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いなか日記。70『相方の仕事は旅のプロ。』

ゆうです^^

突然ですが僕の相方(妻)の話をしようかと。

相方は新卒からずっと旅行代理店(J○B)で働いています。

現在は育休中ですが、友人や家族から旅行の相談をされることは多く、
こないだも僕の祖父の旅行の相談に乗ってきました。

僕は相方と一緒に26歳のときに世界一周の旅に行ってきたのですが、

二人でそれを考えたのは大学時代。

単純な相方は「じゃあ私は旅行会社に勤めて勉強するね♪」と

素直に(?)旅行業界へ進んだのでした笑

単純な理由(?)で旅行業界へ入った相方ですが、
僕は、旅行業が相方の天職だと思っています。

祖父の旅行計画書。手書きの味が良い感じ♪
僕は相方の字がとても好き。

息子をみながらネットで調べながらして、この工程表のラフを作ったそう。

思えば、世界一周の旅も僕は相方におんぶにだっこでした。

1年2ヶ月の長期間の旅にも関わらず、行きたいところに行けて破産せずに地球を一周して日本に帰ってこれたのは相方のお陰です。

(途中、一緒に旅したケンさんはアメリカで資金切れになっていた笑)

今では、地元の仲間夫婦10組20人+キッズで行く『三十路の扉旅行』も全部相方の手配。

部屋割りやご飯のアレルギーの確認や宿の価格交渉、そして宴会時のゲームの企画など、素人では大変なことをほとんど全部してもらっていて助かっています。

相方よ!

いつもいろいろありがとう^^!

これからは息子も増えて仲間や両親との旅行もより楽しくなるね!

一生いろいろ旅していこう♪

そしていつかは世界二周目へ。

その日を楽しみにしてるよ^^

それまでお互い頑張っていこう♪

旅中のお気に入りの一枚。僕のフェイスブックのアイコンにしている。

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『住学1回目』開催!赤川邸・桐生邸→懇親会♪

ゆうです^^

先日、新潟建築界(一部)の新たな取り組みである『住学(すがく)』の記念すべき第一回目が開催されました!

建築も懇親会もとても刺激的で、新たな素敵な出会いもあり、最高の日になりました♪

 →予告ブログはこちら建築の新たな取り組み!『住学(すがく)』開校!

住学は簡単に言えば「建築好きあつまれー♪」という会です^^
(簡単すぎ?サトウさん違ったらすみません(^^;))

新築を考えている一般の方でも、学生さんでも、設計士でも、大工さんでも、社長さんでも参加は誰でもオッケー♪

会社や立場の垣根を越えて

「良いもの作っていこう。」「良い刺激を受け与えしていこう。」

ということがテーマとなっています。

その結果、面白い情報が適性に広がることで、

「提案する側も建て主さんもみんなハッピーになれたら最高だよね♪」

という狙いがあります。

案内をするリーダーのサトウ工務店のサトウさん^^
この日に集まったのは、学生さんも含めて合計30人以上!
想定以上の申し込みのため、募集からわずか2日で定員締め切りとなった。

サトウさんは、自ら企画し、発信し、名簿作りなどの事務作業をされ、当日の運営を行っていた。
その行動力は本当に尊敬です、、

盛大な名刺交換会が行われたのちに早速見学会場へ!

あかがわ建築設計室さん『出窓の家』(写真はHPより)
赤川さんの事務所も兼ねているご夫婦の自邸。

遠くから見ても

「なにか建築的に異彩を放つ家がある!」

と感じさせる建物でした。

外観を見るだけで「どれだけこだわって建てられた家か」が伝わってきます。

自然石とコンクリート板で作られたアプローチ。ポイントの植栽も素敵。

「(ジブリの世界のように)ワクワクしながら進んでいけるアプローチを目指した。」と赤川さん。

玄関を入ると1階は打ち合わせスペースになっていた。
ライトに照らされた大谷石(壁)の質感が良い感じ。

天井の照明はルーバーをつけ優しい光に。
ルーバーのサイズやピッチは原寸でいろいろなパターンを試行錯誤された末にたどり着いたものとのこと。素晴らしい!

2階の居住スペース(写真はHPより)。
自然素材を丁寧に使った『しっとりとした心地良さ』があった。
延べ床面積は26坪とコンパクトだが伸びやかで広さを感じる空間。

正面の出窓に腰掛けて外を眺めるのはとても気持ちが良く感動しました。

左端が赤川さん^^
とても優しく甘いルックスの持ち主。僕と同じ30代でこれから家を建てる世代とは同年代の人も多いと思う。

テレビ台の上の「ロンシャン礼拝堂」の絵が建築好き心をくすぐる♪
(僕も昔行きました^^→「ル・コルビュジエの3つの教会」

「あかがわ建築設計室」さんの大きな特徴は

夫婦とも一級建築士で夫婦で設計施工を分担して行っていること!』

ご主人がイメージを考えたもの(設計)を、奥様が具体的な形にまとめている(施工)そうです^^

良い感じに役割が分担されているため、意外と意見の衝突は少なくとても良い感じに作業ができているんだとか。

『夫婦で建築を提案』ってなんか素敵ですね^^

僕がお客さんなら、打ち合わせとか楽しそうだし安心できそう♪

(「うちも相方にも家づくりの打ち合わせに参加してもらおうかなー」なんて想像したり。)

そして、

デザインへのこだわりがすごい!

腰壁上の手すり板は、見えている部分だけ薄くしている「はっかけ納まり」 。
とても手間のかかる手法だがそのお陰で空間がスッキリ・シャープにまとまる。

造作のキッチン。作業場正面のタイルのへこみ部分が良い感じ。
(これも手間がかかっている)

北からの光を取り込むロフト。
階段上の物干し竿はなんとワイヤーと滑車で上下することができる!
赤川さん自身が買ってきて現場で試して取り付けたそう。刺激を受けました。

紹介したいところはまだまだあるのですが長くなるのでこのへんで^^

興味がある方はぜひ「あかがわ建築設計室」に問い合わせを♪

赤川さんの自邸ですがモデルハウスを兼ねているそうなのでいつでも快く見学させてくださると思います^^

…………….

さてさて続いては桐生建設さんの「親松モデルハウス」へ。

桐生建設さんのモデルハウスと赤川さんの自邸は徒歩3分ほどの距離だった!
今回をきっかけに両者の仲も深まったそう。
「知らない」と「知っている」では大きな差がある。
これも住学の良い効果ですね^^

「桐生グレー」でまとまった外観。(サトウさんブログより)
独特の世界観が打ち出されている。

一段と高いコンクリート塀は、室内から見ると外との視線がほどよく遮られカーテンを開けていても落ち着ける空間になっていた。

桐生建設さんのモデルハウスのコンセプトは

ビンテージモダン

建物見学後、モデルハウスの特徴とあわせて桐生建設さんの営業に対する考え方をレクチーして頂きました。

そこで「ビンテージモダン」という言葉を聞きました。

ビンテージ(懐古的・装飾)とモダン(現代的・非装飾)と言う相反するテーマを融合させた『色』を打ち出すことで、他社とは違う『桐生建設独自のカラー』を出している。というお話でした。

住学のためにレジュメまで作成されていてとても丁寧に解説して頂いた。
建物のデザインだけでなく「こういった姿勢」にとても刺激を受ける。
(住学を企画されたサトウさんと似たものを感じました。これがホスピタリティー!?)

「自分の個性を出す」とはよく聞く言葉ですが、実践するのは難しい。

それを実践され、結果を出されている桐生さんのお話はとても面白かったです。

自分たちの「色」を発信し続けてきた結果、桐生建設さんは今では、広告や見学会をほぼすることなくともお客様から多くの依頼を受けているそうです。

しかも他社競合はほぼなし。

「桐生さんに家をお願いしたい」という人がネットを介してストレートに依頼してくる。

本当にすごいことだと思いました。

同時に、広告や知名度に頼った営業手法は終わりがきていることをより感じました。

「重要なことはお客様がなんでうちを選んでくれたのかを真摯に伺い、そこを伸ばすこと。」

「自分のやりたいことをやることも大事だけど、お客様がどこに興味を持ってくれたのかを伸ばすこともそれと同じくらい大事だということに近年気づいた。」

という話をしてくださいました。

長くなるので省略しますが、

他にも

・リスクを取ってでもモデルハウスを建てる意味

・社員が気持ちよく働ける環境が大事。その結果お客様に対してより良い仕事が出来る。

・カラーを出すために家具の設計・販売も始めた。

など面白い話が山盛りでした。

桐生建設さんで販売している国産の革張りのソファ。
『色』を出すことへのこだわりを感じた。
(お値段数十万円!勧められたが断念しました(^^;))

…………….

そして、その後の夜はお待ち兼ねの懇親会^^!

「むしろここからが本番!?」

なんて話をサトウさんとスズキさんとしながら乾杯♪

懇親会の内容は、、、

秘密です♪

(隠すことはなにもないのですが文章にまとめきれないため(^^;))

懇親会は本当に面白かったー!

つながりたい人とつながることも出来て早速新しい試みが生まれそうな予感も^^

住学もですが

「意欲があれば誰とでもつながれてすぐになにかを始められる。」

とても良い時代になりましたね♪

住学はこれからも続いていきますしワクワクがとまりません^^!

これを読んでくださっている貴方ともいつかどこかでお会いしましょう♪

※懇親会の様子を書きました!【秘密】「住学」懇親会でのウラ話♪

追伸…………….

サトウさん、スズキさん。

住学に誘って頂き本当にありがとうございました^^!

雪や雨の中、大人数の移動や懇親会の段取りなど本当にお疲れ様です。

お二人のお陰でとても楽しい体験をさせて頂きました。

きっと僕以外のみなさんもみんな楽しく刺激的でまた次回を楽しみにされていると思います。

これからも宜しくお願い致します^^!

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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【秘訣】2018年の積雪から空調を考える。「低温暖房能力」

ゆうです。

前回、ここ数日の異常積雪から「構造」を考えました。
 →【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」

今回は「空調」について考えたいと思います。

グラフは新潟市の日平均気温の推移を示したもの。
赤線(過去4年平均)青線(2018年)が大きく下回っている。

ポイントは「氷点下になっている日が多い。」ということ。

(新潟では例年最低気温が2℃を下回る日は数日しかなかった。
 今年の氷点下の日数は少し異常。→水道管の破裂がそこらじゅうで起きた。)

氷点下になると空調にとってなにが問題かというと、

・エアコンの効率が下がる!
・発揮できる能力が下がる!

ということ。

①効率が下がる。

エアコンはヒートポンプという仕組みで動いています。
簡単に言えば、1の消費電力から4倍とか6倍とかの暖房効果が取り出せる仕組みです。

1の消費電力から1の暖房効果しか取り出せない電気ストーブなどに比べると、環境負荷が少なく経済的です^^

その4倍とかの効率が、外気温が低くなるにつれて3倍とか2倍とかまで落ちこんできます(T_T)

効率が落ちる理由は、


①外気温と設定室温の温度差が大きくなるため(負荷が増すため)
外気温4℃~室温22℃なら差は18℃だが、外気温-2℃~室温22℃だと差は24℃。差が大きいほうがエアコンにとっては辛く効率が落ちる。

②雪が室外機に入り込み熱交換フィンを冷やすため(外気温以上に温度差がつくため)
これは融解熱の影響によるもの。
1kgの氷を溶かすには、1kgの水を80℃まで上げるのと同量の熱量が必要。
氷を溶かすには想像以上に多くの熱量がいる。逆に言えば、雪が解ければそれだけ多くの熱が奪われている。

③エアコンの室外機に霜がつきやすくため。
熱交換フィンが冷えれば霜が付く量が増える。霜取り運転をする割合が増えればその分暖房効率は落ちる。

効率が下がるということは、
暖房費が余計にかかる!ということです。

続いて、

②発揮できる能力が下がる。

エアコンは外気温が低くなるにつれて発揮できる能力が下がっていきます。

先日我が家で購入したエアコン(6畳用)。
暖房能力(外気温7℃時)は最大3.9kWだが、
低温暖房能力(外気温2℃時)は最大2.8kWと発揮できる能力が落ちる。

エアコンを選定する際にはこの低温暖房能力が必要能力以上かどうかを見極める必要があります。



しかし、今後はそれでは不足かもしれません!

僕は「新潟では外気温2℃以下になる時間は多くないため、低温暖房能力が足りていれば良し」と考えてきました。

しかし、この冬で新潟でも数日間連続で氷点下になることがわかりました。

1月末~2月頭の平均気温。
新潟、柏崎ともに2℃~-2℃。
1/24~1/26には平均気温が氷点下である日が3日間続いた。

僕の師匠が行ったエアコン調査から、
外気温-4℃のときの暖房能力は、外気温2℃のときの暖房能力の約60%まで落ちることが分かっています。

また、雪が室外機に付着することを考慮すると暖房能力はカタログの数値からさらに落ちます。

これらを踏まえ、エアコンの選定方法をどう考え直すか。

・まだ2018年冬の途中であること。
・この冬と同様の冬がどの程度の頻度で起きるか明確でないこと
などから、現時点で結論を出すことは出来ません。

しかし、わかっていることはあります。

最悪の事態は

「選定したエアコンで暖をとれなくなること。」

 →寒さから体調が悪くなること。健康を害すこと。

これは、ここ数日我が家はエアコン暖房をしていましたが、特に問題を感じませんでした。
(1日中過ごしている妻に聞いた。)

外気温-2℃ほどでもエアコンで暖を取ることはできた。→OK

ひとまず「問題なし」としておこうと思います。

これは、エアコンを24時間連続運転で使用しているため、部屋の壁や家具などが暖まり蓄熱していた影響が大きいと思われます。

また、室外機の位置が雪が積もりにくい屋根下であることも影響していると思われます。

屋根下の室外機(写真下)。(寝室の室外機(写真上)は雪がかぶっている。)

今後の課題をまとめると、

・暖はとれてもエアコンの効率は落ちているため、暖房費は増える。

・24時間連続暖房でないと暖がとれない可能性がある。

・外気温-2℃以下になった場合はわからない。

もし今後、現在よりも厳しい気象状況が起こる場合には、

新潟では豪雪地以外不要と考えていた「寒冷地用エアコン」の採用が必要になるかもしれません。

※寒冷地用エアコンは、
・低温暖房能力が氷点下-10℃以上でも高いこと。
・室外機にヒーターがついているため霜取り運転が少ないこと。
が特徴だが、その影響で効率は落ちる。
よって必要がない外部条件なら寒冷地用エアコンでないほうが経済的。

いずれにせよ

「新潟の気象条件を加味して空調設備を選定しているか。」

が良い家を建てられるかどうかの分かれ道かもしれません。

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【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」①

ゆうです。

ここ数日、日本海側は数年に一度の寒気に見舞われ、柏崎市では24時間降雪量が全国1位の69cmを観測しました。

柏崎市の積雪は90cm以上と平年の3倍を超えました。
そして、明日も朝までに多いところで60cmの降雪が予想されています。

2/6 19:00時点での積雪の深さ。
多くの地域で平年の2~3倍の積雪となっている。

家を建てる際に行う構造計算には「設計積雪量」を入力する欄がある。

例えば設計積雪量1.5mなら、屋根の上に1.5mの雪が積もっても構造的に問題がないよう計算されるということ。

(構造計算をしていない家はそもそも積雪量の検討はされていない。→△)

市町村ごとに過去の測定から導き出された「垂直積雪量」というものを出しており、それを目安に設計者が「設計積雪量」を決める。

柏崎市であれば、垂直積雪量は1.3m(平野部)。
長岡市であれば、垂直積雪量は2.5m(中心部)。

ただし、雪下ろしを行う慣習のある地方は、
雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算することができる。
(建築基準法施行令86条第6項)

このため、豪雪地を除く新潟県内の住宅はそのほとんどが設計積雪量1mで構造計算されていると思われる。

しかし、現実は雪下ろしを想定していない家がほとんど。(屋根に上がるすべ無し)

新潟県垂直積雪量運用基準には、
雪下ろしによる低減は「速やかに雪下ろしが可能な形状の建築物に限り適用するものとする。」と書かれている。(※基準であり、義務ではない。)

近年は積雪が少ない年が続いたこともあり、雪への関心は薄くなっていたように思う。

そもそも設計士から「設計積雪量は○mでよいでしょうか。」という話をされていない方がほとんどだと思われる。

安易に積雪量の低減をすると数年~数十年に一度の異常時に大変なことになる可能性がある。

今一度、設計積雪量の設定の重要性を啓蒙していきたい。

「あなたの家の設計積雪量は何メートルですか?」






「あなたの家はどれほど雪が積もっても大丈夫ですか?」


「必ず垂直積雪量で設計すべき」というわけではない。
垂直積雪量は過去の積雪量から算出されたもののため、現実に即していない場合もある。(→オーバースペックになってしまう。)

設計積雪量を上げるということは、それに耐えるための柱・梁や壁の量を増やす必要があるということ。
 →間取りの制約が増えるということ。

雪への耐性と間取りの優先順位のバランスを考え、建て主の要望を踏まえて設計積雪量を決めることが重要になる。

【関連記事】…………….

【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」①

【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」②

【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「雪庇・カーポート」

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【秘訣】家づくりは非日常。しかし家は、、。

「家づくり」は多くの人にとって初めての体験だと思う。

結婚式のように『非日常』体験ということ。

結婚式のように「ソフト(思い出)」の体験は非日常を非日常として楽しんでいい。

家を提案する側としては、家づくりも本当は「非日常として楽しでもらいたい。」と思っている。

しかし、そこには注意点がある。

それは「家づくり」は非日常だが「家(暮らし)」は『日常』だということ。

新築も築2年頃までは非日常感はあるだろう。

今までのアパート暮らしでは出来なかったことが出来る日々。

新築祝いに両親や友人が遊びに来ることもあり、家づくりのときのワクワクした余韻がまだ残っている。

そしてその後、家(暮らし)は日常になる。

革製の靴が自分の足になじむように。

カップルが交際期間を経て、結婚して夫婦になるように。

新入社員が経験を積み、中堅社員になるように。

『家は日常である。』

ということを家づくりのときに意識していることが重要。

具体的に言えば、

「この追加オプションは本当に自分たちにとって必要なのか。」

「客間は必要なのか。」

「リビングは20帖以上必ずいるのか。」

家づくりで叶えたい『夢』はあると思う。

それを叶えることはとても素敵なことで応援したいこと。

ポイントは

「本当に本心から叶えたいと思っているかどうか。」

それは自分自身にしかわからない。

家づくりは急ぐ必要はない。

例え候補の土地が他の人に取られようとも。

「今が金利の底ですよ。」と言われようとも。

ゆっくり自分の心の超えに耳を傾けて、

家づくりの『非日常と日常のあいだ』を行ったり来たりするのを愉しみながら。

自分たちの家族のペースでゆっくりまったりじっくりと進められれば良い家が出来ると思います。

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エッセイ。「家づくりの転換期。訪日外国人と出国日本人。」

家づくりにおいて「大きな道しるべ」になりたいと思う。

経済的、物質的な満足度のものさしから、少し離れたものさしで考える家づくりを。

それが、豊かな家族、豊かな地元、そして豊かな日本の未来を作ると信じて。

この本文の内容は特に、
「これから家を考える僕と同世代以下(30代以下)」に当てて書きたいと思う。

日本は今、大きな価値観の転換期にきている。

東京オリンピックが控えていることもあり、

ここ数年「世界を」「日本を」紹介するテレビ番組が急増している。

上の表が示すとおり、
訪日外国人の数は2011年頃から年々1.2~1.4倍ほどのペースで増えてきている。

面白いのが、出国日本人の数は変わらず横ばいだということ。

これは「状況の変化」に対して「変化への対応」に時差が生じているということを示している。

(端的に言えば、世界的な状況の変化に日本人の行動が遅れているということ。)

これから、海外の人の様々な価値観、生活様式、文化などが海外から来る観光客とともに、その観光客向けのビジネスが増えていくと共に浸透していく。

それらがある程度浸透したのち、出国日本人数も増えていく。

そして、海外の価値観を体感し、「幸せのものさし」が変化していく。

物質的な豊かさを重視するものさしから、精神的な豊かさを大切にするものさしへ。

「社会(まわり)と比べる幸せ」から、

「個人の絶対的な幸せ」に変わっていくと言ってもいい。

「人からどう思われるのか、思われたいのか。」

ではなく、

「自分にとっての幸せ」

を大切にする世の中へいずれ日本も変わっていく。

ただ、世界の変化に比べると日本の変化は遅い。
(島国、単一民族の弊害。)

今の中国を見ると思うことがある。

「アメリカや欧州は、1980年代の日本を見てこういう感情を抱いていたのかな。」と。

人口を武器に経済成長する。

それは、極端に言えばどの国でもいつかは起きる。

大切なのは『その先』なんだろう。

アメリカはあれこれしながら世界の経済の中心で居続けている。

それはそれでとても素晴らしくありがたいことだ。
(アメリカにとっても世界にとっても。※経済的な話)
(しかしもはや「国」ではないのかもしれないとも思う。)

かたや、北欧などでは『経済的な発展の先』を見つけられているように思う。

『自然や家族との幸福な暮らし』を第一に考える。

それが叶えられる国のシステムが整備されている。

そのシステムを作れた理由は「まず国民がそのシステムを願ったから。」

日本は今はその前のステージ。

「国民が自分たちの幸せをどう絵描きたいのか。」

それをみつけるステージ。

それがみつからなければ国のシステムは変わりようがない。
(一部の人が絵描いても「絵に描いたモチ」になってしまう。)

少し違うかもしれないが「プレミアムフライデー」もまさに「絵に描いたモチ」だろう。

僕はそういう取り組みはとても良いことだと思う。トライに対しては大賛成。

しかし、国民の価値観が「なぜそれをするのかを理解できていない。」

なんのために休みをとるのか。

経済のためなのか。家族と過ごすなど一人ひとりのQOLの向上のためなのか。

はっきり言うと、国民が個人でその目的を絵描ける力はまだ日本人には備わっていないように思う。

日本人にはまだ「国民が一丸となって進むべきスローガン、大義」のようなものがないといけない。

みんなが一致団結して一歩を踏み出せるような大きな目的、土壌(ムード)がないと日本人は動けない。
(東日本大震災復興・東京オリンピックなど)

別にそれを悲観したいわけではない。

なにが言いたいのか要点をまとめると、

「まわりの人に流されて、既存の価値観に流されて、なんとなく家を建てていては、将来の幸せに結びつかない時代、状況に変わってきている。」

「自分や家族のために、もっと個人の価値観・幸福感を真剣に長期的なスパンで考えなおすことが必要になってきている。」

ということ。

国とか大きな話を持ち出したのは、家が30~60年ととても長いスパンで影響を持つため。

(家ではなく「住宅ローン」と言い換えてもいい。)

そして、これから30~60年の間に日本を取り巻く状況は想像できないほど大きく変わる。

それは経済も価値観も。

端的に言えば、
収入や日本経済は頭打ちになっていく中で、日本人は「なにに次の幸せを感じていくのか。」を個人が探し、答えを出していかなければならない。

収入の量はある程度しょうがない。

日本の状況を考えある程度「受け入れる」という姿勢も大事だろう。

もちろん人と比べてもしょうがない。

しかし「支出」の量は調整できる。

将来をある程度だが予測、計算することもできる。

避けたいのは、

「現時点での価値観で家を建てたが、何十年後かに価値観が変わった。しかしローンもあり、価値観にそぐわない家に暮らし続けなければならない。」ということ。

言い換えれば、
「収入は減り、物価は上がり、物より体験にお金を使いたいのに、借りすぎた住宅ローンで身動きがとれず幸せを感じられない。」ということ。

(これは「最悪」を想定した場合ですが、該当する人は少なくないのではないでしょうか。)

(前置きが長くなりすぎました。)

そのなかで『家づくりをもう一度見直す。』

新築に無理にこだわらない、広さも必要以上に求めない、

「子育て中の今」だけではなく、「30~60年後」までを見通した家づくりを。

僕はこれまで『旅』にはお金も時間もたくさんかけてきた。

住宅設計と同じくらい大切にしたいものが『旅』だ。

世界を旅していろいろな価値観・幸福感を体験してきた僕にだからこそできる視線、提案を。

「家、暮らしはどうあるべきか。」

「時代、幸福感はどう変わるのか。」

複雑なことほどシンプルに考えればいい。



『必要十分。』

エスネルのEに込めた「Enouth(十分な)」のとおり。

その必要十分とはなんなのか、どこまでなのか、を設計士は悩み考え提案する。

そして住まい手の価値観と融合させ『家』という形に仕上げる。

設計士には、間取りを考える力などの技術の前に、

『体験』、『思想』、『予測力』

などの基本的な能力が必要だと考えている。

もちろん僕も至らないことはたくさんあるが、日々悩み体験し考えを深めていきたいと思っている。

『建て主にとって本当に幸せな家(暮らし)とはなんなのか。』

建て主が自分自身でも気がついてないところまで掘り下げて話し、提案することを心がけていきたい。

建て主家族のため。ひいては日本の未来のために。

それを常に意識し精進していこう。

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いなか日記。69『仲間とスノボ&家族で節分。』

ゆうです^^

2月3日は節分、4日は立春でしたね。

暦の上ではもう春。最近日も徐々に長くなってきました。

立春の陽気の良い日に仲間家族とみんなでスノーボードに行ってきました♪


仲間家族合計9人で子供の連れて『雪だるま高原 キューピットバレイ』へ。

「キューピットバレイ」は僕らの地元の柏崎から近く、小さい頃からよく行っているスキー場。

知名度の高い湯沢エリアと妙高エリアのほぼ中間にあるため、そこまで混雑もしていないので家族連れにはおすすめのスキー場です^^
豪雪地帯で豊富な積雪があり雪質も抜群♪

出発前、仲間に落書きされた凍る双太郎。

7時柏崎発!スノボは1年ぶり。息子が生まれる前にみんなで行ったのが懐かしい。

着いたー!早速リフトへ。

気持ちいいー!!

ゴンドラの中ってお互いの距離も近くて半密室で独特の空気感がある。
そんな空間でするちょっとプライベートな話なんかもスキーの醍醐味?
お互いの家族の話や仕事の話。
お酒はないけどつもる話はたくさんある^^

天気は最高!景色も最高!
条件がそろえばゲレンデトップから日本海が望めるらしい♪

みんなでお昼休憩^^
シーズンパスを買っている友人がガチャランチなるものを教えてくれた♪

みんなで挑戦♪
味噌ラーメンだったり、ビーフカレーだったり、タレカツ丼だったり。
それぞれポテトやドリンクバーが着いていて1000円以上分の券が当たりました。
子供たちも楽しそうでなにより^^

キッズパークで遊ぶ友人の子供たち♪
お菓子作りしたり滑り台で遊んだりそりしたり。
来年はうちの息子も混ぜてもらおう^^

午後はまったりゆっくり景色を眺めながら。

久しぶりのスノボは最高に楽しかった!
このあと入った雪だるま温泉も最高だったね♪

来年はみんなで泊まりで行こう^^!

(息子と留守番してくれた相方には感謝。来年からは家族で行こう!)

おまけ…………….

3日は家族で豆まきをしました^^

義母手作りの鬼のお面をかぶって息子も一緒にみんなで「鬼は外!福は内!」

義母特製の恵方巻き。
毎年の恒例だったが子供が生まれると張り合いが出る。
季節の節目を家族や仲間で楽しみながら豊かに暮らしていきたい。

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『建築』というダイナミズム。建てるという行為。

『建築』という行為はとてもダイナミックだ。

先日、その行為の大きさに感動する出来事があった。

ある場所に設計した家がもうすぐ完成する。

その敷地はもともと田んぼで既存の住宅地からも少し離れた場所にあった。

敷地の前はとても開けていて、その奥には新潟を代表する雄大な山々がそびえている。

自然の中に自然と共に建つ家。

その田んぼを埋め立てて家を建てた。

先日足場がはずれ、外観はほとんど完成状態に仕上がった。

その姿を初めて見たとき、

『数ヶ月前、なにもなかった場所に建物が建つ。』

というスケールの大きさに圧倒された。

今まで何棟も家を建ててきたが、ここまで強く感じたのは初めてだった。

なにもなかった土地に大きな建物が建つ。

なんとダイナミックなことか。

そして、そこに何十年と暮らし続ける家族ができる。

ハードだけでなく、ソフトを見てもとても大きな行為だ。

「建築とはなんてダイナミックな仕事だろう。」

改めて感動した。

この仕事をしていることに誇りを感じた。

そして、その責任を強くかみ締めた。

そうした家々がやがて『風景』となる。
100年後の人が見たときに「いいな。」と感じるものを造っていきたい。

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わくわくプロジェクト。07『質問トーク!(プレリリース)』

ゆうです^^

久しぶりのわくわくプロジェクト。

『質問トーク(仮称)』という企画(遊び)を考えています^^

単純に相手にいろいろ質問してみてそれを動画にまとめて発表するというもの。

目的は「面白いことやってるな!この人応援したいな!」という人のPR^^

『まだマイナーだけど面白いこと、良い仕事をしている人』にどんどん光が当たっていけば、世の中もっと楽しくなるはず♪

いろんな質問に答えてもらうことで「その人の人柄がより伝えられるといいな」と考えています。

第一弾は僕^^

先日、相方に撮影してもらいました。

まだ途中で編集もしていないのでラフカットをひとつプレリリース♪

これから様々な人に質問していくことで、

僕もその相手のことが良く知れてより仲良くなれて、

動画を見てくれた人もその人のことに興味を持ってもらえたらいいなと思っています^^

プレリリース動画はこちら♪(ためし)

話の中に出てくる「米山」とは、地元柏崎にある標高993mの山で冬の雪化粧がとてもきれいです^^

正面が米山。雪が降ったあとの晴天の日はとてもきれいで感動する。

平成6年に発行された「柏崎ふるさとかるた」
僕の絵が選ばれた。書いたのはもう20年以上前。
句は「春を呼ぶ 米山さんの 鯉姿」
(友人がわざわざ柏崎青年会議所まで写真を撮りに行ってくれた!感謝!)

「質問」は僕が考えたものもあれば、相方が考えたもの、本や人から参考にさせてもらったものなどなど。

何気ない回答の言葉と言葉のあいだにその人固有の人間味のようなものが出ると思っています。

文章や写真では伝わらない、リアルでも普通に接しているだけではわからない部分を表現できたらいいなーと^^

それがこれからの時代に価値のあるものなんじゃないかなーと。
(AIやロボットなどに代替されないもの)

今考えている質問は、

「最近ハマっていることは?」

「最近楽しかったことは?」

「最近感動したこと、泣いたことは?」

「最近怒ったこと、イラっとしたことは?」

「最近感謝したことは?」

「好きな言葉、格言は?」

「尊敬する人は?」

「奥さん(旦那さん)の尊敬するところ、好きなところは?」

「人生を変えるほど影響を受けた本、映画、テレビは?」

「今まで生きてきてすごいなと思った人は?」

「先生から刺激を受けたこと、思い出は?」

「小学生のときに得意だったことは?」

「理想の男性像は?」

「理想の女性像は?」

「仕事で嬉しかったことは?」

「あなたにとって仕事とはなに?」

「あなたにとって人生とはなに?」

「人生で一番大事にしたいことは?」

「今までの一番の失敗は?」

「今までの一番の後悔は?」

「今までの一番のラッキーは?」

「今までの一番の決断は?」

「挑戦したいこと、していることは?」

「誰にでも会えるとしたら誰に会いたい?」

「音楽を今後一曲しか聴けなくなるとしたらなにを選ぶ?」

「好きな女性芸能人は?どこが好き?」

「1年間、有給があったらなにをしたい?」

「今まで一番、時間とお金を使ってきたことは?」

「あなたにとって理想の毎日とは?」

「この人生でやりたい大きな夢は?」

「70歳になったらどこでなにをしていたい?」

「死ぬならどこでどんなシチュエーションで?」

あなたの答えはなんでしょうか^^
いつか聞くかもしれません♪

日本海と米山。いつもの秘密のビーチから。
今日は立春。晴れの日が増えるにつれ春の近づきを日に日に感じる。