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【秘訣】『家づくりの始め方。』良い家を建てるのに有効な検索ワードとは。

ゆうです^^

「そろそろ家が欲しいと思ったんだけど、何から始めれば良いか分からない。」

先日、友人から相談を受けました。

「オシャレな家は欲しいけど、あんまりお金は使いたくない。」




「でも格好悪い家は嫌だし、建ててから後悔はしなくない。」

「雑誌やネットで完成写真を見ていても、良い会社かどうかよく分からないし、」

「なにをどうすれば良いの?どんな家が良いの?」

そう思うのも無理はありません。

家は初めての買い物で、考えることも多くて、大変で面倒ですよね(^^;)

家づくりは何から始めれば良いのでしょうか。

世の中に家を建てる会社はごまんとあります。

その質も千差万別。

有名な会社であれば、コストがかかったり、

無名の会社であれば、ちょっと心配だったり、

良い会社に出会えるかどうかは「運」によるところが大きいのかもしれません。

(実際、たまたま行った見学会の会社に依頼するというケースは多い)
(比較検討もだんだん面倒になってくる、)

新築完成時の建て主様の満足度は、どの会社で建てても大差はないのかもしれません。

それは、アパートと比べれは新築は桁違いに住みやすいから。

広さも、収納量も、音の問題も、設備も、内装も、、、

どの会社で家を建てられても(おそらく)多くの方は満足されると思います。

しかし、

10年後、20年後、30年後にも

「あぁ、この家を建てて良かったなぁ。」

と思って頂ける家を建てることはなかなか難しい。

(多くは「暖かさ」と「住みながらかかるコスト」)

それは、どうしても新築時には

「今の暮らし方、今の価値観、イニシャルコスト」

など「目に入るもの」に意識が行きがちだから。

そのため、建築業者も

「(長い目で考えれば本当はこっちのほうが良いんだけど、、)」

と思っていながらも、より意識が行きやすい「見た目」や「設備」などにセールストークを持って行きがちです。

家づくりは、多くの建て主様にとって人生初めての経験。

なにが大事なのか、即座に明確に判断できるわけがありません。

だからこそ、建築業者が

「長い目で見れば、たとえ初期費用は増えたとしてもこちらがお勧めです。」

と信念を持って伝えることが重要になってきます。

それが、建て主様にとっての本当の幸せにつながり、家の長寿命化にもつながっていきます。

ではどうすれば良いのでしょうか。

家づくりはどう始めれば良いのでしょうか?

それは、家を建てられる方が自分で良い会社を調べることです。

雑誌や営業マンの話を聞く前に、自分で調べることがカギになります。

(営業マンは百戦錬磨です。

「この人良い人だなー。」

と思わせるテクニックをたくさん持っています。)

今の時代、インターネットで何でも簡単に調べられます。

自分で調べるかどうかが「良い家を建てられるかどうか」の分かれ道になります。

ただし、闇雲には調べられませんね。

調べる際のキーワードを教えします。

お勧め検索ワード…………….

「高気密高断熱」

(出来ればUA値=0.39以下。断熱計算を行っていること。)

豊かな暮らしのつくり方。10-2 ー『断熱性「UA値」とは。』ー

「耐震等級3」

(構造計算を行っていること。出来れば設計者本人が。)

豊かな暮らしのつくり方。10-3 ー『耐震等級とは。』ー

「長期優良住宅認定」

(公的な認定の取得。長期優良住宅「相当」は△)

豊かな暮らしのつくり方。10-4 ー『家の仕様を担保する書類の重要性。』ー

最低限これらにヒットする会社は良い家を建ててる可能性が高いと思います。

また、出来れば

「工事監理報告書の提出」があること。

(設計図面通りの工事が行われたことの報告)

設計事務所の仕事『第三者による工事監理「工事監理報告書」作成。』

まとめると、

「高性能住宅の設計」

「公的な証明」

「それらが設計通りに施工された記録」

が満たされているかどうか。

これらを提示している会社は、建て主様のことを考えて家づくりをしていると思います。

実際、健全な知識があれば、

断熱計算も、耐震等級3も、長期優良住宅認定も、工事監理報告書も、

決して難しいものではありません。

コツや経験は必要ですが、誰にでも出来ることです。

家づくりの始め方は、デザインや費用比較の前に

「長期的な視点に立って考えること。」

「自分で能動的に調べること。」

が重要になります。

家づくりは家族の人生づくり。

勉強や調べることは手間がかかりますが、

建ててから何十年と住む家です。

もしかしたら、いつか家を売ることがあるかもしれません。

大地震が来て家が被災するかもしれません。

電気代などエネルギーコストが高騰するかもしれません。

子供がアトピーや喘息になるかもしれません。

30年後の修繕費用が想像以上にかかるかもしれません。

豊かな暮らしのつくり方。19-1 ー『家は売ることを想定して建てる。』ー

豊かな暮らしのつくり方。14 ー『新築30年後にかかる費用。』ー

それらを想像した上で、

「自分たちはなにが欲しいのか。」

自分たちの本心と向き合う。

すぐに決める必要はありません。

「オシャレな『家』が欲しいのか。」

「ゆとりのある『暮らし』が欲しいのか。」

豊かな暮らしのつくり方。20 ー『家に必要なもの〈初心に返る〉』ー

豊かな人生のためにぜひ頑張って調べてみてください♪

このブログでも参考になる情報を伝えられるようこれからも努めて参ります。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。

趣味:家族旅行・カフェ巡り・夕日ドライブ・息子と娘と遊ぶこと♪

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

豊かな暮らしのつくり方。10-2 ー『断熱性「UA値」とは。』ー

豊かな暮らしのつくり方。10-3 ー『耐震等級とは。』ー

豊かな暮らしのつくり方。10-4 ー『家の仕様を担保する書類の重要性。』ー

設計事務所の仕事『第三者による工事監理「工事監理報告書」作成。』

豊かな暮らしのつくり方。20 ー『家に必要なもの〈初心に返る〉』ー

豊かな暮らしのつくり方。19-1 ー『家は売ることを想定して建てる。』ー

豊かな暮らしのつくり方。14 ー『新築30年後にかかる費用。』ー

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【注意】最近の住宅と携帯電波の入りやすさ。「金属の影響」

ゆうです^^

先日、ある方から

「新築にして携帯の電波が入りづらくなった。」

という話を聞きました。
(私が携わっていない会社で建てられた方)

なにが原因なのでしょうか。

原因を知ることで事前に対策が出来るかもしれません。

現時点での推測と考察を簡単にご紹介いたします。

今回の内容は、

・推測の域を抜けないこと。


・環境により程度に差があること。
(基地局からの距離、周辺の建物などの影響)

などから参考程度にお聞き頂ければ幸いですm(__)m

(材料批判等の意図はありません)

…………….

さて、以前からたまに「新しい家で電波が入りづらい。」という話を聞くことがありました。

およその原因は、

住宅を包む「金属」にあると考えられています。

金属は電波を遮ります。

そして、近年の住宅には外皮に金属が使われることが増えてきています。

「住宅に金属?電波を遮断するほど?」

と思われるかもしれませんが、目に見えない状態で金属膜は住宅を包んでいる場合があります。

なぜかと言うと、

近年の高断熱化に伴い、「遮熱」に有効な製品が出てくるようになりました。

(アルミニウム膜をコーティングした防水紙など)

正直に言いますと、
僕はまだ遮熱製品の有効性を正確に把握していないため、積極的に遮熱製品を勧めてはいません。

(遮熱材単体であれば有効でしょうが、実際は、遮熱材の外に外壁があったり、内に断熱材があったりと複合的な状態での遮熱効果の程度、コストパフォーマンスの検討などが非常に難しいため。)

…………….

ただ、現時点で把握していることがあります。

それは、

遮熱材は携帯電波の入りづらさに影響を与える

ということ。

これは、実感されている方からの言葉などからおよそ間違っていないと感じています。

※ただし、程度によります。
そのあたりは最後にまた。

…………….

そもそも外壁から電波を受信することは想定されていないのかもしれません。

ドコモさんのHPによると「電波はおもに窓から入ります。」との記載がある。

そして、こういった記載もありました。

「壁や天井、床などに金網や断熱材(アルミの外皮含む)が使用されている(略)と電波はとおりにくくなります。」

近年の住宅の窓は断熱遮熱化が進んでおり、
Low-Eガラスという反射性の高い金属膜をコーティングしたガラスが使用されています。
(良識あるメーカーはほぼLow-Eガラスを標準採用していると思われる)

熱損失を減らすのにLow-Eが効果を発揮するのですが、電波も多少反射していると思われます。

YKKAPさんのLow-Eガラスの記載ページ。
網川原のエスネルももちろんLow-Eガラスのもの。

…………….

また、

近年、屋根外壁金属を使用した住宅も増えてきています。

もしかすると、それらの影響もあるのかもしれません。

網川原のエスネルの屋根も金属(ガルバリウム)。
ただし、外壁は「杉板」+「遮熱防水紙ではない防水紙」を採用。

防水紙は家を包むように施工されるため、遮熱防水紙の場合、電波への影響が大きい可能性がある。

※ただし、遮熱防水紙は「耐久性が高い」など他のメリットもあるため、一概に良し悪しを言い切ることは出来ない。

【網川原のエスネル‐22】3次防水屋根完成!「ゴムアスルーフィング・雪止めアングル・棟換気。」

【余談】…………….

遮熱防水紙がどれほど電波を遮るのかの実験として、遮熱防水紙で携帯を覆って電話を掛けてみたら問題なく掛かりました。

しかし、ネットで簡単に調べて見てみると、ガッチリしっかり覆わないと正確な実験はできないようで不発実験でした、

参照したウェブサイト↓
[スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」] アルミホイルの電波遮断能力ってスゴいな~!

…………….

最後に。

「金属が悪い」「遮熱材が悪い」とは言いません。

というのは、全ては程度によるから。

詳しくないので推測ですが、

元々電波が入りやすい場所であれば、金属等の影響があっても不都合なほど電波が入りづらくなることはないかもしれません。
(逆もまた然り)

また、電波が入りづらくなったとしても電波増幅器などで対処できる範囲内かもしれません。

また、今後、強い電波に変わっていき、金属等の影響は少なくなるかもしれません。

材の影響の程度も周辺環境も様々であるため、断定的なことを言うとこは出来ませんが、現状の一端をご紹介させて頂きましたm(__)m

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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【秘訣】家族団らんってなに?団らんの正体とは!?

ゆうです^^

最近ふと思ったことがあります。

家族団らんってなに??

そこに家づくり・豊かな暮らしのヒントがあるのではないかと。

(いろいろな答えがあると思いますが、僕の主観です)

「家を作る」「家族で団らん」と考えると、

「だったら広いリビングを。」

と考える方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、よく考えてみてください。

リビングで団らん?

本当に??

僕の子供の頃を思い出してみると、リビングではテレビを見ていました。

家族みんなで見ることもあれば、子供だけで見ていることも。

団らんというよりは「個人的に好きな時間を過ごす」感じ。

見たいテレビが分かれれば、別の部屋で各々過ごすことも。

では、家族の団らんとは??

こう思ったのは「息子が生まれたこと」が大きく影響しています。

「子供の視点」から「親の視点」で物事を見るようになってきました。

子供とはいずれ離れるときが来る。

だったら、出来るだけ同じ時間を一緒に過ごしたいものです。

独立祝いと『子供といる時間の短さ。』

さて、家族の団らんとは??

僕は


『夕飯』

ではないか。と思っています。

夕飯は、家族みんなで同じこと(ご飯を食べる)をします。

近い空間で向き合って同じことをする。

「箸とって」「醤油とって」など自然と会話が生まれる。

無理に会話がなくても良い。

「同じ時間を一緒に過ごすこと」=「団らん」

とするならば、夕飯はまさに団らんだろうと。

食後にリビングに移動するにしても「良い空気感」は夕食時に出来ているのだろうと思います。

であるならば、

『夕飯(ダイニングテーブル周辺)の居心地の良さ』が大切。

大切にするのはリビングよりもダイニング。

ダイニングテーブルの大きさにゆとりがあるのもちろんのこと、

近くに収納がある、家計簿やパソコンが使いやすい、子供が勉強できる、景色が良い、冷蔵庫とのアクセスが良い、TVが見やすい、ゴミを捨てやすい、、

など、様々なことが考えられます。

さらに、リビングとダイニングが近いこと。+キッチンとも近いこと。

が団らんを作る秘訣だろうと。

(夕飯)みんなでダイニング
 ↓
(食後)母:キッチン・父:ダイニング・子供:リビング

となったときに、出来ればお互いの距離が近く(会話できる距離≒6m以内程)、そして顔(目)が向き合っていること。
(各々が背を向いていないこと)

小さく密度の濃いLDK(=家族の間)が団らん作りを手伝うのではないかと。

(ダイニングとリビングで背を向き合ってしまうパターン。)

※建築が出来ることはあくまで「お手伝い。」
(団らんは家族の生活や性格が影響する比率が高いでしょう。)
 

また、

「夕飯を長引かせれば、団らん時間をより過ごせるのでは?」と検討中。

例えば、

・家族で食後のお茶タイム、デザートタイム。

なんてどうかなと。
(我が家では実践中。良い感じです^^)

子供が大きくなってからも我が家のルーティンにしてしまおうと計画中です。

いろいろな考え方があると思いますが、

「家族の団らん」≒「ダイニングの居心地を大切にした家づくり」

を考えると豊かな暮らしが近づくかもしれません。

おまけ…………….

僕のダイニングでの団らんの思い出は、家族みんなで夕飯時に「学校へ行こう」を見ていた記憶。

リビングでの団らんの思い出は、大晦日にみんなでこたつに入って「紅白歌合戦」を見ていた記憶。

がパッと思い浮かびました。

TVを見ながらした会話は覚えていませんが、きっとその時にした会話や空気感も含めて良い思い出なんだと思います^^

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【秘訣】理想の家は『子供の頃の自分』が知っている。

ゆうです^^

いきなり質問ですが、

「子供の頃、どんな住まいで暮らしていましたか?」

この質問が貴方にとっての「理想の家」のヒントになるかもしれません。

「子供の頃、どんな住まいで暮らしていましたか?」


「その時の良い思い出は?嫌な思い出は?」

深く考え込む必要はありません。

パッと頭に浮かんだものが一番重要なものだと思います。

(浮かばなければ無理して考え出さなくてOK)

先日、ある方の家づくりの相談に乗ったのですが、

その方がおっしゃられていたことに家づくりのヒントがありました。

「大きな半外部空間がほしいと思ったんです。」




「よく考えてみたら子供の頃の家がそうで、よくそこで遊んでいたことを思い出しました。」

その方の家は家業をやられていて、商品を置くための広い半外部空間があったんだそうです。

また、

「若い頃は鉄筋コンクリート造に憧れていました。木造は嫌でした。」

(昔の家は古い木造の家だったそう。)

「しかし、よくよく考えてみるとやっぱり木造がいいなと。」




「木が近すぎたんだと思いました。良い思い出ばかりではありませんが、やっぱり馴染みあるものがいいなと。」

「歳をとって、子供の頃の感覚に戻ってきているのかもしれません。」
(子供ができた影響もあるかも)

僕は、話を聞いていて、

「つくりたい家にはルーツがあるんだ。」

ということを学びました。

今まで育ってきた環境は人それぞれ。

だから「理想の家」も人それぞれなんだ。

「どんな家に住みたいかは『子供の頃の自分』が知っている。」

小さな頃に過ごした環境が、一番落ち着く環境なのかもしれません。

(何歳でしっくり来るかは人それぞれだと思います(老後かも))

おまけ…………….

僕の子供の頃の住まいは、古い木造の一軒屋でした。(社宅)

今思い出すのは、

【ネガティブな記憶】

・家中が極寒の冬
 (スカスカ。床の隙間から地面が見える)

・暗いリビング
 (自然が採光少なかった)

・狭いダイニング
 (階段下)

【ポジティブな思い出】

・明るい2階の自分だけの部屋

・家族で過ごしたダイニングでの朝ごはん、夜ごはん
 (リビングで家族で過ごした記憶は少ない)

・庭でみつけたアリの行列
 (ワクワクした♪)

ネガティブな点も書きましたが、
古いしボロいし寒かったけど、一軒屋で家族で暮らしていたのはやっぱり良い思い出です^^
(子供にとっては楽しかったんだと思う。)

僕も振り返ってみると、

「今、こうして住宅の設計を仕事にしていること。」

「高断熱の暖かい家を勧めていること。」

は子供の頃の体験が大きく影響しているように思いました。

「貴方はどんな子供の頃を過ごしてきましたか?」

振り返ってみると、
貴方にとっての「理想の家」のヒントがあるかもしれません。

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【秘訣】「家づくりのリアルな成功例・失敗談」FP昆さんブログより。

ゆうです^^

FPの昆さんのブログが面白かったのでご紹介します。

『家づくりのリアルな成功例・失敗談』

昆さんが家を建てて7年経った今感じるリアルな話はとても参考になると思います。

昆さんのブログはこちらから^^

家づくりのリアルな成功例・失敗談 – 新潟住まいのお金相談室

僕が「なるほど!面白い!」と感じたところを抜き出してご紹介します。

(以下昆さんブログから引用。一部省略)

…………….

ここ7年で家を建ててよかったなあと思えたのはなんといっても子どもが生まれた時でした。

赤ちゃんの時は24時間泣き声がすごかったり、2歳になった今も床をバンバンジャンプしていますが、別に自分の家なので誰かに気を使う必要もなくのびのび子育てができる点は本当にいいですね。

…………….

ゆうコメ:
アパートに比べて音の問題をあまり気にしなくていいのは戸建のメリットですね。
僕も0歳の息子がいますが今は戸建てで暮らしているので息子には気兼ねなく泣いてもらっています^ ^

…………….

おふろも足を伸ばして入れるし (これが新築時一番の感動)

除雪もワンポイントだけで済むし (アパートの時は駐車場から 出れなくなった)

冬でも底冷えしないし、 なんといっても自宅はホッとするわけです。

もはやアパート生活には絶対に戻れません。

それくらい家っていいものです。

…………….

ゆうコメ:
家を経済性だけで割り切れない部分ですね^^
「ホッとする」など家が持つ精神的な価値もこれから発信していきたいです。

…………….

ああすればよかったなあと思うのは、

・もっと服の収納が多い方がよかった

特に冬場のコートなどをかけられる玄関一体のシューズクローゼットは便利だっただろうと思う。

・バルコニーをもっと考えればよかった

バルコニーをつくったが出入り口の動線が悪く、ほとんど活用していない。

・外壁塗り壁はいまいちだった

新築時はいいのですが5年経過したあたりから雨だれがすごく、飛び込みリフォーム営業の餌食になってしまっています。

・ウッドデッキ

これは自信をもっていえます。 絶対要りませんでした。 庭は地面が一番です。

…………….

ゆうコメ:
新築時にすべてを想像することは難しいです。
そこは経験のある設計者が的確にフォロー出来ればと思います。

…………….

当時最先端でも数年経てばもろく廃れていきます。

それが住宅業界です。

今、最先端! ということしか当然できないのでその技術が長く廃れないのか、メンテナンス面で不利にならないのか? 自分で見極める努力が必要です。

…………….

最近、昆さんから言われて嬉しかったことは、

「村松さんのブログに刺激を受けて、私も毎日ブログを更新することにしました。」

と言ってもらったこと^^

今までは僕が「刺激を受ける側」でしたが、

「刺激を与えられる側」になれてきているのであれば嬉しいなと。

昆さんのブログはとても専門的で最新の住宅ローン事情などにも明るくとてもためになります。
(僕も毎日チェックしています。)

お勧めですよ^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

旅中スケッチ
:スペイン(ムルシア)の別荘の暖炉。

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【秘訣】家づくりは非日常。しかし家は、、。

「家づくり」は多くの人にとって初めての体験だと思う。

結婚式のように『非日常』体験ということ。

結婚式のように「ソフト(思い出)」の体験は非日常を非日常として楽しんでいい。

家を提案する側としては、家づくりも本当は「非日常として楽しでもらいたい。」と思っている。

しかし、そこには注意点がある。

それは「家づくり」は非日常だが「家(暮らし)」は『日常』だということ。

新築も築2年頃までは非日常感はあるだろう。

今までのアパート暮らしでは出来なかったことが出来る日々。

新築祝いに両親や友人が遊びに来ることもあり、家づくりのときのワクワクした余韻がまだ残っている。

そしてその後、家(暮らし)は日常になる。

革製の靴が自分の足になじむように。

カップルが交際期間を経て、結婚して夫婦になるように。

新入社員が経験を積み、中堅社員になるように。

『家は日常である。』

ということを家づくりのときに意識していることが重要。

具体的に言えば、

「この追加オプションは本当に自分たちにとって必要なのか。」

「客間は必要なのか。」

「リビングは20帖以上必ずいるのか。」

家づくりで叶えたい『夢』はあると思う。

それを叶えることはとても素敵なことで応援したいこと。

ポイントは

「本当に本心から叶えたいと思っているかどうか。」

それは自分自身にしかわからない。

家づくりは急ぐ必要はない。

例え候補の土地が他の人に取られようとも。

「今が金利の底ですよ。」と言われようとも。

ゆっくり自分の心の超えに耳を傾けて、

家づくりの『非日常と日常のあいだ』を行ったり来たりするのを愉しみながら。

自分たちの家族のペースでゆっくりまったりじっくりと進められれば良い家が出来ると思います。

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我が家の失敗談と反省。「なぜ小さな家か。」

僕は常々「小さな家を。」「リノベーション。」「住にかかるコストの圧縮を。」と伝えています。

なぜか。
それは我が家の失敗があったからでした。


我が家とは僕の実家のこと。

僕の両親は40代に入って中古住宅を購入しました。
17年前のことで、築2年経ったある工務店のモデルハウスでした。
(現在築19年)
我が家の家購入で良かったことは、

・それまで社宅で賃貸費用を抑えられていたため頭金を貯められた。
・高気密高断熱住宅を推進していた工務店の建てた家だったため、現在でもそこそこ問題なく暖かい暮らしが出来ている。
※Q値(断熱性)=2強。C値(気密性)=2強。
 断熱が重要視されていない当時としては最先端のハイスペックグレードだった。
・そのハイスペック住宅を中古で安く購入できた。
 (高価格過ぎて2年間売れず。→父(建築士)が適性に割引交渉したらしい)
我が家の失敗(厳しかったこと)は、

・子供が3人とも大学まで行った。
 (習い事や部活も積極的にさせてくれた→出費)
・老後のお金の計画をあまり考えていなかった。(たぶん)
・中越沖地震で被災し、家が半壊になりそれなりの修繕費がかかった。
実家に子供が入って二世帯暮らしをすることはなく、42坪の家で二人で暮らしている。

二人で暮らすには42坪は広い。(掃除や暖房やメンテ大変)

1階には年に数回しか使われない来客用和室もある。


今考えると、もう少し小さな家でも良かったかなと。

我が家の失敗を要約すると、
「いろいろあって、老後のお金が足りていない!」
ということ。
(正確には把握していませんし、何歳まで生きるかで変わります。)
もちろん必要であればフォローするつもりですが、
僕も奨学金の返済や僕の子供のためのお金の貯金でなかなかいっぱいいっぱい。
(なにより自分の仕事で収入を稼がないと!)
ここから僕ができる反省(家づくりで失敗しない秘訣)は、
『住宅を購入する前にファイナンシャルプランを立てること。そこから導き出される住宅予算内で住宅を購入すること。』
『ファイナンシャルプランは悲観的(安全率を高め)に考えておくこと。』
これからの時代は僕らの親の世代よりも格段と未来が読みづらくなりました。
年功序列や終身雇用や年金などは甘めに考えていてはいけません。

また、天変地異が起きた場合に想定外の費用がかかるかもしれません。


FPの昆さんも「リスクは想定を超える」と言っています。
 →昆さんブログ「住宅ローン破たん、誰もが当然想定外
悲観的に考えたとしても、きっと現実は想像の上を行くほどお金の足りなさを感じることでしょう。
人間どんな状況でも「お金たりないなー」と思うものです。
だとすれば出来ることは、
ざっくり言えば、
「住宅にお金を掛けすぎないこと。」

=月々の返済にゆとりを持つこと。
その手段が「小さな家」や「リノベーション」ということですね。
ゆとりある豊かな暮らしを送るために
住宅の計画は慎重に進めてみてください。
…………….
話は変わりますが、僕含め子供3人をここまで育ててくれた両親へは感謝しかありません。
自分の子供が生まれてからより一層そういう気持ちが大きくなってきました。
「失敗談」なんて過激な表現をしましたが、今も両親はどちらも自分の趣味をしながら楽しく暮らしています。
これからは「親子+孫の3世代でいろいろと旅行に行けたらいいな」と秘かに考えています^^
出来るうちに出来るだけ恩返し+思い出づくりするぞー!

と、その前にまずは自分の仕事を軌道に乗せて安心させることからですね(^^;)
頑張っていこう!
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「社会問題から家を考える。」

『今後の社会問題から家を考える。』という家づくりのアプローチ。
これまで度々考えてきた。
これから建てる家はどんな家が適切なのか。
「今」ではなく、『未来』から逆算して考えてみる。
2017年ベストセラーの「未来の年表
僕は読んでいないが本によると、
未来の年表には、
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に 
2021年 介護離職が大量発生する 
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する 
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ 
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える 
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
と書いてある。(amazon内容紹介より)
なんとなく、
「少子高齢化だし、そうなるんだろうなー。」
と思っている人が多いだろう。
しかし、
僕を含め、リアルにこれらの「やばさ」を感じている人はほとんどいないのではないか。
(それはしょうがないことなのかもしれない。
 未来の未体験のことは人間想像できないものだから。)
しかし想像できないからといって、
ぼんやりと行動していては生活が上手くいかなくなるリスクが高いということ。
その最たる例が『住宅の購入。』
ざっくり例えると、(金銭的な話)
車の購入が、今後3年間の生活に影響を及ぼすとすれば、
住宅の購入は、今後30年間の生活に影響を及ぼすと言っていいかもしれない。
費用的にはおよそ10倍以上だし、もっとかもしれない。
(初期費用+金利+税金+修繕費、、、)
30年以上の生活に影響を及ぼすならば、
30年後の未来をある程度想定して、住宅を購入する必要があるということ。
視点を変えて。
未来の年表に書かれていることが実際に起こったらどうなるのか。
考えてみる。
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に 
 →少子高齢化の加速。経済縮小の加速。
2021年 介護離職が大量発生する 
 →経済縮小の加速。親の家と自分の家のデュアルライフ問題。
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する 
 →孤独死の増加。介護、医療、社会保障費の圧迫。心の病問題。
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ 
 
 →他同様
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える 
 →病院も無くなれば田舎消滅の加速。主要都市への人口集中の加速。
  それに伴い、田舎の地価の暴落。消滅可能性都市の顕在化。
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
 →空き家は増えるが利用者は減る一方。税金逃れから不動産を手放す人の増加。
  悪循環でどんどん田舎から人がいなくなる、、、
…………….
僕は、田舎が好きで田舎に住んでいますが、
一方で本当は「コンパクトシティ化」について真剣に考えなければならないと思っています。
それは、田舎にはインフラ維持のための費用(税金)がかかっているからです。
その費用はこれから町の財政を割に合わないほど圧迫していくでしょう。
人口も減り、お金も減る。
ならば、密度を維持するために、町を小さくして集まる。
(=コンパクトシティ化)
これはひとつの解決策でしょう。
しかし、これを声を大にして言えない事情があります。
それは、田舎にずっと住んできた人たちがいるからです。
僕の家族で言えば、義父や義母です。
義母の家系は、この地で7代生活を続けてきました。
家の裏には先祖代々の墓もあります。
それらの想いを考えると、
単に経済的な理由で、
「田舎を捨てて町へ移りましょう。」
とはなかなか言えないのも事実です。
この問題はもう少し時間をかけながら検討していきたいと考えています。
…………….
話がそれました。
未来の社会問題をピックアップすると、
老後のお金
健康、医療費
エネルギー(発電)
介護
待機児童
家族との時間(生活の質)
環境問題(温暖化や子供のアレルギー)
貧困
、、、、
もちろん想定しきれない問題もあるでしょう。

では、現時点でできることとは?
僕ができる提案は、(住宅に関して)
『住にかかるコストを抑えること。』
です。
具体的には、
親と同居し、二世帯暮らし
または、
中古住宅を購入しリノベーション
新築するのであれば、
質の高い小さな家
これらの方法によって、住コストを抑え、
将来の様々なリスクに対応しやすくしておく。
僕は「住宅」ではなく、豊かな「暮らし」を提案したい。
あなたの暮らしづくりの参考になれば幸いです。
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「良い現場の条件『仮設トイレ』。」

「良い現場」とは良い仕事がなされている現場のこと。

あなたの家が建てられる現場は「良い現場」でしょうか。

見分けるコツをお教えします。

その現場が「良い現場」か「悪い現場」か簡単に見分ける方法があります。

その答えは現場の「仮設トイレ」にあります。
下の写真は、現在建設中のある大工さんの現場のもの。

とてもきれいに清掃、整頓されていました。

良い現場は仮設トイレが、

・きれい
 (便器が掃除されている。紙などが散乱していない。床が泥だらけでない。)

・トイレットペーパーがや洗浄液が切れていない。

さらに、この現場は消臭剤まで置かれていました。

トイレを見れば、その現場で働く大工さんの力量が測れます。

想いを持って丁寧な仕事をする大工さんの仮設トイレは必ずきれいです。

それは、トイレは自分たちだけでなく、

電気屋さんや設備屋さんなど他の職人さん、

僕ら設計士、

そして、もしかしたら現場に来られた建て主さんだって使用するかもしれません。

そう考えれば、当たり前にきれいであってほしいですよね。

しかし、ついつい忙しさにかまけてトイレ掃除はおろそかになってしまうもの。

様々な人が使う現場のトイレ。

汚したのが自分でないならば掃除が億劫になる気持ちもわからなくはありません。

現場トイレをきれいにされている大工さんにこんな話をしたら、

「きれいにしとくのは当たり前でしょ。(アホなん?)」

と言われてしまうかもしれません。

しかし僕の経験上、当たり前ではありませんでした。

僕はいままでトイレがきれいな現場もきたない現場もいろいろと見てきました。

「トイレがきれいな現場=良い仕事をしている現場」

「トイレがきたない現場=良くない仕事をしている現場」

これは、ほぼ100%言えることだと思っています。

あなたが検討するメーカーの現場にもし行く機会があれば、

現場のトイレを見てみると、いろいろなことが見えるかもしれませんよ。

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「あら熱の冷まし方。」家づくりで失敗しない秘訣。

あら熱の冷まし方。

家づくりに限らず、なにかを買おうと考えているとき、

人はある種の興奮状態になっているものです。

興奮状態(?)で神戸まで買いに行った愛車の双太郎。
イニシャルコストとランニングコストとデザインと思想を考慮し検討して買った。
今でもとても良い買い物だったと思っている。

―――――

人は新築住宅を買おうと考えているとき、

総合展示場に行ったり、雑誌でカッコいい家の写真を見たり、

営業マンにチヤホヤされたりしているうちに

自分でも気づかないいうちに冷静でない状態になっていることがあります。

僕はこの住宅検討初期の興奮状態を「あら熱」と呼んでいます。

あら熱・・・煮たり焼いたりした直後の手でさわれない熱さ(デジタル大辞泉より)

この状態のときには、冷静な判断はできない。

また、冷静なアドバイスも受け入れられない。

夢と理想に燃えている状態。

誰しもこのあら熱状態で衝動買いをしてしまったことはあるのではないでしょうか。

僕はあります。

ソ○トバンクの携帯の機種変更をした際に、

「今日ならア○パッドが定価の半額以下で買えます。」

とアナウンスを受けた。

ア○ゾンで調べた価格よりも安い。

だんだん「自分はこれが欲しかったんじゃないか」という気になってくる。

しかも、半額以下で買えるのは今日だけだという。

今ふりかえれば典型的な営業スキームだが、

そのときの僕は「あら熱」に頭がやられていて冷静ではなかった。

頭の中でどんどん買う理由をみつけようとしていた。

「買わないと損する。損するのは嫌だ。」

という潜在意識に支配されていた。

小一時間悩んだが、とうとう僕はア○パッドを買うことにした。

そして現在、ア○パッド君はタンスの肥やしとなっている。

話がそれました。

要するに、「あら熱」を帯びた状態では、

人は冷静な判断が下せないということです。

逆に言えば、売り手側からすると、あら熱をおびさせておいて

そのうちに契約をとるのが一番楽な営業方法ということです。
(僕も昔は住宅営業マンだったのでそのあたりは実感としてわかります。)

ア○パッドを買ったことは失敗でしたが、

僕はこの経験からかけがえないことを学びました。

ア○パッドはたかだか数万円です。

僕が伝えたいのは、

数千万円する住宅でこうならないよう注意してくださいということ。

では、あら熱を冷ますにはどうすればいいのか。

それは以前「返済計画を真剣に考えること」と書きました。

しかし、それでは弱いかもしれません。

なぜなら、「数千万円の借金をした経験がないから。」

人間は自分が経験したことのないことは精度高く想像できないものです。

では、あら熱をとるための具体的な方法とは、、

それは、

「新築の家を見まくること。」

です。

僕はすでに相当あら熱はとれています。
(少し冷めすぎかもしれません。)

それは、たくさんの新築住宅を見てきたから。

僕は、今の僕の心理状態が一番冷静に

自分にとってベストの住宅を決められる状態だと思っています。

「ベストな住宅を決める」とは、

・ベストな「借入金額」を決める。

・ベストな「住宅性能(耐震性、断熱性)」を決める。

ということ。

ぜひ「これから1年間は契約しないぞ!」と心に決めたのち、

見学会や展示場に行きまくってください。

きっとあら熱はうまく取れることでしょう。

―――――おまけ―――――

海外旅行に行く前は

「ここもあそこも行ってみたい!」

と思うけれど、

いざ行くと、全部行くのはとても大変でゆっくりも見れず、体力もなくなり、

家に帰ってきて、

「やっぱり家が一番だなぁ。」と感じるのと近いかもしれませんね。

あら熱とは上手に付き合っていきたいものです。