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『このブログの方向性。』意義再考

ゆうです。

現在の事務所を退職し、独立するまで5ヶ月を切りました。

徒然とブログを書いてきましたが、

少し立ち止まり、

このブログの方向性・意義を見直してみようと思いました。

パリのアパートでのスケッチ。窓の先に優しい光が見えた。

『エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-』

このブログでは様々なことを題材にした記事を書いている。

「いなかの暮らし」

「地元のイベント、観光について」

「わくわくプロジェクト」

「家づくりについて」

などなど。

住宅にまつわることだけでなく、

僕が「いいなー」と思ったことを徒然と書いている。

様々あれど共通する目的は、

『豊かな暮らしを伝えたい。』

ということ。

ただ、ここまで書いてきて少し自分でも

まとまりがなく感じる気もしてきた。

なんとなく目的がぼんやりとしてしまっているかもしれない。

そこで、

「このブログの軸を具体的に定め直そう」と考えた。

ここのところそんなことを考えていて、なんとなくまとまったので

今回の記事を自分への備忘録として記録しておこうと思う。

再考した結果、

このエスネルブログは、

『いなか暮らし、街に根付いた暮らしの魅力を感じてもらえるような記事を発信する。』

『建築の面白さを、普通の人にも感じてもらえるような記事を発信する。』

『家づくりを通して、ゆとりある暮らしを実現するためのヒントを発信する。』

ことを目的としてこれからの記事を書いていこうと思う。

人間、慣れてくると初心を忘れがちになる。

上に書いた「目的」は、あまり今までの内容と変わらないような気もするが、

ブログを書き始めたころの新鮮な気持ちを思い出すことができたような気がする。

たまに「初心=その行動をする理由・動機」を振り返り、

自分で再確認し、思い出し、

軸がブレないよう努めていきたい。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

読んでくださる方のお陰でブログを続けていくことができています。

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エスネルの名刺を作った!「裏面に紹介文を」

ゆうです^^

エスネルデザインとしての名刺を作りました。

まだプロトタイプですが、やりたいイメージは表現できました♪

シンプルかつ特徴を持たせたかった。
「メッセージ」と「目をひくポイント」も。
表だけではなく、裏面もデザインしました。

糸井重里さんの名刺には負けますが、僕の人となりが簡単に伝わるような紹介文を。

バックの世界地図には、世界一周のときの経路を印しました。

いつからか、名刺交換するときは

簡単な会話ができるよう相手の名刺から会話のきっかけを探すくせが付いた。

ぼんやりと、

「名刺に、趣味とか経歴とか書いてあったら会話しやすいし、相手のことも知れて仲が深まるのになー。」

と思っていた。

「だったら自分の名刺はそうしよう♪」

と考え、こんな名刺を作ったのでした。

この名刺を渡したときに、相手が少しでも

「お!(この人面白そう)」

と思ってもらえたら嬉しいですね。

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愛車ツインと家づくり。「小さな車、大きな未来。」

ゆうです^^

僕の愛車はスズキの「ツイン」で、名前は「双太郎」です。

国内最小クラスの2人乗りの小さな車です。

僕はこの双太郎が大好きです^^

車名は「双子」の意味を持つtwinから。二つの動力と二つの座席にも掛かっている。

愛車の双太郎がうちに来たのは、旅から帰国し、再就職が決まり、車が必要になった2013年の春でした。

僕にとっては初めての車で、ネットでいろいろと探し、最終的には神戸までこの双太郎を買いに行ったのでした。(青春18キップで鈍行列車で。)
 →過去のブログ「愛車のツイン(スズキ製)。

ツインはスズキが2003~2005年に発売した軽自動車で、

市販の軽自動車で初となるハイブリッドモデルをラインナップした画期的な車でした。

もともとは「Pu3コミュータ」という名前でコンセプトカーとして1999年に登場し、その年の東京モーターショー「ザ ベスト コンセプトカー」特別賞を受賞しています。

コンセプトは、

『車ではなく、パーソナルビークル』

言い換えれば、『まち乗り用モビルスーツ』と言ってもいいかもしれません。

元祖モビルスーツさん。

スズキの調査(当時)によれば、軽自動車の平均乗車人数は1.4人だったそうで、

来たるべく、

「コンパクトシティー化社会」のため、

「高齢化社会」のため、

「低燃費社会」のため、

など、

これから来る21世紀の社会の課題に

『車にどんな価値が提案できるのか。』

を真剣に考え、設計された未来の車だったと思います。

正に、



『小さな車、大きな未来』
 (スズキのキャッチフレーズ)

ではないか!

と僕はこのツインのことを知ったときに感動したのでした。

これからの社会的な課題に対し、

住宅にも同様の社会的使命が課せられていると考えています。

ボディはコンパクトだが、ドアは大きく、乗り降りはしやすい。

また、ハイブリッドモデルの燃費はカタログ燃費で34km/L。

実燃費も22~24km/Lと今でもトップレベルの燃費です。

スタート時にはモーターがエンジンをアシスト、

減速時には、回生ブレーキが働き充電。

アイドリングストップ機構も備える、と現在の標準的仕様と同等です。

10年以上前の車が現在の車の性能・仕様と同等って本当にすごいことだと思います。

何年先を見据えて設計を行ったのか。

僕もこういう姿勢を見習って住宅の設計をいきたい。

乗るとわかるが車内は意外と広々している。
通勤用の車としては全く不便は感じない。

ハイブリッドモデルの新車価格は140万円ほどから。

当時の軽自動車の価格からすると高級車でした。

そのため、需要がついてこず、約2年間で生産が終了しました。

時代の先を行き過ぎていたんだと思います。

「販売戦略」からすると『大失敗』の車だったと思います。

しかし、

「ブランディング戦略」からすると『大成功』の車ではないかと僕は思っています。

僕はこの車でスズキのことが大好きになりました。

熱い思いを今も感じています。

ダイアル方式の空調制御はとても好み。
現在よくあるボタン方式のものよりも直感的に操作ができる。
こういうものをユニバーサルデザイン(子供でも高齢者でも誰でも使いやすいよう考えられたもの)というのだと思う。

リア風景。
カギを指すと後ろが開くが、、

開くのはガラスのみ笑。
これをやるといつも「開くのそこ!?」と驚かれる。
(座席の後ろにはバッテリーが積んである。)

毎週自分で洗車をするのが習慣になっている。
通勤距離は毎日往復70km。
双ちゃんいつも本当にありがとう♪お世話になってるよ。

―――――

前置きが長くなりました。(長すぎ)

僕が常々思っていることは、

『ツインのような家づくりを提案したい。』

ということ。

それは、

「低燃費であること。」
 →ランニングコストを抑えることができる。
 →運用時の環境負荷を抑えることができる。



「必要最低限のちょうどいいサイズであること。」
 →イニシャルコストを抑えることができる。
 →製造時の環境負荷を抑えることができる。



「小さくてかわいいデザインであること。」
 →小さいことがカッコいい。(これは僕の主観的な思い)
 →威圧的ではなく、優しいデザインであること。

「10年20年先の未来を見据えて設計されていること。」
 →使い勝手、資産の流動性、維持管理費、メンテナンスしやすさを考える。

ツインにたとえて言えば「中古を活かす。」ということもテーマになる。
 →イニシャルコストを抑える
 →限りある資源の有効活用

また「設計者の想いを乗せる。」ということも裏テーマとしてあります。

こういう思いは建築の表層にも現れ、きっと未来で誰かに響くと思っています。



「メンテナンスしやすい。」
ということも同様に言えるかもしれません。
(ツインで言えば「小さくて洗車がしやすい。」)

家も洗車と同様に、自分でメンテナンスできれば、その分愛情もわくものです。

また、僕は「大人数での移動が必要な際はレンタカーで。」と考えています。

これは家であれば、「空間のアウトソーシング」の考え方と同じです。

最初から必要十分な量を確保しておくのではなく、

必要なときに必要な量を調達する(レンタルする)という考え方。

所有(オウン)から共有(シェア)へ。

時代的にも、

環境負荷や経済的な負担を軽減するため、そういうことが望まれる時代になってきていると感じています。

たとえが極端かもしれませんが、家づくりの検討の参考になれば幸いです。

―――――おまけ―――――

FPの昆さんがくれたプレゼントはなんと「双太郎」のおもちゃでした!
こういう思いやりはとても感動する。
昆さん素敵なプレゼントありがとうございました!

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『エスネル』とは。ーコトバの意味ー

ゆうです。

このブログも気づけば150ほどの記事を書いていました。

『豊かな暮らしのつくり方(家づくり入門編)』が書き終わり、

このブログの序章が終わったような気分です。

さて、

「エスネル」とは。

ようやくですが、この言葉について書いてみようと思います。

「エスネル=escnel」は、僕が考えた言葉です。

独立しようと決めてから、

「俺はなにを提供したいのか。」

ということをずーっと考えてきました。

漠然とした「家づくりへの想い」はあれど、

それがなかなか具体的な言葉にならない。

考えて考えて、言葉にしてはボツにしてを繰り返して

ようやく

「これが俺が提供したいものだ。」

と思える言葉に辿り着きました。

それが

『 エスネル=escnel 』

です。

「エスネル=escnel」は、僕が提案したい暮らしを綴った造語です。

それぞれの頭文字をとって、エスネルという言葉をつくりました。

e.s.c.n.e.lのそれぞれに意味があり、想いがあります。

それぞれが『家=暮らし』をつくる上でかかせない大切なものたちです。

それでは、、、

「e」

enough
 ちょうどいいこと。過不足ないこと。
  →家づくりつぶやきメモ。「空間のアウトソーシング。」

economy
 経済的な負担が少ないこと。
  →暖かくて経済的負担の少ない家を。

effective
 効果的であること。
  →耐震等級や断熱性能。不足なく過剰でもない効果的な重心を提案したい。

「s」

safety
 構造的に安全であること。家族の命を守れること。
  →『中越沖地震から10年』家を建てる上で最も大切なこと。

strong structure
 万が一の地震時でも、損傷を抑え、補修費用の負担を軽減させられること。
  →豊かな暮らしのつくり方。10-3 ー『耐震等級とは。』ー

「c」

comfort
 快適であること。体に負担が少なく心にも負担が少ないこと。
  →室温のバリアフリー。赤ちゃんから老人までみんなが快適な空間を。

cozy
 居心地の良いこと。
  →風そよぐ窓辺。寝転びたいタタミ。小さな一人用の書斎。
  「そこにいたい」と感じる場所を家の中につくる。

「n」

natural
 自然と生きること。自然に生きること。
  →本物の素材農業夕日、焚き火、、庭、野菜、、、


native
 地元と共に生きること。生まれた国を想い生きること。
  →わくわくプロジェクト。02『柏崎 潮風マラソン☆2017』
  →わくわくプロジェクト。03『柏崎 風の陣で手紙ムービー☆2017』

niigata
 新潟産のものを使う。新潟を楽しむ。
  →小国和紙生産組合さんへ。優しい灯りを考える。
  →「新潟観光大使☆」

「e」

easy
 メンテナンスが簡単なこと。手入れが自分できるように考えられていること。
  →換気扇の掃除。水廻りのお手入れ。ガラスの拭き掃除。照明の交換、、、

enjoy
 家の変化を楽しめること。手間を愉しめること。愛着がわくこと。
  →板外壁の経年変化。庭の木々の成長。子供がつけた壁のキズ、、、

「l」

life
 暮らし。Houseではなく、「Life」を提供したい。
  →エスネルデザインが提供したいこと。02ー『「豊かな暮らし」とは』ー

―――――

「e.s.c.n.e.l」

そんな暮らしをデザインしたい。

「エスネル」

いまはまだ生まれたてのコトバですが、

これから長い年月をかけて

大切に磨いていきたいと思っています。

皆さんから親しみをもって呼んでもらえる日を願って。

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「空間のアウトソーシング。」必要十分な家づくりを。

家は必要最小限でいい。

無理に素敵な空間や庭を自分の家に作る必要はない。

素敵な空間はアウトソーシング(外部へ委託)できるから。

僕で言えば、

感動する景色は、海カフェにアウトソーシング。
海カフェドナウインズ秘密のビーチなど)

四季を感じる広大な素敵な庭は訪問できる旧名家にアウトソーシング。
椿寿荘、齋藤家別邸など)

繊細な里山風景は山カフェにアウトソーシング。
ランプリールトゥールモンドなど)

バーベキューも外で。
(これはうちや友人の家の庭でもできる。)

極上の建築空間は歴史ある老舗旅館へ。
俵屋、玉の湯など)

アウトソーシングなら特別な景色を見に行くこともできる。
東京タワービューホテル稲の景色夕日、、)

家は(家にかけるお金は)必要最小限で良いということ。

余ったお金は外に出て素敵な体験のために使おう。

地元のイベントに参加したり、

農業山登りをしたり、

海水浴やウィンタースポーツをしたり、、、

なにも自分の家ですべてを完結させる必要はない。

外に出よう。

すでにあるものを使えばいい。

そういった暮らし方には、そういった価値観に合った家が必要だ。

僕の使命は『「住」を通して、豊かな暮らしを伝えること。』

そういった楽しみを、家を提案したい。

所有ではなく「共有」という考え方。

そう思えば、国立公園だって、ゴッホの絵画だって、太陽だって、

自分のもののように思える。(管理や維持費はアウトソーシング♪)

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

【関連記事】…………….

第三の居場所【サード・プレイス】の重要性。〈スタバ女池店〉

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『中越沖地震から10年』家を建てる上で最も大切なこと。

ゆうです。

先日の7/16日で新潟を襲った「中越沖地震」から丸10年が経ちました。

夏の柏崎を彩る「ぎおん柏崎まつり大花火大会」は毎年7/24-26。
10年前の2007年は地震の影響で花火を打ち上げることができなかった。

ーーーー

2007年当時、僕は大学4年生でした。

群馬にいたのですが、その日はたまたま新潟に帰る用事があり、
地震が起きた10時13分には、小千谷市のあたりを高速バスで移動している最中でした。
(移動中+サスペンションがよかった?ため、揺れにはほとんど気づかなかった)

高速道路が通行止めになり、その後は下道を通って
なんとか新潟市まで行けたのを覚えています。

ーーーー

後日、柏崎の街中を大学生だった相方とともに車で通った。

柏崎の本町通。
この10年毎年少しずつ街が様変わりしてきた。

中越沖地震の最大震度は6強。
2004年に中越地震が起きてからまだ3年しか経っていなかった。

同日の15時37分には最大深度6弱の余震が来た。

震源は海底だったが、柏崎の海岸に到達した津波の観測は1mだった。

柏崎市内では約4万2600戸が断水になった。

電気の復旧は早く2日後。
上水は2週間後。
下水は1ヵ月後。
都市ガスは1.5ヵ月後だった。(完全復旧まで)

海岸線近くの都市であるため、砂礫地盤による「液状化現象」が至るところで起き、
地中の配管は大きな被害を受け、復旧に時間がかかった。

国道や海岸線沿いの道路で土砂崩れがあり、一時通行止めがあった。
海岸線沿いはそのまま通行止めになり 、2010年に迂回するトンネルが完成した。

日本一海に近い「青海川駅」では斜面が崩壊し、線路が埋まった。

柏崎・刈羽を車で走っていると、築年数の経った家の1階が崩壊し、
つぶれている状態の家をよく見かけた。

液状化もあったのかもしれないが、多くは

「地震に耐える耐力壁が少なかった」

「耐力壁の施工(金物の取り付けなど)が不十分だった。」

ことが原因だと思われる。(熊本地震も同様)

柏崎の街中のデパート「フォンジェ」の入り口。
液状化で地盤が下がってしまったことがわかる。

立ち入ることが危険なことを示す「赤紙」が張られている。

当時実家に住んでいた妹から

「たくさんのボランティアの人たちや自衛隊の人にとてもお世話になった。」

という話を聞いた。

そんな経験があったからか
東日本大震災が起きたときは復興ボランティアに何回も参加した。

「なにか役に立てることがあれば。」

という思いだったが、

もしかしたら無意識的に、

「中越沖地震の際に受けた恩を返したい。」

と思っていたのかもしれない。

ーーーー

10年経った今となっては、不思議なもので

建築士になり、

耐震計算など住宅を設計する仕事をしてご飯を食べている。

今は、中越沖地震で「全壊」となり、その後耐震リフォームをした相方の実家に住んでいる。

「半壊」となった僕の実家の壁のクロスは地震のときにやぶれたままだ。

(吹き抜けに面した壁に集中してやぶれが起きている。
 床のない吹き抜けの壁には地震力が集中してしまうことが体感としてわかった。)

こういう言い方は不適切なのかもしれないが、

中越沖地震で被害を受けたことがとても大きな経験値となっている。

すべては経験。

あの日の最悪であった体験は、今日の生きた力になっている。

新築を考える際にどうしてもおざなりになってしまう「耐震性」。

しかし、それをおざなりせず、真面目に考え、

計算によって得られた安全性を持った家を建てることが、

万が一、地震がきた際に家族を守ることにつながる。

※地震による直接的な被害(倒壊→圧死)だけでなく、
 修復のための費用などの二次的な被害も含む。

時間が経つとどうしても忘れてしまう。
(それは人間の長所なのかもしれないが)

しかし、節目節目であのときを思い出し、

明日を生きるための力に変えていこう。

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エスネルデザインが提供したいこと。02ー『「豊かな暮らし」とは』ー

前回のブログの続きです。

このブログでたびたび

『豊かな暮らし』

という言葉を使ってきました。

とても抽象的な言葉です。

今回は、僕が考える「豊かな暮らし」とは具体的にはどういうことか。

について話させてもらおうと思います。

人によって「豊かさ」の答えは様々ですが、あえて定義してみます。

結論から言うと、

エスネルデザインが考える『豊かな暮らし』とは、

『月々の家計にゆとりがある状態。』

シンプルに以上とします。

「豊かさ」=「ゆとり」

ということ。

「ゆとり」=「なにをするか選択の余地がある」

ということ。

具体的に言えば、

週末に、家族でディナーに行ってもいいし、

月末に、家族で旅行に行ってもいいし、

子供や奥さんの誕生日に、前から欲しかったものをプレゼントしてもいいし、

自分の好きな趣味にお金も時間もつぎ込んでもいいし、

子供が海外に留学したいといったときに、手ばなしで応援できるし、

両親に旅行をプレゼントすることもできるし、、、

と言ったように。

僕は、世界一周の旅をして、

『金銭では測れない豊かな暮らし』をたくさん見てきました。

経済的に比べたら日本のほうが豊かだというのに、

世界には、圧倒的に「日本よりも豊かだなー!」と感じられるシーンが多々ありました。

例えば、

オーストラリアでは、

お父さんが夕飯には必ず帰宅していて、家族そろって夕飯を食べる。

そして、週末は、友人家族を招待してゆっくり家でバーベキュー。

クリスマスには、両親や親戚を呼んで、ラブリーなホームパーティーを。

、、、、

書き出すと、長くなるのでこれ以上はまたの機会にとしますが、

印象的だったのは。

『家族とのつながりがとても濃い。』




『自然とのつながりがとても濃い。』





『仕事を自分でコントロールしている。』

ということ。

「家族」、「自然」、「仕事」

あの精神的な豊かさを日本にも伝えたい、定着させたい。

そんなふうに考え、

帰国後、まずは自分から実践開始。

今の生活は、「家族」、「自然」、「仕事」のバランスはとても良いと感じています。

それにプラスして、「仲間」と「地元」も大切にできてきました。

このバランスを崩さず、これからもさらに充実させていきたいと思っています。

では、どうすれば、そのような暮らしが叶えられるのか。

なにが問題点なのか。

様々なことを悩んで考えていくうちに、ひとつの答えにたどり着きました。

日本の現状の問題点は、

「居住費の割合が高すぎる。」

ということです。

言い換えるならば、

「(借りすぎた)住宅ローンが、窮屈な日常を作っている。」

ということ。

今の日本では、常識的な借り入れ額だとしても、

僕の感覚では借りすぎです。

借りすぎというのは、

「住宅ローン+養育費+車等で家計がギリギリ。」であるということ。

そして、それは、

「いつ破綻してもおかしくない状態」だということ。

住宅ローンの借りすぎは、家庭にも社会にも閉塞感をもたらします。

逆に、住宅ローンの借りすぎを抑えることができれば、ゆとりある豊かな暮らしが出来ると考えています。

そう思ったとき、僕は、過去の点と今の点がつながったように感じました。

新築住宅に携わってきた過去、

世の中のために出来ることを探し出した今、

その点と点がつながったのでした。

前回のブログの内容に戻りますが、

僕の使命(志)は、

『豊かな暮らしを提供すること。』

「豊かな暮らし」とは「家計にゆとりある状態」のこと。

僕の使命を端的に言い直せば、

『もっと居住費を抑えられる良い「住」を提案する。』

ということ。

「住」とは、新築住宅、中古住宅、二世帯暮らし、賃貸暮らしなど、
その人に合った住み方のこと。と考えています。

僕は1年後に自分で設計事務所を開き、
これを業務として提供していきたいと考えています。

ーーーーーーー

長くなりましたが最後に、

僕個人が考える「豊かな暮らし」をご紹介します。

なにかの参考になれば幸いです。

『毎日家族と笑って過ごせていること。』
 奥さんや子供だけでなく、両親も。

『日々の暮らしの中に季節の移り変わりを感じる余裕があること。』
 家の庭や通勤路に草木があり、それぞれの芽吹き、開花、紅葉、落葉を楽しめること。

『農業が近いこと。』
 自分で食べるものを自分でつくる喜び、そこから学べる感謝の気持ち。

『経済的ゆとりがあること。』
 年収など量ではなく、比率。二世帯暮らしは居住費比率を抑えることができる。 

『家族と過ごす時間があること。』
 仕事を早めに上がることができる。日曜日に休むことができる。
 家族と夕飯をゆっくり食べることができる。

『身体的に快適に暮らせること。
 (冬家の中が暖かいこと)』
 これは今の家では及第点。
 しかし、築35年の古屋だが、冬に暖かく過ごせる工夫は完成しつつある。

『地元で暮らしていること。
(昔からの仲間が近くにいること)』
 学生時代からの仲間がすぐ近くにいる。毎週会って飲むこともできる。
 大所帯で旅行に行くこともできる。
 みんなの幸せをともに祝うことができる。
 これから、僕らの子供を僕らが育った町で育てることができる。
 

『趣味にお金と時間をかけられること。』
 僕ら夫婦は旅行が趣味。
 住コストを抑えることは趣味へのゆとりを生み出せる。

『仕事が好きであること。』
 自分のやりたいことを仕事に出来ていること。
 自分の仕事でお客様が喜んでくださることはなによりの幸せ。

などなど。

「自分・家族にとっての豊かさとはなにか。」

ここから始める家づくり、というのも素敵ですよね。

「あなたにとっての『豊かさ』はなんでしょうか。」

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エスネルデザインが提供したいこと。01ー『僕の使命(志)』ー

ゆうです。


前回のブログ「僕の使命(志)」という言葉を書きました。

ここ数年、「使命(志)」という言葉がとても頭にあり、

「僕にとっての使命とは(志)とはなんだろう」と考えていました。

最近、ようやく考えがまとまってきました。

その前に、

「使命(志)」とはなにか。

僕の考えでは「使命(志)」とは、

『社会のために役立つこと』で、

『自分にそれを実行できる能力』があり、

『自分がそれをすることが好き』であること。

そして、

『使命を果たした結果、相手が幸せになったことを自分の幸せと感じられること。』

だと考えています。

きれいごとのようですが、

最終的には、使命を果たしていくことが、

自分の幸せに、

死ぬときに

「あぁ、良い人生だった。」

と思えることにつながっていくのだと思っています。

それでは、僕の使命とは、

今の答えは、

『「住」を通して、豊かな暮らしを提供すること。』

です。

抽象的ですが、今はこう表現するのが精一杯です。

僕は、20代の始めの頃や世界一周の旅に出たてのころは、

「良い家を提供したい。」

と考えていました。

それが、旅を進めて行くにつれ、

そして、帰国して田舎で二世帯暮らしをしていくにつれ、

徐々に考え方が変わってきました。

それは、

『「家」ではなく、「暮らし」が大切なんだ。』

ということ。

「良い家に住むこと」=幸せ

なのではなく、

「豊かな暮らしをすること」=幸せ

なんだと。

では、「豊かな暮らし」とは具体的にはどういうことなのか。

次のブログに続きます。

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僕の過去のブログ紹介。

こんにちは。ゆうです。

新潟では、ようやく晴れ間の見える日も増えてきて、

春の気配が感じられるようになってきました。

春が待ち遠しい反面、冬が終わるのが少し寂しい気もする、

なんかそわそわした気分です。

寒いうちに もう一度、友人たちとうちの庭で

焚き火を囲みながらお酒が飲みたいなーと妄想しています♪

さて、

僕は、このブログのほかに今までに2つブログを書いてきました。

ひとつは、


『住宅手帳*新潟のある設計士の物語。』

これは、4年前に現在在籍している設計事務所に入ってすぐのときから、

書きはじめた 田舎暮らしやら 建築やらの備忘録でした。

恥ずかしい話ですが、仕事が忙しくなったことや、試験勉強に打ち込むために

途中で更新をストップしてしまっています。

言わば、このエスネルブログのプロトタイプです。

もうひとつは、


『世界中から、うたを送ろう★』







これは、2011年末から2013年までの1年と2ヶ月の間、


妻と二人で世界一周の旅をしていたときのブログです。




妻とは、高校で出会い、大学生のときから付き合っているのですが、


そのころから、26歳になったら二人で世界一周しよう!と計画していたのでした。


内容は、観光の話が多いですが、


旅をする中で、いろいろと 人生や 仕事や 家族について、


あれこれ悩んで、考えて、決めていった過程も書かれています。




旅のときの話は、このブログでも


これから少しずつふりかえってみたいと考えています。





興味があれば読んでみてください♪
(若いときのブログなので恥ずかしいですが、)

昔をふりかえり懐かしい気持ちになった
ゆうでした。

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独立する理由。-良い家を建てる-



現在、住宅専門の設計事務所の設立(独立)に向け準備をしています。


なぜ独立するのか。
独立しなければいけないのか。
まとめておこうと思います。



独立する理由は、




『良い家をつくりたい』



からです。

自分の家もお客さんの家も。



私の考える『良い家』とは、
(重要度順)


①構造的に安全であること。


②新潟の冬を心身ともに快適に過ごせること。


③経済的な負担が少ないこと。


④メンテナンスが楽なこと。


⑤『経年美化』すること。


⑥季節の変化を感じられること。


⑦家を造って頂く職人さんの顔が見えること。


⑧凛とした品のある家をつくること。





具体的には、

構造的に安全であること。
  
  =地震時に家族に危険が及ばないこと。
   その根拠が確かめられていること。

  →構造計算をする。
   (いまつくられている木造住宅のほとんどが構造計算されていない。)



新潟の冬を心身ともに快適に過ごせること。


  =不快でない温度差ができないこと。
   足元が寒くならないこと。
   不快でなく管理が容易な暖房方式。
   無理のない光熱費で暖かさが手に入ること。 

 →高い断熱性・気密性が必要。
  (暖房器具の能力だけでは、天井と床の温度差や、不快感、光熱費の問題は解決できない。)
 →換気・空調計画が理論的に考えられていること。
  


③経済的な負担が少ないこと。

  =長期的な視点で考えられた仕様で、初期費用がかかっても月々の光熱費は抑えられること。

   シンプルで簡素な内装。
   面積は小さめ。
 →高い断熱性。
 →光熱費を含めた支払いシミュレーション。適正なローン選定。
 →家は小さく、コストを抑え、設計力で広く暮らせる家をつくる。
  
④メンテナンスが楽なこと。

 =メンテナンスコスト(費用・手間)が少ないこと。

 →経年の傷みを考えた材料選定。メンテナンスフリーの材料の使用。
 →専門家でなく、建て主がメンテナンスできる仕様。
 →掃除がしやすい設計。器具の配置。
 


⑤『経年美化』すること。


 =自然素材の利用。

 →家は何十年と毎日ともに住み続けていくもの。
  消耗品ではなく、ともに成長し、味や歴史が蓄積する家を。
  例えばペットのように、「家族に愛される存在」となれる家を。
季節の変化を感じられること。


 =庭づくり。庭を室内とつなげる。

 →一坪でも自分で作る庭を設ける。
  室内から眺められるように。室内から出入りできるように。
  室内にいても季節の移ろいが感じられるように。
  庭が素敵な家は外から見ていても気持ちが良い。




家を造って頂く職人さんの顔が見えること。


 =地元の職人さんとつくる家づくりを。

 →全国展開の大手ハウスメーカーでも、実際に家を造るのは地元の職人さん。
  ということは、なにか不具合があったときに駆けつけてくれるのも地元の職人さん。
  そんな職人さんと信頼しあえる関係を築ける家づくりを。




凛とした品のある家をつくること。


 =考えられたバランスや配慮、職人技、気遣い、、、
   さまざまな思いが形になったとき、なにかを放つ家ができる。

 →作り手が魂を込めてつくったものは、他のものとは違うなにかがある。
  工場生産されたものになく伝統工芸品にあるなにか。
  そのなにかがあらわれるようこだわって家をつくりたい。



細かくはまだまだありますが、
これくらいにしておきます。


このうちの「何個かは叶えられる」ハウスメーカーや工務店はたくさんあります。

しかし、これら「全てをバランスよく叶えられる」ところはなかなかありません。

しかし、これら全てをバランスよく叶えられる家こそが『良い家』だと私は思います。
全てをバランスよく叶えられる会社が少ないのはこんな理由があります。
どんな会社も頑張って仕事をしていれば注文が増える、、

注文が増えればそれに対応するため、マニュアルなどを作り合理的な仕組みをつくる、
お客さんを待たせないために社員を増やす、、

社員が増えれば会社を維持するため売り上げを上げ続けなければならない、、
(そして社員全てが有能なわけではない、、)

ますます合理的な仕組みがうまれ、「売りやすい家」、「問題の起きにくい家」がつくられていく、、


こうして、大きな会社になればなるほど、
「売りやすい家」、「問題の起きにくい家」、をつくることになるというジレンマが生じます。

合理的な仕組み(ルール)が絶対のため、設計者や建て主のアイデアは、
たとえそれが良いものであっても採用できないこともあります。


住宅業界ではこういったことは一般的です。(必ずしも全てがそうではありません。)

会社の利益を最大化するためには多少の犠牲はやむないのかもしれません。




しかし、



私が建てたいのは、『売れる家』ではなく、『良い家』です。
私と似た考えをお持ちの方、私が考える『良い家』を求めている方は、
多くはないかもしれませんが、でも必ず「いる」と思いました。


しかし、それを叶えてくれる会社は今のところとても少ないのが現実です。





『良い家』を考える少数のひとのために働きたいと思いました。


escnel designが提供する家には自信があります。
なぜなら、建築士である私が独立してまで建てたかった家だからです。
多くの方は、家にここまで求めないと思います。

しかし、これらを叶えようと思ったときはご相談ください。


きっとあなたの力になります。






























-「超高断熱の小さな家」escnel design-