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エッセイ「点と点をつなげる。」
昨日から、世界一周の旅をしていた頃の話をブログで書き始めた。
出発した日から早6年。月日の流れは早いものです。
僕は旅の初めに「点と点をつなげる」という言葉を知りました。
旅が始まった2011年はなにかとスティーブ・ジョブズに縁があり、
とても強い影響を受けていたものでした。
2011年9月にジョブズがこの世を去った。
旅に行く前にiPhone3を友人からプレゼントされた。
(そこには仲間の素敵なムービーが入っていた。)
2011年の終わりにジョブズの伝記が発売された。
僕はもらったiPhone3に伝記の電子版をダウンロードして、
メルボルンのホテルで夜な夜な読みふけっていたのでした。
「点と点をつなげる」
それは、彼のスピーチの一節の言葉でした。
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先を見て「点を繋げる」ことはできない。
出来るのは、過去を振り返って「点を繋げる」ことだけなんです。
だから将来その点が繋がることを信じなくてはならない。
根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから信じること。
点が繋がって道となることで、心に確信を持てるんです。
たとえ人と違う道を歩むことになっても。
信じることで全てのことは間違いなく変わるのです。
本当に満足する唯一の方法は素晴らしいと信じる仕事をすることです。
偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたのする仕事を愛することです。
まだ見つかっていないなら探し続けること、止まらないこと。
見つけたときには分かります。
stay hungry,stay foolish.
※スタンフォード大学2005年卒業式スピーチの一部を抜粋
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僕は最近、
点と点がつながる予感、
正確に言えば、
点と点をつなげなくてはならないという使命感、
そういったものをとても感じています。
NHKの番組で「ニッポンのジレンマ」という番組がある。
数年前の元日の夜、ふとテレビをつけたらやっていて、
それから秘かに元日の楽しみのひとつになっている。
2017年の元日スペシャルのテーマは
『“Post-Truth”の逆襲 未来は明るいか?』
だった。
―――――ニッポンのジレンマHPより―――――
トランプ旋風から、イギリスEU離脱、人工知能ブームまで、政治、経済、文化、サブカルチャーまで硬軟様々な話題、事象から2016年ニッポンを総括、迎え来る2017年、その後への展望を切り開く。
世界は事実より感情を優先する、そんな文脈でPost-truthが今年のキーワードに選ばれるほど、理性と感情のジレンマに引き裂かれているのか?
非寛容、生きにくさ、が広がる現状をどう考える?
各分野の最前線を走る十数人の”異端児”が集結、200人以上の同世代のオーディエンスが見守る中、見えてくるのは果たして希望か、絶望か、それとも…?
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「ポストトゥルース」とは、
世論形成において、客観的な事実より、虚偽であっても個人の感情に訴えるものの方が強い影響力を持つ状況。
(オックスフォード英語辞典の「2016 Word Of The Year」に選ばれている。)
視聴して、思ったことや心に残った言葉を備忘録を兼ねて残そうと思う。
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「日本のジレンマ2012年は東日本大震災があったこともあり『俺たちが日本を変えてやる』という空気感だった。しかし、今はそういう空気ない。」
と論客の一人が言っていた。
なんとなく、腑に落ちた。
なぜなのか。
それは「大事なのは国じゃない」とそれぞれが感じ始めたからではないか。
それより「個人が幸せ」の集合のほうが強く結果的に効果的だということを感じてきたからではないか。
国(=全体)を大事にしたい人たちは、保守の人たち。
往々にして既得権がある人たち。
自由で能動的な人たちは個人レベルの見方を進めているのではないか。
「国」を変えようとすることが、国を変えるのではなく、
「個人の幸せを追求すること」が結果的に国を変える。
(国を変えようとすること
=全体を変えようとすること
=制度の見直しや、政治家の追及など)
(個人の幸せを追求すること
=個人のやりたいことを仕事、奉仕として活動すること
=目の前の人を幸せにすること。自分が楽しむこと。)
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ー資本主義が終わる、終わらないの話ー
これまでは資本主義のシステムに頼り過ぎていたのではないか。
働けば収入が増え、買えるものが増え、幸せになれる。
それ以上考えてこなかった。
だから人間の精神的な豊かさまで踏み込めていなかった。
これからは資本主義のシステムに甘えていられない時代になった。
甘えていたら幸せにはなれない時代になった。
自分で自分の幸せを考え、獲得していかなければならない時代になった。
それは、幸せになるには「物質的なものではなく精神的なものが必要」ということ。
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これから資本主義は二極化の時代。
グローバル(世界)のトップになるか、ローカル(地域)のトップになるか。
その二極しか生き残れない。
国内のトップでは勝てない。誰も選ばない。
(日本製の家電の現状を見て。)
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より良い日本の作り方は「投票」だけではない。
多様な政治参加の形ができてきている。
ボランティア、地域のイベント、、、
若者は、政治、既存システムの変化に期待していない。
だからこそ、それ以外のことを変化させようとしているのではないか。
自分たちでつくる街のイベント、自分の生き方、収入形成、、
―――――
相方の言葉。
「どう思う?」という僕の質問に対して。
「好きな人といるだけで幸せ。
あとはおまけ。
すでに満たされている。
それ以上に細かいこと、難しいことは考えていない。」
「子供一人一人が夢を持てればいいな。
好きな人と幸せになるとか簡単なものでいい。」
なるほど。
この人の言葉はいつもシンプルで力強くて光のように僕の胸を指す。
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制度的なところから見直し始めるやり方は間違っているのかもしれない。
もっと心の中から、幸せ感から、感覚的なものから見始めるやり方こそ、本質的に豊かな答えが導かれるのかもしれない。
システムは所詮システム。完璧ではない。
重要なのは、そのなかで自分がどう動くか、どう幸せを得るか。
論理的な頭より感覚的な頭のほうがいいのかもしれない。
―――――
これからの社会を良くしていく答えのひとつは、
『多様性の容認、応援』ではないか。
俺は例えばその分野では、世界一周の旅を語れる。
それが俺にとっての社会貢献、そしてそれ自体が俺個人の幸せになる。
これからは、仕事とは別に、
「幸せ、感謝、社会的居場所を得るための活動」
が必要になってくるのかもしれない。
「お金を得るための仕事」と「社会的な役立ち感を得るための活動」
これが、お金がだけでは幸せを感じられなくなったこれからの時代のバランスの良い生き方なのかもしれない。
(ビルゲイツやザッカーバーグなど億万長者の行動を見ていると、我欲の先の世界が見える。)
好奇心で突き進めば、それが仕事になり、社会奉仕活動になる時代。
最高の時代に僕らは生きている。個人が生き生きと能動的に生きられる時代。
思考し行動する人が対価を得られる時代。
なんと健全なことか。
―――――
番組は「みんなでこれからのビジョンをみつけよう」というような進行だったが、まったく意見はまとまらなかった。
それは根本的にまとまるものではないからだろう。
十人十色。
ビジョンは人それぞれ、利己的なものでいい。
それが実現できる時代なんだから。
ゆうです^^
11月上旬の話ですが、
家のイチョウがとてもきれいに紅葉していて感動したときの話です。
家族でもみじ谷に観光に行った日の夕方でした。
僕の家は少し変わっていて、国道をはさんで反対側にも土地があり、
そこに一本イチョウの木が植わっています。
土地が分断されているのは、元々我が家があった土地のど真ん中に国道116が計画され、道路用地として買収されたからでした。
杉の緑のなかに輝く一本の黄色のイチョウの木。
畑に行くには国道の下をくぐる地下道を通ります。
ほとんど我が家のためにあるような地下道です(^^;)
地下道の中は、、、
または「安藤忠雄」感。
本能的に感じる恐怖の中に、建築的な美しさが感じられて僕は好き。
「トンネルを抜けるとそこは、、、」
青空の背景に黄色が広がる。
コントラストがとてもきれいで心が打たれた。
夫婦銀杏。背景のコケもいい感じ。
まるで、油絵の具で黄色く塗られたようなイチョウの葉。
青・緑・黄。いいね!
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「イチョウきれいんだなー」とはしゃいでいたら、、、
素敵なブローチが飛んできました♪
なんだか幸せな気分になれました^^
紅葉には、春の桜が散るのに似た「哀愁」がある。
紅葉のあとには厳しい冬がきて、植物たちとはしばしお別れになるから。
そんな感性がとても日本らしくてとても好き。
「哀愁」があるとまた、お酒の味がよりいっそう美味しくなる♪
ゆうです^^
新潟では初雪が降りました。
見慣れた風景は、紅葉の彩りあふれる景色から銀世界へと変ぼうしました。
昨日は、新潟市で建築業界の大先輩方からお誘い頂き忘年会に参加してきました。
ネイティブディメンションズの鈴木さんやサトウ工務店の佐藤さんなど、
その他大勢の先輩方と美味しく楽しいお酒を頂きました。
帰り道に初雪が降り出したのですが、タイヤはまだノーマルタイヤ!
少し焦りながらの帰り道でしたが無事に帰ってくることができ、
早々に双太郎のタイヤをスタッドレスタイヤに交換!
雪国の男は自分でタイヤ交換ができなければ務まらない。
「なるほどサスペンションこうなっているのか。」
「ボディ下のサビの具合はこんな感じね。」
と体験が知識に変わる。これが「学ぶ」ということなんだろう。
ナットを締める。自分の安全は自分でという責任感を改めて感じる。
白銀の世界に少しの紅葉が混じる。
例年11月に初雪が少し降る。この季節があるから一年が豊かになる。
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無事にタイヤ交換を終え、お誘いを受け、友人宅へ。
生後2ヶ月前後のベビー持ちの3家族が集合^^
みんな元気にスクスク育っている。三人三色♪
『生後2ヶ月記念&初雪記念』とかこつけて旦那衆と、、、
美味しいお酒を頂きました^^
僕の地元柏崎の酒蔵「原酒造」のお酒「越の誉(こしのほまれ)」の大吟醸を。
原酒造は、2007年に起きた中越沖地震で社屋の約7割が倒壊するという大きな被害を受けました。
柏崎市民としてとても痛々しい記憶であると共に、
より一層、応援する気持ちや愛着が増した出来事となりました。
2007年の頃、僕はビールばかりで日本酒はまだまだ不慣れでしたが、
日本酒大好きの現在「越の誉」は僕が一番好きなお酒になりました。
―――――原酒造HPより抜粋―――――
創業は江戸時代後期の文化11年(1814年)。
1972年(昭和47年)日中国交正常化に際し、当時の田中角栄首相より、「越の誉」が北京の人民大会堂にて記念晩餐会の乾杯酒となりました。
中越沖地震によって弊社は社屋の約7割が倒壊するという大きな被害を受け、全壊した木造の酒蔵五棟は土壁が割れ、柱はひしゃげ、瓦屋根は目線の高さまで崩れ落ち、大小約三百あるタンクのうち、約二百のタンクが瓦や屋根に埋もれるという状況でした。
その後、新蔵である和醸蔵の完成。蔵元直売所である酒彩館が完成し現在に至ります。
明治44年に柏崎大火、2004年の中越地震、2007年の中越沖地震など数々の災害にも怯むことなく苦難を乗り越えてきた酒蔵なのです。
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越の誉には「幸せを呼ぶ酒」という副題が付いている。
「生まれたてのベビーたちに幸せを。」(とかこつけて酒を呑む)
辛すぎず程よく辛い。甘すぎずほんのり甘い。
正に『水の様に呑める酒』。
精米歩合50%で米の味が引き立つ「これぞ大吟醸」という呑み口。
友人からもらったおそろいのベビー服。
幸せそうに眠っている顔を見ると、こっちが幸せになる。
歳をとって、結婚したり、家族が増えたり、
人生に深みが増すごとに、酒の味が旨くなる。
幸せな仲間たちがいる幸せな環境に感謝。
幸せを呼ぶ地元の酒に感謝。
―――――
今日来れなかった親友へ。
原酒造の特別なあの酒は今度一緒に呑もう。
その日まで楽しみが出来たよ。
お互い仕事を頑張り、その分旨い酒を呑んでいこう!
ゆうです^^
私ごとですが、先日32回目の誕生日を迎えました。
自分へのプレゼント?と思い、この日は仕事を早上がりして海岸ドライブを♪
夕日ドライブは久しぶりでした。
日暮れも早まってきたし、天気の崩れる日も増えてきましたしね。
なので、きれいな夕日を見ながらドライブできたことは本当に幸運でした。
秋の終わりの空も良い。雲が薄く広がる。波も穏やかだった。
天領の里の橋から。街灯と夕日がノスタルジック。
お気に入りの秘密の場所から。
この時期に水平線に沈むきれいな夕日が見れるのは奇跡的だと思う。
特別な日の特別な夕日に感謝。
そして、 家に帰ると、、、
相方が僕の大好きなハヤシライスを作って待っていてくれました^^!
美味しかったー!義母の話では相当熱心に作っていたそうです。
奥の緑はマグロアボカド。オーストラリアで学んだ相方の得意料理。
隠し味も効いていてこれがお酒に合う!
エームニシヤマのシブストも買ってきてくれていてとても美味しかった^^
仕事中に携帯に送られてきた写真。
びっくりしたよ!いつもありがとう^^
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そして次の日は、、
柏崎の「蒔之鼓(まきのこ)」で仲間が誕生日を祝ってくれました^^
家族と仲間に祝ってもらうことがどれだけ幸福なことか。
それだけで幸せ。豊か。みんなありがとう♪
この日は日本酒を飲みすぎた笑
仲間と飲む地酒は最高に美味しかった。
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31歳はいろいろと挑戦し、やりたいことをやってこれた。
・一級建築士合格(2016年試験)
・一級建築士資格学校講師に初挑戦(2017年試験)
・潮風マラソンに出場!仲間と一緒に20km走破
・風の陣でムービー「みんなで作ろう僕らの未来」作成!
・妊娠&出産&子育てスタート
・ブログ日々更新、習慣化
・仲間とみんなでとびら旅行×2回企画(20人+子供)
・地元の新しい仲間とのつながりを増やせた
・初日の出を見に本州最東端の魹ヶ崎へ
・S邸リノベーションスタート
その他もろもろ、、、、
32歳もどんどん新しいことに挑戦し、成長していきたい。
旅行やブログや仕事はもちろんとして、新しいことを。
考えていることは、
・S邸リノベーションで良い仕事をしてS様に満足して頂く。
それをきっかけにリノベーションという選択肢(生き方)を世の中に示す。
・新築住宅1棟目を建てる!
・息子も一緒に初家族旅行!
・人前で世界一周の話をする!『旅トーク!』
・子供二人目、妊活スタート!?
そして、一番の象徴的な挑戦として、
潮風マラソン42.195kmにチャレンジ!!
やります!!
31歳は20kmだった。
「だったら32歳は42km走るしかないでしょ!」
と、頭の中のもう一人の僕にあおられて
「逃げられない、、」と観念したので
ここで宣言します!!
はたして、無事に完走できるのか!?
32歳の私にも乞うご期待!笑
ゆうです^^
今日は文化の日ですね。新潟は快晴!
とても気持ちの良い小春日和です。
我が家の庭の木々も冬支度を始めている。
ポポーの葉は大きい。銀杏のように鮮やかな黄色に紅葉する。
車庫の雨板の表情。
すでに30年以上持っている。美観的にも問題ない。
雨板の南京下見張り。
板の段と押縁と年輪のやせにより陰影が強調される。雨仕舞いも良い。
瓦と木と緑と空の風景がとても気持ち良い。
小菊。
秋の終わりの花と言えば菊ですね。
小菊その2。
月曜日には弥彦神社の菊祭りに家族で行こうと思っています。
南天も秋に彩りをあたえてくれる。
お義父さんが大豆の実を摘んでいました。
長期保存するため乾燥させる。
コンニャクイモ。
3年かけてようやくここまで大きくなる。
家庭で作るこんにゃくは新鮮でサシミ醤油をつけて食べると旨い。
サトイモたち。
親イモに子イモがつきさらに孫イモまで♪
まさに今の我が家のよう^^
サトイモは子孫繁栄の印とされる縁起もの。
昔は中秋の名月にはサトイモをお供えしたんだとか。
家の敷地内で豊かさを感じることが出来る暮らし。
素敵な祝日でした。ありがとう。
なんで急に? 前は無理だったのに。
人間の「意識」の限界がぶちやぶられたんだ!
「自分には無理だろう。」
から
「あいつがやれるんだから、俺にもやれるかも。」
「やってみよう!」
に。
その結果、大勢の選手が「やれた!」
自分ひとりではなかなか意識のバリアはやぶれない。
そんなときは「やっている人」から刺激をもらう。
「やれることを現実として実感すること。」
その積み重ねが意識バリアをぶちこわす!
どんどん「やっている人」に会いに行こうと思った。