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新潟観光大使。59『山Cafe 一歩さん at 田上。と「鈍色の要塞」』

ゆうです^^

少し前ですが、田上にある山Cafe 一歩さんにお邪魔してきました。

庭も建物もワッフルも素敵でリラックスした時間が過ごせました。

訪れたのは6月末にあった住学番外編の帰り道で。

石田さん・渡辺さんコンビの「鈍色の要塞」を見学させて頂いた後でした^^

実は「鈍色の要塞」の建て主はこのブログでも登場している友人。
ツボに刺さるプレゼントをくれた彼)

ラスティックなデザインが多く、彼のこだわりがとても感じられた。

経年変化もとても楽しみ^^
(落ち着いたら遊びに行かせてなー)

石田さん・渡辺さん・SHUN、見学させて頂きありがとうございました!

…………….

さて、その帰り道に「どこか寄っていこうかなー」と考え、
思いついたのが「山Cafe 一歩」さん。

以前、新潟の素敵カフェをネットで調べていて、
「機会があれば行きたいな」と脳内にストックしていたのでした^^

とても素敵な外観♪

山の稜線と呼応した屋根形状が素敵。
まさに「山カフェ」^^

ピアノの階段♪
(子供にはたまらない?)

「一歩」のマークもお茶目で素敵^^

山荘の入り口のよう。

ワクワクしながら店内へ。

庭の風景が広がる。
店内も山荘のようなデザインでリラックス出来た。

オーダー後、料理が来るまでお庭を散策させてもらう。

跳ね出しのウッドデッキ。
ハンモックもとても良い感じ^^

なんとお庭はお隣のご実家(コーヒーショップ)と境界なく共有している!
住宅街の中に仕切りなく広がる自然がとても素敵でした。

「豊かな暮らし」のヒントをもらった♪

2階も見学させて頂いた。
(マスターありがとうございます^^)

2階はワークショップやキッズスペースとして利用されるそう。

十字にかかった梁とライティングレールのリズムが良い。

マスターにいろいろ話を聞く。

なんと僕より年下!(とてもしっかりされた方でした!)

しかもカフェを開く前はトビ職をされていたという異色の経歴の持ち主。
(トビ職→レストランで修行→カフェオープン)

シカゴで食べたワッフルの美味さに衝撃を受けたことが開業のきっかけになったのだそう♪

オーダーしたデザートワッフル。
(男二人で食べました笑)

注文してから生地を作られていました!

生地が柔らかくて甘みとベリーの酸味が美味しかったです^^

シカゴのワッフルはデザートというより主食として食べられているんだとか。

山Cafe 一歩さん

建物もお庭も料理もとても素敵でした。

季節の良い時期に椿寿荘と一緒にまた田上ツアーしたいですね♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

僕のカフェ選びの基準
:(料理より)風景&居心地重視♪

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
【関連記事】…………….

ケンチク探訪♪ 10『一世紀住宅さん見学!【地材地建】』

ケンチク探訪♪ 14『一世紀住宅さんモデルハウス at 天野エルカール。』

新潟観光大使。10『椿寿荘 in 田上町。』
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ケンチク探訪♪ 19『まんなみ設計室さん自邸見学!」

ゆうです^^

ようやくこの記事を書く日が来ました。

まんなみ設計室さんの自邸の紹介です。

ヤバいです。

オシャレ&グリーンです。

同じ柏崎の設計事務所として尊敬&刺激を受けまくりです。

今回の記事は、、、長くなりますよ!!

まんなみ設計室の代表の堀井さんは、
住学や柏崎花火の場所取りなど深くお付き合いさせて頂いている大先輩。

とても優しくて笑顔が素敵なダンディーな方です^^

新潟観光大使。58『柏崎まつり&花火2018!。』

初めてお会いしたのは2年前のまさに堀井さんの自邸の完成見学時。

友人から「オシャレな家の見学会があるよ」と誘ってもらってでした。

(それからかれこれ3回以上は見学させて頂いています^^)

緑との融合が素敵な自邸正面。
板とガルバリウムの対比も素敵。

ソヨゴとアイビー+他グリーンたち。

常緑樹でお勧めするならソヨゴ。
落葉樹に近い色合いと繊細さがある。

「これ、いいな♪」と思った土間コン^^
あえて数年経ったようなラフな風合いに新築当初から仕上げている。

モミジが素敵な玄関ポーチ。
先は自転車も置ける風除室につながっている。

僕ら建築士とって他の設計士の自邸の見学は垂涎ものです^^

それは

「理想と現実の本気のせめぎ合い。」


「その設計士が”ナニ”を叶えたいのか。」

が一番強く感じ取れるから。

例えば、通常はお客様の合意が得られないような

・ディテールや材料に多くの予算をかける。
 
・斬新な暮らし方を実現する。

・使ったことのない材料や納まりを試してみる。

・逆に、超合理的な簡素な住まいにする。

とか。

「自邸だからこそ出来るギリギリ」まで踏み込んだ跡が垣間見れるのが最高に楽しいんです^^
(多少失敗しても自己責任で済む)

住学など他の設計士さんの自邸見学が出来る機会があれば飛んでいきます笑

さて、いよいよ内部へ。

玄関→風除室→「広い土間スペース」が広がる。
(これがまさに「堀井さんが叶えたかったこと」のひとつなのでしょう)

有名なマレンコのソファが二脚も。
(設計士の自邸っぽい!)

土間スペースとリビングは仕切りなく一体となっている。
広く、居心地の異なる空間が点在していて気持ち良い。

き、気持ち良いー!
そしてカッコいいー!!

吹き抜けから光が降りてくる瞬間の居心地は最高の一言。
冬場日照が少なくなる新潟には「吹き抜け」は必須条件かもしれない。

梁の裏には間接照明が隠されている。
動かせるダイニングライトも個性的。

Yチェアと模型やスケッチたち。
(設計士の自邸感はんぱないっす)

床材は無塗装の無垢の杉板。
照りと肌ざわりがとても良い。

グリーンと光に溢れる室内。
「僕が考える素敵な家の条件」である「光・緑・白い壁・木の床」が全て叶えられていた。
(やられたー!)

吹き抜け上部は堀井さんのワークスペース。
仕事中もリビングの家族とつながっていられる構成。

反対側。
アイテムは多いがとても綺麗に整頓されている。
(こんなに綺麗に暮らせる自信ない(^^;))

光が差した塗り壁の表情は言葉を失うほど感動する。
(AEP塗りも良いけど塗り壁も良いなー!)

塗り壁を採用する時は「割れ」が起きることを理解しておくことが必要。
割れは主に「木材(収縮する)」との継ぎ目で起きる。

(逆に他の部分に割れは起きていなかった。業者さんの腕が良いのでしょう!)

数年して木材の収縮が落ち着いたら補修をすればOK。
(これが許せるかどうか)

建具周りもとても綺麗。
塗り壁はとても繊細だがその分風合いは最高。

土間スペース正面にある和室(仏間)。
畳にモミジがとても映える。

簾ロールスクリーンがとても涼しげ^^

続いて水廻りへ。

こんなオシャレに使われているキッチンがあっただろうか。
(グリーン飾りすごい)

水栓用品や備品の選定もとても素敵でした。

パッシブに暮らされている堀井邸。
夏は風の通る北側の窓は開放し、通風を取っている。

2階へ。

これ。
エスネルデザインでもお勧めしたいところです^^

トイレは基本は扉オープン(使用時や来客時だけ閉める)」

そうすれば、トイレ分広く感じて、トイレの窓から採光も確保できます。

それと「床から天井までの窓」がとても素敵ですね。

(K様いかがでしょうか?)

まんなみ設計室の堀井さん。
デザインや暮らし方のセンスは突き抜けています。
とても優しくユーモラスで親しみやすい大先輩。

おまけ…………….

別の日の夕方にまたまたお邪魔させて頂きました^^

夕暮れ時の堀井邸。

オレンジ色の室内もとても素敵でした。

堀井さん。

(何度も)見学させて頂き、ありがとうございました。

自邸、すごいですね。

勉強させて頂くことばかりでした。

若輩者ですが、
これからもお付き合いの程何卒宜しくお願いいたします。

またいつかお邪魔させて頂ければ幸いです。

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

「まんなみ」の意味は、、
:ぜひ堀井さんに尋ねてみてください^^

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
【関連記事】…………….

ケンチク探訪♪ 17『中庭の家』designed by まんなみ設計室。

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ケンチク探訪♪ 18『ネイティブディメンションズさん2連発!&二村建築さん」

ゆうです^^

昨日今日と住学番外編「見学会2連発!」に参加してきました。

ネイティブディメンションズさんの「ミニストック07」と「08」、

そして、二村建築さんモデルハウス&工場です!

すごかったー!インプット盛りだくさんー!

まず、昨日は「ミニストック07」と「二村建築さんモデルハウス」見学でした^^

新潟市の高台に建つ「ミニストック07」
窓からどんな景色が見えるのかワクワク!

全周囲から外観が見える立地。
どの立面も抜かりなくカッコいい!

正面どーん!
のれんすごい!シンボルツリーはなんと五葉松だそう!

ネイティブディメンションズの鈴木さんの「和(数奇屋)」への想いを感じる外観。

なんと延べ床20坪ほどの家に見学者30名以上w
(緑のTシャツが鈴木さん)

玄関戸のレッドシダーの造作引き戸はもはやミニストックの定番^^
赤~黄のグラデーションが素敵。

玄関にはなんと「ミニストック07」ののれんが!
建て主さんのミニストック愛が伝わってくる。

そして、中に入ると、、、

どかーん!!

この伸びのある「吹き抜け+窓」がまさにミニストック。
小さな面積に「伸びのある空間」がとても気持ち良い♪

階段を見上げると、、

全ての室が見渡せる。
この「家中の一体感」がミニストックですね。

寝室も吹き抜けに面して大きく開かれている。

寝室側から。

2階からは越後平野が一望できる。
居心地は、、、最高でした^^

障子の右側を開けると、、、

照明と小物棚が♪

左側は窓^^

書斎の机には、、、

住学メンバーのパンフレットが^^
(鈴木さんありがとうございました!)

エスネルデザインのリーフレットと『サトウ工務店さん見学会開催!』

キッチンとL型一体ロングテーブル。

デッキからの眺望も最高でした。

鈴木さんありがとうございました。

延べ床面積20坪程とは思えない空間の広がりを感じました。

「家は小さくて良い。」

その自信をさらに深めました^^

続いて、弥彦村の二村建築さんのモデルハウスへ。

う、、カッコ良い!!

大開口の木製窓。
壁の中に引き込み、外と一体になることも出来る。
興味津々の住学メンバー。

 現在はカフェとして営業されているとのこと。

(またひとつ素敵なカフェを知りました^^)

素敵!!
窓が普通じゃないんです。
(なぜでしょうか?)

窓のフレームが見えないように奥まって設置されているんです!
(これやりたかったヤツー!気持ち良いー!)

他にも設計力を感じる素晴らしい細部がたくさんでした。

この後、見せて頂いた2棟のモデルハウスも素敵でした^^!

そして、二村建築さんがなによりすごいのは、、、

きれいな工場(こうば)と働く大工さん!

機械でなく人の手で刻まれる梁や柱。
(今では少なくなりつつある技術のいる仕事)

自社で丸太から製材、手刻み、取り付け、までする会社はそうない。
技術と歴史と規模と人と、なにより「想い」がなければ出来ない。

家で使われる様々な継ぎ手の見本。

なんと20名以上の正社員大工さんがいるとのこと!
しかも新人をゼロから育成しているそう!
本当にすごい工務店さんです!
(職人の育成はとても大変でしかも大勢となると一般的な会社では出来ない)

そして、工場がきれい!
(良い仕事をされる大工さんの現場は例外なくとてもきれいです。)

二村建築さんではモデルハウス3棟、工場、打合せ会館と盛りだくさんで案内して頂きました。

本当にありがとうございました。

多くのことを勉強させて頂きました。

(僕は弥彦神社で挙式をしたのですが)さらに弥彦が好きになりました^^!

…………….

さてもう少し続きます!

翌日(今日)は、またまたミニストックを見学させて頂きました!

モダンな中に「和風」も感じるミニストック。

玄関の脇には凛とした空気感のある寝室が。
(2階リビングの家でした)

階段を上ると、、、

どーんと勾配天井のLDKが広がる!
(2階全体で18帖!でも広く感じる^^)

(写真の撮り方を教わって少し上達した気がする!笑
 石田さんありがとうございました^^)

ロングテーブルはご飯に、宿題に、パソコン作業になんでも出来そう♪
家族が自然と集まる「建築的装置」ですね^^

リビングの奥は子供部屋。
「暮らし方」「家族の関わり方」そのものを根本的に考え直させられる。

「右の棚下は何用のスペースなんだろう、、?」

このクイズ皆さん分かります?
(見学者一同(全員設計士)当てられず(T_T))

正解は「ペットのケージ」でした♪

(床が上がっているのはケージの奥にホコリが行きづらいように。
 さすが鈴木さん!)

小さな家は「各所に設けられたちょっとした収納」が命。
(この辺がネイティブディメンションズさんの真骨頂!)
建具のレールもきれい!
そしてキッチンもすごかったです♪

幅4.4mのロングキッチン!

壁の端から、、、

反対の壁の端まで全部キッチン!!
しかも継ぎ目なし!

通常できません!
なぜなら4.4m連続した材料がないから!

 それを可能にしたのが、、

表面に塗られた「モールテックス」という素材。
収縮がなくヒビが入りづらく、弾性体のため曲げにも強く、塗れる!

下地に2-3mm塗られたモールテックス。(仕上げ前)
この素材により4.4mの一体ロングキッチンが出来たのでした^^

他にもまだまだ感動&驚きポイントはたくさんあったのですがこの辺で!

興味がある方はぜひ見学会へ^^

ミニストック08の見学会は先週終わってしまいましたが、07(この記事で最初に紹介した家)の見学会はなんと今週末!

まだ間に合いますよ^^

ワンフロア18帖の極小(だけど広く感じる)空間をお楽しみください♪

【ministock-07(lab)】完成見学会のお知らせ-新潟を一望する小さい家- – native dimensions blog

見学させてくださった鈴木さん、二村さん、改めてありがとうございました。
素敵な住宅でした。
今後とも宜しくお願いいたします^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

ちょっとウラ話
:ミニストック08は実は友人の家♪

(完成おめでとう^^素敵な家でした!)

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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ケンチク探訪♪ 17『中庭の家』designed by まんなみ設計室。

ゆうです^^

先日、まんなみ設計室さんの「中庭の家」を見学させて頂きました。

空が切り取られた中庭、とても素敵でした。

そして、まんなみさんのディテール、すごかったです。

まんなみ設計室さんは柏崎にある設計事務所で、代表は堀井さんです^^

堀井さんとは「花火の場所取りをしあう仲」笑
(詳しくは→新潟観光大使。58『柏崎まつり&花火2018!。』

堀井さん、すごいんです。

ディテールの綺麗さや工夫する力は、突き抜けています。

バリバリの「デザイン系設計事務所」です。
(性能とのバランスも良い!)

憧れます。

(エスネルデザインは「快適性・コストバランス系設計事務所」)

数年前にご自宅を見学させて頂いたときは度肝を抜かされました。

堀井さんの自邸。
(衝撃が強すぎてまだ記事に出来ていない(^^;))

さて、今回の「中庭の家」。

完成をとても楽しみにしていました^^
(工事中にも1回来ている)

住学の日は予定が合わず住学の翌日に個別に訪問♪

夕方から2時間くらい日暮れと共にゆっくりと見学させて頂きました。

とても抽象的な外観。
中庭を完全に内包するロの字型のプラン。

小窓+グリーンが素敵^^
閉ざした中にも街への気配りが感じられる。

玄関前の大きなアオダモ。

「木を植えるとその世界が変わる。」

「木を植えるために設計をしているのかもしれない。」

と堀井さん。

アプローチは堀井さん秘蔵の大谷石を使用したとのこと。

なんと玄関内部まで大谷石+小石が連続していた!
この発想はなかった!素敵^^

「外」と「内」が曖昧につながる。→そして中庭へ。(外?内?)

綺麗な玄関+間接照明。
ディテールすごいです。

革製の一品モノのレターボックス・革の取っ手は柏崎のアトリエメイトさんによるもの。

先客が^^
アンドウッドの遠藤さんとオフィスYSの山岡さん。

勾配天井に伸びる光。
開口と同じ幅の窓上台がとても綺麗。

視線は自然と中庭へ。

回廊のようにぐるりと回れる、視線が抜け広がりを感じる室内。

中庭越しに、対面で過ごす家族の気配を感じることも出来る。

中庭の家パンフレットより^^(堀井さん画)

ビスの穴が見えないデッキ。
見た目が綺麗だし、ビス穴に水が溜まることも避けられる。
(その分手間がかかる高級仕様!)

ここすごいです!
下見張りの入り隅は納めるのが大変。
こんなに綺麗に納めるなんて、、、

空が切り取られる。
ジェームズ・タレルのアートよう。

中庭の家の模型。
くるりと回れるプラン。
中庭に沿って、キッチンがあり、、
ライブラリー&スタディコーナーがあり、、、
子供室がある。
子供室は3帖×2、仕切りはカーテン。
とても潔い設計。
その他のディテールもダイジェストで紹介。

海カフェドナさんが作られたシーグラスのアイテム。

蛇口下が濡れづらいようシンクは隙間なく。

引き戸はレールも戸当たりもなく惚れ惚れするほど綺麗。

なんでしょう?

造作床下点検口でした!

オークの無垢床。

塗り壁の柔らかい表情。

そして、堀井さんのスケッチがとても素敵なんです^^

中庭の家初期のイメージスケッチ。

手書きスケッチはワクワクしますね^^
デジタルにはない暖かみがあります。

他にもたくさん素敵な感動がありました。

気付けば夕暮れ時に、、。

まんなみ設計室さん、見学させて頂きありがとうございました。

とても素敵なおうちでした。

今後とも宜しくお願いいたします。

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
【お知らせ】…………….
一緒に見学された石田さんも「中庭の家」の記事を書かれています^^
写真うまいー!!
(実は見学後に少し教えて頂きました!石田さん、ありがとうございました!)

『まんなみ設計室さんにお邪魔してきました。』

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ケンチク探訪♪ 16&新潟観光大使。53『香港ハウス見学 at 大地の芸術祭2018!』

ゆうです^^

僕の中で一足先に、大地の芸術祭2018が始まりました!

本祭は2018.7.29からです。

が、今日は大地の芸術祭2018の会場のひとつとなる

香港ハウス(香港部屋)を見学させて頂きました!
(名称は決定前)

やばかったです!!

見学への経緯ですが、
住学でつながった大平政志建築設計事務所の大平さんが、
なんと香港ハウスの設計をしているという話を聞き、
見学(住学番外編)が開催されたのでした^^

大平木工 | 新潟県津南町・十日町・魚沼の家づくり(新築・増築・改修・リフォーム)

まずは津南にある大平さんの会社へ。
(右が施工の「大平木工」さん。左が設計の「大平政志建築設計事務所」さん)

カ、カッコいい!(設計事務所っぽい!)

とても優しい大平政志さん(左)
同世代の設計士としてとても刺激を受けます!

香港ハウスのプランの変遷を模型と図面で教えて頂く。
(興味深々!)

当初のコンセプト案。(コンペグランプリ案)

この「香港ハウス」は、なんと香港(中国)政府からの依頼で始まったプロジェクト!

「香港で行われた設計コンペのグランプリが実際に大地の芸術祭で建つ」というもの。

その原案を基に、地元の若手建築家が実施設計を行い完成させるという、いわば、香港と日本の共同作品。
(大平さんワールドワイドっす!)

地元の若手建築家として白羽の矢が立った大平さんですが、

コンセプト案通りすんなり進められるかというと、そんなことはなく、

積雪の問題であったり、

予算の問題であったり、

構造やアート作品の展示の問題であったり、

と実施設計での調整はとてつもなく大変だったそうです(>_<)

逆に、ディテールはほとんど大平さんの思うようにさせてもらえたということで、
完成した建物は、ほとんど大平さんが考えたと言っても過言ではない?いう様子でした^^

車で10分ほど移動し、いざ実物へ!
(集まる住学メンバー。津南までみんなすごい(^^;))

向かいにあった「上郷クローブ座」でもアート展示が行われる。

体育館を改装して会場として使用している。

いざ香港ハウスへ!
外観はとてもスッキリとしてシンプル。

雪下ろしを考慮し、屋根の勾配は原案から角度が緩く変更された。

「香港部屋」のネオンサインがとても中国建築っぽい♪

そしてナナメになった屋根の部分は、、、

四面の折れ線が1点に集まっていた!
しかも目透かし納まりでとてもきれい!
さらに、一部の板は既製品サイズではなく、特注の、、、(略)

板金の角もとてもスッキリ納まっていた。すごい!

裏側のテラス壁のスリットが良い感じ^^
視線が抜けるだけで開放感がかなり変わる。

そして「風を通すことでツバメが巣を作りづらいように」 という大平さんの設計的配慮がありました。

反対側。
室内から見た景色は、青空と緑が切り取られていてとても素敵でした。

板金と板壁の取り合いもとてもキレイに処理されていた。

エアコンの室外機が高い位置に付いているのも豪雪地ならでは。

さて、ここで問題です^^

屋根の下に室外機がありますが、室外機の上にも庇がついています。

一見意味がないようにも見えますが、なぜなのでしょうか?

正解は、
冬場に結露水(ドレン水)が下の室外機に垂れると室外機が凍りついてしまうから。

庇で結露水を防いでいるんですね^^

(ドレン用ホースで結露水を振ることもありますが、氷点下になるような地域だと、ホース内で凍結してしまうためNG)

雪国の設計者は雪国の家の作り方を知らないといけません。

香港ハウスの内部はさらに素敵でした^^!
(現時点では写真アップ不可)

設計的な見所もたくさん!

閲覧禁止になるかもしれないという2階も見学させて頂き、またとない機会になりました。

大地の芸術祭が始まり、展示が入ったときの様子もぜひ見たいですね♪

大平さん、お声掛け頂いたサトウさん・石田さん、
ありがとうございました^^!

勉強&楽しい時間をすごさせて頂きました。

また来ます!

…………….

その後は、十日町建築巡りを^^

十日町産業文化発信館「イコテ」
設計は手塚建築研究所。

いこて/IKOTE

かまくらのような形状の屋根(構造体)の中にハコが入っている。

「路地感」がとても心地良かった^^
「玄関までの(ワクワクする)路地」はいつか住宅で実現したいアイデア。

「ご飯を、、」と思ったのですが、この日はお休みでした(^^;)

ご飯と建築めぐりを兼ねて「キナーレ」へ。

設計は京都駅の設計もされた原広司さん。
原さんと大地の芸術祭は縁があるらしい。
(僕の親父もその縁に携わったことがある。)

ギリシャの神殿建築のような内観。
RCの柱がとても細く、みんなで構造を推測する^^

内部では芸術作品の製作・展示が佳境を向かえていた。

2階のレストランでみんなでご飯。
カレー美味しかったです^^

大地の芸術祭は2018.7.29から9.17まで!

3年に一度のお祭りは海外でも人気で外国の方も大勢来られます。

新潟に世界レベルで有名なお祭りがあるというのはとても誇らしいですね^^

「今年は、息子を連れて周りまくろうかな!?」

と今からワクワクしています^^

会場でお会いしたら声を掛けてください♪

大地の芸術祭の里

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

息子と行きたいアート展示
:絵本と木の実の美術館♪

【関連記事】…………….

新潟観光大使。08『星峠の棚田と絵本と木の実の美術館。』

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ケンチク探訪♪ 15『東中島の家(加藤淳さん)・タトウノイエ(サトウ工務店さん)見学会。』

ゆうです^^

先日「住学番外編」が開催され、

加藤淳一級建築事務所さんの「東中島の家」と、

サトウ工務店さんの「タトウノイエ」を見学させて頂きました!

どちらも素晴らしい住宅で大きな刺激を受けました。

その後のご飯会も為になる話が続出。有意義な一日になりました^^

まずは加藤さんの「東中島の家」へ^^

なんと月曜の昼にも関わらず、今回の番外編に集まったのは30名以上!
(1回目の住学本編と同じくらい??番外編の規模も拡大している)

みんなで歩いて完成したお宅へ向かいました。

「東中島の家」
今週末開催の見学会に向けて作業は大詰め!

スッキリとした外観に、2階の「サッシ+ベランダ」が光る。
ひと目見ただけで「建築士が力を込めて設計した跡(魅力)」が伝わってくる。

玄関戸は木製高断熱ドア(塗装+ガラス欄間)。
加藤さんの玄関への想いが感じられる。

玄関正面のファブリックが埋め込まれた壁。
これが住み手の個性を伝える「飾り棚」。

ピタッときれいに納められているが、取り外し・生地の交換が可能。
加藤さんの細やかな配慮が伺えます^^

加藤さんから説明を聞く。
苦労した点、配慮した点など「設計者からの話」は三度のメシよりみんな好き?

設計スケッチ。
検討の「跡」が伺えてとても面白い。

「限られた条件(敷地・要望・予算)の中でどれだけ効果的な提案を示せるか」
が設計者の力の発揮どころ。

建て主様が希望された「ヘリンボーン張り」のキッチン壁。
ラスティックで個性のある表情が素敵。
(材種や張り方はアンドウッドさんと相談されたんだとか)

水洗の根元は防水性のあるメラミン仕上げ。(板への水染み防止)
こういった細やかな配慮を僕も大切にしたい。

隣家の柿の木が借景できる畳コーナー。
狭小地では「どこに視界(採光・景観)を開くか」はとても大きなポイント。
加藤さん、さすがです!

僕が感じたことは

「天井高が2.4mよりもほんの少し高い気がする。でも2.45mまでまではなさそう。
 (そんな細かい天井高設計するのかな?)」

と思い、加藤さんに聞いてみると、天井高は2.426mでした!

26mmの違和感を感じとれたことが嬉しかったです^^
(職業病?)

そして「26mm(窓枠の幅)だけ天井を上げる」という加藤さんの繊細な設計にも驚かされました。

見学を終え、続いての見学会場へ。

サトウ工務店「タトウノイエ」。
可愛い小箱がぽこぽこと置かれたようでとても抽象的。

外壁には電線もなく、雨どいもない。

→施工中の様子はこちら

植栽はサトウさんが絶大な信頼を置くEN GARDEN WORKさん。

室内も階段が浮くなど抽象度合いがとても高い。

エスネルデザインや他の会社のパンフレットが置かれたコーナー。
エスネルデザインのリーフレットと『サトウ工務店さん見学会開催!』

もはやサトウ工務店さんの代名詞「モイスの壁」

スッキリした収納壁かと思いきや、、、

ひとつはなんとトイレのドアでした!

いろいろすごすぎて途中から言葉がなくなっていく。
(出るのは感嘆のため息ばかり?)

見学会で配られている案内。
設計のポイントがわかりやすくまとめられている。

なぜ「タトウ(多棟)」になったのか。
それは高低差のある敷地条件を活かしたためでした。

理由のある設計。(さらに構造計算の裏付けあり)

デザイン力、構造、現場への精通、モイス壁など職人さんの熟練度、、

サトウ工務店さんはトータルでの「建築力」が非常に高い。

全国的にもトップクラスの工務店だと思います。

(もはや説明するための言葉がみつかりません。)

そして、その気さくで優しい人柄。
実力も人間力も兼ね備えられた方。住学に人が集まるわけですね。

次回の住学の案内をしてこの日は終了。

次回はなんと「大地の芸術祭2018」でお披露目される建築の見学。

人のつながりが建築のつながりを呼ぶ。

建築だけでなく「大きな流れ」のようなものを学んでいる気がしています。

この日はこのあと都合がつく方でご飯会へ。

18時からのご飯も気づいたら21時前。

お酒も飲まずに大の男たちが建築談義に盛り上がっていました^^

「次の住学のアイデア」や「ITツールを駆使した最新のプレゼン手法」など、
みんなで話していると話題はつきませんね。

とても愉しい時間でした^^

加藤さん、サトウさん、皆さん、本当にありがとうございました。

今後とも宜しくお願いいたします。

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

前職での設計格言シリーズ。
:「今日一日でどれだけ成長できるか。」

-「超高断熱の小さな家」escnel design-

【お知らせ】…………….

加藤淳一級建築事務所さんの「東中島の家」の見学会は今週末の7/8(日)です^^
詳細は下記リンク先をご参照ください。

こだわりのヘリンボーン | 加藤淳一級建築士事務所の日記

ネイティブディメンションズの鈴木さんもこの日のことをブログに書いています^^

番外住学ー酔ってない時ほどダメージでかい編ー – native dimensions blog

石田伸一さんもブログで書かれています!

『住学。そして住学番外編。』

住学が成り立つ理由「なぜ他社の紹介をするのか」



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『住学3回目』④【秘話】懇親会ダイジェスト!

ゆうです^^

「住学3回目シリーズ」もこれで最後です。

懇親会の様子をダイジェストでご紹介♪

あんな話やそんな話が!(ここでは書けない話ばかり笑)

参加者の「顔」を見れば全て伝わるかと思います^^

今回はトークも懇親会も同会場^^

移動がなくとてもスムーズ!+懇親会への参加者はほぼ100%♪

会場は引き続き「スモークカフェ」さん♪

トーク後、会場セッティングのためしばし外で歓談。
「結婚式の二次会のよう?でもなんか違う」不思議な光景でした^^

準備が完了し、ネイティブディメンションズ鈴木さんよりご挨拶。
「皆さん、ここからが本番です♪」
と。(その通り!)
少し不安だったのがイス席だったこと。
「上手く混じれるかなー(一体感)。」と。

完全に杞憂でした!笑
料理そっちのけでトーク&名刺交換→立食パーティー状態へ♪

みんなホントに楽しそう^^
(初対面の人も多いのに!)

住学の大きな魅力は、

上下関係・利害関係なく、みんなフラットなこと。

ここが業者会などとの大きな違いですね^^

カッコよく言えば、

相手へのリスペクトがあればなんでもOK!

相手が社長さんでも、学生さんでも、お客さんでも、みんなフラットに話が出来るところは本当にすごいと思っています。

だからみんな笑顔で、楽しくて、参加者が増えていくんでしょうね^^
(代表の佐藤さんと鈴木さんの人柄!)

皆様から「トーク良かったです!」とお褒め頂き大変嬉しかったです(T_T)
(頑張って準備・練習して良かった!)

一番印象に残っているのは、M崎建築のM崎さんに褒められたこと。

M:「今日の発表感動しました!」

M:「村松さんって見た目は平凡なのに、中身はすごいですね!」

M:「親しみやすさとのギャップにやられました!」

うん!正直者!

M崎さん、とても嬉しかったですよ^^
(いや、本当に)

なにやら真剣な話も^^

最後は一本締めで^^!

純粋に、ただただとても楽しかったです^^

〈おまけ〉

二次会、三次会も大盛り上がりでした♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

次回スピーカーの方に伝えたいこと
:終わったあとのビールは格別!!

Mざk、、あ!宮崎建築さんもブログ書かれています^^!
真摯な感想が嬉しかったです♪人柄が出ています。
第3回 住学(すがく)へ。 – 家づくり日記

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『住学3回目』③次回告知!小林紘大さん神プレゼン公開!

ゆうです^^

住学3回目が終わりホッとしたのも束の間!

『住学第4回目』開催が決定しています!!

次回のスピーカーである小林紘大さんによる「次回の住学プレゼン」が行われました^^

すでに住学第4回目の内容・日時・場所とも決定していてフライヤーも完成!→配布!

(このあたりの準備力が住学は本当にすごい)

次回のプレゼンですらパワポを使った力の入ったもの!
みんな住学にかけるエネルギーすごすぎ。
紘大さんからプレゼン資料を頂いたのでここで全公開します^^!
・これを見れば住学を知らない人でも住学が知れる!?

・次回は今までにない「参加型」!?

・「ファシリテーション」ってなに!?
紘大さんの熱烈プレゼンに会場のみんなが引き込まれました^^
ではでは!

「煽りプレゼン」w

紘大さんは「賃貸住宅の新たな価値の創造(コミュニティーマネージャー)」など多岐に活躍されている新潟市内の会社に勤める敏腕住宅設計士!

パワポのアニメーションと軽快なトークで観衆の心は鷲づかみに♪

「住学第一回」の振り返り。
『住学1回目』開催!赤川邸・桐生邸→懇親会♪ 

 →【秘密】「住学」懇親会でのウラ話♪

「住学第2回」の振り返り。

住学番外編(完成見学会)の様子。
「住学」は座学・「番外編」は見学。とすみ分けられている。

そして今回の「住学3回目」!

今までを振り返り見えてきた特徴は、、、

www

④は分かってくれて嬉しいかった(T_T)
(当日までにどんどんハードルあがるから、、笑)

メンタルww

・設計事務所をされている「加藤淳」さん!

・編集者「鈴木亮平」さん!

・ファシリテーター「小林紘大」さん!

皆さん個性的で魅力的な方たち♪

さらにもう一人「ミスターX」を呼ぶんだとか!

「ミスターXはこの会場にいる方にこれから依頼します!」

すでに参加型!!会場はそわそわ・ワクワク^^

大物ww

さて、トークの中身はというと、、、

今までの「50分×2人」から「15分×4人」にして「ぺちゃくちゃタイム」も取るという構成♪

これは想像を超える化学変化が期待できるかも!?

とは言え、、、

という声もあるかも、、、?

紘大氏:
「大丈夫です!僕のファシリテーションスキルで必ず楽しませます!」

なんて頼もしいんだ(T_T)

紘大先生!「ファシリテーションってなんですか!?」から宜しくお願いします!

ここに来て「住学」がさらに進化する予感♪
「様々な世代の参加による若い力との融合」のようなものを感じました。

会場はついに本物の学校!

参加人数も3ケタいっちゃう!?

今からワクワクがとまりません^^!

(ブログだと伝わりづらいですが、ここ、みんなメッチャ笑いましたw)
メリハリをつけ、時に時事ネタなどを入れ、笑いを誘いながら軽快にプレゼンしていく紘大氏。
もはやセミプロ!!
噂では4人目のスピーカー「ミスターX」もほぼ決まったんだとか!?
紘大先生!!
期待感はんぱないって!!
【住学第4回目フライヤー】

参加される方は建築関係者も増えていますが、一般の方の参加も増えてきています^^
第4回目はさらに一般の方にも楽しめる内容になるのではと♪
お気軽にご参加ください^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

次回トーク時の課題:時事ネタの利用♪

住学代表のサトウ工務店さんもブログで書かれています!
(紘大さんの言う通りお茶目です^^)
一級建築士事務所 サトウ工務店

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『住学3回目』②市川住建さんトーク内容公開!

ゆうです^^

先日開催された住学第3回目の様子をまとめます。

今回は市川住建の市川さんの話を紹介!

まさかの感動系(T_T) 笑いあり、涙あり、怒りあり!?

さすがトークが上手い!完全に引き込まれました!!

今回の住学の1限は僕^^

発表の内容は前回の記事をご参照。
『住学』無事終了!エスネルゆう発表内容全公開!

練習の甲斐あって無事しゃべりたい内容をほぼ時間通りに話し終えることが出来ました^^(50分)
(ほんと良かった!)

・真剣なまなざしで話を聞いてくださる方、
・僕のほうをたまに見て相槌を打ってくださる方、
・メモを取られている方、
など、
話している最中からとてもありがたい気持ちでいっぱいでした。
暖かく見守ってくださった皆さまに感謝です!
続く2限は市川住建の市川さん!
市川さんのトーク内容は「住学幹事たちも知らされていない」というドキドキ・ワクワクのもの♪
市川さんからは
「真面目トークは村松君に任せるよ。俺はアドリブでなんとか、、」
なんて言われてたのにフタを開けたら、、、
メチャメチャ素敵な良い話!!
途中、うるっと来るところもありました(T_T)
さすが市川兄さん!
市川さんからトーク資料を頂いたので(一部)ご紹介します!
 

王座??なんのだろう?

大工さんは、、、ないな。
(建築家は17位!)

大工さんは56位!
コレペティトゥアより下!(知らないけど)

市川さん調べでは1998年の「なりたい職業ランキング」では大工さんが第1位だったそうです!

「王座奪還」とはこのこと^^

市川さんは「大工は本当に格好良い仕事だ。」というとても強い誇りを持っていられます。

(「市川住建」は親から継いだ会社ではなく、市川さんが自分で作られた会社!)

「格好良い職業である大工の仕事をもっと子供たちに伝えたい。」

市川さんは大きな志を持たれていました。

そこで作られたのが、、、!

「新潟八輝会」という様々な職人さんが自分の技を活かして地域に貢献していく会。

「我」「技」「人」「暮」「街」「歴」「夢」「未」がテーマとなっている。

(「住学」は八輝会さんを参考にして生まれたんだとか!?)

八輝会さんが手伝われた大工さん体験イベントの様子。

カンナがけ体験や黒板ボードづくりを子供たちと。
大盛況だったそうです^^

真剣にカンナをかける女の子。
プロの職人さんのアツい指導が入る。

市川さんは



「子供も楽しんでいましたが、楽しんでいる子供を見て親が喜んでいる姿が印象的でした。」

「親御さんが『うちの子もこんなに真剣な表情をするんだなと驚きました』と笑顔で話されていて嬉しかったです。」

と話されていました。

僕も子供が生まれて、徐々にそういった『親目線』で世の中を見ることが増えてきました。

子供も楽しく、大人も喜ぶ。


そして、大工さん・職人さんも嬉しい。

最高のイベントですね^^

他にも、、、

 ノコギリ体験や、、

「高所作業車に乗ってみよう!」イベント。

お父さんと子供の工作教室。
(こういう思い出って記憶に残るものですよね^^)

ストラックアウト体験(パネルは市川さん製作!)

などなど八輝会さんは様々な地域貢献活動をされていました。

市川さんは年に1度、地元の中学校で自分の職業についての話をしているそう。

「子供たちからの手紙が最高のなんです。」と一部を紹介してくれた。

「市川さんも大工をしていて楽しいと言っていたので、僕も将来、自分が楽しいと思う仕事に入りたいと思いました。」

この一文が最高だったそうです。

「大工じゃなくてもなんでも良い。自分がやりたいと思ったことを一生懸命やろう。」

そんなメッセージを中学生に届けたかったそうです。

ある少年と、大工の就業体験として一日共に過ごされたそう。

その子は難しい状況の子で(もしかしたら)未来を上手く描けていなかったんだとか。

彼は不器用ながら一生懸命、その日大工の手伝いをしてくれたそうです。

そんな彼との就業体験が終わり、
後日先生から、市川さんにお礼のメールが届きました。

「涙が流れた。」と話されていました。

メールの文や市川さんの話を聞いてこちらもとても胸が熱くなりました。

大工とは関係がないがある依頼で「車夫」をすることになったそう。
写真撮影の仕事だったそうですが、
「○○が××でとても大変だった!」
と面白おかしく話されていました^^
(詳しい話はぜひ本人に聞いてみてください)
その後、介護保険を活用した高齢者の家の改修工事の実例などの話もあり、
笑いあい、涙あり、専門的な話あり、ととても密実なトーク内容でした!
さすが市川さん!脱帽です!
僕の文章と写真では、市川さんの話の魅力は1割も伝わらないかと思いますが、
市川さんの魅力のかけらが伝われば幸いです^^
市川さんはアツい想いを持った素晴らしい大工さんです。
いつか一緒に仕事がしたいなと秘かに思いました^^

市川さんはところどころで笑いを誘うのが上手い!
…………….
市川さんの発表が終わり、
最後は小林紘大さんによる「次回の住学のプレゼン」
と!
長くなってきたので今回はここまで!!
紘大さんのプレゼンは神がかっていました笑
神プレゼンの内容はまた次回にまとめたいと思います♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

息子としたいこと:高所作業車体験^^

「住学第3回目」の様子はネイティブディメンションズ鈴木さんのブログを要チェック♪
面白いです^^(アリーナは超満員でしたね!)

第3回住学開催! – native dimensions blog

次回の「住学4回目」でトークされる加藤淳さんもブログを書かれています^^
今から楽しみ!

住まいの学校「住学」第3回 | 加藤淳一級建築士事務所の日記

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『住学3回目』①無事終了!エスネルゆう発表内容全公開!

ゆうです^^
昨日『住学第3回目』が開催され、大盛況のうちに終了しました!
今回、来られなかった方や「データが欲しい」と言ってくださった方もいらっしゃったので僕の発表内容を全て公開します^^!
(写真は自由に使って頂いて構いません)

『住学』当日の様子はまた別の記事でまとめようと思います^^

今回はダイジェストで。

会場は度々お世話になっている新潟駅南の「スモークカフェ」さん。

早めに会場へ向かい運営メンバーと会場のセッティングを。

徐々に参加者の方々が^^

初めての方や会社の代表の方も多く「ひえー!緊張するー!」とビビる。

山際さんの司会、住学代表の佐藤さんの挨拶があり、いよいよ僕の発表がスタート!

ここからが発表した全スライドです^^

住学の代表のお二人である佐藤さんと鈴木さんとの出会いの経緯。

そこから住学が出来るまでをダイジェストで紹介^^

「好奇心」は純粋に世界を旅していろいろなものを見て体験したいという思い。

「危機感」は、、

このあたりは深く掘り下げて話したいところではあったが、時間の関係で今回はさらっと。
(別の機会があれば深く話してみたい。)

世界一周した航路をその地の建築と共に紹介するムービーを作成した。

そして本編である「世界の建築・世界の暮らし」へ。

残り30分。「こんなに話せるかなー??」と自分でも思った(^^;)

(個人宅のため写真は一部修正あり)

版築(Rammed earth)という土を締め固めた工法を用いた構造体。

プライベートな外部空間であるバックヤード。

お茶を飲んでみたくなるベランダ。

セミパブリックなフロントヤードには外用のダイニングテーブルが。

…………….

見学後プランを書き、メモを取った。
「土足文化」の玄関体験に衝撃を受ける。(靴箱がない!)

プライベートなバックヤードでのディナーに感動!
外でのご飯はオーストラリアでは日常的。
旦那さんの帰宅も早く「暮らしがとても豊か!」

…………….

気候の良い海外では室内よりも屋外の席が人気だった。
外席のほうが席料が高いことも!

心地の良い外席。

屋内席には人はまばら。

…………….

ペナンはマレーシアにある島で古くからヨーロッパとアジアの交易船の寄港地として栄えた経緯があり、建築にもその影響が色濃く残っている。

世界遺産にもなっている「ブルーマンション」(泊まれる!)

スペインの「パティオ(中庭)」の影響を受けた意匠が特徴的。
喧騒のペナンの中、この中庭には静寂がありとても素晴らしい体験が出来た。
(インディゴブルーからの影響もあったと思う。)

「熱帯気候+土地が狭く建物が奥に長い形状」→通り土間・坪庭。
気候から必然的に生まれる建築の姿を感じた。

日本との大きな違いは「土足文化であること。」
坪庭に気軽に行ける気持ち良さには大きな感動があった。
(安藤忠雄さんの「住吉の長屋」にもこれに近い気持ち良さがあるのかなとも。)

「室内から眺める庭」と「その中で過ごす庭」

気候により適性はあれどどちらもとても魅力的。

「プライバシーの確保された外部空間」の心地良さは写真では伝えきれない。

…………….

インドは聖地バラナシへ。

世界一周の旅に出るきっかけにもなった「高橋歩さん」主催のNPO「オンザロード」が運営する学校にボランティアとして1ヶ月程お世話になった。

現地の材で現地の職人と作られた建物に感動。
インターナショナル建築にはない「土着的な魅力」を強く感じた。

バラナシで暮らす日本人の方が作られたカフェ。

こちらも同様の魅力を感じた。

…………….

フィンランドへ。アルヴァ・アアルト建築の旅。

ベンガラレッドの家々が立ち並ぶ。

雨の多い北欧は緑が豊かで日本ととても近い空気感を感じた。
木を多く使うアアルト建築からも「日本に近いもの」を感じた。

庭にはフィンランド建築ならではの「サウナ」がある。

外部のダイニングテーブル。「暮らし方」が見えてとても素敵。

見学しながら気づきメモを書き込む。

皮巻きの取っ手。
取っ手など毎日手が触れる部分は大切に設計したい。

…………….

とても日本に近いものを感じた。
ペナンやオーストラリアとは対照的な「室内から眺める庭」。
冬の寒さなど厳しい気候条件が「外と内の関係性」を作る。

フィンランド建築は「西日を取り入れる」よう考えられている。

なぜ?(日本では「西日は暑くなるからNG」という考えが一般的。)

それは白夜のある北欧の冬場は極端に日照が少なくなるから。
夕方の西日はとても貴重な採光となっている。

「地域による建築的な違いの発見」がとても面白く愉しい。

裏表から使用できる引き戸。

フィンランドには他にも「繊細さ」を感じる建築が多々あった。

…………….

スロープを登る際にコルビュジエの言う「建築的プロムナード(散策路)」を強く感じた。
広がるリビングへ向かうワクワク感。まさに散策路。

外と内が曖昧につながるリビング。大開口の引き戸は圧巻。

現在は人は住んでいないため、「人が暮らすことにより生まれる魅力」はなかった。

建築は設計だけでは完成しない。
「人が暮らすこと」で初めて魅力が生まれる。ということも痛感した。

『「近代建築の5原則」を忠実に再現した住宅』としてとても有名。

…………….

シャワー室の丸みのある開口に感動。
モダンの中に「有機的」なものを感じる。

「この丸みがロンシャン礼拝堂につながるのかな。」
と想像をふくらませる。

…………….

パリでもカフェは「外席が人気。」

…………….

アアルトデザインの照明。

このまま日本の住宅に使いたくなるデザイン。
何十年経っても色褪せない魅力。

…………….

大学生の頃に教科書で見ていた建築。
長い坂道を汗をかきながら登った。

サヴォア邸とは対照的な「とても曲線的で有機的な建築」。

「自分の設計思想を超える。」

という姿に強い感銘を受けた。

コルビュジエが書いた扉絵。

…………….

コルビュジエがレ・マン湖のほとりに母のために建てた「小さな家」。

近代建築5原則のひとつ「水平連続の窓」
景色は最高のひとこと。(向かいには名峰モンブラン)

「ネコ用の展望台」
そんな設計がとても素敵。
見学して初めてコルビュジエの「人間的な魅力」を強く感じる。

「小さな家」と言えばこの湖沿いに設けられた「ピクチャーウィンドウ。」

塀が日陰を作り出していた。

フレーミングされた風景の魅力。

「窓は大きく取れば良いわけではない。」
という当たり前のことを再確認する。

…………….

スペインの人はたとえ景気が悪くても「ポジティブさ」は決して失わないメンタリティを持っていた。

(日本人がこれを知るととても暮らしが楽になると思った。)

スペイン人も外が大好き!
日常的に友人を呼んで屋上でディナー。
「世界の豊かな暮らし方」を感じた。

スペインのあるデパートの男性トイレの壁。
すごく陽気笑。
(こんな感じでいれたら人生もっと「楽」に生きられるのかも♪)

…………….

ガウディからは「モチーフを用いること」を学ばされた。
サグラダ・ファミリアの柱は「森」がモチーフとなっている。
(分かれ目には「節」のようなデザインも)

まさに「アール・ヌーボー」。
「植物的な装飾」がとても魅力的。

モチーフはキノコかな?
見た目から暖かそうな暖炉。

有機的な真鍮の取っ手。

ガウディからは感じることが多く、メモやスケッチをたくさんした。

…………….

「街並み(歴史)をつなげる価値・魅力」を強く感じた。

我が家近くの「杉板外壁と黒瓦屋根」の田舎の家々。
多くの家の外観がそろい「風景」を作り上げている。

帰国後に

「これが日本の原風景だ。」
「この風景は日本が誇る大きな魅力だ。」

ととても感動した。

旅(外)に出たからこそ気づけたことがある。

外を見ることより「内に気づくこと」。

それが旅の本当の価値なのかもしれない。

フィレンツェのフリーマーケットで買った真鍮の取っ手。
今では宝物になっている。

…………….

画家であるフンデルトヴァッサーが自分の思想を形にした家。
(しかも公共住宅!)

「植物とともに生きる。」
「建築は地面を減らす行為である。その分植物を植えなければならない。」
という強い思想を持っていた。

思想を持つことは誰にでも出来る。
すごいところは「それを実現したこと。」

「自由に生きる。」
「自分の想いを具現化する。」

ことをこの建築から学ばされた。

…………….

まさに自然と共に建つ「オーガニックアーキテクチャー」。
自然と共に生きる「暮らし方」に強い感銘を受けた。

1階(洞窟部分)が寝室、2階がリビングという形式が多い。
窓からは「景色と建築が一体となった風景」が一面に広がる。

カッパドキアには建築的な感動がとても多く、スケッチ・メモも多々取った。

プランに「心地良さ」を色分けして示してみたり。
空間(心地良さ)にメリハリをつけることで、心地良さが増すことを体感した。
(意図的なストレス→開放)

天井高や部屋の広さなど、住宅設計にも取り入れられると感じた。

「世界一有名な住宅」であろう「落水荘」には想像以上の感動があった。

モダンと自然素材が見事に融合した建築。
(さらに自然(滝)とも融合している)

明るく伸びやかな内部。
外の景観とも相まって絶句するほどの感動があった。

ワインを温める装置。
(1度しか使われなかったとか?)

角が消える窓。

有機的な階段の手摺壁。
垂直方向(石張り)と水平方向(RC+塗装)で材料が使い分けられている。

プランとメモ。
(一部、中村好文さんの本を模写した。)

ライト設計のニューヨークの「グッゲンハイム美術館」
唯一無二の「天才」の仕事。

…………….

ダメ元で訪問したフィッシャー邸。
住み手の方が快く室内を案内してくれた。

なんと住み手の方はこの家を買われたたばかり!
(直前まで売りに出ていた。高値だったため誰も買い手が現れなかったそう。)

「この建築を守るため」という意識もあり買われたんだそう。
(職場までとても遠い立地にも関わらず!)

「価値ある建築を守る」という意識の高さを強く感じた。

カーンの窓の取り方を体感する。
風や音を感じるための窓、風景を見るため窓、
窓にも様々なアプローチが出来る。

「主」と「従」が明確に分かれたプラン。
分けることで家の中にも「オン」と「オフ」が生まれる。
それぞれの心地良い体験をすることが出来た。

…………….

川のほとりにひっそりと建つガラス張りの建築。

(建築して数年後に幹線道路が奥に出来てしまいプライバシーが大いに侵害されたんだとか)

360度ガラス張りの「究極の建築」。

(住みたいかどうかは別として)
ディテールやゾーニングなど学ぶ点や感動する点は多々あった。

浴室やトイレなどは中央の「コア」に納められている。

…………….

崖にせり出すようにして建つスタール邸。

とても50年前の建築とは思えないデザイン。

「ケーススタディハウス」という「安価な汎用品でどこまで格好良く住み良い建築が建てられるか」という実験的な試みから生まれた住宅。

(土地含め超低予算で建てた家だったが、今では値段がつけられないほどの価値に。)

まさに天国のようだった。
(崖から落ちたら本当に天国へ?)

前面道路側の「窓のない壁(赤線)」と崖側の「ガラス張りの壁」
ファンズワース邸との大きな差は、プライバシーが確保されていること。

人は壁があることで初めて「心理的な安心」を感じるということを学んだ。

ブロンド美人さん。(絵になりすぎじゃない?)

…………….

原色の建築家ルイス・バラガン。
メキシコの強い日差しと原色の壁は絶妙にマッチして唯一無二の魅力を生み出していた。

そして、この直後に僕は命を落としかける事件に巻き込まれる。
その体験により「旅のリスク・世界の裏側」を知ることが出来た。
(と今では思える。)

以上です^^

またなにか機会があれば旅の話をしてみたいものです。

住学第3回目にご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

今後とも宜しくお願いいたします。

…………….

【追記!】当日のトークの動画をアップします!

会場は熱気ムンムンで緊張しました(^^;)!

-「超高断熱の小さな家」escnel design-