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エスネルデザインの設計プレゼン「シンプルな箱の追求」 at 住学番外編

ゆうです^^

先日「住学番外編」で設計士によるプレゼン大会が開催され、
僕も「エスネルデザインの設計」についてプレゼンさせて頂きました。

会場は三条市のTREEさん。
「これからの住まいの形」に続き、TREEさんでの2度目のイベント^^

今回も奥の座敷&プロジェクター用スクリーンをお借りしました。
建物もサービスも料理も素敵すぎです♪

…………….

プレゼン参加者は6名。

「ネイティブディメンションズ」鈴木さん

「あかがわ建築設計室」赤川さん

③「ネイティブディメンションズ」大滝さん

④「住宅設計エスネルデザイン」村松

「サトウ工務店」佐藤さん

「エヌスケッチ」井口さん

(発表順)

プレゼン大会はサトウ工務店佐藤さんの提案により実現した。

僕のプレゼンを公開します^^

内容は

「網川原のエスネルの初回プラン提案」


「エスネルデザインの設計思想」

です。

持ち時間は10分でしたが、時間をかけてまとめました。

それでは^^

「敷地の読み取り」→「ゾーニング」からプランの設計が始まる。
(特に密集した市街地では「街との距離感」など慎重に検討する。)

バッファーゾーン(緩衝地帯)となる緑地スペース
(写真はランプリールさん)

配置計画。
家の裏を「バックヤード」としてプライベートな公園にする案も提案した。

これは本心^^
僕だったら「一生に一度の家」を悩みながら楽しんで作りたい。
(設計者には「建て主側の目線」も必要。)

そしてもうひとつの理由。

プランは「パーフェクトな1案しかない」ということはない。
「優先順位」により千差万別。

そして、それらを比較することで見えてくるものがあります。

とは言え「複数のプラン」を作ることは多大な労力が必要になる。
(1案作るのに1ヵ月悩むこともあり、普通は出来ない)

なぜ複数の提案ができるのか。

唯一無二の家でなく「ベーシックな間取り」を追及しているから。

それは

「転売する」など変化に対応できる家であるべきと考えていること。
(転売時に価格の下落をなるべく抑えたいこと)

経済的合理性の追求。
(ゆとりある家計を第一に)

など「豊かな暮らし」を叶えるためという目的のため。

小さな家は「住にかかるコスト」を最適化することが出来る。

そして、家が小さいことは我慢ではなくむしろ、
「家族がより緊密に暮らす」ことに寄与すると考えている。
(そのための設計的な工夫は必要)

具体的な初回プレゼン内容へ。

プランA案。
オーソドックスなプランニング。
前面道路側へ玄関を取り、南面を開放し、水回りは北面へ。

参考例の紹介。(T様邸
小さな家でも吹き抜けは作りたい。
それは、「居心地」「採光」「温熱環境」などが豊かになるから。

A案の変形プラン。
1階に「家族のWIC」を配置した案(→浴室は2階へ)

洗濯物は2階からのシューターから一階の洗濯室へ。

プランB案(2階リビング)。

「僕がこの敷地に自邸を建てるなら」というコンセプトで設計したもの。
2階リビングで「眺望」「採光」「家族がワンフロアで長時間過ごせる工夫」などを盛り込んでいる。

少し極端な案をお見せすることで「新しい気づきがあれば」という想いを込めている。

老後、1階をリビングにリフォームすることで1階に「リビング」「寝室」「水廻り」がそろうことの説明。

住宅は家族の人数も、年齢も変わるため「可変性」も重要になる。

プランC案。
B案で叶えたかったことを1階リビングで叶える案。

眺望や日当たりの良い南側全面をLDKとすることが出来る。

プランD案。
面積を広げた例。異なる広さのプランを比較することで
「本当に(お金をかけてまで)その面積は必要なのか」
を考えて頂く。

続いて、エスネルデザインの設計思想について簡単に。

LDKの再定義→「家族の間」へ。

※「家族の間」は前職場であるオーブルデザインさんが名付け親。
素敵な名前だったので僕も使わせて頂けないか相談したところ、快くOK頂いた。
(所長ありがとうございます。)

※上記の家族の間の定義・解釈はエスネルデザイン独自のものです。

ある家の間取り。
この家に限らないが、
広いLDKを求めるあまり、リビングとダイニングが分断されてしまうことは多々ある。
(家族の視線が合わず、会話も生まれづらい→△)

また、LDKは20帖と広さはあるが、よく見ると、
「居場所=座れる場所」(オレンジ部分)は実は多くないことがわかる。

こういった問題を解消し、LDKを「家族の間」として再構築していきたい。

最新の「網川原のエスネル」プランの紹介。

「家族の間」
リビングとダイニングの融合=
・それぞれの視線が自然と合うこと。
・会話が出来る距離であること。
 などを意識してプランしている。

また
・椅子、ソファ、畳、階段など「多様な居場所・居心地」があること。
 も大切にしている。

マルチWIC(マルチウォークインクローゼット)」の紹介。

『洗面室の再設計』
一般的な「洗面・脱衣・洗濯」の他に
「室内干し」「化粧室」「タオル下着収納」「パントリー」の機能を付加した。

これが小さな家の「家事の心臓部」になる。

とても10分では語りつくせない内容でしたが、
駆け足でなんとか10分ちょっとでまとめられました。
(準備・練習して良かった!)

このような機会をくださった住学と佐藤さんに感謝です。

(K様もありがとうございます!)

最後に、
渡辺さんが僕のプレゼンを聞いて書かれたメモを紹介させて頂きます。

駆け足10分のトーク中にこんなに濃密なメモを!
iPad & Apple pencilを使いこなして。すごすぎです。
渡辺さんありがとうございました^^!

…………….

今回の住学番外編はまたとないスペシャルな回でした。

住宅の完成形は、見学させて頂くことは出来ます。

しかし「建て主様へのプレゼン」はそうそう見れるものではありません!

口調だったり、話の流れだったり、図面・パースなどのプレゼン資料だったり、、

皆さん十人十色のプレゼンで最高に勉強させて頂きました。

感謝の気持ちでいっぱいです^^

プレゼン後はTREEさんでそのまま懇親会♪

金曜夜にも関わらず(住宅業界は土日が一番忙しい)遅くまで話した。
住学メンバーは本当に仲が良いです♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


住学メンバーのかわいい車たち。
(設計士は小さな車が好き??)

【関連記事】…………….

設計事務所の仕事『初回プラン提案』‐case.網川原のエスネル‐
[PhotoLog]3/13:三条市のカフェ「TREE」(トークセッション会場)

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新潟観光大使。56『古道具屋「オブラート」さん at 柏崎。』

ゆうです^^

先日、柏崎であるアンティークショップを知り、伺って来ました。

oblaat(オブラート)さんです。

古い倉庫をリノベーションした店内は優しい光に溢れていました。

オブラートさんは柏崎の松波にあります。

アンティークショップというより「古道具屋」さんと言ったほうが近いかと思います。
(微妙に優しく懐かしいニュアンス。)

画像はoblaatさんブログより。

白根のカフェ「シロネプレッソ」さんで2018.4まで「古い道具と器展」を開かれていた。

…………….

オブラートさんのお店。
店舗であることすらオブラートに包まれているような慎ましい外観。

実は、リノベーションをされている最中に何度か前を通ったことがあった。

「いいなー」

「素敵なお宅だなー」

(出来ることなら見学したいなー、でも無理だよなー)

と諦めていたら、なんとお店だということで知った翌日に伺わせて頂きました^^

白塗りの板張りがとても素敵。

よく見ると名刺大の看板が(いや、名刺が)
(おそらく、日本最小の看板ではないか。)

窓にも。
(カーテンがまさにオブラートのよう)

(勇気を出して)いざ、店内へ。

古道具が並ぶ店内。
ちょうど西日時でとても優しい光で溢れていた。

古道具が醸し出すこの雰囲気に余計な説明は不要ですね。

まんなみ設計室さんの「中庭の家」のフライヤーがありました^^
(後日見学させて頂きましたが素晴らしいお宅でした。)

店主の木浦(このうら)さん。
とても優しい方でちょっと寄るだけのつもりが気づいたら小一時間話していました^^

古道具を集めることが好きで「いつかお店を出したい」と考えていたところ、ちょうど良い物件がみつかり、リノベーションして2017年に開業されたとのこと。

店名の「オブラート(oblaat)」の由来は、

響き、「aa」が重なる字面。
半透明なオブラートのような空間でありたい。
という意味、、などから。

そして、圧巻はお店の天井。

「トラス小屋表し」。
元々倉庫だったため、内部に柱がないトラス構造だったものをそのまま活かされていた。

これがムード出まくり。
建築好きにはたまらない空間でした。

梁、錆びたボルト、屋根下地がそのまま。
(→断熱材なしということ)

安藤忠雄建築のような「厳しくも凛々しい」衝撃を受けました。

配線表し(RC用鉄管)もとても良い雰囲気。
「リノベーション」されたことが伝わるデザイン。

大きな古道具(商品)は小屋裏に置かれていた。

壁に取り付けたれた古い棚。
新築では出せない凛々しさ。
「リノベーション」した建物に「古道具」を置くから様になる。

「時間」によってしか作り出せない空気感。

「永遠の憧れ」とでも言うような、ノスタルジーに似た哀愁を感じる。

オブラートさん、とても素敵でした。

空間の中にいるだけで幸せを感じられました。

僕も新築住宅を設計する際には、

何十年も住み続けてもらえるような

その後もリノベーションしてまた違う誰かが住みつないでくれるような

そんな「愛される」家を設計したいと考えています。

oblaat

【関連記事】…………….

新潟観光大使。57『古道具屋「coil4(コイル)」さん at 柏崎。』

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いなか日記。92『ニュータウンの親父の畑。』

ゆうです^^

僕の実家はいわゆるニュータウンにあるのですが、
そこまで敷地が広くない中で、親父がせこせこと野菜を育てています。

20年かけて試行錯誤された畑は息子の僕が見てもなかなかのもの。

住宅の庭でもここまで野菜が作れるものなんですね♪

我が家の敷地は70坪程。
庭(畑)の面積はおよそ20坪程でしょうか。

それでも面積が足りず、ついにはカーポートの屋根にまでプランターを置いています(^^;)

カーポート上のネギ・春菊たち。
左手前はトマト、奥は柿の木。

なんとカーポートに降る雨水をポリタンクに貯めている。(水やり用)
親父いわく「水道代+下水道代が浮くから」。

合計200Lの雨水を貯められるそう。
カラフルでなんか良いね^^

広がる畑。
左の太い幹は「桜」。
20年前に植えた苗木はこんなに立派になった。

桜のグリーンカーテン。
葉が夏場の日射熱を遮ってくれる。室内からの見た目も涼しい。

畑に日を入れるため、極端に枝が切り落とされています(^^;)

家々の間に突如あらわれる畑。
土を入れ、通路を作り、中央の花壇のような畑と端のプランターを効率よく配置している。

オクラ。
(上下逆さまに育つのが面白い♪)

ぼっちゃんカボチャは今年初挑戦だとか。

ところ狭しと植えられるニュータウンの畑。

ナス。

キュウリ。

大葉(シソ)。

春菊。

ピーマン。

トマト。

イチジクまで。
カミキリムシに何度か泣かされ、ついにプランターで育てることにしたそう。

他にもニラやツルムラサキやなんとプリンスメロンも。

親父は「こるタイプ」です。

他にも楽器演奏にこっていて、ギターやベースやドラム、マンドリン、、、

バイク(大型)で稚内まで行ったり、、

老後をとても楽しそうに生きている姿は子供から見ても安心しています。
(そして、なかなか刺激を受ける)

実は親父も「一級建築士」。

今はセミリタイヤしていますが、ゼネコンの現場監督としてたくさんの建物を建ててきました。
(全国転勤で単身赴任も多かった)

あまり意識してきたつもりはありませんが、
僕が今、住宅設計の仕事をしているのは、親父の影響が大きいのでしょう。

そうすると、僕もいつか畑にハマるのかな?

そんなことを考えると、

「息子にどんな背中を見せられるのか」

と考えさせられますね。

それが今からなかなか楽しみです^^

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


相方の実家にも大きな畑がある。
(まだ当分は自分でやらなくてもいいかな笑)

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【お客様の感想】K様からの感動のメール。

ゆうです。

現在、エスネルデザインの新築第一棟目「網川原のエスネル」の打合せが進んでいます。

前回の初回プラン提案で4パターンのプランを出させて頂きました。

そして先日、初回プランの感想を踏まえた第二回目のプランを提案させて頂きました。

K様、メールの掲載許可ありがとうございます。

都合の関係で今回はメールでの図面提案となりました。

ご要望をお聞きし、新たに生まれた「Multi-WIC(マルチウォークインクローゼット)」。

洗面室に、従来の「洗面」「脱衣」「洗濯」の機能の他に
「室内干し」「化粧室」「タオル下着収納」「パントリー」の機能を持たせた。

小さな家の家事・収納の心臓部となる。

「Multi-WIC」はエスネルの標準になりそうな予感を感じています。

新たな提案として吹き抜けに「雲見室」を。
(「雲見室」はS邸でも実現する)

ぼーっと空を眺められるスペース。
家は、必要な機能をつめこむだけだけでなく「余白」があることも大切。

そして、その余白は「座れること」
(そうでなければ人が休む「居場所」にはならない)

小さな家の設計はとても難しい。

それは大きな家に比べ、メリハリ・緩急が重要になるから。
(大きな家はある意味「大味」であっても問題ないことが多い)

「居心地の良さ」「必要な機能」「余白・遊び心」のバランス。

心地良さや空調や採光を考えれば「吹き抜け」も欲しい。

プランを考えながら、何度も

「もう少しプランを大きく出来れば、、」

と思うこともある。

しかし、プランを大きくしていけばそれだけお金がかかる。
(イニシャル・ランニング・メンテナンスコスト全て)

それは、ゆとりある「豊かな暮らし」を圧迫することにつながる。

「必要最低限+少しの余白」を攻める感覚。

規模を追っているうちは出来ない設計を。
(面積、売上、ノルマ、、)

話が長くなりました。

第二回プランを送らせて頂いてすぐにK様からメールが届きました。

それはとても嬉しい内容でした。

…………………………..

エスネルデザイン
村松 様

お世話になっております、Kです。

ご提案資料、受け取りました。
早速コンビニでA3でプリントして夫婦で見ております。
一言で言うと、すごく感動しております。

こちらの要望を取り入れていただいただけでなく、
リアルに住む人の事を考えて収納や動線を作ってくれたのが図面からすごく伝わってくるからです。
さらに、3.5間の奥行きの中で全て叶えられており、びっくりというか驚嘆しました。

これからじっくり見させていただきますが、
取り急ぎ感動を伝えたくてメールさせていただきました。

本当にありがとうございます。

K

…………………………..

K様、素敵なメールをありがとうございました。

次回の打合せも楽しみにしております。

今後とも宜しくお願い致します。

【関連記事】…………….

設計事務所の仕事『初回プラン提案』‐case.網川原のエスネル‐

設計事務所の仕事『3Dパース作成・空間検討』‐case.S邸‐

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新潟観光大使。55『NEW OPEN!上越市立水族博物館「うみがたり」へ。』

ゆうです^^

先日の相方の誕生日に上越市立水族博物館「うみがたり」へ行ってきました♪

息子は初めてのイルカやペンギンに大興奮!

建物も素敵で天気もよく、良い一日になりました。

「うみがたり」は、80年以上の歴史がある上越市立水族博物館が、老朽化に伴う建て替えで生まれ変ったものです。

鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上3階の延床8,000㎡以上の建物で、全体水量は約3,000tもあるとのこと。

設計は「日本設計」さん。

入口正面のロゴ。
杉板の模様を転写したRCの壁が良い感じ^^

マークは、夕日(黄)、日本海(水色)、大水槽(青)を表している。

入場者はまず3階へ誘導され、展示を見ながら降りてくる動線計画。

3階には、ロゴマークの「大水槽」と「海」と「空」が広がる。
(夕日時も良さそう^^)

3階に着いたらちょうどイルカショーが始まる時間でした!

急いで会場へ。

連休明けの火曜だったがまだまだ混んでる!

ラッキーなことに真正面の席が空いていた!
(教えてくれたお姉さんありがとうございました(>_<))

息子は人生初のイルカショー^^

初めて見るイルカに大興奮!

とても楽しく素敵なショーでした^^

平日は日に4回、土日祝は日に5回ショーが行われています♪
(事前に時間を確認して行くと良いかも)

イルカショー終わりの混雑を避け、ランチを。
1階のレストランもオシャレでとても素敵だった。

1階の外にはサカナと直接ふれあえるゾーンも。

ニシキゴイに餌をあげることも出来る^^

休憩を終え、スタート地点である3階へ戻る。

イルカのプールからは上越市のマリーナが一望できた。

いざ、展示へ^^
(到着から1時間以上経過、)

日本海の海底地形が再現されている。

この大水槽内に約50種、4万匹弱が共生しているそう。

360°アクリルで囲われた「うみがたりチューブ」からはイワシの大群を見上げることが出来た。

幻想的なイカの水槽。

そして、僕的に一番のハイライトは、、

シロイルカの水槽!

水槽のフレームも抽象的で、音もなく、とても神秘的な空間でした。

シロイルカは人生で初めて見ましたが、なんとも言えない愛らしい姿でした^^

上から差し込む自然光のうつろいもとても素敵。

この水槽は2階にありますが、水槽の上部(3階)からもシロイルカを見ることが出来ます^^

なんとも可愛らしい表情のシロイルカくん^^
癒される、、

同じ水槽を別の階から見る体験も面白かった。

アクリルの幅は13cm。
調べたらやはり「日プラ」さんでした。
(美ら海水族館なども手掛けられている)

そしてなんと「イルカショーを水中から」見ることが出来ます^^

イルカショーのプールの真下が水槽になっている。

地上(3階)で見たイルカショーを、水中(2階)でも鑑賞できた♪

11:30着→12:00イルカショー(3階)→水槽鑑賞
→ランチ→14:00イルカショー(2階)

のスケジュールはオススメかも^^

マゼランペンギンゾーンへ^^

「うみがたり」では世界一マゼランペンギンを飼育しているんだそう!
(120羽ほどいるらしい)

息子はイルカよりもペンギンに興味を持ったようでした。
歩いている姿を間近で見ることも出来て楽しかったです^^

上越市立水族博物館「うみがたり」。

とても素敵な水族館でした^^

家族の良い思い出が出来ました。

オープンしたての少し「少し混んでる」感じも賑わいがあって良かったです。

なにより誕生日の相方が喜んでいたようで良かった^^

ななさん、今年も1年宜しくね!

(今年度から決算処理が始まるよ!)

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


初体験:ベビーカーで観光♪
(今までは抱っこでした)

【おまけ】…………….
イルカショーの動画をまとめました^^
地上&水中から見るイルカショーは圧巻!

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いなか日記。91『米山登山と「迫りくる入道雲」』

ゆうです^^

三連休の初日に、仲間と米山登山に行ってきました。

天気も最高でとても気持ちの良い時間でした。

頂上では雲の中に入る体験!?も出来たり^^

米山は柏崎にある標高993mの山です。

柏崎っコは、小学生の頃から登ります^^

一番メジャーなルートは「大平口」で標高240m程のところから。

標高は高くはありませんが、アップダウンも多くなかなかハードな登山です。

前日の夜は柏崎の友人宅へ。(22:30着)
軽く飲み0:00前に就寝→4:00起床→5:00登山開始。

この時期は暑くなる前の早朝登山が良い。
(6時前でもだいぶ明るい)

途中から。天気が良く涼しく最高の登山日和になった^^

いつもの仲間の男6人で。
米山登山は1ヵ月ぶりの者、1年ぶりの者、15年ぶりの者などそれぞれ。

良い感じに日が差してきた。
深緑のブナ林が木陰を作ってくれる。

朝もやに日が差し、光のカーテンが出来る。
とても神々しかった。

8合目程にあるガンバレ岩。
頂上はあと少し!

頂上の山小屋が見えた!

ついたー!
ゆっくり登って約2時間半。

「雲海」になっていた^^

お堂でお参り。
一年前の登山時には安産祈願をした。
今回はそのお礼参り^^

今年の登山もユニフォームは「I♡KZ(柏崎)」
(昨年と全身同じ)

山小屋。泊まることも出来る。

窓をのぞくと飛行機の中にいるよう。

目の前に入道雲が!
どんどんこっちへ迫ってくる!

タイムラプスで迫りくる様子を撮ってみました^^
迫りくる雲は早送りで見ると迫力満点!

時刻は7:30程。
いつもは起きたばかりの時間に、すでに半端ない充実感。

心も体も健康に。(しかもお金はかからない)
登山にハマる人の気持ちがわかります^^

山頂の景色を十分堪能し下山する。

緑のカーテンが直射を遮ってくれる。

さるのこしかけ?

2時間程で下山し、みんなで温泉へ。

良い登山でした。

みんな、また登ろう♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


登山必須アイテム。

:ひのきのぼう(ストックがわりの枝)。

【関連記事】…………….

いなか日記。11『ゴールデンウィーク2017後半。米山登山!』

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いなか日記。90『手作りおもちゃ「くるくるサーカス」』

ゆうです^^

昨日は海の日でしたね。

海岸をドライブしつつ、柏崎の僕の実家へ。

そこで、母の手作りのおもちゃに出会いました。

僕の母は柏崎の「こども劇場」という活動に参加していて、
活動の中で、いろいろなおもちゃや飾りを手作りしています。

今日初めて出会ったおもちゃ。
カラフルなビニールのひもが棒の先端にくっついている。
(ビニールの下端はビニール同士はくっついているが、棒とビニールは固定されておらず、上下に自由に動く)

このおもちゃの棒回すと、、、
(竹とんぼをまわすように)

遠心力により、非固定の下端が上がり、ビニールが両脇に広がる♪

反対回りに切り替えるときに、ビニールがねじれたり。

楕円形になったり、、

ひょうたんみたいになったり^^

チリンチリンという鈴の音が良い感じ♪

ビニールが描く曲線は物理法則に乗っ取った綺麗なカーブを描く。
それがとても面白く、息子よりも僕が夢中になっていた。

iPhoneのピクチャ一覧をトリミング。
このままポスターに出来そう。
巨大なものを作って「大地の芸術祭」に展示してみたり?

このおもちゃはまだ名前がなく、母が悩んでいたので
みんなで案を出し合った結果、相方の「くるくるサーカス」に決まりました^^

先端の人形をバレリーナにしてみたり、
ビニールを同系色(青など)のグラデーションにしてみたり、
展開が広がります。

このおもちゃは、いつか柏崎の「こども劇場」に並ぶと思いますので、
見かけた方はぜひ♪

ビニールの動きに感動します^^

スローモーションの動画をとりました♪
癒されます。

これから夏休みで、小学生は自由研究がありますね^^

材料も手軽に揃えられるので作ってみてはいかがでしょうか♪

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


名前のボツ案。

:「ひょうたんクルクル」「くるくるUFO」。

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『中越沖地震から11年。』家を建てる上で最も大切なこと。

ゆうです。

7/16は柏崎で「中越沖地震」が起きた日です。

あの日から11年。

「家を建てる上で最も大切なこと」を今年も思い出そうと思います。

中越沖地震を振り返った記事は昨年の記事をご覧頂ければと思います。

『中越沖地震から10年』家を建てる上で最も大切なこと。

また、「平成30年7月豪雨」により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

中越沖地震もこの時期でしたが、
今年は猛暑が続き、大変な思いをされていると思います。

現地へボランティアへ行きたい気持ちもありますが、
まずは(少額ですが)募金を送らせて頂きました。

…………….

災害が起きると常々思います。

「反省し、次に活かすことが大切だ」と。

それは、自分の「次」だけでなく、誰かの「次」のためにも。

人間、平常時から万全な備え(物理的・精神的)をしておくことは難しいです。

それは、常に災害が起きることを考えていては精神がすり減ってしまうから。
(脳が防御フィルターをかける)

だからこそ、

たまにで良いから「定期的に思い出すこと。」

「災害が起きた今、次に起きた時のための準備をしておくこと。」

が大切だと思っています。

災害への備え・対策としてどんなことが考えられるでしょうか。

少し整理して考えてみました。

重要度順に書いていきます。

1.死なないこと。

当然のようですが、いざとなるとすぐに避難できなかったり、不用意な動きをしてしまったりするものです。
今一度、肝に銘じておくことが大切です。

今の時代、情報は(完璧ではないかもしれませんが)正確早いです。

まずは、情報を早めに取得し、万が一に備え、すぐに行動すること。

まずは「家族みんな死なないこと」が当然第一です。

2.精神的に死なないこと。

我が家が壊れてしまったことへの精神的ストレス。

復旧のための経済的ストレス。

仮設住宅での暮らしの肉体的ストレス。

全て、最終的には「心」に来ます。

また、高齢の方は、生活が急変することで物忘れが激しくなることもあるようです。
(おそらく過度な精神ストレスから心を守るために脳がいろいろと防御反応を起こす。)

被災後も、家族や隣人と触れあい会話をしたり、
ボランティアの方と話したりして、
時には被災したことから目をはずして、心を保つことも大切になります。

…………….

上記の2点は「被災後に出来ること」です。

被災前に出来ることを最後にまとめます。

3.経済的に死なないこと。

命が助かっても、その後、経済的な問題が発生します。

家が被災したら、どう直すのかが問題になります。

僕が今住んでいる相方の実家は中越沖地震で「全壊」でした。

解体し建て替えすることも検討しながら、
最終的には、解体はせず耐震補強し、住み継いでいます。

支援金もありましたが、大きな経済的負担を強いられました。

それでも相方の実家は「地震保険」に入っていたのでまだ良いほうです。

経済的に死なないために、
「保険」や「被災しにくい(耐震性の高い)家」を準備しておくことが必要です。

「保険」や「耐震性の高い家」は「命、経済性、精神」を守ることにつながります。

家づくりは人生に一度かもしれませんが、
その一度のときに、何を重要視するのか。

たまにで良いので災害の記憶を思い出し、未来の被災を防ぐために検討してみてください。

それが「家を建てる上で最も大切なこと。」だと思っています。

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【素材】エスネルで使われるアイテムたち①「紙巻器・タオルバー・水栓・照明」

ゆうです^^

エスネルデザインで使われるアイテムたちを紹介します。

水栓、照明、ポスト、タオルバー、ペーパーホルダーなど、、、

選定のポイントは「長く愛せるか」です^^

ペーパーホルダー(紙巻器)。

カバーのないシンプルな木製のペーパーホルダーをお勧めしています。

材種はメイプル。オイル仕上げ。

飽きの来ない長く愛せるペーパーホルダーです。

取り外しもシンプル。
優しく柔らかく、木のインテリアによく馴染む。

カバー(紙を押さえる部分)は、ものによっては、
カラカラと音が響いたり、紙の繊維が舞いやすかったりするものもある。

最近のトイレットペーパーは、切り取りセンが入っているものが多いため、
特にカバーはなくて良いと考えている。

…………….

続いて、タオルバー。

こちらもシンプル。
上の写真は「真鍮」の素材そのままのものです。

プラスチックにメッキをしたような汎用品ではなく、素材そのままのもの。
(キズがついてもメッキがはげることもありません。)

ビスの頭がそのまま現れるラスティックな感じもまた良い。
直径6mmの繊細な太さもまた良い。

真鍮は五円玉と同じ素材。
だから時間と共に色がくすんでくる。
それがまたなんとも愉しい。

真鍮以外にも「鉄」や「ステンレス」もあります。

…………….

続いて、水栓。

こちらも真鍮の外部水栓。
当初はピカピカですが、外部なのですぐにくすんできます。

「手洗い用」と「ホース用」に蛇口を2つ用意しているところがポイント。
ホースつなぎっぱなしでも手を洗うことが出来ます。

水栓柱は本物の「杉」を使ったもの。
自然素材なのでカビがつくこともある。
その風合いもまた良い。

側溝は「鋳鉄」。
なるべくプラスチック製でない「長く愛せるもの」を提案したい。

簡易手洗い。
ポイントは「水栓の先端で水の開け閉めが出来ること。」

先端でなく水栓の根元にハンドルがある場合、
濡れた手で閉める際にカウンターに水が垂れてしまう。
(店舗のトイレなどでよく濡れていませんか?)

レトロなこんなタイプを勧めることも。

考えながら使ってみると、
手を洗う、閉める、ハンドルも水で流される、その他の部分が濡れない。
と、なかなかとても理にかなっていることが分かる。

洗面台の水栓も同様。
先端止水型の水栓にすることでカウンターが濡れづらくしている。
(造作洗面にする際は特に注意。水栓の根元が濡れやすい。)

既成品の洗面台はコストパフォーマンスが高いが、
造作の洗面台は風合いが良い。

毎日の作業場には「風合いの良さ」と「使い勝手の良さ」のバランスを求めたい。

…………….

続いて、照明。

エスネルデザインでは、シンプルな電球型照明を提案することが多い。

それは、

・シェードがないため、発光効率が良い。(ランニングコストが安い)

・取替えが誰でも出来る。(メンテコストが安い)
 ※最近の照明は電気屋さんでないと交換できないタイプも多い。

・シンプルで存在感が薄く空間を邪魔しないデザイン。

・なにより安価。(イニシャルコスト・交換コストが安い)

まさに「エスネル」の思想を体現しているような照明ですね。

奇抜さやモダンさではなく、上記の点を優先して選定したい。

ライティングダクトもよく提案する。
これも電球型と同様、
「発光効率が良く」「自分で交換ができ」「シンプルで」「安価である」から。

ダクトは住んでからも、角度や増設や色味を変更できることも利点のひとつ。

スッキリと見せるため、梁に横付けすることもある。
(横付けの場合、ホコリ防止カバーが必要。※写真はカバー設置前)

外灯もシンプルで飽きのこないデザインのものを勧めることが多い。

「飽きのこないデザイン≒昔からあるデザイン」

そして、昔からあるデザインの照明は、木の外壁に良く似合う。

どこか懐かしく、街を歩く人へも親しみやすいデザインを。

その②へ続きます。

…………………………………………

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)


「長く愛せるもの」とは。

:時間(歴史)の流れを感じられるもの。

【関連記事】…………….

【素材】エスネルで使われるアイテムたち②「和紙・ロールスクリーン・PC板・造作ポスト。」
【お客様の家】築2年のT様邸に訪問①「自然素材の経年変化」

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【注意点】請負契約「工事中、地震が来たら被害の負担は?」

ゆうです。

家づくりの打合せが進み、図面が完成したらいよいよ工事が始まります。

その際に締結するのが工事請負契約

内容を確認してから契約するわけですが、

「工事中にお隣さんに損害をかけることが起きたら?」




「工事中に地震で被害が出たら負担は誰がするの?」

などわからないことも多いですよね。

契約を結ぶ前に内容を確認・納得しておくことが重要になります。

一般的に使用されることの多い「民間(旧四会)連合」の約款。

「工事請負契約書」自体の内容はシンプルです。

発注者、受注者、工事名称、工事場所、工期、請負金額、支払方法、等を記載し、
それぞれ記名押印します。

それ以上の細かい内容を定めたものが「約款」になります。

(ex.「〇〇の事態が起きた場合は、××のように対応すること。」などがそれぞれ定められた契約条項。)

約款に書いてある中で特に重要な部分をご説明します。
(「民間(旧四会)連合」の約款)

第19条 第三者損害

例えば

「工事中にお隣りさんの車にクギを落としてしまい、キズがついてしまった。」

といった場合。

その場合の損害賠償は、受注者(施工会社)の責任と定めています。

対して、

受注者が注意を払っても避けられない事由により、第三者に与えた損害は、発注者が負担すること。」

となっています。

要約すると、

『施工会社の過失であれば、施工会社の負担。』

『施工会社の過失でなければ、発注者の負担。』

ということですね。

(※具体的な状況によりケースバイケース。)

…………….

第20条 施工中について生じた損害

「引き渡しまでに生じた損害は受注者の負担」とする。

これはシンプルですね。

…………….

第21条 不可抗力による損害
第22条 損害保険

「天災(または人為的な事象)などの不可抗力によって損害が発生した場合、発注者が損害を負担する。」

「ただし、受注者が損害保険に入っている場合、保険で賄える額は、発注者の負担から控除する。」

不可抗力で損害が発生しても、施工会社がかけていた保険内で納まれば発注者の負担は無いということですね。

(施工店が保険をかけているか、どんな保険内容なのかの確認が重要です。)

また、現場保険(火災保険など)ですが、地震は対象外というものが一般的です。
(水害は保険対象内のものはある)

万が一ではありますが、
工事中に起きた地震による損害は発注者が負担することになる可能性が高いです。

むしろ一番避けなければならないことは、損害負担そのものよりも、

損害による賠償で施工会社が倒産してしまうことです!

例えば、
「工事中に発生した損害を施工会社が賠償できず、施工会社が工事中に倒産してしまう。」

そんなことになったら大変です。

そうならないためにも現場保険はとても大切です。

施工会社が現場保険をかけているか+その内容の確認を契約前に確認することが重要です。

(+支払いを「出来高払い」にすることでリスクを減らすことが出来る)

もちろん、まずは損害が発生しないように、
現場の整理整頓や清掃、戸締りの徹底、近隣挨拶など日々の仕事を誠実に行うことが大切になります。

「万が一」はそうそう起こることではありませんが、
(僕は10年以上住宅業界にいて、1度も経験はありません。)
万が一が起きたときにための備えは大切ですね。

そして、
「万が一が起こった時どうなるのかを契約前に把握しておくこと。」

これも家づくりの大切な要点のひとつになります。

※今回紹介した約款の内容は、あくまで一般的な事柄に対して書かれた「大枠のルール」といったものです。
実際の対応は、個別の状況に応じて変わってくると考えられます。