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【想い】「杉板の街並み復興プロジェクト。」未来につなげる風景を。

「杉板の街並み復興プロジェクト。」

それは、僕の中で2012年から始まっていた。

2011年末から約1年間の世界一周の旅に出た。

一時帰国した2012年の夏、

僕は、地元柏崎の杉板の家々を見て、とても大きな衝撃を受けた。

出発前に何度も見ていた景色。

しかし、帰国時には全く別の景色が広がっていた。

深緑の針葉樹の山々の中に、杉板の家々が点在する。

田んぼと、空が広い。

相方の実家である柏崎市西山町の風景には、人工物はなく、自然しかなかった。

今考えると、

「日本を訪れた外国人の目」

で見えていたんだと思う。

先入観なく、見えたままを素直に感じることが出来た。

「外」に出る前、当たり前でありきたりだった風景は、

「外」から見てみると、最高に美しい風景だった。

感動して涙が出た。

それほど、衝撃的だった。

海、夕日、緑、杉板、、、

改めて自分が好きなものを考えると、それは幼い頃からの新潟・柏崎での原体験そのものだった。

それに気付いたとき、自分のやるべき道が見えた気がした。

外国の街並みを素敵だと感じるように、日本の杉板の街並みも本当に素晴らしい。

それは自分で体験したから確信がある。

日本の、新潟の「杉板と緑の風景」は、世界に誇れるものだ。

その街並み、風景を未来につなげよう。

建築士である僕はそれが出来る。

小さな「志」のようなものが胸に込み上がってきていた。

奇跡的な導きだったが、帰国後、就職した設計事務所は杉板の外壁を勧めていた。

所長の自邸も杉板張りだった。

前職で、杉板の長所や短所を実体験を持って学ばせてもらった。

感覚的に「良いな」と感じていた杉板が、実用的にも「良い」ものと確信したかけがえのない体験だった。

T様邸(前職時)。

山取り樹木の庭と杉板の家。

耐久性、コスト、メンテナンス、環境負荷、景観、歴史、、、

はっきり言って、僕は杉板外壁に惚れ込んでいる。

冷静ではないのかもしれない。

それほど、あのときの感動は大きなものだった。

我が家の蔵。

新潟に限らず、昭和以前は杉板の家々が日本の風景だった。

田んぼに映える美しい景観。

それは日本のどこでも見られた。

特に貴重なものではなかった。

杉板外壁は、安価で、耐久性もあり、メンテナンスも容易な利便性の高い材だった。

地元の山で育てた木を使うことは、コストはもちろんのこと、環境負荷も少なかった。

山の木を使うことは山の手入れになり、若い木が根を張り、土砂崩れを防ぐなどの防災効果もあった。

集中豪雨やエネルギー消費が著しい昨今、昔からある知恵を思い出すことは、より良い未来へつながるカギとなるように思う。

ハイテクノロジーのイノベーションだけではなく、ローテクノロジーのイノベーションを。

またそれは、住む人の心の潤いにもつながっていく。

木の雰囲気が心を和ませてくれることは誰でも知っているところ。

外国から訪れる方々も増え、国内にいながら「外からの視点」を知る機会も増えてきた。

日本の古き良き風景は、まさに日本の誇り。

Amaizing JAPAN!

世界に誇る日本の原風景。

風土と歴史が造ってきた杉板の街並み。

僕が世界一周の旅から帰ってきたときに感じた感動を。

もう一度、取り戻す。

杉板外壁の魅力、風景の誇りを伝えたい。

なぜ、杉板の建物は少なくなったのか。

それは、戦後の住宅不足から。

経済復興のため、楽に、早く、均一に。

工場生産の新建材が普及していった。

戦後、お金も家もなかった日本にとっては必要な流れだった。

そして、杉板の昔の家は寒かった。

「杉板の家」=「古い」=「寒そう」=「嫌悪感」

というネガティブな印象を新建材は吹き飛ばしてくれた。

しかし、新建材の普及により、日本の原風景やものを大切にする心は薄れていったように思う。

新建材が普及し出して数十年。

表面のみを整えた新建材は、あまり耐久性がないことも分かってきた。

外装の劣化はそのまま「家が古くなった」という印象につながり、まだ住める家々が壊され出してきた。

実家の新建材の外壁(築22年)。

時代が一回りし、杉板外壁にネガティブな印象を持たない年代が家を建てるようになってきた。
(僕もその世代のひとり)

現在、杉板外壁は目新しさすらある。

新建材、窯業系サイディング、

それらは日本の住宅の質を高めることに大きく寄与した。

否定ではなく、大きな感謝。

しかし今、過去ほどスピードや量は必要ない時代に変わってきている。

そして「失いつつあるなにか」に気付きつつある時代(感性)に変わってきている。

経年変化する自然素材を許容する、むしろ好むという価値観も広がっている。

時間や手間をかける家づくりが出来る時代。

環境負荷も考え、モノを大切に使い続けていくことを思い出し始めた時代。

大工さんの技が主役の家づくりの再来。

かつて、日本の家は「紙と木で出来ている」と外国から言われていた。

20世紀半ば、日本の建築は世界の建築家から賞賛されていた。

それらをとても誇らしく思う。

日本の建築は「日本らしい」とき、一番格好良いのだろう。

その格好良さを伝えて、広めていきたい。

エスネルデザイン一棟目(リノベーション)「S邸」
杉板外壁無塗装。2018.12。

…………….

杉板絶対主義ではありせん。

みんな違って、みんな良い。

そして、時代は繰り返されることも理解しています。

自然素材の波の後には、人工素材の波が来るのでしょう。

ただ、僕は今、杉板外壁に惚れているということ。

見た目の好みだけでなく、杉板外壁は、トータルコストや環境負荷を低減することが出来るということ

などから、エスネルデザインでは杉板外壁を勧めています。
(好みでない方には、他の外壁を提案します)

環境、防災、長く大切に使う心、感受性、、、

次の時代の子らにその想いを伝えたい。

「杉板外壁の街並み復興プロジェクト。」

実動と発信を進めて参ります。

(有志募集中)

エスネルデザイン新築一棟目「網川原のエスネル」
杉板外壁無塗装。2019.9。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、2歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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【お客様の家】築2年半の杉板外壁の経年変化〈T様邸〉

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新潟観光大使。64-2『佐渡の宿根木!板外壁の経年変化。』

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【網川原のエスネル‐39】見学会を終えて。お子様の素直さから学ぶ居心地。

ゆうです^^

網川原のエスネルは無事に完成見学会を終えることが出来ました。

ご来場頂きました皆さま、大変ありがとうございました。

率直なご感想やお褒めの言葉を頂き嬉しかったです。

打ち合わせ中のお客様にも、広さや仕上げなど実物を見て参考になったようでしたら幸いです。

K様、大変ありがとうございました。

ありがたかったことは何点もあります。

1つ目は、
広範囲からご来場頂いたこと。
十日町、長岡、新発田、新潟市、加茂、柏崎、そして群馬県からも!
遠方も含め、様々な場所からご来場頂きました。
皆さま、大変ありがとうございました。

2つ目は、

2軒目の家を検討中の方にご来場頂いたこと。

2軒目の家の建築候補に考えて頂けることは本当に光栄なこと。

それは、

一度家を建てて暮らしてみると

「これは必要なかった」


「これはもっと欲しかった」

などの実感からリアルな思いが出てきます。

その結果、2軒目に建てる場合は


「家に本当に必要なもの」

をより探求されることと思います。

僕はそれを提案したい。

長い目で見たときに「本当に必要なもの」を提供したい。

具体的に言うと、

装飾や広さよりも、性能利便性。

そして、家の小ささ。

2軒目をお考えのある方が話されていました。

「暖かくて、掃除がしやすくて、冷暖房やメンテナンスにお金がかかりづらければ、あとはある程度何でも良いです。」

その感覚をもっとリアルに伝えていきたい。

あら熱の冷めた状態を。

極論、家は建てなくても良いのだから。

「あら熱の冷まし方。」家づくりで失敗しない秘訣。

豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー

3つ目は、

プラン提案中のお客様に実物の大きさを体感して頂けたこと。

なかでも

(家族4人で)26坪で全然十分ですね。」


「脱衣室の奥行き0.75間(約1.36m)は狭くないですね。」

という感想。

実際の大きさの感覚は、図面やパースでは伝えきれない。

特に、実用性を考慮し幅をしぼるなどメリハリをつけた部分には「イメージが湧かない」と思われることもあったかもしれません。

そのあたりを、実物を体感して頂くことで「十分だ。」と安心して頂けたようであれば幸いです。

エスネルデザインお勧めの「マルチWIC(多機能洗面脱衣室)」。
プラン検討中の方にはほぼ提案させて頂いている。

その他にも、

「小さな家を広く感じてもらう工夫」


「窓の取り方」「吹抜けの開放感」


「大きく開いた窓と、歩行者などの視線が合いづらい工夫」

など、
実物を見て頂きながら設計の深いお話が出来てとても楽しかったです。

また、旅中のスケッチノートも展示し、見て頂きました。

来場者の方の中に、なんと元マンガ家の奥様がいらっしゃって、

「線から人柄を感じました。」

と。

他にもありがたいお言葉をたくさん頂きました。

T様、ありがとうございました。

南側の小上がりはお子様にとってちょうど良いベンチに♪

畳はゴロンと出来るのが良い^^
お子様が素直に寛がれているのを見てとても満たされました。
(心地良い場所が作れたかなと)

…………….

見学会終わりには、K様に完成した家を見て頂きました。

「改めて村松さんに依頼して本当に良かったです。」

とありがたいお言葉を頂き、とても嬉しかったです。

見学会の前日・当日には設計事務所(施工者ではない第三者)による完成工事監理を行い、図面内容とのくい違いや施工漏れを確認し、工務店さんに修正依頼をしました。

今週一週間で直し工事を行い、週末にお引渡し。
(直し工事期間をしっかり取ることもポイント)

嬉しいような、寂しいような、

網川原のエスネルについて書けることはまだまだたくさんあります。

僕自身、大変多くの学びを頂きました。

、、、

締めるのはまだ早いですね♪

お引渡しまでの今週一週間を楽しみきりたいと思います。

K様、ありがとうございます。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
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【関連記事】…………….

【網川原のエスネル‐37】「残暑の日射遮蔽ゼロ体感見学会」開催!

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【お客様の声】建て主様の家づくりブログ紹介♪「真剣勝負の物語。」

ゆうです^^

現在、複数の計画が進行中!

その中で多くの方が建て主様ブログを書かれています。

建て主様目線のお話は本当に面白くて参考になります。

最近の僕の趣味は「建て主様のブログを読むこと」です^^

まずは、ZZのエスネルのM様のブログから^^

(先日、設計契約を結ばせて頂きました!近日イニシャル解禁!)
(M様、今後とも宜しくお願い致します。)

初回プラン提案がブログに登場!

リアルな感想検討→優先順位の変化が面白い!

複数プラン提案の効果!?今後が気になります^^

エスネルブログでも追ってご紹介予定!

設計事務所について思うこと – 設計士とつくる あたたかい ちいさい おうち

初回プラン提案① – 設計士とつくる あたたかい ちいさい おうち

初回プラン提案② – 設計士とつくる あたたかい ちいさい おうち

…………….

続いて、荻曽根のエスネルのS様のブログ!

基本プランの感想ベランダがついた経緯

そして、造作キッチン検討編!

浴室やキッチンなど住宅設備は誰しも悩むところ。

共感される方も多いのではないでしょうか^^

基本設計・詳細設計について① : おうちづくり日記

基本設計・詳細設計について② : おうちづくり日記

設備編 1 台所以外の水回り : おうちづくり日記

設備編 2 台所について① 造作キッチンに決定するまで : おうちづくり日記

設備編 2 台所について② 造作キッチンについて : おうちづくり日記

…………….

続いて、NKのエスネルのO様のブログ!

高気密高断熱住宅を知る。

設計施工一括方式から設計・施工分離方式を検討。

ファイナンシャルプランナーに相談、

など教科書に載っても良いくらい理想的な家づくりの進め方をされていて、読んでいてとても参考になります^^

慎重に検討することの大切さ(メリット)を多くの方に伝えたい!

家を建てる目的は・・・ – 2かいだてのいえ

「高気密・高断熱」を知る – 2かいだてのいえ

工務店への設計施工一括依頼から設計士へ – 2かいだてのいえ

ファイナンシャルプランナーへの相談 – 2かいだてのいえ

…………….

網川原のエスネルももうすぐお引渡し。

K様のご感想や実際の暮らし方なども今からとても楽しみです^^

家づくりブログ(しかも建ってからの振り返りではなくリアルタイム日記)は、まさに物語を読んでいるよう。

「事実は小説より奇なり。」

と言われるように、リアルに優る物語はない。

しかもそれが、人生最大の買い物+家族の人生にも大きく関わるものであれば、内容は嘘偽りのない社交辞令なしの真剣勝負の物語になる。

これから家を建てられる方にとって参考にならないわけがありません^^

同じ悩みや解決方法を共有したり、実際の暮らし方のヒントを教えてもらえたり、

そんなお互いがハッピーになれるコミュニティーが作れれば嬉しい限りですね。

また、家づくりブログは家族の思い出にもなります。

「十年後に子供たちがこのブログを読んだら、、」

と想像するとなんだか不思議な気持ちになるかもしれません。

しかし、自分の家が真剣に考えられ、紆余曲折を経て建ったことを知れば、お子様の家への愛着もさらに増すかもしれません^^
(家の長寿命化にも良い影響?Uターン確率も増える?言い過ぎ?)

これから家を建てられる皆さま、

家づくりブログ、お勧めです^^

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村松 悠一 一級建築士
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【関連記事】…………….

【荻曽根のエスネル‐07】建築モケイ完成。「製作風景とモケイを作る意味。」

【NKのエスネル】要望ヒアリング。「O様の家づくりブログご紹介♪」

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【網川原のエスネル‐38】見学会1日目ダイジェスト。

ゆうです^^

網川原のエスネルは見学会開催中

ディスプレイやサーモ画像など一日目の様子をダイジェストでご紹介いたします。

たくさんの方々にご見学頂きました。
(県外からの方も!)

ご来場頂いた皆様、大変ありがとうございました^^

我が家はこの土日は絶賛稲かり中。
今年もたわわに実ってくれました♪
(手伝えなくて申し訳ない!)

外水栓がついた!

真鍮2口の水栓いいね!
以前のモノが廃盤になってしまったため、選定し直しを。
K様に素敵な水栓を選んで頂きました。
(数ヶ月ですぐに10円のような色に変わる)

なんと到着早々、タイヤを水道メーターボックスに乗り上げ前輪がパンク!

プシューって!!

どうしよう、、(この後奇跡が!)

ビックリするほどの真夏日!
神様、ありがとう!
(最高気温33℃。湿度も高く蒸し暑かった)

外壁も暑そう!
(詳細な分析はまた追って)

室内は、、、

1-2階温度差も少なく快適!
(日射遮蔽ゼロでも!)

雲見室も準備万端♪

ディスプレイを飾る。
小国和紙のおうちライトが可愛い。

有孔ボード&フックも良い感じ^^

パースと実物を比べる。

塗装色チェック!
天井も壁も丸ごと優しいオフホワイトに。

吹き抜けの1-2階の壁。
温度差ほぼなし。

2階の居室も天井-壁-床に温度差ほぼなし。

トイレの窓から良い光が入る。

トイレ窓のサーモ画像の様子。

パンクが直った!!

なんとAg-工務店の栄次さんが、タイヤを外して、タイヤ屋さんに持っていき、新品に交換して持ち帰り、設置し直してくださった!!!

神!!!

本当に助かりました(>_<)

栄次さん大変ありがとうございました!!!

(さすが、凄腕の工務店!)

加藤淳 一級建築士事務所の加藤さんも見学に来てくださいました。
加藤さん、インスタに上げてくださりありがとうございました♪

…………………..

皆様に支えられて、第一棟目の新築住宅が完成しました。

来場して頂いた皆様からのありがたいお言葉、とても嬉しかったです。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

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村松 悠一 一級建築士
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【網川原のエスネル‐37】「残暑の日射遮蔽ゼロ体感見学会」開催!

ゆうです^^

網川原のエスネルは、いよいよ今日明日と見学会。

ありがたいことに夏が帰ってきた!!

残暑の日射遮蔽ゼロ体感見学会の開催です!

今日の最高気温は33℃!明日は34℃!

Summer is back!!!

カーテン設置前につき、日射遮蔽はゼロ!

果たして室内は快適なのか!?


外と内の温度差は!?


1階と2階の温度差は!?

もーっと~もーっと~熱くなれ^^

「晴れ」はもちろん嬉しいが、エスネルデザイン的には「暑い」ことがありがたい。
超高断熱の性能を顕著に体感できるから^^

今日僕はきっと、サーモカメラで遊んでいると思います笑

ウエスタンレッドシダーの木塀も施工された!

…………….

さて、今回はダイジェストでいろいろとご紹介^^

本革(馬)張りの造作ソファが設置されました!
(お値段は言えないほど高い!)
(K様のご希望。リーズナブルな布製も可能です)

窓辺のソファ。
ここから庭の樹木を眺めるのがとても心地良い。

本革の良さは、使うに連れて味と愛着が染み付いていくこと。
(小まめなメンテナンスが必要)

大切に何十年と使い続けて頂きたい。
(紫外線のケアが特に大切。下屋があって良かった)

さて、これはなんでしょう^^

見学会に来た人だけの秘密、、、

と言いたい所ですが、チラっと。

これが、、、

こう!

詳しくはまた別の機会に♪

インターホンの裏にも「ひと手間」がある。

エスネルデザインの標準の玄関框の段差は8cm。
僕が一番クツの脱ぎ履きが楽だと感じている寸法。
(別途スツールなど置いても良い)

壁際の窓から光が広がる。

軽やかな片持ち階段+アイアン。

K様選定の銅製のペンダントライト
素地感がとても素敵。

Cone-Wide

雲のない真っ青な空を切り取るととても抽象的。

僕は、「有機的(具体的)」「無機的(抽象的)」な空間が好き。
それらはお互いを引き立て合うから。

無垢のヒノキの床と壁のAEP塗装の対比が良い例かも。

電球照明も、昔からある有機的な暖かさがあるが、見ていると段々抽象的に見えてくる。

安価で、交換も容易で、照度も確保しやすく、空間にも馴染む。

エスネルデザインお勧めの照明です。

造作ラックDテーブルも搬入完了!

天板下の収納棚もベンチも良い感じ^^

優しいアール(丸み)がつきました。

【網川原のエスネル‐35】造作ラックDテーブル製作!阿部仏壇製作所さん見学。

床下エアコンも設置完了。

上の板は取り外し式になっているため、メンテナンスや交換もしやすい。

フィルター掃除も楽々^^

可動式の板をはめ込み、風を床下へ送る。

隙間をなくし、ショートサーキットを減らす。
(吹き出した風をまた吸い込まないように)

高さ1.4mの広々床下空間も良い感じ^^

無骨な下地材+配管・配線→アジト感?

海外製の大型食洗機も付きました。
(ミーレ:ドイツ製)

外では外灯の設置作業が進む。

大工さんとの最後の一服。

このタイミングでの全員集合はなかなかない。
非常に貴重で暖かい時間でした。
(お礼が言えて良かった。木塀に感謝♪)

自然石張りの外構も見どころです。

【網川原のエスネル‐34】植栽・石積み完成!家は緑で命が宿る。

この日は完成時の気密検査も実施。

C=0.2。
(計測三回とも)

非常に良い数値を出して頂いた。

Ag-工務店の皆さまに感謝!

すのこ張りの雲見室。
安全極限まで細く、繊細に。

窓から夕焼けを眺めるのも良い。

…………….

前日の夜にこれを書いているのですが、また明日現地に行くのがとても楽しみ。

長年見ていた夢の世界が広がっています。

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【見学会ご案内】…………….

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

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【網川原のエスネル‐36】造作建具製作!手掛けと明かり取りのデザイン。

ゆうです^^

網川原のエスネルは、造作建具の製作・設置が完了しました。

機能とデザインを設計士が、風合いと精度の高い仕上がりを建具職人さんが、

お互いの知恵と技を出し合い、ひとつひとつ丁寧に製作しています。

オリジナルの「引き手のない引戸」が完成しました♪

網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

お陰様でご予約枠がほぼ埋まりました。

皆さまありがとうございます。

当日お会い出来るのを楽しみにしています^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

さて、今回は造作建具の製作過程をご報告。

建具の依頼先である加茂市の関亀商店さんを訪れました。

明治32年創業の関亀商店さん。
当時は桐たんすの製造がメイン。昭和38年から建具製造を始められた。
(先日、隈研吾氏設計の建築の建具を造られたんだそう!)

関亀商店 | 加茂建具協同組合

綺麗な工場。
夏の光が中に溢れてとても素敵だった。

網川原のエスネルの造作建具製作中!

タッカーで芯材を留め付けていく。

留め付けられたステープル(=ホチキスの芯)。
斜めに打ち込み、反対側も斜めに打つことで(両面で×になる)芯材のズレを防止する。

ホゾ加工された芯材たち。

戸車の付く部分。

芯材には通気のためのミゾも。

木は条件によっては反りが出る。
なるべく反りを抑えられるよう様々な工夫を凝らす。

木が反る主な条件は「温度差→湿度差」。
木の吸放湿作用により、収縮と膨張に差が生まれ反る。

→造作建具の反りを抑えるのには温度差の小さい家が有効。

「超高断熱+全館空調」のエスネルは、建具にも優しい家です^^

ちなみに、

という漢字。

気付きましたでしょうか。

「木」が「反る」と書いて「板」!

エスネルデザインの造作建具の肝の部分。

エスネルデザインの建具は、ただ風合いが良いから造作にしているわけではない。

そこに既製品にはない「機能」を付加するため。

「機能」の一部であるナラの枠材。

芯材に張られるシナベニヤ(左)。
木目が素直で見た目に嫌味がなく、かつ安価。
お勧めの材料です。

関亀さんでは家具のリペアもされている。
この箪笥がこれからどう変わるのか。
(妄想がふくらむ)

建具が完成し、いよいよ取り付け!

突き当たりの窓はトイレのもの。
「抜け」が気持ち良い^^

戸を全開放した場合にも便器が見えないよう設計している。
→トイレの窓の光をリビングに入れることが出来る♪

常に全開放でも良いように、戸当たりの縦枠は無し。
戸の上の垂れ壁も無し。

小さな家には、広く感じる設計的工夫を。

戸が壁にぴったりと閉まるよう、戸が来る部分の巾木はカットしている。

縦枠がないため、壁に直接設置されたカギ受け金物。
(関亀さん、シビアな作業ありがとうございました!)

光が当たったAEP塗装の風合いも良い感じ^^

引戸が閉まるとこう。
天井高2.25mいっぱいの引戸。

付加した「機能」とはこちら。手掛け+明かり取り窓。

明かり取り窓を手掛けと兼ねることで別途手掛けを省き、スッキリとした見た目に。

そして、縦長の手掛けは手を掛ける高さが自在。
老若男女に使いやすい引戸を。

また、手掛けの深さを出来る限り深くしている点も、引戸のスライドを楽にする効果を発揮する。

造作建具の図面。

この引戸のアイデアは実体験から^^

【秘訣】僕の実家「引戸の引き手。」

同様の引戸は昨年末に完成したS邸リノベーションでも♪

【S邸Web内覧会⑥】「プロ撮影による完成写真たち。」

アウトセットのレールを設置される関亀さん。

とても綺麗!
良い仕事をありがとうございました。

K様のご希望で寝室は明かり取り無しに(ガラス→枠材)。
留め(斜めカット)加工されたナラの枠材が綺麗。

建具は上吊り仕様。

軽さと床にレールが付かないため、段差や埃たまりが少ないのがメリット。
見た目も軽やかでスッキリしていて良い。

トリマーでミゾを掘る様子。
(関亀さんより写真提供)

関亀さん曰く、

「アウトセット戸はソフトクローズが必須です。」


「ソフトクローズがないと戸を強く閉めた際に金物が傷みやすい。」


「長年の持ちを考えたら付けた方が良い。」

作り手であり、経年変化を知る専門家の方の意見はとてもありがたい。

助言を受け、アウトセット引戸は全てソフトクローズありとした。
(コストは上がる)

引き手の枠を色の濃い木であるナラとしている理由は、手垢汚れが目立ちづらいように。

見た目だけでなく、長年の使用を踏まえた「機能」を重視した設計を心掛けたい。

高さ2.25mの収納扉。
床から天井まで枠無しのシナベニヤが並びスッキリと仕上がった。
(扉のひとつは秘密のアジトへの入り口♪)

…………….

網川原のエスネルはいよいよ明日、明後日と完成見学会。

一番楽しみにしているのは僕かもしれません^^

頭の中の空想が現実となる感動。

「あそこの寸法はあれで大丈夫だったかな?」

「あの仕上がりはイメージ通り綺麗にいっているかな?」

うきうき、そわそわ、ワクワク♪

きっと当日は、

細かいところをジロジロ、メモを書き書き、

していると思います。

不思議に思った方は何を気にしているのか聞いてみてください♪

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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【見学会ご案内】…………….

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

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【網川原のエスネル‐35】造作ラックDテーブル製作!阿部仏壇製作所さん見学。

ゆうです^^

網川原のエスネルは、造作ラックDテーブルの製作が進んでいます。

家族が過ごす中心となるダイニング。

食事以外の時にも「居場所」となるよう工夫を施したオリジナルの造作テーブルが完成間近です。

製作は、新潟市東区木工新町にある阿部仏壇製作所さん。

ものづくり学校の工場蚤の市でお会いしたのが縁の始まりでした^^

阿部仏壇製作所(KOUGI) 新潟の手作り仏壇・国産仏壇

新潟観光大使。71-2【報告】『工場蚤の市2019開催!三条ものづくり学校。』

阿部仏壇製作所さんや造作ラックDテーブルについては以前の記事でもご紹介させて頂きました^^

【職人技】造作ラックDテーブル製作開始!「阿部仏壇製作所さん見学。」

今回は、製作過程をご紹介!

阿部仏壇製作所さん。
木工新町には家具屋さんや建具屋さんが集積している。

この日はK様と一緒に見学。

製作過程の思い出が一層の愛着につながればと。

「職人さんの作業場」はどこもいつも格好良い。
それは見せるための空間ではなく、機能性を研ぎ澄ました空間だから。

そして「長年の歳月」を感じるから。

製作途中のラックDテーブルがあった!
社長の吉田さんにお話を伺う。

天地逆さまに仮置きしてもらった。
うん、とても良い感じ^^

ラックDテーブルの図面。

天板の下部に、ノートPC、雑誌、リモコン、文房具などのための収納スペース(ラック)を設けている。

テーブル幅も1.6mと広めに。

ダイニングの利便性を高め、食事前のお子様の勉強や、食後のご主人のPC作業、奥様の家計簿・学校の事務作業などがスムーズに行えるように。

食後すぐに個室に行くのではなく、ダイニング+リビングで家族が同じ空間にいる時間が自然と長くなるよう想いを込めた。

収納ラックの高さは約8.5cm。
足の動きやすさも考慮し、高すぎず低すぎないサイズを何度も検討した。

収納ラック幅は天板幅より狭め、座りやすさや足の組みやすさを考慮。

最終的にK様と一緒に実物を確認し、サイズを決定した。

うん、良い感じ^^

今回のテーブルは吉田社長が、板の選定・幅はぎ(接着)・ホゾの加工・組み立て・調整・仕上げ、まで全て一人でされるとのこと。

「メープルは非常に硬いので、ホゾ穴加工は一苦労でした。」

と吉田社長。
(ありがとうございます)

経営者であり、対応もされ、職人でもある吉田さん。

ものづくりの依頼先としては非常にありがたい条件。

色味や木目が揃ったメープルの天板(仕上げ前)。
入念に板を選定していたら3時間以上かかってしまったんだとか!

1枚の板をそのまま使わず、適度な長さ(10cm程)に割って再度張り合わせることで、天板が反るリスクを抑えている。
(板の真ん中に継ぎ目がある)

テーブルと同材でベンチも製作して頂く。

ベンチの良い点は、椅子のどちら側からでも座ることが出来る点。
そして、背もたれがない分、空間への圧迫感が少ない点。

細いミゾが彫られたベンチの脚と天板。

そのミゾにビスケットと呼ばれるブナを乾燥・圧縮させた材を接着剤と一緒にはめ込む。

ビスケットを継ぎ手として、木材をはめ込んでいく。

接着剤が乾燥したビスケットに染み込むと、ビスケットが膨張し、強い保持力が出るという仕組み。

金物での固定も良いが、こうした加工と木だけを使った造り方はワクワクする^^

写真のもののように、脚の先を細くシャープにすることも出来る。
(洋風で垢抜けた感じになる。太いままの脚もどちらも魅力的)

天板や脚の角は丸みをつける加工も可能。

シャープに最低限(半径2mm程)でも良いし、手触りや柔らかい見た目を作るため半径9mm程丸めても良い。
(写真は半径9mm程)

阿部仏壇製作所さんの工場内を見学し、K様と共に吉田さんからいろいろなお話を伺った。

阿部仏壇製作所さんの「おなまえ積み木」。
ヒノキ製で柔らかく軽く匂いも良く、赤ちゃんの最初のおもちゃには最高♪

出産祝いにお勧めです^^

KOUGI ~木のものロングライフデザイン~

…………….

造作ラックDテーブルの完成形は今週末の見学会で。

僕もまだ完成形を見ていないのでとても楽しみ^^

ダイニングテーブルは一生もの。

新築時に良いものを買うと、歳と共に家族の思い出が染み付いていきます。

質と機能と手仕事を。

素敵なダイニングになりますように♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【見学会ご案内】…………….

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

【関連記事】…………….

【職人技】造作ラックDテーブル製作開始!「阿部仏壇製作所さん見学。」

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【網川原のエスネル‐34】植栽・石積み完成!家は緑で命が宿る。

ゆうです^^

網川原のエスネルは、外構工事が進み、植栽が完成しました。

緑が植えられると、建物に命が宿ったよう。

印象が段違いに変わりました。

EN GARDEN WORKの小川さん、ありがとうございました!

網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

大工さんを始め、様々な職人さんの技がつまった家。

詳しくはコチラをご覧ください^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

さて、今回は網川原のエスネルの外構工事について^^

植栽前の網川原のエスネル。
十分素敵^^

しかし、植栽が植わった後は歴然の差。
命ある緑には敵いませんね。

地面を掘り起こし、給排水屋さんが汚水や雨水の排水管を設置していく。

大工工事完了日のK様からの差し入れボックス。

とても素敵なメッセージ。

設計事務所は「建て主様」と「工務店さん・職人さん」のを取り持つ役割を果たす。

間に入りつつも、出来る限り、建て主様と職人さんが直接触れ合う機会を作りたいと思っている。

外構で使われる川石。
暖かい、自然に近い、茶系の石を選定した。

カチッと決まりすぎたモノではなく、人を迎え入れる柔らかい外構を目指している。
(師匠からの影響)

敷地に高低差があるため、土留めとして石積みを造る。

「少しラフに仕上げ、暖かみ・柔らかさを出したい。」 

とEN GARDEN WORKさんに写真や言葉でイメージを伝え、共有していった。

モルタルを塗り、丸石を積んでいく。

通常の自然石積みは、石を割り、石垣のようにカチカチと積んでいく。
その石を割る作業に手間がかかる。

丸石は石を割らずそのまま積む。
割る手間はないが、ちょうど良い石を探したり、積む角度を調整したりと、これはこれで手間がかかる。

その「手間がかかった様子」に人の心は動かされるのだと思う。

階段はPC板(コンクリート板)で製作。

素材そのものの無骨さを活かす、雨で色が変わる・経年変化で生えた苔が似合う様子を目指した。

年を重ねるごとに魅力が増す外構を。

1段高さ約15cm。踏み面長さ約36cm。
老若男女に登りやすい優しい階段を。

訪れる人はこうした配慮にも「おもてなし」を感じるものだと思う。
(無意識レベルでも)

植栽のトンネル、木製階段、木のポスト、飾り棚、、、

住まい手だけでなく、訪れる方にも「素敵な家だな」と感じてもらえる家であれば嬉しい。

ついに樹木が搬入された♪

どれを、どこに、どの角度で、、
このあたりは庭屋さんのセンスによるところ。

見た目だけでなく、その植物の性格・生長なども考慮されるため、中途半端に口を出さず信頼できる方に全てお任せするのが一番良い。

「モチはモチ屋」はエスネルデザインの基本コンセプト^^

秋空と秋の雲に、杉板外壁と緑たちが映える。

EN GARDEN WORKの小川さんによる水遣りレクチャー。
タイミングが合い、K様にも立会い頂いた。

「季節によって水遣り具合も異なります」
「植えて1-2年の夏はたっぷり根っこに1分くらい」

庭屋さんとはこれから長いお付き合いになる。

「なんとなく樹木に元気がない。」

などの疑問は気軽に直接やりとり出来る関係性を建築時に作っておけると良い。

外部の配管も完了。

シロアリ対策のため、配管は地中に埋めず「基礎の立ち上がり」から抜く。
(もしも蟻道が出来た際に目視確認、排除が容易)

…………….

そして、植栽と石積みが完成しました^^

素晴らしい!!

EN GARDEN WORKさん作成の図面。
(下書きはエスネルデザイン作成)

植栽の説明図。
花や実など季節を感じられることを意識して選定して頂いた。

石積みの柔らかい自然な感じがとても良い^^
小川さん、ありがとうございました。

紅葉しかけたイロハモミジが青い空に映える。

ソヨゴ(常緑)。

アカシデ。
小川さんお勧めの木。

小ぶりなケヤキのような葉が特徴的。

アズキナシ。
こちらも小川さんお勧めの木。

さらさらとした枝が、山に自生した木々のようで良い感じ♪

イロハモミジ。
斜めに枝垂れてアプローチに緑のトンネルを作る。

瑞々しく、新潟の風景に合い、僕のとても好きな木のひとつ。

木製階段下部の外部収納も完成。
目隠しルーバーに合わせたルーバー戸も良い感じ^^

大型の床下収納。
お子様の自転車、冬用タイヤ、除雪用具、園芸用品、、、

網川原のエスネルには「室内」にも「屋外」にも床下収納がある^^
小さな家には、広く暮らす工夫がたくさん♪

…………….

網川原のエスネル、もうすぐ完成です。

完成が近づくに連れて、目に見えて家の密度が濃くなっていく。

小さかった子供が、成人するような、

器に血が通ったような、

この過程がとても愉しい。

ブログを通して、建て主様や、皆さまに少しでもお裾分け出来れば嬉しい限りです。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

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【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

【関連記事】…………….

『山取り樹木の庭と杉板の家』完成。

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【想い】究極のSTANDARD HOUSEを。-網川原のエスネル完成-

エスネルデザインは、究極の「STANDARD HOUSE」を目指している。

奇をてらわず、出来る限り無駄を省き、

「未来を見据えた家づくり」を探求している。

ずっと想い描いてきた理想の家。

もうすぐ、エスネルデザインの第一棟目が完成します。

究極の「STANDARD HOUSE」とは、言うならば、20年後の標準的な家。

性能、大きさ、素材、コスト、、、

この20年で住宅の性能や大きさ、素材、コストは大きく変わってきた。

新建材の一般化、間取りの変化、断熱性・耐震性の進化、建材価格の上昇、経済の低迷と収入の伸びの鈍化、、、

それらを総合的に捉え「未来を見据えた家」を設計していく必要がある。

それは、個人や家族の幸せのため。

そして、社会全体の豊かさのため。

また、文化の継承や環境負荷の低減のため。

もはや「建築的な目」だけで家を考えるのでは足りない。

建築の世界だけに留まらない広い視野が必要。

社会の変化や、人間にとっての幸せとはなんなのか、

これからの個人の生き方、社会・世界の在り方まで想いを馳せる。

「ゆとりある豊かな暮らし」を叶えるために。

エスネルデザインの家は、
「建て主様に合わせてオーダーメイドしたオンリーワンの住宅」というよりは
多くの方に適合する「普通の良い家」を目指している。

汎用性の高い家、共感度の高い家を目指している。

空想的だが、僕は世の中が「エスネル」で溢れれば面白いと思っている。

・夏も冬も快適に健康的に家族が暮らせる。

・無理のない支払いで質の高い暮らしが送れる。
(面積を抑えた設計、耐久性の高い材料の使用)

・災害時にも耐性が高く、減災にも努める。
(高耐震、高基礎、床下に備蓄品、暖房が切れても温度変化の少ない家)

・杉板外壁の街並みの復興。未来への文化、風景の継承。

・汎用性、性能の高さ等により、売りに出す場合も価格低下を抑える。

・汎用性が高く、ちょうど良い大きさの家は賃貸としての利用にも有効。
→高断熱の賃貸で一生を過ごすという新しい選択肢の提案。

・愛着を持って住み続けられる工夫。「高寿命」な住宅へ。

、、、

高寿命化は「耐久性」だけでは決まらない。

現在、耐久性がまだある住宅が次々に壊されていっている。

それは、

・現在の家では安全性や快適性が足りないから。

・壊して建て替えたほうが経済的に優れているから。

・経済性を超えるほどの愛着は特にないから。

・見た目や内装が古びているから。

反対に、家を高寿命にするためには、

・古びないデザインであること。

・性能が十分であること。

・家に愛着があること。

・価値(価格)が落ちづらいこと。

家は、イニシャルコストも大切。

ランニングコスト、メンテナンスコストも大切。

コスト、性能、愛着、デザインなど、それらのバランスを取り、面積など抑えられるところは抑え、質や幸福感の高い暮らしを提案していきたい。

それらを考え設計している家が「エスネル」です。

究極のSTANDARD HOUSE。

見た目だけでなく、思想も含めた格好良さを。

その想いを具現化した住宅が完成します。

網川原のエスネル。

独立して間もない僕を信じてくださったK様には感謝しかありません。

誰に見てもらっても恥ずかしくない、自信を持って「良い家」と言える家が完成しました。

今、とても幸せを感じています。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

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【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

【関連記事】…………….

『エスネル』とは。ーコトバの意味ー

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【網川原のエスネル‐33】造作手摺完成!最後の仕上げは「想い」と「思い出」。

ゆうです^^

網川原のエスネルでは、造作手摺が完成し、取り付けられました。

棟梁の渾身の手仕事。

そして、最後の仕上げは建て主様に。

毎日にぎる手摺に「想い」と「思い出」を込めて頂きました^^

網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

詳しくはコチラをご覧ください^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

素晴らしい植栽たちが植えられた。
秋空に紅葉しかけのモミジがとても良い。

外構の模様はまた次回に。

さて、以前からお伝えしていた造作手摺がいよいよ完成しました^^

【職人技】造作エスネル手摺!「世界でみつけたあの掴み心地を。」

毎日にぎる手摺には親しみやすい形状特別な想いを。

小林棟梁の渾身の手仕事です。

小林棟梁の作業場にて。
格好良い男の背中。

実際に付く手摺はサンプルと異なり、長い!
そのため、造り方にも工夫が必要。

ルーターと呼ばれる木材加工の機械を専用の台に固定し、ガイドに沿って手摺(角材)を削っていく。
(写真の専用の台は手すりの為にわざわざ棟梁が作ったもの!)

ルーターのビット(先端の削る金物)は「サジ面ビット」。

両面の握り部分が削られた手摺の原型。

サンプル(右)と見比べながら形を整えていく。

この段階で僕が実物を確認。
全体的に角を削り丸くしてもらうよう依頼。

特に握ったときに指の腹が当たる赤丸部分の柔らかさが大切。
何度も握り、自分の感覚を頼りにより良い形状を模索した。

サンダーと呼ばれる電動やすりで角を丸く仕上げていく。
長い手摺をなるべく均一に丸みをつける。

集中力と根気の要る作業。
(大工さんに依頼してよいレベルを超えてる?)

小林棟梁の気概があって初めて実現したのかもしれない。

削られて艶の出たヒノキの手摺。
目が詰んでいてとても綺麗。

使うごとに手の脂が乗り、艶が増していく。

作業の様子の動画です^^
(大きな音が出ます)

そして!

エスネルデザインの手摺はこれだけでは完成しません^^

最後の仕上げは建て主様であるK様に。

「想い」と「思い出」を込めて頂きました。

ご家族(+僕)みんなで手摺の仕上げ♪

紙やすり(#400・#800)を使い、表面をより滑らかに仕上げていく。
元々すべすべとしていたが、#800で仕上げると比じゃないほどの滑らかさに!

なんでも「最後のひと手間」が重要なんですね^^

手摺を握る度に(たまにで良いので)この日のことや大工さんの手仕事を思い出して頂ければ素敵かなと^^

K様、ありがとうございました。

K様が選定された真鍮黒塗りの手摺受け金物。
無垢の手摺にとても似合う。

【素材】大切な手摺には大切な金物を。「K様支給品ご紹介。」

様々な人の想いのこもった実用的な手摺。
見学会でぜひ握って頂きたい。

…………….

「最後のひと手間」のアイデアは他にも^^

ウォールナットの端材を割ってポストマークを作ってみた^^
玄関の横のポストにつけると来客の方の目に入った時に暖かみを感じて頂けるかと。

プロでなく、素人が作るところがポイント。
(少しラフに作るくらいがちょうど良い)

それは、わざわざ(得意でないのに頑張って)手で作った様子が感じ取れるから。

【網川原のエスネル‐21】大工さんの造作ポスト!「杉のポストは外壁と一体化する」

…………….

網川原のエスネル、もうすぐ完成です。

嬉しいような、少し寂しいような、

「娘がお嫁に行く」と言ったら大げさでしょうか。

大げさでなければ、完成見学会はまさに「結婚披露宴」。

盛大に見送ってあげたいと思っています。

エスネルデザインの長女の披露宴。

宜しければ、ぜひご参列ください^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


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趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

【職人技】造作エスネル手摺!「世界でみつけたあの掴み心地を。」

【素材】大切な手摺には大切な金物を。「K様支給品ご紹介。」