊礼さんの住宅見学などで、いろいろお話をさせて頂いていました^^

また、Ag-工務店さんは加藤淳一級建築士事務所さんと設計・施工のタッグを組まれていて、その完成見学会にお邪魔させて頂いたこともあります。

以前見学させて頂いた「Agさん×加藤さん」の東中島の家

今回、見学させて頂いた「関屋下川原の家」もAg-工務店さんと加藤さんのタッグ建築^^

良い設計能力と良い施工能力は別のもの。

プロフェッショナル同士が良い所を発揮し合って建てる家づくりは僕の目指すところと同じでとても参考にさせて頂いています。

豊かな暮らしのつくり方。01ー『もちはもち屋に。』ー

外観から普通の家とは違うナニカを放つ「関屋下川原の家」。

具体的にナニがすごいのかが分からなくとも「丁寧にデザインされていること」を強く感じることが出来る。

そのナニカは小さなことのようでとても大きなこと。
それが設計事務所が設計する家なんでしょう。

Ag-工務店の渡部さん(左)と加藤淳一級建築士事務所の加藤さん(右)。
一流の施工者と一流の設計士!
(忙しい中、見学させて頂きありがとうございます!)

足場板を利用した打合せテーブルはAg-工務店さん製作。

なんと脚(金物)が簡単に取れるような工夫がされていた。(→搬入出しやすい)
こういう大工さんの仕事に魅力を感じる^^

特注のマリメッコのカーテンも素敵♪

一番魅力を感じたのはこちら。
キッチンからの眺め(L型開口)+吹き抜け空間。

「視線の抜け」と「空間の広がり」がLDKを豊かにする。
その取り方は設計士のセンス(技量)次第。

加藤淳さんはこういった設計がとても上手!
毎回勉強させて頂いています^^

L型の開口部はサッシではなく、ガラスをそのままはめ込んだもの。
「詳細な設計」と「確かな施工」の信頼関係がないと出来ない。
(Agさんと加藤さんの信頼関係を建築から感じました)

関屋下川原の家、とても素敵でした。

加藤淳さんの設計は
自然素材の使い方や窓の納まり、天井高の使い分け(吹き抜け)や光の取り入れ方など勉強させて頂くことが山盛りです!

快く見学させて頂いたり図面も見せて頂いたりと本当にありがたい機会になりました。

Ag-工務店さんも加藤淳さんも大変ありがとうございました!

※加藤淳さんがブログでオープンハウス時の様子を書かれていますのでぜひ^^↓
オープンハウス開催 関屋下川原の家 | 加藤淳一級建築士事務所の日記

…………….

そのまた先日、Ag-工務店さんの事務所に寄らせて頂きました。

今後のお付き合いのスタートになればと^^

Agさんの事務所は現在新築中!
この日はFPの昆さんと共に来訪。

木製サッシや構造用合板の壁や、2階の壁はなんと光る!?
詳しくはAg-工務店さんのブログを^^

続・現場進捗 | Ag-工務店ブログ

『エスネルデザインで設計した家の施工をお願いできないか』など打合せさせて頂きました^^

Agさんから「より性能の高い高気密高断熱の施工がしてみたいと考えていたところなんです。」
と言って頂けて嬉しかったです。

事務所吹き抜けから。
とてもオシャレな空間で楽しい打合せが出来そう♪
(Wさん撮影ありがとうございました!)

これから
エスネルデザイン設計×Ag-工務店さん施工
というパターンが生まれるかも!?

今からとても楽しみです^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

Ag-工務店さんの事務所の窓から。
:広がる「新潟の風景」がとても素敵♪

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新潟観光大使。64-2『佐渡の宿根木!板外壁の経年変化。』

ゆうです^^

佐渡に行った際に念願の宿根木に立ち寄りました♪

経年変化した杉板の佇まいに感動。

やっぱり無塗装の板外壁は魅力的です。

佐渡旅行の概要は前回の記事を^^

新潟観光大使。64『家族で佐渡旅行!島一周ドライブの旅。』

「念願の、、」と書いたのは、前回の佐渡旅行では宿根木には寄れなかったから。

体力の限界と帰り時間の問題で泣く泣く断念したのでした(^^;)

宿根木は佐渡のほぼ一番下↑(スタート地点の小木のすぐ近く)
赤線は前回の佐渡チャリンコ一周時のルート。

ということで、今回は初宿根木を堪能してきました!

入り江に所狭しと家々が集まって暮らしていた。
(海風をお互いに防ぎあう効果もあったのかも)

数年前にJRの「大人の休日倶楽部」のポスターにも取り上げられている。

駐車場から細い路地を入っていく。
「昭和の田舎の夏休み」という雰囲気^^
鬼ごっこやかくれんぼがしたくなる。

ヨーロッパのような石畳の細道。

木製の窓周りは「庇+枠」がされている。
雨風が強い地域であることが建築から感じられる。

日差しのコントラストもとても良い感じだった。

宿根木で見たかったのがコレ!

経年変化した「杉板縦張り(押し縁なし)」の外壁。
佐渡の家はこの張り方の家が多い。
(新潟本土は「下見張り(重ね横張り)」がほとんど。)

「風を受け流しやすい+雨の巻き込みが少ない」からだろうか。
いずれにせよ必然から生まれた意匠(本当のデザイン)だと思う。
(こういうのを探求するのが楽しい)

実は現在リノベーション中のS邸の外壁も「杉板縦張り」。
(選定理由には佐渡へのオマージュがありました。)

杉板縦張りのS邸(一部下見張り)
(現在現場は奮闘中!)

鉄クギが使われているためサビ汁跡がつく。
(錆びさせることでクギの体積が増し、木が痩せても抜けづらい)

無塗装の杉板の経年変化。
凛々しさ、力強さ、風格を感じさせる。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を思い出した。

まだ板を張ったばかりの家も見れた!

張り替えてからまだ数ヶ月程かな?
経年変化のビフォーアフターが見れて良かった^^

少数派だが「下見張り」の家もある。

もう芸術の域。
陰影がつき惚れ惚れする杉板の外壁。

内部が公開されている「清九郎」
建築は1858年以前(築160年以上!)。
メンテナンスを適切に行えば木造の家は持つことが分かる。
(雨風が厳しい地域でも)

百年以上経過している軒下飾り。
細かい細工を施したものであっても持つ。それだけ木は強い。
(乾燥状態を保つことが秘訣。湿気れば腐りやすくなる)

旧郵便局舎(1921年築)
マチトキさんもだが郵便局は洋風の建物が多い?

新潟観光大使。62『加茂の郵便局カフェ「マチトキ」さん。』

リノベーションしたオシャレなカフェも。

そして最後はこちらに。

路地の曲がりに建つ「三角家」
川の中州に建つ三角はまるで船のよう?
(気分は吉永小百合さん^^)

無塗装の杉板の経年変化を感じる良い機会になりました。

やっぱり自然素材の持つ魅力は人工物では敵いませんね。
(特に数十年後)

柏崎や出雲崎の海岸線も素敵ですが、佐渡の宿根木もとても素敵でした。

同じ新潟と言えど「環境が違うことでデザインは異なる」ことを学んだ旅になりました^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

杉板の魅力
:新潟(農村地帯)の原風景を感じられること。
(風景を未来につなげられること)

-「超高断熱の小さな家」escnel design-

【関連記事】…………….

【秘訣】杉外壁の経年変化「柏崎の海沿い探訪」。

【秘訣】「おすすめ外壁は板張り。」35年間のメンテ・費用を考える。

【秘訣】板外壁の経年変化。「方位による風合いの違い」

【秘訣】杉外壁の良い点・悪い点「メンテ・目地/腐朽・クギ浮き」

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豊かな暮らしのつくり方。21 ー『家づくりで重要な4つのポイント。』ー

ゆうです^^

家づくりには4つの重要なポイントがあります。

家づくりで失敗しないためには、
これらのポイントを理解し、依頼先とのギャップがないかを確かめることが重要になります。

エスネルデザインが考える優先順位順に書いていきます。

1.資金計画

なによりもまずこれ。

家づくりでの失敗はほとんどが「借りすぎ」によるものです。

自分たちの収入、支出、財産に応じた借り入れ計画を建てれたかどうかで、住んでからの人生は決まります。

豊かな暮らしのつくり方。07ー『家づくりは資金計画から。』ー

2.仕様

端的に言えば、断熱性・気密性・耐震性です。

これらは住んでから変えることはほぼ不可能です。

そしてこれらは、快適性・光熱費の大小・被災時の復旧コストに大きく影響していきます。

また、漏水したら大ごとです。
構造材が腐る、シロアリに食べられるなどすれば、安全性を脅かします。

また、30-40年後の外壁やサッシなどの改修時に改修しやすいかどうか(コストが多大にかかるかどうか)も生活に大きな影響を及ぼします。

3.間取り、面積

間取りが生活しやすさに大きな影響を与えることは言うまでもありません。

暮らしやすい家事動線や自分たちの価値観にあった間取りでなければ生活は辛いものになってしまいます。

また、面積も仕様と同様に住んでから変えることが出来ない部分です。
面積が増えれば、借り入れ金額、ランニングコスト、メンテナンスコストも増えます。

必要十分な小さな家は、無理のない家計を助けます。

延べ床面積約26坪の網川原のエスネル
小さな家は家族の密度も高める。

小さくても家事動線は綿密に検討されている。

設計事務所の仕事『プラン修正・収納計画』‐case.網川原のエスネル‐

豊かな暮らしのつくり方。17 ー『家を建ててからかかる費用の差。』ー

4.詳細設計

間取りと似ていますが、より細かい視点で見ると、

「使いやすい棚の高さ」
「あると便利なポケット収納、飾り棚」
「愛着のわくタオルバー、玄関土間」
「交換のしやすい照明計画」

など、詳細設計も非常に重要です。

優先順位は1から順ですが、
実際に生活しての満足感は「詳細設計の良し悪し」が一番影響してくるかもしれません。

設計事務所の本領発揮はこの詳細設計。

綿密な打合せや提案の幅により
日々の満足感を作り出すことが設計事務所の誇り(存在意義)です。

以上が家づくりで重要なポイントです。
公的な評価など他にも重要な点はありますがとりあえずここまで)

どれも全て大事です。

エスネルデザインの優先順位は

1.資金計画
2.仕様
3.間取り、面積
4.詳細設計

の順としましたが、設計士や会社によって優先順位は異なります。

(ちなみに「デザイン」はあえて入れませんでした。が通常は入ると思います。)

優先順位に正解はありません。
(「カッコ良いことが正義!」と考える人もいるでしょう)

大切なことは

家づくりの重要なポイントを知り、理解すること。

そして、

「自分達の優先順位」と「依頼先の優先順位」のギャップが少ないか確かめること。

ギャップは埋めることが出来る点と難しい点があります。

(「間取りや面積」などは対応しやすいが、「仕様」は変更できないことも多い)
(年間棟数の多い会社では詳細設計に時間をかけられないケースも)

重ね重ねですが、家づくりで失敗しないためには
「自分たちの本当の要望」を知り、「それを叶えてくれる依頼先をみつけること」の両方が大切になります。

-「超高断熱の小さな家」escnel design-

【関連記事】…………….

豊かな暮らしのつくり方。19 ー『家に必要なもの〈初心に返る〉』ー

豊かな暮らしのつくり方。10 ー『新築住宅03「良い家の条件。2017」』ー
豊かな暮らしのつくり方。15 ー『小さな家のススメ。』ー

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新潟観光大使。64『家族で佐渡旅行!島一周ドライブの旅。』

ゆうです^^

夏の初めに家族みんなで佐渡旅行に行ってきました。

天気も良くて景色も最高!

料理も美味しく思い出に残る夕日も見れました♪

相方の育休終了前に両家の両親を誘って佐渡へ。

息子は初海外旅行(?)になりました^^

早朝に柏崎を出発し、直江津港から海を渡る。

さらばニッポン!

き、気持ち良いー!
初めての船に息子も大興奮^^

気分は世界一周クルーズの旅。

1.5時間程の船旅を終え、小木港へ到着。

レンタカー(1台)を借りて海岸ドライブ!
昼飯に向け両津へと向かいます。

僕は佐渡は2回目。
2011年に相方と「チャリンコ佐渡一周ツアー!」を敢行したぶりでした^^

野宿あり、発熱あり、お尻に難ありの弾丸ツアーは辛かった分感動があった。
(もう出来ない、)

「あのときの感動をぜひ家族にも」ということでほぼ同じルートでの佐渡一周ツアーを企画したのでした^^
(さすがに車で)

佐渡の友人に聞いたところ「いしはら」さんと言うお寿司屋さんを勧められ伺った。
(地元民しか知らない系の名店の予感♪)

佐渡にぎりセット美味しかったです! (2,500円也!)

お腹を満たし、海岸線ドライブ再開。
目指すは佐渡最北端の「弾崎」へ!

着いたー!
日本の快水浴場百選にも選ばれている「二ツ亀海水浴場」
(道路はかなり険しいので行く方は覚悟が必要です!)

二ツ亀海水浴場

家族の良い思い出が出来ました。
(撮影:義母)

その後は海岸線(外海側)を南下し、相川にある「ホテル大佐渡」さんへ。
(途中の景色も最高でした)

どこか沖縄のような雰囲気を感じさせるホテル大佐渡さん。

Ocean View!!

そしてこの日の夕日は本当に最高でした!

なんと夕日で虹が出来ていた!
家族で見れたのが本当に良かった。一生の思い出になりました。

夕飯もとても美味しかったです。
(佐渡名産「おけさ柿」のシャーベット)

翌日、朝焼けが見たくて早朝に起床。

静かな朝の海。日常の喧騒を忘れ、心が安らぐ。

この日も良い天気!

初めて佐渡金山にも行きました。
(金の延べ棒がめちゃめちゃ重くてビックリした!)

チャリ一周のときにみつけた秘密の海岸や、、

絶景の長者ケ橋にも!
(有名ではないが佐渡に行ったら寄るべき!)

こちらの方のブログがとても素敵に紹介されています^^
【佐渡の絶景】長者ケ橋から眺める紺碧とエメラルドグリーンの海 : 佐渡旅(sadotabi)

たらい舟ボート!じいちゃんカッコいい!
(2011年撮影)

息子もご満悦。

この後、佐渡の観光名所である「宿根木」へ。

シルバーグレーに変化した外壁の家々がとても素敵でした。

宿根木は長くなるのでまた別の記事でご紹介します!

そして、夕方の船で小木から直江津へ。

直江津に着いた時の空は正に「あかね」色に染まっていた。

あっという間の二日間でしたが、家族の素敵な思い出ができました。

企画&手配してくれた相方に感謝!

またこうして数年に1度は両家そろって家族旅行に行きたいな。

息子が物心ついてからも楽しそう♪

「豊かな暮らし」を感じた旅になりました。

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【2018.9.29追記】…………….
宿根木の記事を書きました^^
佐渡の杉板無塗装の縦張りに感動!

新潟観光大使。64-2『佐渡の宿根木!板外壁の経年変化。』

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新潟観光大使。63『廃校リノベーション!「三条ものづくり学校」。』

ゆうです^^

先日、お誘いを受けて

三条ものづくり学校

にお邪魔してきました。

学校そのものがともて建築的!
そして、校内がアートであふれている!

想像以上の感動とワクワクがありました^^

三条ものづくり学校は三条市桜木町にあります。

平成26年に閉校した旧南小学校をリノベーションし、「ものづくり」の高付加価値化を目指し開校されました。

三条ものづくり学校

本物の学校!

(いつか住学とコラボしても楽しいかも?)

グラウンドもありとても開放的。
真南向きなので自然採光もしっかり取れる。

玄関ホール。
リノベーションされて今はいろいろな会社に使用されている。
その様子が玄関から伝わりワクワクする^^

校内には様々なアートの展示も。

いろいろな仕事を知れる「仕事ポケット」という取り組み。
いつか息子を連れて遊びに来てみたい^^

本物の学校、、、なのだが建築的なものを強く感じる。
(奥の廊下の折れ曲がり具合とか)

階段上の丸い天窓。
(カラーリングはリノベーション時?)

壁にはものづくりの「技法」が解説付きで直接書いてあり面白い^^

手洗い場も正に学校。
(懐かしい!)

企画展を開催している教室もあった。

「印刷」に関連した様々なアートの展示が。

学校を歩いたり、企画展をのぞいたりするだけでも楽しい^^
レストランも併設されています。

元体育館のプレイルームも。

三条ものづくり学校に来たのは理由があってでした。

ウワサの「ガリレオ黒板」!

三条ものづくり学校内にあるウッドハブさんの事務所にお邪魔したのでした^^

WOOD HUB

玄関正面にある木造建築物もウッドハブさんが設計されたもの。
HPから写真お借りました!)

代表の實成さんとは以前別の関わりがあったこともあり縁を感じています。

そして、ウッドハブさんは事務所の改装を検討されていて、その設計をなんとサトウ工務店さんがされるという夢のコラボが進行中!

詳しくはサトウさんのブログで^^
ウッド・ハブさんとコラボが実現? – 一級建築士事務所 サトウ工務店

今からワクワクが止まりません!

完成が楽しみ^^

三条ものづくり学校はワクワクがいっぱいです♪

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豊かな暮らしのつくり方。20 ー『家に必要なもの〈初心に返る〉』ー

ゆうです^^

貴方が建てたい家に必要なもの(条件)はなんでしょうか。

家づくりを進めていると、
叶えたいことがどんどん増えていって
なにが本当に必要なのか分からなくなることがあります。

そんなときは初心に返ることをお勧めします。

家づくりを進めていると、
(雑誌や展示場を見たり営業マンから話を聞いたりしていると)
どんどん叶えたいことが増えていきます。

例えば、

「キッチンは○○の△△シリーズ」

「外壁は△△コーティングのタイル外壁」

「オシャレな間接照明もほしい」

「どうせならロフトも作りたい」

「ウッドデッキがあったら外で家族でBBQできるかなー」

「できたら書斎や家事室もほしいなー」

、、、

要望が膨らむことは全然OKです。

一生に一度の家ですから。

重要なのは、

要望に振り回されて、本当に叶えたかったことを忘れてしまっていないか。

ということ。

貴方がもし家づくりの途中であれば、思い出してみてください。

「なぜ家を建てようと思ったのか。」

おそらく、

・子供が生まれてアパートが手狭になったから。
 子供の泣き声で隣人に迷惑をかけるのが心配だったから。

・いつまでも賃貸では家賃がもったいなかったから。

・アパートでは冬寒いし、結露もひどく、快適でなかったから。

といったところではないでしょうか。

そして、

「当初はどんな要望を持っていたのか。」

おそらく、

・なるべくローンは少なくしたい。家計の負担は抑えたい。

・家は冬寒くなければいい。

・アパートより広ければいい。

といったところではないでしょうか。

思い出してください。
思い出せば気付くはずです。
当初の要望からずれ始めていることを。
「一生に一度の家だから、、」
と、あれもこれも追加して借入額は大幅増加?
「寒くなければ十分、、」
と感じていたのに、いつの間にか断熱性の優先順位はどんどん下へ?
「書斎も欲しいし、収納ももっとあればいいな、、」
どんどん家が大きくなっていませんか?
迷いの森へ入られた方へ

エスネルデザインが考える家に必要なものを端的に示します。

1.最低限のシェルター機能。

雨風がしのげること。外敵が容易に侵入してこないこと。
 →すべての家がクリア○

2.冬暖かいこと。

冬に寒いのは人間耐えられない。健康にも悪影響。
心身ともにストレス大。
 →断熱気密性は最重要。

3.住みながらかかるお金が少ないこと。

家が完成してからも

・光熱費が高かったり、
・メンテナンス費が高かったり、メンテ頻度が多かったり、
・不具合が出て修繕費が必要になったり、
・地震で家が損傷し、多大な補修費がかかったり、

と、ローン返済以外にも多くのお金がかかるのはとてもストレス。
豊かな暮らしはゆとりある家計から。

…………….

家はこの3つが満たされれば良いのではないでしょうか。

極端に言えばあとは「おまけ」だと。

重要なのは「必要なもの」と「おまけ」の優先順位が逆にならないこと。

お金に余裕がある範囲内で「おまけ」を増やしていけば良いんです。

キッチンや照明や内装などは換えることが出来ます。
ウッドデッキも後から造ることが出来ます。

しかし「断熱気密性、耐震性、家の大きさ、ローン借入額」は建ててからは変更できません。

冷静になればなにを優先すべきかは明らかです。

このような思考で設計されているのが「エスネル」です。

『冬暖かいこと』『住みながらかかるお金が少ないこと』に特化した家づくり。

他は「足るを知る」の心でそれなりで良いと割り切る家づくり。
(自然素材の経年変化を良しと考える家づくり)

具体的には、

・冷暖房費を抑え、家中快適な空調が出来る「超高断熱性能」

・イニシャルコストを抑え、家族密度を高める「小さな家」

・耐久性を上げ、大容量の床下収納を作る「高基礎」

・メンテナンス手間、コストの低減を考えた仕様
 (板外壁、室内塗り壁仕上げ、熱交換なし換気扇、、)

・地震時の損傷を低減する「構造計算された高耐震性能」

など。

欲しいのはカッコいい家ではないと思います。

欲しいのは『豊かな暮らし』

そのためには「超高気密断熱・高耐震・小さな家」であれば十分。

「家族の幸せ」は家(ハード)が作るのではなく、
快適性、ゆとりある家計、暮らしやすい間取りなどの環境(ソフト)が作るのだと思っています。

「家に必要なもの」はなにか。

家づくりの途中もし迷ったら、ふと立ち止まって振り返ってみてください。

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S邸リノベーション。23「解体②浴室の柱の腐り・筋交いの欠損!」

ゆうです^^

S邸リノベーション工事は解体が進んでいます。

そして、やはりありました。

耐力壁の不備・柱の腐りが!

S邸の施工は角田の齋藤建築設計さん。

前職でも新築で一緒に仕事させて頂いた方。
改修工事をされるとも多く、リノベーション工事には適任ということでS様にご紹介させて頂きました。

なにより棟梁(会社の代表)が現場で作業されるのが素晴らしい。
地元に根付いた仕事をされていてとても頼りになる方です。

豊かな暮らしのつくり方。13-2ー『良い工務店の見極め方②「地元・リフォーム」。』ー

リノベーションでは柱・梁や下地材はそのまま使用するので丁寧で慎重な解体が必要。
(とても手間がかかる)

実は僕には「ある不安」がありました。

それは、出窓周りの漏水→腐り。

以前、ある家の出窓からの漏水で、壁内がカビまみれになった様子を見ていたからです。

【秘訣】壁内にカビ発生。「中古住宅購入時の注意点」

S邸にも出窓が複数ついていた。
(出窓は20年前あたりに流行った)

出窓周り(=建物外周部)の柱が腐ると構造的な問題に直結する可能性が高い。

(耐震性など)

恐る恐る解体した出窓を見てみると、、、

おぉ!きれい!

多少のシミはあったが、腐りはなかった。
ホッとひと安心。
(他の出窓も同様に問題はなかった)

気を取り直して解体中の浴室へ。

S邸は在来工法の浴室でした。
(ユニットバスでなく、タイルを張って造った浴室)

こうして見ると現代アートのよう。
(廃退系・ボルタンスキー系)

そして、あってしまいました。

柱の腐りが。

浴室ドアで防水層が切れる部分。
水がかりも多く一番リスクのある部分。

柱の根元は腐って完全になくなっていた。
柱の下の土台も腐朽していた。

上部までスカスカに。
シロアリとは違う腐りによる症状。

少し脅かすような書き方をしてしまいましたが、この腐りは想定内でした。

建物の購入前にインスペクション(住宅診断)で確認していたからです。

S邸リノベーション。11「インスペクション実行『室内②床』。」

また、築数十年の家では腐った柱があることは多々あります。
(齋藤建築さんも馴れた様子だった。)

大切なのは、
新たな耐震補強計画を立て、新しい柱に適切に交換すること。

そのためには、インスペクションやリノベーションが必要になってきます。

そして、構造的な問題はもうひとつ、、、

赤丸部分をよく見てみると、、、

筋交いに穴が!
(地震に耐える部材)

これでは、地震時に耐力が発揮できず折れてしまいます。

多くの建物が倒壊した熊本地震でも、倒壊の多くの理由は
耐力壁の施工不良
でした。
(筋交いの欠損、金物がない、施工ミスなど)

設計図に耐力壁を書いていても施工ミスがあれば、耐力壁は計算通りの力を発揮しません。

筋交いのこの手の穴はよくあるんです。

この穴はエアコンを後付けしたときに出来た穴です。

エアコンの後付けは、
構造的にも、防水的にも、断熱気密的にもリスクが高い工事になります。

後付けの必要がないように、エアコンの設置も新築時にしっかり計画しておきたいものです。
(そのためには断熱や空調計画を綿密に検討しておく必要がある)

このように、中古住宅(もしかしたら新築でも)にはリスクがたくさんあります。

S邸では新たな耐震補強計画を基に問題のある部分を改修していきます。

中古住宅でも新築でも良い家を建てるのに重要なのは
「設計」「工事監理」の両方です。

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いなか日記。98『息子の初稲刈り&1歳誕生日会』

ゆうです^^

我が家の今年の稲刈りも無事に終わりました。

去年は息子の出産と重なりバタバタ!

息子にとっては初めての稲刈りでした。

去年は稲刈りと出産がちょうど同じ日に!

家族でバタバタしたのが懐かしい^^

あれからもう1年が経ったのかー。

いなか日記。46『初ベビーやっと誕生!』

直前の台風で稲が一部寝てしまった。
今年の夏は猛暑だったがなんとか実ってくれた。

生まれたのがこんな日だったから、実った稲と成長した息子が重なって感じられる。

「あ!電車きた!」

さて、刈り取られた稲は脱穀され、乾燥機へ。

大きな乾燥機(右)。
乾燥させた米は2階へ送られる。

2階の様子。米は重力により再び1階へ。

2階から来た米は籾摺り機へ。

自分で植えた米を手に取ると感動もひとしお。

[PhotoLog]5/2:GW今年の田植え。

籾殻は外へ飛ばして集めておき、肥料などに再利用される。

籾殻を取った米(玄米)を袋詰めする。

米袋にまとめる。

今年もたくさん出来ました^^

稲刈りと同時に歳をとる息子。すくすく元気に育っています。
(パパママ・ジジババもみんな1歳!)

今年も良い稲刈りになりました♪

田舎の二世帯暮らし、家族みんなで楽しく過ごしています^^

おまけ…………….

先日、両家みんなで寺泊のホテル飛鳥さんで息子の1歳誕生日会を♪

海と山が見える素敵なお部屋でした。

カフェウインズなど寺泊の海が一望。
大浴場からの景色も最高だった。

弥彦山と稲穂の風景も。

両親たちも成長した孫を見て嬉しそう^^
息子は義母が作った一升餅を泣きながら担ぎました♪

みんな1歳おめでとう!
(右は相方お手製のベビーケーキ)

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いなか日記。97『オークラと秋の花々と夕日と。』

ゆうです^^

最近の日々の出来事を徒然なるままに。

ホテルオークラ、新潟日報メディアシップ見学。

家の秋の花々、秋分頃の夕日など。

「ニイガタ打合せが出来るカフェ探しの旅」へ。

相方の案で「ホテルオークラ」さんへ。
知人が勤めていてカフェをお勧めしてくれた。

「新潟」を感じる素敵な景色でした。
お茶をしながら話すのにはとても良さそう。

続いては、万代橋を渡り「新潟日報メディアシップ」さんへ。

素敵なエントランスと2階のフリースペース。

ラブラの交差点が一望できた。

20階には新潟が360°見渡せる「そらの広場」も。
地上約100m。
写真左のレインボータワーもいよいよ見納め。

…………………………..

話はだいぶ変わって、家の花々をご紹介。

我が家の緑のトンネル〈秋バージョン〉

秋の花の代名詞、コスモス。

色とりどりに咲き誇る。

柿も栗も実ってきた。

秋と言えばキンモクセイ。

幻の果物(?)ポポー。

コンニャクも元気に育ってます。

去年の記事↓

いなか日記。48『9月の庭の花々。』

…………………………..

最後に秋分頃の海の夕日を。

2018.9.18.17:10~(寺泊~石地)

夕日読書は先日買った角さんの本。

夕日時の雲は芸術品。
秋の雲には儚さがありとても繊細。

今日も良い日でした。

ありがとう。

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