カテゴリー
Uncategorized

【健康】冬場、サッシのカビに注意。ポイントは高断熱と暖房。

ゆうです^^

皆様は年末に「窓の掃除」はされましたでしょうか。

その際、カビはいかがでしたでしょうか。

冬場、「低断熱サッシ+石油ストーブ」使用だとほぼ確実にサッシが結露し、ほおって置くとカビが発生します。

晴れ(窓への日射)の少ない新潟の冬は特に。

カビの胞子はアレルギーを引き起こしたり、

カビを餌にしたダニが喘息につながったり。

小さなお子様のいるご家庭は特に、カビには注意したいところです。

我が家は年末の大掃除で窓のカビを一掃しました^^

家族で寝ている部屋のサッシが特にひどかったです、、

人間・洗濯物からの湿気+樹脂アルミサッシ。

暖房は石油ストーブでなくエアコンなのですが、それでもカビが生えていました。

ガラスに生えたカビ。

サッシ枠や、レール部分にも生えていた。

引き違い窓は、レールなど凹凸が多く、カビが溜まりやすい+拭き取りづらい。

外からの土も溜まりやすく、強風時やパッキン劣化時の気密性低下も難があるため、エスネルデザインでは積極的には勧めていない。

(出入りする部分など使用上有効な場所には採用する)

【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」

たくさん取れました。

拭き取り+アルコール除菌し、ひと安心。

肌の弱い息子や生まれたばかりの娘がいるので、カビやダニには敏感になるところ。

こんなときも

「断熱性の高い新築に住みたいなー。」

と感じる瞬間です。

【健康】なんのための超高断熱?「体への負担(寒暖差)を減らすため。」

では、どうすればカビの発生を抑えることが出来るのでしょうか?

実は、我が家の窓にカビが生えやすかった理由は、サッシの性能や湿気発生以外にもありました。

それは、、、

窓からのコールドドラフトを防ぐための「冷気ガード」を設置していたため。

コールドドラフト・・・冷えた窓辺に発生する冷気流(下に流れるように動く)

冷気ガードとサッシの間を上から見た図。

ガードによってコールドドラフトが軽減され、冷気が体に当たることが抑えられるのはとても良いのですが、反面、結露しやすくカビが生えやすい状況になっている。

(それを理解していれば問題ない)

…………….

さて、

カビの発生を抑えるには、結露を抑えれば良いわけですね^^

結露を抑えるためには、サッシの表面温度を高めるのが有効です。

高断熱サッシを採用し、サッシの表面温度の低下を抑える。
(寒い外気温を室内面に伝えない)

暖房を適度にサッシに当て、サッシの表面温度を高める。
(温度を上げること、風を送ること、空気を循環させること)

我が家は冷気ガードにより②が行われづらかったことが結露の促進につながりました。
(暖房がサッシ下部に当たりづらい)

同様の理由から、エスネルデザインでは「断熱カーテン」はお勧めしていません。
(ハニカム構造のものなど)

断熱カーテンは「熱」は室内からサッシへ移動しづらいですが、防湿性はないので「湿気」はサッシに移動します。

その結果、冷えたサッシに湿気が当たることで結露が起き、カビの発生につながりやすくなります。

(隙間無くカーテンを閉め切るとサッシ周りが「保湿」され、カビの温床になることも)
(カーテンが濡れてしまうことも保湿につながる)

熱ロスを防ぐこと・コールドドラフト対策も良いのですが、あまりに締め切ってしまうとカビが生えやすくなってしまいます。

人がいない時間帯はカーテンの下を少し空けるなど「空気の循環」と「サッシの表面温度を上げる」工夫が必要になります。

また結露の抑制には、適切に換気を行い、湿気を制限することも重要です。

超高断熱の家は室温を高く維持できます。

室温が高いと湿度は相対的に下がります。(相対湿度(%))

湿度が低いことを心配し、加湿器などを過度に使用してしまうと、サッシの結露につながるので適切なバランス管理が必要です。

また冬場、居室給気の換気方式の場合、

「換気扇が回っていると寒いなー」



と換気扇を切ってしまうということもよく耳にします。

気持ちは分かります、

寒い外気が人に当たるのは本当に不快、

しかし、換気扇を切ってしまうと、就寝時の人からの湿気でサッシは確実に結露します(^^;)

そんな日がずっと続くと、、、カビ発生はすぐですね。

それらを回避するためにも、居室排気の換気方式をエスネルデザインでは推奨しています^^

居室排気の換気であれば、

①居室が冷えず
(居室に外気が直接給気されないので)

②湿気の排出もすぐに出来る

ので、一石二鳥♪

設計者はいろいろな効果を考慮して、設計をしているのです^^

詳しくはこちらの記事をご参照♪

【快適性】なんのための超高断熱?「家中暖かく快適に暮らすため。」【全館空調のススメ】

快適に、健康に過ごせる家を。

「性能の高い家を建てれば大丈夫」

「高性能の換気扇を入れれば大丈夫」

ではなく、住まい方にも知識やコツがいります。

結露しづらいよう工夫をしていても結露し、カビが出来ることもあります。
(北側のトイレの窓など、冷えやすく掃除もされづらい場所など)

そういったことも考慮し、冬場は小まめに窓周りを掃除したいところですね。

ただ、「超高断熱+全館空調」の家は、部屋ごとに暖房する家に比べると結露が起きづらいのは事実。

家づくりは家族の人生づくり。




家を建てるのであれば、目に見える部分にこだわるだけでなく、

暖かさやカビの生えづらさなど、家族の健康まで考えて建てたいですね。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

…………………………………………

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。

趣味:家族旅行・カフェ巡り・夕日ドライブ・息子と娘と遊ぶこと♪

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

【関連記事】…………….

【健康】なんのための超高断熱?「体への負担(寒暖差)を減らすため。」
【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」

【快適性】なんのための超高断熱?「家中暖かく快適に暮らすため。」【全館空調のススメ】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です